mayaさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

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異人種間の結婚が禁止されていた1950年代の米・バージニア州。そこで生まれ育ち、恋人同士となった2人は異人種間結婚が認められているワシントンDCで結婚し、生まれ故郷で生活を始める。ところがそれを違法と>>続きを読む

カルネ(1994年製作の映画)

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馬肉屋を営む男とその一人娘がストーリーの中心。過干渉と思われる程に娘の世話をする姿から父の偏愛や歪んだ愛情が見えてくるが、本題は別にありそう。伊坂幸太郎の重力ピエロに出てくる「たった9秒の絶頂感が、子>>続きを読む

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

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ずっと観そびれてた一本。荒んだ心が癒されて温まった優しい映画だった。水上分校が舞台となっていて、そのロケーションならではの長閑な景色だったり、穏やかな雰囲気が素敵で、僻地故の田舎臭さもまた良かった。「>>続きを読む

WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ(2015年製作の映画)

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なんというか…私には合わなかった。おそらく自分と相容れないタイプの人間しか出てこないから人間観察としては興味深かったりもしたんだけど。あとビジュアル的な楽しみ方はできた…多分。EDMは別に嫌いなわけで>>続きを読む

フリークス・シティ(2015年製作の映画)

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予想以上に楽しめた!観る前のB級感溢れるイメージを裏切られるような細かい仕掛けや小気味好い笑いの演出、花丸。結果B級映画である事には変わりはないのですが、良き怪作というか、なんというか。ゾンビ・ヴァン>>続きを読む

バンコクナイツ(2016年製作の映画)

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タイを中心に、東南アジアのアングラな世界を味わえる作品。会員割引の日だったからか劇場結構埋まってたけど、ほぼ男性客でびっくり。作品自体はロードムービー的な要素もあって楽しめたし、社会風刺的な描かれ方も>>続きを読む

NO(2012年製作の映画)

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長く続いた独裁政権(ピノチェト政権)に対する国民投票に際して、賛成派(YES)と反対派(NO)に二分される1988年チリが舞台。投票までの間に賛成・反対派それぞれのTVCMを流すことが認められ、NOの>>続きを読む

At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

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開放的な密室会話劇。相反する言葉のようだけど、内容的に間違ってないはず…。観てる間ずーっとくすくす笑ってたなあ。川端康成の「片腕」の話を偶然にも少し知っていたのもあって腕のくだり(主に腕の話だけど)は>>続きを読む

フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

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オンライン試写会にて。CIAとスリという異色組合せのバディムービー。パリのお洒落な街並みをバックにテンポ良く繰り広げられる追走劇。90分という尺がちょうど良く、アクションも結構楽しめました。バーでのリ>>続きを読む

恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

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わりと淡々と進む画と反面、結構気持ちを揺さぶられた映画だった。女の子の眼差し、紡ぎ出す言葉、手紙の内容から「好き」という感情が隠せず漏れているのに、お互い踏み込めないまま時が過ぎていき、兵役が2人を引>>続きを読む

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

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LGBTの人々がサッチャー政権下で抑圧されていた炭鉱夫のストを支援するための募金活動を始めるところからストーリーがスタートとする。セクシャルマイノリティ、という言い方も気持ち的に憚られるが、様々な性的>>続きを読む

家族の肖像(1974年製作の映画)

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老いた教授と美青年とその愛人一家による室内劇。他作品同様、ヴィスコンティの美の追求みたいなものが室内の装飾や役者のビジュアル・振る舞い方から見て取れる。コンラッド役のヘルムート・バーガーほんと綺麗な顔>>続きを読む

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

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純粋に面白かったし、観ながらずっと笑ってた。細かい事を考えずに、ライアン・ゴズリングのださいダメ男っぷり、愉快痛快なラッセル・クロウとの掛け合いを楽しんだ2時間。ちょっと長いかなあ…と思ったけどそんな>>続きを読む

BOY A(2007年製作の映画)

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映画の始まりと終わりがとても印象的。どんなに切り離そうとしても付きまとう過去。逃げても逃げても追ってくる過去。違う人間となり、人生をやり直そうとした主人公の未来を打ち砕くのは世間の目だった。普通の生活>>続きを読む

光りの墓(2015年製作の映画)

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映画館でこんなにふわふわとした感覚を覚えたのは初めてかも。金曜日の夜で疲れてたのもあるかもしれないけど、意識はあるのに全身の力が抜けて身体が浮いてる気分だった。淡く移りゆくライトの色。森の中で風にそよ>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

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鑑賞前に映画の構成について聞いてから観始めたからか、展開が読めてしまった部分もあり… 予想してたよりストーリーはそれ程深みもなくあっさりと進んでいった。過去に見たパク・チャヌク作品に比べてバイオレンス>>続きを読む

地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

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集中力を要する映画だった。気が抜けてぼーっとして何回か巻き戻したりしてたからか、ただでさえ長いのに観終えるまで結構時間使った。時代背景の理解が乏しいのと、正直登場人物の相関関係が整理しきれていないとこ>>続きを読む

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

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誰かが近くにいる時の息遣い、温度、香りが画面を伝ってくるようだった。光と闇のコントラスト、音の響き、ぼやけた画等で表現している彼らの世界に引き込まれ、一緒に踠いているような感覚になった。でもこれを「映>>続きを読む

