まつこさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

まつこ

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ロゴパグ(1963年製作の映画)

3.6

伊・仏合作のオムニバス。ロゴパグは監督の頭文字を取ってつけたそうな。

純潔 ロベルト・ロッセリーニ
いやらしい視線を送り続けるめんどくさいオッサンに目をつけられたCAアンナマリーアの悲劇。こんなおっ
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

3.6

図書館の在り方と共に知るNYの今。歴史を保管し未来を育てていく役割がワークショップや会議を通して語られる。

図書館って貯蔵庫なだけじゃないのね。コンサートなどの文化的な関わりはわかるけど日本の市役所
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真白の恋(2015年製作の映画)

4.2

雪降る富山で見つけた真白ちゃんの初恋。

ポスターが素敵でずっと気になっていた本作。雪のように純白で儚い恋のお話でした。駆け引きなんか知らなくてただ胸の奥の高鳴りを大事にしていたあの頃。懐かしい感覚が
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ビューティー・ボーイズ/美しき少年たち(2020年製作の映画)

3.4

私はドラァグクイーンの輝きというか真っ直ぐさに胸を打たれることが多いのですが今作でも魅力的な彼女と繊細な兄弟のやりとりに持っていかれました。場の空気を変えられる力ってすごいよねぇ。

昔オカマバーのマ
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私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

4.0

思い出すと恥ずかしくなるアオハルの記憶。無謀なことも仲間がいればなんとかなると思っている女子高生の無敵感。彼らの世界は無限大のようで狭い。とても瑞々しい作品だったなぁ。甘っちょろさと現実の間で揺れる様>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.8

キレッキレのエンタメ。ハイスピードで煽ってくる皮肉とモノマネショーで笑わせてもらった。編集が効いてるねぇ。マネーショートより好き!一回終わろうとするとことか謎の彼の使い方とか楽しかったなぁ。見たことな>>続きを読む

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

2.3

なんでミュージカルにしたんでしょう?ミュージカルあり気の企画だったのかな?

オープニングまでの掛け合いとダンスは好きな感じだったのですが…長く感じてしまいました。時々笑ってはいけない福田劇場になって
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夫婦フーフー日記(2015年製作の映画)

3.6

死んだヨメが出てくるファンタジーなのにとても現実的な作品だった。

希望が現実を隠してしまうのを私はよく知っている。みんなわかっていないわけじゃない。否認することで今日を終えている人たちがいる。真実を
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アウステルリッツ(2016年製作の映画)

3.6

言葉は最低限。

強制収容所の中を見ながら当時のことを教えてもらえちゃう的なお気軽なものではなかった。ただただ定点カメラが観光客を映し出す本作。教育テレビや旅番組じゃないからそれでいいのかもしれない。
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靴職人と魔法のミシン(2014年製作の映画)

3.0

ただ食いしちゃうとことかモヤっとするけどダスティンホフマンの笑顔にほっこりした。

国葬(2019年製作の映画)

3.6

終盤の音に本気でビビった。

タイトル通り群衆が映っていた。本当に悲しかったの?って疑いながら見ていた。国民にあんなに呼吸や心臓が止まるまでを伝えてどれだけの人が理解できるのか。全てが作り物のよう。…
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ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

3.0

社会人になってお下品さが和らいだべラーズ。ピッチパーフェクトだけどそうじゃない感じもあった。もう何でもありやないか!エイミーの活躍が見れたから個人的には楽しかった。ソーセージヌンチャク最高!

結婚式
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菊とギロチン(2016年製作の映画)

3.7

理想と現実。主義と女相撲。性と暴力。
差別のない自由な世界で生きたい。
絶望は滅亡じゃない。

不器用なまっすぐさ。ズタボロになる熱量。思ったよりもあっと言う間だった。女相撲についてわかるのかと思って
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

華やかなエンタメ。最後までドキドキしながら見守った!自分とあの人を重ねて見てしまったから余計にドギマギした。救急車が来ているのにノリノリなダニエルクレイグにきゅん!夜ご飯食べて寝る前のひとときにはちょ>>続きを読む

ロマンスドール(2019年製作の映画)

2.9

大人な人形を造っている男の話。空気人形ってもうないのか。あのロマンスはもう起きないのか。

ファンタジーというか綺麗になりきれないからか刺さってこなかった。職業についても、夫婦にしても、彼女の抱えた嘘
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マン・オン・ワイヤー(2008年製作の映画)

3.6

ザ・ウォークの色んな場面が結びついた。改めて考えても「ようやったね:(´◦ω◦`):」って気持ちでいっぱい。撮り方も面白くて見やすかった。ただザ・ウォーク見る前に見たかったかなぁ。エッジの効いた彼に惹>>続きを読む

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.3

ノスタルジー全開のファンサムービーだった。

時代が追い越しても掲示板のXYZが健在なのに胸が熱くなった。エンドロールが一番響いた気もするぐらい敵はショボいんだけど往年の曲に合わせて暴れる冴羽獠が見ら
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イマジン/ジョン・レノン(1988年製作の映画)

