木葉さんの映画レビュー・感想・評価

木葉

木葉

映画と山が好き。

映画(613)
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

いびつな家族のかたちを通して倫理観や道徳観を超えた繋がりを突きつけてくる。
市井に生きる人々の苦難をケンローチは優しく、ダルデンヌは鋭く描く。
是枝監督はさらっと。
今までもあくまでも自然に描くから、
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.7

モリという人の、心、人生の豊かさに、癒され、心安らぐ。
蟻やカマキリ、てんとう虫、草木花、自然と同居し、自宅から殆ど出ない画家の一日を切り取る。
山崎努が熊谷守一をそのまま生き、樹木希林も自然体に連れ
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名もなき野良犬の輪舞(2017年製作の映画)

4.2

抗えない闇に生きる中で一筋の光となる存在に出会えたとしたら。
冒頭のシーンからビクッとなり、ストーリー自体は既視感があるのに、何より俳優陣の熱量に呑み込まれて、どんでん返しの連続、時間軸を入れ換えるス
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

名作ではないけれども、何度も観たくなる、心が軽くなり、懐かしく温かな余韻が脳内を反芻し続ける。
悩みに振り回された若い頃が羨ましくなる、瑞々しい感性で切り取った映画だ。
自意識過剰で、見栄っ張りで、田
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29歳問題(2017年製作の映画)

3.7

29+1。30歳という伏目を迎える独身女性の悩みに真剣に向き合った香港映画。
キャリアアップのために弛まぬ努力をしてきたヒロインと居心地のいい世界でのんびりと生きる女性の対照的な姿を通して、いかに自分
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

歪んだ愛にゾワゾワゾクゾクが止まらなかった。
ダニエルデイルイスの完璧主義者で規律と品位で作り上げた世界(日常)が惹かれ合う女性により壊されていくサスペンス。
愛への執着というか、何もかも崩れ去った時
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OVER DRIVE(2018年製作の映画)

2.6

この映画の主人公は、車というくらいに、車好きでなくても車の魅力にハマってしまう。車好きの人にはたまらない映画。ラリー(WRC)の映画は初鑑賞。F1の映画は、結構観てきてるので、競技としてF1に近いのか>>続きを読む

終わった人(2018年製作の映画)

2.2


これ、私の親の世代、これから退職していく人たち、退職した後の人生を歩んでいる人たちには、背中を押されたり心動かされるものがあるんだろうなぁと感じたりしました。
でも、まだ少し若い私たちにはピンとこな
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.7

想像力を掻き立てるカメラワークと、あくまでも静かに恐怖と緊張、不安を煽る音楽、抑揚の効いた演出、スタイリッシュでシンプルな映像美。
権力、貧富、人身売買の底知れない闇を静かに抉る映画だ。
ホアキンフェ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.4

試写会にて。
女子高生小松菜奈とファミレス店長大泉洋の歳の差の恋、と言っても一方的に小松菜奈が大泉洋に恋をするんだけどそれがとてもいい。
若さゆえに、怖いもの知らずで、真っ直ぐにがむしゃらに、想いを伝
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.6

一見すると、インスタ映えするような美しく色彩豊かな絵の数々で、何を観に来たんだっけと思う。しかしこれは夢の国の近くで、数数多に存在するプロジェクトと呼ばれる低所得者向け住宅でギリギリの生活を送る貧困層>>続きを読む

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

3.6

久しぶりにケラケラ笑った。
心が痛い時、男はつらいよで励まされ、頑張ろうと思い、いわば寅さんは私のバイブルみたいなものだった。
安定の山田洋次が近年挑むのは家族のかたち。世知辛く核家族が増え無縁社会に
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

役所広司の破壊力抜群の演技。
手段を選ばず、誰よりも怖い存在で、全てをねじ伏せてでも納得させる説得力。
松坂桃李を窘め、暴力団に睨みを利かせ、彼に関わる人たちが駒となる。
役所に負けじと尋常じゃないく
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心と体と(2017年製作の映画)

3.9

こんな不思議な映画にはなかなかお目にかかれない。
ひんやりしてて、透明過ぎる空気感と、厳かな雰囲気と、静謐で美しい映像と、チャーミングな登場人物たち。
コミュニケーションの取り方が夢という。
二人のシ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

この映画の何が素晴らしいかって。
予め我々は、物語の成り行きや、結末がわかっているのに、何故だか、主役二人の恋のはじまりのサイン、恋の過程や二人の目線表情から何かを読み取ろうとして目が離せない。
二人
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.8

ジェシカチャステインとイドリスエルバの熱演に尽きる。
強気で意識高い系で才覚と知性のある女性を演じさせたら、彼女の右に出るものはいないくらいその存在感に圧倒される。
今回彼女は、実在のモリーズブルーム
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ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~(2018年製作の映画)

2.5

とてもピュアなラブストーリー。
日本であったYUIのドラマタイヨウのうたをリメイクしたものらしい。
XP (色素性乾皮症 )という太陽の光(紫外線)にあたれない難病を抱えた主人公の女の子が10歳の時か
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ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.0

これは、凄い。こんなん観たら、自分が日頃悩んでることなど情けなさ過ぎてくる。アスベスト被害者と国との闘い8年間の記録を3時間35分という長尺映画にまとめている。濃密過ぎてあっとゆう間で、途中から自分も>>続きを読む

