maverickさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.1

2023年のアメリカ映画。『オリエント急行殺人事件』、『ナイル殺人事件』に次ぐケネス・ブラナー監督・主演のエルキュール・ポアロシリーズの第3作目。原作はアガサ・クリスティ作『ハロウィーン・パーティ』。>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

4.3

2020年の韓国映画。飛行機内で発生したウイルステロの恐怖を描くパニックスリラー。


想像以上の面白さ。終始緊迫感に包まれ、ハラハラドキドキが止まらない。リアリティ溢れる内容に、これが実際に起きたら
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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

4.1

2017年のフランス映画。監督・脚本・主演は『真夜中のパリでヒャッハー!』のフィリップ・ラショー。


アイデアが秀逸だし、笑いのキレも最高。様々なパロディでも楽しませる。フィリップ・ラショー監督と、
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.3

2021年のフランス映画。監督・主演は『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』のフィリップ・ラショー。アメコミ・ヒーロー映画をモチーフにしたコメディ作品で、コロナ禍のフランスでN>>続きを読む

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

4.1

2021年のイギリス映画。第二次世界大戦におけるイギリス軍の「ミンスミート作戦」を描く物語。


ベン・マッキンタイアー著書による『ナチを欺いた死体 英国の奇策・ミンスミート作戦の真実』を基に忠実に映
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

4.0

ピクサー・アニメーション・スタジオ制作による短編映画。2009年公開の『カールじいさんの空飛ぶ家』のスピンオフ作品であり、Disney+で配信されている『ダグの日常』シリーズの最終作となっている。『マ>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.5

ピクサーの27作目の長編映画。2023年公開。


火・水・土・風のエレメントが共に暮らす都市が舞台であり、火のエレメントであるエンバーと水のエレメントであるウェイドの心温まる物語。さすがピクサーと
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バビロン(2021年製作の映画)

4.7

2022年のアメリカ映画。監督は『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル。主演はブラッド・ピットと、マーゴット・ロビー。


ゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代のハリウッドが舞台。サイ
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.7

2023年のアメリカ映画。M・ナイト・シャマラン監督最新作。


良くも悪くもシャマランらしい作品性。B級映画テイストなのは相変わらずだ。前作『オールド』が結構良かったので期待もしたが、あちらと比べる
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ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

4.1

2023年Netflix配信のアメリカ映画。『メリー・ポピンズ リターンズ』のエミリー・ブラントと、『キャプテン・アメリカ』シリーズのクリス・エヴァンスの共演作。監督は『ハリー・ポッター』シリーズのデ>>続きを読む

ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

4.1

2019年のアメリカ映画。主演は『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート。


上質な人間ドラマ。テロによる爆破で母を失った少年が、自責の念に囚われつつも成長してゆく姿が描かれる。絵画を中心とし
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

5.0

ウォルト・ディズニー・カンパニーの100周年を記念した、9分間の短編映画。ディズニー100周年の日である10月16日よりディズニープラスにて配信された。


ディズニー好きには感涙の出来。わずか9分の
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

4.0

ディズニーのアトラクション「ホーンテッドマンション」の映画化。2003年の同名作品のリブート作品でもある。2023年公開。


テーマパークのアトラクションが基になっているため、怖さはほとんどない。デ
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ザ・ウェイバック(2020年製作の映画)

4.2

2020年のアメリカ映画。ベン・アフレック主演作。


主人公の元バスケットボール選手が、母校のコーチを務めることで自身を再生してゆく話。アルコール中毒の男をベン・アフレックが熱演。失意の中でボロボロ
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ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.1

2010年の韓国映画。キム・ギドク監督の助監督であった、チャン・チョルス監督の長編映画デビュー作。大鐘賞で新人監督賞、大韓民国映画大賞で主演女優賞と新人監督賞を受賞した。


評価が高く、知名度もある
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きみに伝えたいこと(2021年製作の映画)

4.3

2021年のアメリカ映画。デンゼル・ワシントンの4度目の監督作。主演はマイケル・B・ジョーダン。


原作はダナ・カネディが2008年に発表した自叙伝『A Journal for Jordan: A
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.3

2020年のボスニア・ヘルツェゴビナ映画。第93回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作。


1995年に起こったスレブレニツァの虐殺が題材。こんなことが行われていたのかと胸が苦しくなる。ナチスのユ
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アワ・ボディ(2018年製作の映画)

4.0

2018年の韓国映画。女性監督ハン・ガラムの長編デビュー作。主演は『金子文子と朴烈』のチェ・ヒソ。


ハン・ガラム監督の韓国国立映画アカデミー卒業制作作品ということもあり、とてもチャレンジングで野心
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連鎖(2018年製作の映画)

4.0

2020年の韓国映画。知的障がいを持つ青年を通し、社会の理不尽さを問う作品。監督は本作が長編初監督の キム・ジョンシク 。2018年釜山国際映画祭正式招待作品。


主人公ソックを演じるのは、ドラマ『
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バトル・オーシャン 海上決戦(2014年製作の映画)