3.4

ジョンレノン入門書のような作品だけど音楽が彩を与えている。今回改めてヨーコを好きになれない自分と向き合った気がした。結婚した今ではまた違う感情が込み上げる。ただのジョンで居られるのがヨーコの隣だったの>>続きを読む

スコア(2001年製作の映画)

3.2

名優の金庫破りが見られる作品。手堅いがこの役者を揃えておいてかなり地味なのが勿体ない。個々のやりとりは最高なのにな。映画より舞台でこの三人のやり取りを堪能したいと思うほどミニマム。その方がより緊迫感が>>続きを読む

シューマンズ バー ブック(2017年製作の映画)

2.0

普段はあんまりカクテルを飲まないから彼のことは知らなかった。(でもbar showの彼を見ていたら会ったことがあるような気もしてきた…)ポールスミスじぃさんみたいなイケオジなチャールズ・シューマン氏が>>続きを読む

ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

3.7

順風満帆なコラムニストが半生を振り返る。家族とは、幸せとは。大嫌いな父親から見えてくる自分の姿。

これが実話なのが辛い。お腹をすかせた子が一人でソーセージ茹でるのも、火だるまになるのも、何もかも見て
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

切ない!ゾンビが苦手な私も楽しめた!コーヒープリンスでは毎晩泣いては止まらなくて寝不足で仕事に出ていたことを思い出した。今も健在なコンユの麗しい佇まい。でもそれ以上にマ・ドンソク兄貴に胸が高鳴る。

あの日の声を探して(2014年製作の映画)

3.8

チェチェン紛争を下敷きに繰り広げられる群像劇。冒頭から眼を背けたくなる場面が連なる。家族をロシア兵に殺され孤児のごとく彷徨う少年の眼差しが苦しかった。そんな彼が踊るシーンがお気に入り。少年を助けようと>>続きを読む

ロイヤルコーギー レックスの大冒険(2019年製作の映画)

2.8

こうやって見ると英国王室って寛容だよな。現代の皇族パロディってパッと思い浮かばない。知らないだけなのかな。今は特にセンシティブ過ぎる気もするけど。あんまりコーギーたちが可愛くないというか意地悪に見えて>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

3.0

出だしが最高潮!レベルウィルソン大好き!お尻の鍵🗝に笑う。

影踏み(2019年製作の映画)

3.4

昔の縁からまさやんに頼もう!と思ったらしいけど…優男がハマる分、凄みが似合わなくてゾワゾワした。根っからの悪人じゃないってことなのかな。月とキャベツのまさやんは最高にカッコイイんだけどなぁ。悪女になり>>続きを読む

クィーン(2006年製作の映画)

3.5

ダイアナさんが亡くなったあの日の皇室。もう少し柔らかさがあってもいいのかな。あの頃はスキャンダラスなイメージしかなかったけど大きくなって色々知るとそうなっても仕方ないよねってまた違う感情が込み上げた。>>続きを読む

クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993年製作の映画)

3.4

うそんこのアクション仮面。迷い込む駄菓子屋さんまでの描写が好き。バカバカしい対決のゆるさに反してパラレルワールドで展開するこの攻め方が好き。説教くさいアニメが増えたよなぁ。禁止しなくても大人になれば人>>続きを読む

しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

3.5

劇的なことじゃなくても小さな一歩が明日を変える。寂しい心を重ねても二人が清らかなまま終わっていくのが心地よかった。だからこそパトリシアの夜の生活は見たくなかったかなぁ。対比だとしても個人的にはあそこは>>続きを読む

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.0

二度と会えないかもしれないと思いながら心で探る相手の鼓動。宗教とか置いといて頭の悪そうなラブロマンスにしてくれたらもうちょっと楽しめた気もする。マカヴォイが挑発されて身体を重ねるところは好き。

ANIMA(2019年製作の映画)

4.0

15分があっという間に過ぎた。電車の中のダンスが好き。出だしのNマークに吸い込まれそうでドキドキした。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.3

やっと見た。どぎついことも可愛らしい子供たちと音楽がポップに変える。笑いあり、涙あり、絶望を希望に塗り替える。優しい愛に溢れた物語だった。この映画もプロパガンダじゃないのって思っちゃう心は置いといてエ>>続きを読む

氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)

3.3

恥ずかしながら彼を知りませんでした。競技ではなく芸術としてのアイススケート。バレエとの融合。今に影響をたくさん与えたのだろうなぁ。生演奏での演技には心が躍りました!まさに一期一会!強者たちの化学反応に>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(1997年製作の映画)

3.6

みさえとひろしのデュエットが最高!全く覚えてなかったけど「たまゆら!たまゆら!」のリズムは覚えていたから音楽ってすごいなって思う。中村珠緒は元気なんだろうか。エンドロールのひまわりがどれも可愛い。財津>>続きを読む

ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.6

日記が見つかるまで世に出なかったヴィクトリア女王晩年期の秘密。目を吊り上げながら貪るディナーや大雨茶会には笑った。威厳があるのにとってもチャーミングだったなぁ。さすがジュディデンチ!綺麗にまとまっては>>続きを読む