港町(2018年製作の映画)

4.1

これはとても深い。観察ドキュメンタリーなのに、奇跡的な美しい映画。
なんてない田舎町の日常を観察した映画なのに、心に深い余韻が残る。
モノクロームだからこそ、港町の寂しさ、そこに生きる人々の悲哀、慈愛
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.7

もっと寛容で博愛のある世の中に。
この映画を観たらそんなことをふと思う。
移民排斥の波に揺れるヨーロッパの問題の核心に触れているドラマだ。
映画は実際にネオナチが起こした事件を基に、爆発テロにより家族
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.4

殺伐とした冷血な映画。
圧倒的絶望感を終始味わう映画。
愛の不在より心の不在を感じる映画。
監督の父帰る、ヴェラの祈り、エレナの惑い、裁かれるは善人のみを観てきたが一層禍々しさ、殺伐感が増してきている
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

2.6

期待してました。つぐない、プライドと偏見のジョーライト監督、ゲイリーオールドマンがやっと評価された映画とあったから、残念。
あの特殊メイクのクオリティならゲイリーオールドマンじゃなくてもチャーチルでき
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獄友(2018年製作の映画)

4.1

ごくとも。10年くらい前に観たbox袴田事件、それでもボクはやってないを観た時を超える衝撃。でもこれは重いはずなのに明るい。しかしやっぱり惨い。
box袴田事件では、当時袴田巖さん役を新井浩文、彼を救
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.6

LGBTをテーマにした作品は響くものがあって好きなのだけど、あまり響かず。
想像力が乏しいのかなと思いきや、全て主人公マリーナの今に集約されていて、フラッシュバックのシーン、回想、過去が描かれていない
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

4.2

SNS社会、上部だけの世の中に警鐘を鳴らした本作は怖面白い。
お金があっても、幸せだとは限らない。
この映画もそんな破たんしているブルジョワ家族の闇に迫る。
自殺未遂をしようとする、おじいちゃんと孫娘
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.6

タリス銃乱射事件。
三人の若者が無差別テロに立ち向かい、死者を一人も出さずヒーローになった実話。
何しろ10数分の出来事を映画にするわけだから、テロを描いている時間は30分弱もない。
1時間以上三人の
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苦い銭(2016年製作の映画)

4.0

出稼ぎ人間観察ドキュメント。
はたらけど、はたらけど。
中国では、出稼ぎのことを、苦い銭を稼ぎに行くというらしい。
無言歌、雲南の三姉妹、収容病棟に続いて、ワンビンが被写体にしたのは、地方から出稼ぎに
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

2.2

漫画実写化。
劇中のジャズセッションはいいし、エンドロールに流れる小田和正の曲は心洗われた気がした。
この映画ではjazzの良さや佐世保はいいところなんだなぁと再認識出来るけど、私にはそれだけ。
三木
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.0

息が詰まりそうになりながらも、琴線に触れる。
重く暗く痛い青春。
二階堂ふみが凄い。役者は皆素晴らしいがとりわけ女優魂というか、体当たりの演技には、衝撃を受け、ガツンとやられた。
閉塞感、焦燥感、孤独
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犬猿(2017年製作の映画)

3.4


犬猿、オーバーな設定、俳優陣の勝利感、テンポの良さに尽きる。
兄弟のぶつかり合い映画。
ヤクザで破天荒な兄、真面目でコツコツな弟、しっかり者で仕事出来、容姿が残念な姉と、中身は空っぽだが容姿端麗な妹
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

バイオレンスかつパワフルかつシニカルに善と悪を、怒りや憎悪を著す。怒りは怒りしか来さないが、それを超えてくるものがこの映画にはある。
娘をレイプされ殺害された母親が極端な行動に出る。三つの広告看板にぶ
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.1

息が詰まりそうになるくらいの、張り詰めた迫力。
こういう映画にはなかなか出会えない。
鑑賞後は、やるせなさ、動揺がとまらない。
1967年の出来事なのに既視感があるのは、白人による黒人への差別、人種差
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女の一生(2016年製作の映画)

3.6

ある女性の生涯を描いた物語。
フランスの文豪、モーパッサンの不朽の名作。
裕福だった女性が結婚により大きく人生を狂わされる。夫には度重なる浮気で裏切られ、一人息子は多額の借金を抱え、金の無心ばかりする
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.9

人の温かさが胸に染み渡る。そしてこの映画を観るだけで人に優しくしようと思えるから不思議だ。
カウリスマキの登場人物たちはいつものように、仏頂面で無愛想なんだけど、心根は優しく、シリア難民の青年にも温か
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.9

試写会にて。
恋愛ミステリー、嘘を愛する女 を見た。
満員で途中からすすり泣く人もいる中、私は冷めていた。
舞台は東北大震災の後の東京。震災直後出会った、長澤まさみと高橋一生はすぐ惹かれ合い同棲し5年
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

2.5

純粋に面白いのだけど、全くハマらなかった。イギリスらしいブラックユーモアが効きすぎており、初っ端のアクションシーンからエグさが半端なく、うわ、何でもアリなのねと思ってしまった。
主役エグジーは立派に成
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