まほにさんの映画レビュー・感想・評価

まほに

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食われる家族(2019年製作の映画)

2.9

得たいの知れない違和感と共に徐々に家族が蝕まれていく導入が良かった
こういう誰のどの言い分が正しいのか惑わせてくるような話は割と好き
ただ蝕んでくる相手の存在は違う方がよかったかな…少し醒めたので…
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

3.5

クリスマスらしくロマンに溢れていてワクワクして童心を思い出す
信じることの大事さを教えてくれる
基本3DCGアニメが苦手ではあるんだけど、むしろCGじゃないと作れなかった映像でその辺り見応えがあった。
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サッドムービー Sad Movie(2005年製作の映画)

2.8

タイトル通り悲しい別れのオムニバス
なのでエンディングを想像し身構えたからかあまり感動は出来ず
四組もあるのでそれぞれの話が薄まり感情移入もし辛かったとこもある
別れさせ屋のカップルと着ぐるみカップル
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ローンウルフ 真夜中の死闘/レイト・フェイズ(2014年製作の映画)

2.9

盲目の退役軍人が満月の夜に狼男のような怪物と対峙する
ストーリーは少し粗いが至ってベタでそこまで悪くはない
ただ狼男が生まれた経緯は知りたかった
狼男のチープ感はきっとザラザラなアナログ画質だったら丁
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パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

3.8

アルジェリアで女性として生まれただけで奪われた自由があった
どんな困難の前でも自分を持ち続ける姿が強くてカッコいい
抑圧された生活の中で友達同士で自由を謳歌して過ごす姿は眩しいほど輝いていて一際美しか
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.7

宗教の教えを軸に大事なことを今一度思い出させてくれる
終盤訪れる晩餐のシーンがとにかく良い
不安たっぷりな挙動から段々と心が解れていくのが見てとれる
未知の料理に怯える村人たちが微笑ましくもあるし共感
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活きる(1994年製作の映画)

4.0

喜びと悲しみが表裏一体に存在する
政治によって国民の命運がいとも簡単に変わってしまう綱渡りの時代
それでも生きていくしかない力強さをエネルギッシュに感じる
そんな中、湯気が上る食事の温かさが尊く身に沁
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.6

歴史に疎いので理解出来るか不安ではあったけど、そんな心配いらないくらい引き込まれる。
目で語るイ・ビョンホンの演技は流石でこちらまで緊迫感がひしひしと伝わってきた
濃密な内容を二時間にまとめられていて
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バーズ・オブ・パラダイス(2021年製作の映画)

3.3

プロットはバレエ映画によくある仲良くなった二人が、目標が近付くにつれ友情と猜疑心で関係がギスギスしていく話。
しかしダンスシーンがアバンギャルドな雰囲気で新鮮に感じる
突出したストーリー展開はないけど
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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(2014年製作の映画)

2.9

演技する犬たちはみんな賢くて可愛い
それに比べ登場人物みんな胸糞悪い…
人間のせいで振り回される犬たちがひたすら可哀想で観てられない
途中からパニックホラーみたいになって何が何だかって感じだったけど、
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

主人公含め皆が後ろめたさを抱えていた
聖職者として相応しくはなく神を冒涜しているとしか思えないが、真摯に問題に向きあう点は正しい姿である大きな矛盾に対する答えが見つからなかった。
信仰とはなんなのか深
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雨月物語(1953年製作の映画)

3.8

何てことのない日常がなんと尊いものだったのか
人間の欲深さのなんて愚かで哀れなのか
現代にも通ずる普遍的なテーマを無駄なく簡潔におどろおどろしく描かれている
白黒だからこそ際立つ光と影が美しい

シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

3.7

兵役がある国だからこそのクオリティと感じる
完全フィクションでもよく出来た話なのに実話ベースなことに驚き
熱さがあったからこそ結末に虚しさとやりきれない気持ちでいっぱいになる

サンタクロースになった少年(2007年製作の映画)

3.7

全部優しくて温かくて時に涙を誘われる
絵本の中の世界みたいだけどベースに少し悲しい背景がありどこか厳かな雰囲気を感じるのが欧州のクリスマスっぽい
最後に世の中のサンタさんの正体を匂わせるような描写があ
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.8

胸がキュンとなるくらい青春で甘酸っぱくて幸せな気持ちになれる
盲目という点をフラットな等身大で描いているところが好きだった
自分と友達をそれぞれ太陽、月、地球で表すのすごくオシャレで素敵。
描かれない
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兄が教えてくれた歌(2015年製作の映画)

3.8

先住民居留地で暮らす兄妹を通した世界
不安定な周りの生活の中で一足先に大人になる兄に置いていかれるような、行き場のない寂しさを埋めるように居場所を探す妹の情景がリアルに描かれている。
閉塞感漂う居留地
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昼間から呑む(2009年製作の映画)

2.9

友人たちと傷心旅行のはずが成り行きで一人旅に…
邦題からもっと幸せに飲んだくれるのかと思いきや真逆で、酒にはありつけるが基本的に不憫な目にあい続ける。
しかし絶妙な不幸さと憎めなさでクスッと笑えて緩い
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.7

言葉の代わりに奏でられるピアノの旋律が全ての感情を語っているように感じる
物語としての中身は綺麗なものではないけど何故か美しく思える
ピアノと共に沈む画があまりに美しくて残酷だけどそのまま終わってほし
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フェリチタ!(2020年製作の映画)

