しちれゆさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

しちれゆ

しちれゆ

映画(1052)
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5月の花嫁学校(2020年製作の映画)

3.8

皆さま低評価だけど意外とちゃんとストーリーあった(アッ、何様発言😆)
1968年″理想の主婦になるための鉄則7ヵ条″を教え込む家政学校の女校長ジュリエット・ビノシュ。ウサギ肉の骨を喉に詰まらせて突然死
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

3.9

″鎧を着たバラよ、君のそばには僕がいる″
軽く1本、と期待せずに行ったのに思いがけずとても良い映画でした。
最近 熟年の女性に惹かれます。歳を重ね色々な経験をして人間性に幅が出来て、他人に対して本当に
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地獄の花園(2021年製作の映画)

3.6

かつてそこかしこに生息していた″ヤンキー″なるものに思いを馳せる。もう″ヤンキー″は絶滅したのかしらん?🤔
しっかしTV局はすごいわね、こんなバカバカしい映画に遠藤憲一(脚きれい)まで引っ張ってこれる
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.7

レイチェルが結構アバウトでだらしない。気も強くて自分の車の中ということもありラッセルさまに口答えするもんだからこんなことになっちゃった。予告でラッセルが「ナメてんじゃねえ💢」って日本語で言うので笑い系>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.7

これ見ると人間てヒマだから病むんだなぁ、と思う。
田中好子(尾野真千子)、夫が事故死して夫の愛人と子供にたしか毎月¥50000あげて夫の父親の老人ホームに¥160000?だか払って家賃もあり、中学生の
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街の上で(2019年製作の映画)

3.7

今の若い人たちが求めてるのって自分の内なる世界の中の小さな幸せなんだなぁ、と再確認。きれいなおうちとか美食とか高価なファッションとかには関心がなくて(ついでに金も無し)自分の好きなものに囲まれて心地よ>>続きを読む

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

3.5

原作カミュ監督ヴィスコンティ主演マルチェロ・マストロヤンニ、恋人にアンナ・カリーナ。″1968年初公開のあと一切ソフト化されず長らく鑑賞不可だった″と聞いて、行くしかない!と思ったけど難解(´д`)。>>続きを読む

ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.8

面白かったです!
荒唐無稽なストーリーなので逆に楽しめる。

恋の始まりのときは相手が大好きで、相手の幸せが自分の幸せで、その人が喜ぶことなら何だってしたい。けど、それが少しずつ変わっていく。人間は愛
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FUNNY BUNNY(2021年製作の映画)

3.5

舞台劇の映画化。
第1幕:図書館
第2幕:ラジオ局

【第1幕】「夢のボタンを隠したんだ、持ってると押しちゃうから」
あるミッションのため閉館間際に図書館を襲撃したのは剣持(中川大志)と漆原(岡山天音
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水を抱く女(2020年製作の映画)

3.5

ヨーロッパで語り継がれる水の精霊ウンディーネ。彼女は人間と愛し合った時だけ魂を得るという。そして愛する男に裏切られた時、男を殺して水の中に還ると言い伝えられている。
この美しい神話の舞台を現代ドイツに
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.6

吉尾が実は死んでいる、というのはネタバレじゃなかったんですね😓予告は何回も見たし、チラシにも書いてある…なのに知らないで見た。

高校生のときのおバカやってた6人がアラサーになり再び顔を揃える。あっと
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リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)

3.7

50代のグロリア(大好きなアネット・べニング)と20代のピーターの恋。
グロリアの自分の年齢に対する引け目が痛いほど伝わってくる。かつてその美貌で人々を虜にし奔放に生きてきたオスカー女優にとっては美し
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.6

告白します。ストーリーが混み合い過ぎていてしばし混乱。特に富豪マシュー・バーガー(ジェレミー・ストロング)の顔が覚えられなくて、出てくるたびに「誰だっけ?」って。マシュー・マコノヒーも好き系じゃないの>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.6

ブッチャー役のヴィンス・ヴォーンって196㌢もあるんだって!巨人のオカマ走り爆誕🤣❗️

関係ないバカップルたちが殺される導入部は見慣れたB級ホラーのお約束シーン。それと感じ悪いおっさん教師の頭が真っ
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劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

3.7

filmarks積んでいます😩これを見たのは4/29、本日5/24。楽しく見れたのは覚えています。ひと頃、田中哲司は日本のコリン・ファースだ!と思っていて、その後ぷっくりたるたるになった哲司が今回蘇っ>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

12歳。学校と家庭だけの世界から外へ向かって開いていく時期。自意識に目覚め、いかに自分を可愛く見せるかに夢中になり自撮りする姿。性への好奇心。そこにつけこんで欲望の対象にしようとする男達。おぞましい描>>続きを読む

ブックセラーズ(2019年製作の映画)

3.3

周りにもいるよね、狭い家に読んだ本をぎっちりずらりと並べてご満悦な人、そんな庶民とは一線を画す素晴らしいコレクションを持つお金持ちのブックセラーたち。でも″自己満″という意味では同じなのかも、と思う。>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.3

タイトルが何やら面白そうで清原果耶ちゃんも出てるし、ということで。
石井杏奈演じる玻璃がトイレの用具入れに閉じ込められてる場面。助けに来た清澄に驚いた玻璃はなかなか言葉が出てこない。ここの玻璃が完全に
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.5

