原作を読んだとき本の帯に″映画化決定″と記されていて原作は僭越ながらそんなに面白くなくて「けど映画だったら面白いかも」と思ったけどやっぱり面白くなかった。川村元気氏はプロデューサーとしては素晴らしいと>>続きを読む
とてもいい映画でした。実際の若松孝二監督がどんな感じだったのかを知らないのだが井浦新は多分監督に似せてきているのでしょう、デフォルメはあるとしても。人間の可笑しくてやがて哀しき欲望や矮小な自意識を全肯>>続きを読む
公開当時見に行くか迷っているうちに終わってしまった作品を配信で。
表立ったあらすじは知っていたけどここまで醜悪な内容だとは…一言で言えば姉と妹の確執ストーリー。姉の妹に対する憎しみがすごい。けど妹の方>>続きを読む
″パリブレスト″が大好き。それでフライヤーを手にした時から絶対見に行こうと思っていました。
いざ映画館へ。
けど・・あれ?パリブレスト全然出てこないじゃん? 作中 美食家らしきおじさまがレストランで出>>続きを読む
ナン・ゴールディンという人を知らなかった。1953年生まれ、主にLGBTサブカルチャーのムーブメントを切り取った写真家である彼女が米国のオピオイド危機を引き起こした製薬会社と創業者一族に真っ向から戦い>>続きを読む
「早まった・・・」この一語に尽きる結末😨後味が悪いと評されるこのラストは観客を喜ばせるためのオマケ的なオチであって(喜ばない人もいるせいで物議を醸してるのだが)そこに至る展開が主軸だと思う。わたし的に>>続きを読む
タイムリープものはちょっと苦手だったけどこれ面白い!
恋人を殺されて犯人に復讐するのが若葉竜也、復讐されるのが伊勢谷友介、真逆なふたりが殺し殺されするのがバディものにすら見えてくる。
この映画で復帰し>>続きを読む
監督デヴィッド・ハミルトンは一世を風靡した写真家。彼には少女への性嗜好があったと言われている。女性が丸みを帯びてくる前のあくまでもスレンダーな体躯、長い手足、薄い唇。ハミルトン監督の″好み″が分かりす>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『コール・ジェーン』とは1960~70年代のアメリカ・シカゴで望まない妊娠をした女性たちの中絶を支援する組織。
弁護士の夫を持つ裕福な専業主婦ジョイは第2子を妊娠、けれど彼女には心臓の病気があり、妊娠>>続きを読む
レア・セドゥを愛でる映画。
母を亡くしたばかりの十代の少女プリューデンスは自分の中にぽっかりと空いてしまった穴を埋めるためライダーたちとつるみパーティーに興じ男を誘う。そんな行いに反してプリューデンス>>続きを読む
知り合いに誘われて遅ればせながら見てきました。終戦直後のお話というのには関心があったのだが怪獣?系は門外漢で″見る″という選択肢がなかった。はるか昔のゴジラは何となく知っていて「ゴジラ🦖小顔になったな>>続きを読む
フライヤーの【半地下はまだマシ】には偽りあり。ここに出てくるビニールハウスは日本の農家のペラペラな温室とは別物で、SNSなどで垣間見るモノで溢れ床は各種コードでグチャグチャなアパートより遥かに広くてき>>続きを読む
【映画監督 若松孝二】特集の1本
なんとまあえげつない昭和という時代。
自動改札のない時代、地下鉄の切符切りの内田裕也が 冴えない自分・出口のない現状に鬱屈した思いを抱え次々と女性の家に侵入しレイプす>>続きを読む
太宰治をモデルにした歌人 苑田岳葉の破滅的な生涯を描いた神代辰巳監督1983年作品。時代設定は大正の関東大震災前後。若き日の萩原健一を見たくて視聴。昔の映画にありがちだが何言ってるか分からない部分多し>>続きを読む
冒頭の映像やタイトルの出方が1960~70年代の日本映画に擬した雰囲気で、古い映画も好きな私はワクワクした。狙ってやってると思う。それと岡田将生君のさらに研ぎ澄まされた完璧最強な美貌…この人とトイメン>>続きを読む
『ニキータ』『レオン』にあまり思い入れがなく本作監督がリュック・ベッソンだということを忘れて見に行った。
前宣伝はミスリード。彼はダークヒーローではなく不幸で孤独で善良な人間だった。犬があまりにも完璧>>続きを読む
″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から
母は麻薬中毒者、父は誰とも分からないという境遇に生まれた姉妹のドキュメンタリー。
北極海を航行する船の船長である姉が妹の出産によ>>続きを読む
″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″ から
ムム…これはおしゃれ映画なのかな?あんましピンと来なかった┏○ペコリ
中国産の『無煙炭』を手に入れようとして謎の組織″緑>>続きを読む