3.0

世間的に見たらダメな親だけど確かに愛はある
会話に嘘が沢山含まれていて結局のところどこからどこまで本当だったのかはわからない
それでも幸せの形は人それぞれだし他人が口出しする必要もないと思わせてくれる

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.8

"500 miles"を偶然聴いて興味沸いた
濃密な一週間で観てるだけで疲弊するけど、たまに入る歌で癒される。
どうしようもない感じが癖になり嫌いじゃないし、振り出しに戻ったようで少し前に進んだ終わり
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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.7

変わってしまった街でかつて住んだ変わらない家を不法占拠までして取り戻そうとする青年の話
きっとあの家で過ごした時がいとおしくこの場所を唯一の拠り所として執着していたように思う
アイデンティティと思い込
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ゲット・デュークト !(2019年製作の映画)

3.7

壮大な景色にヒップホップBGMでアンバランスさが既に面白いし内容も底抜けにくだらなくて笑った
イカれてて寧ろイカしてる愛せるキャラクターしかいない
見事に伏線回収もされて最高に気持ち良く終われる

素晴らしい一日(2008年製作の映画)

3.3

貸したお金を返してもらうため元彼の元を訪ね、様々な人にお金を工面してもらいお金を回収する一日。
だらしないのに何故だか憎めなくてつい許せちゃうような人たらしの雰囲気がハ・ジョンウによく似合っていた
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.0

映像美が兎に角素晴らしい
自然と建造物の両方の美しいロケーションを余すとこなくダイナミックに映されていて、早く次の映像が見たくてワクワクした。
理解し辛かった空想のストーリーも気付けば一筋にまとまって
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プリベンジ(2016年製作の映画)

2.9

夫を亡くした妊婦が胎児からの命令で殺人を繰り返す
恐怖感や緊張感とかはなく意外と軽やかだけど結構グロ描写に力が入ってた
やけにリアルでまさかと思った膨らんだお腹が本物だったなんて驚き

ユア・マイ・サンシャイン(2005年製作の映画)

3.1

純粋すぎる男とスレた女が出会い、深い愛で障害を乗り越える純愛ストーリー。
悲しい作品かと思って観たら意外とそうでもなく涙を誘うシーンがありながらも光のあるエンディングで良かった
今作のファン・ジョンミ
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村の秘密(2015年製作の映画)

2.5

一人の少女の死体が見つかった田舎で村に住む警部が他所から来た警部と村人との間で板挟みになりながら事件を解決する
オーストリアの二時間サスペンスドラマといった感じ
極端につまらなくもないし、飛び抜けて面
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.7

映る映像は美しく心地良いはずなのに伝わるのは胸が張り裂けそうなくらい辛いことばかりで見てられない
突き放せば当然堕ちて追いかけても堕ちていく
もがけばもがくほど溺れ沈む
薬物という存在のどうしようもな
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クエシパン ~ 私たちの時代(2019年製作の映画)

3.9

ケベック州にある先住民インヌ族の居留地で育った二人の少女を中心とした物語
決して広くはない土地で必然的に濃密に過ごす彼女たちの文化や生活はかけがえないものだが時に枷にもなる
真正面からぶつかりながらイ
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タチャ イカサマ師(2006年製作の映画)

3.0

花札(賭け)のルールが分からないので少々ノリきれないとこはあったけど、
豪華俳優陣で纏めたキャスティングとエンタメ性により楽しめた。
ハードボイルドな内容に韓国らしいゾッとするような暴力的な描写が合わ
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女の復讐(1989年製作の映画)

2.9

復讐というタイトルのわりに…と思っていたけど、気が付いたらじわりじわりと追いつめられていた。
目的の読めない行動の歪さが理解出来なくてしんどいし、後半の怒涛の口撃はヒリヒリとして見ているだけでうんざり
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美しき暗闇の中で(2017年製作の映画)

2.8

少し分かりにくいところがあり途中で話を見失って二度見るはめにはなったが、内容は至ってシンプルなミステリー。
上手くミスリードされていて最後まで惑わされた
モノクロに映し出される女優さんは皆綺麗でシック
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シアター・プノンペン(2014年製作の映画)

3.4

アジアの珍しい国の映画を観たくて軽い気持ちで選んだけど深い作品だった
カンボジアの暗い過去クメールルージュ時代と現代を貴重な映画を通して結ぶ
作品として少々荒削りに感じるところはあるが悲しい歴史も全て
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ポネット(1996年製作の映画)

3.2

大人でも頭では死というものに理解していても心では受け入れることに時間が要るのに、四歳の子供になんて到底難しいことは想像に容易い。
小さい身体で大きな現実を懸命に受け止める様を見てるだけで辛いものがあり
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.0

音楽も最低限しか使われていなく静かに淡々と日常のように進む
特別ドラマチックなことは起こらないけど型にはまって生きなくてもそれでいいと言ってくれているような優しい心地良さがある

復讐のトリック(2017年製作の映画)

3.5

死体がなく指だけ残された殺人事件と困っている女性を助けたマジシャンの恋
二つの時間軸の物語が平行して進む
時間を追う毎に徐々に事件の真相が見えていき点と点が繋がり線になる
トリックのネタばらしというか
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