4.0

2014年の韓国映画。観客動員数は1760万人で、韓国国内での歴代観客動員数の第1位。秀吉の朝鮮出兵による日本水軍と朝鮮水軍との戦いである、鳴梁海戦を描いた物語。韓国で'聖雄'として尊敬されるイ・スン>>続きを読む

ドリーム 狙え、人生逆転ゴール!(2023年製作の映画)

4.1

2023年の韓国映画。監督は『エクストリーム・ジョブ』で観客動員数1600万人を記録したイ・ビョンホン。2023年4月26日に韓国で公開され、公開3週目で観客動員数100万人を突破した。


感動と笑
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バレリーナ(2023年製作の映画)

4.5

2023年の韓国Netflix映画。主演は『バーニング 劇場版』のチョン・ジョンソ。監督は『ザ・コール』のイ・チュンヒョン。


『ジョン・ウィック』を彷彿とさせる、ハードでスタイリッシュなアクション
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.1

2022年のアメリカ映画。主演兼、製作はトム・ハンクス。監督は『ネバーランド』のマーク・フォースター。2015年のスウェーデンの映画『幸せなひとりぼっち』のハリウッドリメイク作品。


オリジナルを踏
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ありふれた悪事(2017年製作の映画)

4.2

2017年の韓国映画。1987年の軍事政権末期の韓国を舞台に、正義とは何かを問う社会派サスペンス映画。モスクワ映画祭で、主演男優賞と最優秀アジア賞の2冠を達成した。


韓国映画らしいヘビーな内容。国
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.2

2023年にNetflixで配信された短編映画。監督は『グランド・ ブダペスト・ホテル』のウェス・ アンダーソン。主演をベネディクト・ カンバーバッチが務める。原作は「チャーリーとチョコレート工場」 >>続きを読む

小公女(2017年製作の映画)

3.7

2017年の韓国映画。監督は1985年生まれの新鋭女性監督、チョン・ゴウン。本作で大鐘賞、青龍映画賞、 釜日映画賞の新人監督賞をそれぞれ受賞するという快挙を成し遂げた。


本国での評価はすこぶる高く
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シンデレラ(2021年製作の映画)

4.3

2021年のアメリカ映画。有名なおとぎ話を現代版として大胆に改変。監督・脚本は、『ピッチ・パーフェクト』シリーズの脚本家ケイ・キャノン。主演はカミラ・カベロで、本作が映画初出演になる。


現代版との
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

4.2

2017年のフィンランド映画。第二次世界大戦中の1941年から44年にかけて、フィンランドとソ連の間で戦われた継続戦争を描いている。母国フィンランドでは史上最も動員された映画となった。


フィンラン
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世宗大王 星を追う者たち(2019年製作の映画)

4.3

2019年の韓国映画。朝鮮王朝第4代王世宗と、天才科学者チャン・ヨンシルとの熱い友情を描く感動作。『シュリ』以来20年ぶりの、ハン・ソッキュとチェ・ミンシクの共演も大きな話題となった。監督は『八月のク>>続きを読む

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲(2018年製作の映画)

3.9

2018年に公開された『ジョニー・イングリッシュ』シリーズの3作目。


前作よりもさらにパワーアップし、内容を除けば007シリーズと遜色ないところまで来ている。お馬鹿さはそのままに、スタイリッシュさ
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

4.1

2022年に公開された、『怪盗グルーシリーズ』の5作目。時系列としては『ミニオンズ』の続編になる。


前回の『怪盗グルーのミニオン大脱走』はイマイチだったが、本作は面白さが戻ってきて安心した。ミニオ
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

4.2

2015年のアメリカ映画。監督、脚本、製作に加え、主演も務めるジョエル・エドガートンの意欲作。


新しく越してきた先で、夫が学生時代の同級生と再会。彼から度々贈り物が届くようになる。若干の違和感を感
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.1

2022年のアメリカ映画。監督はスティーヴン・スピルバーグ。第95回アカデミー賞では7部門でノミネートされた。


スピルバーグの自伝的作品。両親とのこと、学校でのいじめのことなど、事実とは若干異なる
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

3.8

『怪盗グルー』シリーズの第3作目。2017年公開。


結婚したグルーとルーシー。さらにはグルーに生き別れの兄弟がいることも判明。ルーシーの母親としての奮闘物語と、グルーとドルーの兄弟愛が作品の軸にな
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裸の銃を持つ男PART33 1/3 最後の侮辱(1994年製作の映画)

3.8

1994年に製作された、レスリー・ニールセン主演のコメディ映画『裸の銃を持つ男』の3作目。本作がシリーズ最終章。


1作目、2作目をだいぶ昔に観て、今回ようやくの完遂。今観ても結構笑えて、それなりに
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.3

2022年のアメリカ・イギリス合作映画。『オリエント急行殺人事件』に続き、監督であるケネス・ブラナーがエルキュール・ポアロを演じるシリーズ第2作。原作はアガサ・クリスティの1937年の小説『ナイルに死>>続きを読む