もっと派手に展開していく物語だと思っていたらイヤミス的な話だった。結局 真実は分からずじまい。ミステリーというよりは夫婦それぞれのエゴの話。妻は作家として成功してるのに夫は鳴かず飛ばずで金は無く、妻は>>続きを読む
韓国宮廷ものを初めて見た。面白かったです。
先ず宮廷内の医局(に当たるもの)の描写で王一族の権威を見せつける。薬草をすり潰す者、煎じる者、上から下までの大量の薬の棚。この医局に運良く召し上げられた鍼医>>続きを読む
ティム・ロス監督の実体験に基づく近親相姦の話。ティルダ・スウィントンが出ているということで視聴。
このお父さんおかしいの?しらを切り続けてるだけだとしたら厚顔過ぎる。普段はいい父親なのに。
娘のボーイ>>続きを読む
『暗殺の森』と同じアルベルト・モラビア原作ということで見たかった作品。ブリジット・バルドーをちゃんと見てみたかったこともあり。
最初 映画の撮影所?の場面で当時の映画のポスターがたくさん出てきてうわぁ>>続きを読む
元はPCゲームらしいです。
廃墟になったピザレストランの機械仕掛けのデカい動物たちが襲ってくる話。『プー あくまのくまさん』が面白かったのでそれ系の笑い系ホラーだと思って見に行ったら意外とストーリーが>>続きを読む
NHK BSプレミアムのドラマを劇場版に編集したもの。先ずは令和の今 伊藤野枝と大杉栄に関心を持つ人っているのだろうか?甘粕事件もほぼ忘れられているのでは?と思うが 2023年が2人の没後100年に当>>続きを読む
1985年の元映画をほぼ踏襲、スピルバーグ監督へのリスペクトゆえでしょう。
ミュージカル仕立てなのでライトな作風になってはいるがやはり辛く悲しい物語。
以下 元映画でも感じたこと。
有り得なく非道で横>>続きを読む
現在上映中の『カラーパープル』のための予習。153分の長尺だけど体感2時間くらい。
白人の黒人に対する差別ではなく黒人の黒人への差別。差別する側の黒人は自分も白人に差別されていて、その鬱屈が自分より下>>続きを読む
先ずは『カリーナ、恋人の妹』は内容を誤解される邦題です。内容説明の″官能ドラマ″というのもウソ。但しボカシは多い。
2018年制作のロシア映画。2018年ということはごく最近、コロナ禍・ウクライナ侵攻>>続きを読む
私生児として生まれ高級娼婦からルイ15世(ジョニー・デップ)の公妾となったジャンヌ・デュ・バリーの生涯を描いた映画。面白かったです。
監督・脚本のマイウェンがジャンヌ役。出っ歯ゆえ口が閉じれず常に半開>>続きを読む
MyFFF2024から
双子のレミとラファエル、ラファエルには障害がある。
弟を気遣う兄の優しい眼差し。
カナダの美しい自然の中でオタマジャクシを掬いボートで遊び滔々と流れる川のほとりで肩を並べて座る>>続きを読む
MyFFF2024から
原題″La Grande Arche″とは パリの副都心デファンス地区にある新凱旋門。
かつてこの地区に祖母が住んでいたという女性が祖母に捧げるアニメーション・ショートフィルム>>続きを読む
MyFFF2024から
ルームシェアをしているジャンとアレックス。
ジャンは繊細。ホメオパシーの薬や抗不安剤を使っている。アレックスは陽キャ。
自分なら絶対しないことに引きずり込まれるのも時には自分が>>続きを読む
起承転結がしっかりあり、笑かしてくれるところとほろりとさせるところのバランスが良くて楽しめる作品でした。ムロツヨシは予想通りの面白さだけど普段イケメン枠の林遣都君の笑いに振り切った演技も良き。あと徳川>>続きを読む
″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から
1週間の夏休暇をホテルで過ごす予定が旅行会社のせいでソロキャンプをする羽目になった女性の話。
「他者は喜びの源でもあるが疲れの>>続きを読む
″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から
♪ラ~ブレラ~ フロム カナダ~ 🇨🇦~~🎶❤︎
(ふるっ!知ってます?😅)
じゃなくて『カナダでの暮らし』です。
さすがア>>続きを読む
″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から
ある日オタマジャクシはイモムシを鳥の攻撃から助けてあげる。蚊から守るため葉っぱのお布団をかけてあげる。仲良しになったふたりの楽し>>続きを読む
″マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)2024″から
人間の記憶はマトリョーシカのように幾重にも塗り重ねられ封印される。それが悲しい記憶であればあるほど。
大人になった妹の兄への>>続きを読む