グリーンルーム(2015年製作の映画)

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故アントン・イェルチン主演のサバイバルスリラー。バイオレンス映画としては、描写的に成功だと思いました。パンクバンドVSネオナチ集団という構図で展開する死闘 IN ライブハウス。所々で斬新な人体損壊描写>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.3

『トラッシュ!』のせいでまた観たくなり、久し振りに再鑑賞。やっぱり好き、大好き。体温が3℃くらい上がる映画。初めて観たのは確か高校生?の時で、部活で楽器に打ち込む中での色々な葛藤で悩んでた時に観て心を>>続きを読む

雪が降る前に(2013年製作の映画)

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TNLF2017。密入国業者を裏切ったあたりで結末がなんとなく見えてしまったけど、作品中にテーマの重みとロードームービーの醍醐味が詰まってて良かったと思います。保守的な風土の中で残る因習の恐ろしさを知>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

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「家族」映画ではあったけど「家族愛」映画であるとは感じなかった。母親の愛、的な描かれ方もあったけどこれを家族愛という言葉で片付けるようなものでもないな、と。節々で見え隠れするものではあったけど、表現が>>続きを読む

キス・ミー!(2013年製作の映画)

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TNLF2017。ベタな高校生の青春ラブストーリー。ストーリーは普通だけど、主演の女の子が可愛くて眼福だったのと、音楽がとても好みだった。あとエンドロールのポラ写真達が素敵だったな〜。帰りは酔っ払いな>>続きを読む

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)

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くだらなくてほっこりできるジャックブラック主演の映画なのでハズれるわけもなく。映画愛が炸裂してて、とても楽しめました。潰れかけているレンタルビデオ屋が舞台っていう設定だけで愛せる。劇中に出てくる数々の>>続きを読む

天安門、恋人たち(2006年製作の映画)

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予想してたほど政治色は強くなくて、静けさと激しさ両方を持ち合わせる生々しい性愛の映画だった。「天安門」というワードは必要だったのかな。原題のままにしても良かったような。重要なシーンであるかのように見せ>>続きを読む

ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

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わりとシリアス展開を迎えるのに後半笑いが止まらなかった… ハイキングのシーンとかネタでしかないし、山道見る度に思い出しそう。ゾンビ映画としては軽めだし、コメディというジャンルに分類されるのかは疑問なく>>続きを読む

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(2016年製作の映画)

3.9

南北戦争中〜戦後にかけての19世紀後半アメリカにおいて、原題にもなっている"The Free State of Jones" (ジョーンズ自由州)を設立するために奔走した実在の人物の半生を描いた作品。>>続きを読む

次の朝は他人(2011年製作の映画)

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始まりは情けない優柔不断男にヒステリックに叫ぶ強気な女、という図の回想。その後に元恋人に似たバーのオーナーに惹かれ、衝動的な行為に走る主人公の姿が、交錯する時間の中で描かれる。未練タラタラな会話や男女>>続きを読む

ピースオブケイク(2015年製作の映画)

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20代ダメンズウォーカー女の実態。友達に「よくある日本の恋愛映画とはちょっと違うから観て!」と推されて観てみたものの、少し生々しさをプラスした普通の恋愛映画だな…という感じ。若干耳の痛くなるお話ではあ>>続きを読む

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方(2014年製作の映画)

3.2

神楽座での試写会にて、ファイト・ヘルマー最新作。ゲート・トゥ・ヘヴンもそうだったけどミュージカル演出が好きなのかな。その部分については少し中途半端なような気もしたけど、ウェス・アンダーソンさながらの絵>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.7

トランプ政権が始まるこのタイミングで観たのはある意味良かったのかもしれない。アメリカにおける根深く慢性的な人種差別問題を真っ正面から撮った作品。不法移民、グリーンカード、白人至上主義思想… といった、>>続きを読む

トラッシュ!-この街が輝く日まで-(2014年製作の映画)

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スティーヴン・ダルドリー×リチャード・カーティスってだけで結構惹かれるのにずっと観そびれてたやつ。ブラジル、リオのゴミ捨て場で生活する少年達がある重大な秘密が隠された財布を拾ってしまい、その秘密を解き>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

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ロマンス、ファンタジー、コメディ、アート、ミュージカルが全てぎゅっと詰め込まれてた。多くは書かないけど、メリハリあって結構良かったと思います。小ネタも多いし。おもちゃ箱をひっくり返してからそっと詰めな>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

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サントラが欲しくなるぐらいに音楽が良くて、不覚にも涙腺を刺激されたシーンもあったし、色々素晴らしかったんだけど…なんでだろう、少しもやっとした感情が残った。感情移入するのが難しい立場にある主人公に対し>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

自分自身は無宗教だけど、意図せず中高は仏教校、大学は一応ミッションスクールだったのでテーマとして大変興味深い内容だった。映画としては非常に良かったけど、無宗教で信仰心を持たない人が大半を占める日本人に>>続きを読む

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

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タイトル通りBVSC(ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ)という老ミュージシャン達で編成されたキューバのバンドのドキュメンタリー。セブン・デイズ・イン・ハバナと一緒に借りてきました。ビール片手に1人で酔>>続きを読む