とてもいい映画だった。あとから知ったけど監督は『愛しのアイリーン』を撮った人なんですね。

松山ケンイチが素晴らしすぎて。″青コーナーの人生″でも溢れるボクシング愛、自分と折り合いをつけながら穏やかに
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アウェイデイズ(2009年製作の映画)

3.7

2009年作品が11年の時を経て公開されました。イギリス・ユースカルチャー映画は好きなカテゴリーです。

″awayday″=日帰り旅行・遠征
1970年代はサッカーのフーリガン達が贔屓のチームに帯同
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.7

トムとジェマが不動産屋に案内された住宅地ヨンダーには見渡す限り同じ家が立ち並び、それはさながら社会主義国の公営住宅のようでもあり、更には墓地のようでもある。そしてそこに届くダンボールに入った赤ん坊。そ>>続きを読む

夏時間(2019年製作の映画)

4.0

子供の時は溢れるほどの持ち時間があって人生は未来永劫続くのかと思われた、そんな幸せな時代を思い出させてくれる作品。

ある夏の日おじいちゃんの大きな家に引っ越したオクジュと弟ドンジュ。かつては賑やかで
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ドリームランド(2019年製作の映画)

3.7

砂嵐吹き荒ぶテキサスのつまらない日常にこんな女が現れたらユージンじゃなくても虜になるわね。銀行強盗アリソンにマーゴット・ロビー。
ユージンはまだ17歳で童貞で。アリソンとの逃避行に人生を賭けるけど、肝
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

高評価ですがわたし的には少々地味だった。そもそも『ミナリ』(芹:食べるのは正月の七草粥くらい)というタイトルからして…
移民の多いアメリカでは人々の共感を得て大ヒットらしく、その評判が日本での追い風に
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.4

最高に楽しい映画でした❗️理系男子いいなぁ。大野クン(成田凌)の「素数のナゾを解くとかウフッ」とか「数学は冒険なんだよ」「ホフェッ!」とか、なんだその笑い方ww
そして香住こと清原果耶ちゃんのカラオケ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

車上生活をし季節労働を求めて移動し続ける高齢のノマドたち。この生活を自ら選んだ人々にしても頑丈な身体と強い心を持っていることが不可欠。ここに出てくるノマドたちは「人生に悔いなし!」な感じで本当に強い。>>続きを読む

声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.7

シネコンで見逃した作品を高確率で拾ってくれる地元ミニシアター2館には感謝しかありません(o_ _)o

お互い空気みたいな存在になっているロシア系ユダヤ人初老夫婦ヴィクトルとラヤ。
ラヤ62歳(たしか
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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

4.2

スプラッターの衣を纏った悲しい青春映画だと思う。
(フィルマークスのあらすじがとても上手くまとめられているのでご覧下さい)

″バッドエンドの物語の始まり。俺たちはメイヘムだ。この頃は気楽だった″
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ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.8

アメリカ映画ってヒッチハイクの場面がよく出てくるけど、いつも思う、なんで乗るかな〜乗せるかな〜、って。それは地獄への入り口かもしれないのに。

C・ノーランも絶賛したという本作、ニューマスター版で久し
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.7

韓国ノワールというよりコメディ寄り人間ドラマ。期待していたよりグロ少なめだったけど面白かったです。
清々しい人間が1人も出てこない中でもテヨンの元妻で風俗店社長ヨンヒが容赦なさすぎ。なんでこの人一度結
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.0

クララ16歳、勝ち気で聡明で、強がっているけれど孤独の中で生きている。そしてアルドもまた心に深い悲しみを抱えている。
父親を亡くしたクララがアルドに求める父性。クララがアルドの狭いベッドに潜り込んだ時
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

上流階級に生まれた子供と庶民の家庭に生まれた子供、どちらも親の愛情は一緒かもしれない。両者を決定的に分けるのはその子供にかけられた時間とお金の多寡である。クリスマスツリーすらなかった美紀と、三姉妹それ>>続きを読む

カポネ(2020年製作の映画)

3.5

15歳で梅毒に罹患したというアル・カポネ、中3じゃん!そして映画の中の晩年のカポネは48歳。実はカポネについては殆ど知りません。ググったら結構昔の人なんですね(1899-1947)実際のカポネは見た目>>続きを読む

天空の結婚式(2018年製作の映画)

3.4

息抜きの1本。
ゲイ・カップル アントニオとパオロの結婚に至るてんやわんや。
アントニオが完全に要潤だった(要潤系が好みかどうかで本作の評価大いに違うと思う)。パオロはクマさん。ヒゲおデブなので生々し
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ある殺人、落葉のころに(2019年製作の映画)

3.5

和也・俊・知樹・英太
高校のバスケ部の仲間だった彼らは和也の父のパッとしない土建屋で生気なく働いている。和也は3人を子分のように扱い、3人はへらへらと追随し、ガレージに集まっては煙草吸いまくりでトラン
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太陽は動かない(2020年製作の映画)

3.7

掴みの市原隼人シーンものすごかったです(語彙力)ミッションインポッシブルみたい!公開が1年延びたらしいけど役者達がこんなに身体を張ってやってる映画がボツにならなくてよかったー。藤原竜也が「何度も死ぬか>>続きを読む