茉恭さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

茉恭

茉恭

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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.9

阪本監督、完全に遊びましたよね?!と言いたくなるくらい、否、演者みんなふざけやがってっ!!と苦笑したくなるような作品。
もちろんシリアスに観たっていいのだろうけど、
完全に松田優作を意識した主役の石橋
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mellow(2020年製作の映画)

3.3

この監督の作品は、ハッキリと好き嫌いが私は出てしまう。
私は、の話。

こういうオサレでサラッと流れるような作品は、
邦画では本当に難しいと思う。
役者の細かな表情が問われるので、
下手なひとはとにか
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

レディバードのグレタ・ガーウィグが監督、脚本の本作、
大昔の作品を、こんなに見事に脚色した作品も稀ではないだろうか。
とにかく、あれ?若草物語ってこんなんだった?!と何度も首を傾げるほど。
やっぱりこ
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

耳が英語に慣れているので、コロナによる自粛のせいもあって、
久々のスペイン語はなんだか宇宙語にも聞こえてしまう前半w、
こうして、年老いて自分を見つめ直して再び向き合っていく行程は、
誰しもいつか訪れ
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

4.4

イケメンというより、私は彼の演技力を高く評価している。
中村倫也なくして成立しなかった作品。
いっそ一人芝居でも良かったんじゃないかと思うほど。

未知の監督でしたが、
なんと城戸賞作家ではないですか
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

4.1

若干、内容は難しめ。
エジソンとウェスティングハウスとテスラの関係性くらいは予習しておいたほうがいいかもしれない。
そうしないとテスラうぜぇとか思うかもw

しかし電気椅子はこうして出来上がったという
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.6

アカデミー賞の候補にあがっていたので、観てみることに。
内容や出演俳優には特に食指は動かなかったものの、
賞の候補にあがるのだから、それなりの期待はしていました。

結果、よく練りこまれた演出と台詞回
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.3

ジム・ジャームッシュの遊び心と皮肉がたっぷり込められたバカ映画。
と一言で言えてしまう娯楽作品。
脚本も演出も「らしくない」というレビューが多いけれど、
もともとジャームッシュって、そんな好評価される
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

5.0

もうっ、さいっこーに面白かった!!!
それしか言いたくない。
韓国独特のねっとり感が映像と演出で存分に伝わってくる。
あの部屋の匂いまで伝わってきそうだ…。
ユ・ジテの軟体に驚かされる。
そしてオチに
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

5.0

ステイホーム中に観た作品は数あれど、やはりこの作品は別格だと改めて感じさせられた。
こんな作り込んだ脚本、どうやったら描けるんだろう…。
そして私は、この主人公の気持ちすごく解ってしまうんだ…。
ここ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.0

原作は知っていました。
なので、これを映像にすると聞いた時、
どんだけの天才に演奏させたら成立するのか、
正直、鼻で笑っていました。

新人の鈴鹿央士がなんぼのもんじゃ!と、完全に見下していたわけです
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.5

世間がいま(2020,04月現在)言っていることと全く同じすぎて、
むしろ笑ってしまうくらいだった。
この時代に、いまを預言できたわけではないのに、
まさか現実に起きてしまうなんて。

エンタメとして
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リーマン・ブラザーズ 最後の4日間(2009年製作の映画)

4.0

当時は、これのせいで人生がガラリと方向転換を余儀なくされた人たちがいた。なので、なぜに倒産したのか、そのカラクリには興味があった。
こうして作品として鑑賞したことでわかることがたくさんあった。
多少の
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

コンチネンタルと、その序列の謎がこの辺りで明らかになるも、
休む暇も傷が癒える暇もないジョンよりも、
ワンコ!ワンコ!ワンコ!ばっかり気になった今作w
まぁ、犬好きなら共感してもらえるかもしれないけれ
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

ジョン・ウィックという男の執念はどこへ?!
鉛筆で3人殺した武勇伝を持つブギーマンいずこ?!
と言いたくなるくらい、趣旨がどっか行ってしまった気がした今作、
やはり1が一番面白いから外れることなく終わ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

実は観ていなかったシリーズを、
この引きこもりを利用して一気観しました。

まるで茶番のようなデスゲームだなと思っていたら、
なかなかに凝った設定だったので楽しめました。

コンチネンタルは謎がたくさ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.4

劇場で見逃したので、VODで深夜の大音響をかましてやったw
エンジン音が心地良くて、体のあちこちに緊張が溜まる。

相変わらずのカメレオン俳優・クリスチャンベイルと、マッドデイモンなんて、とても豪華な
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

4.5

これの面白さが解る人と語り合いたい!
実在した結婚詐欺師の話なんですが、
どうにもおかしな言動なのに、
騙されていく女たちの、
どうしようもない性が愛おしい。

かつて、佐村河内守氏や、全身小説家の井
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惡の華(2019年製作の映画)

4.0

原作既読。ゆえに嫌な予感しかしなかったので、上映中はスルーした。
でも朝ドラで伊藤健太郎の演技力を垣間見て、
これはイケるんじゃないかと思って観てみた。

変態の定義は様々だけど、
思春期に覚醒するも
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

4.3

至極丁寧な作品なのに、所々作画に雑な部分がある、
イグナトフのキャラ設定かぶれぶれ、
この2つ以外、どこにも欠点がない。
さすが8年も引っ張り続ける力がある作品だと思いました。

身内の方に聞いたとこ
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

4.0

アンソニー・ホプキンス出演作で見逃していた作品。
皆さんのレビューはいまいちでしたが、
私はこういう好きなので、高得点です。
超能力とありましたが、
所謂サイキックですねこれは。
場所移動って実物行け
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

4.0

死〜ん〜で〜く〜れ〜!!!
という、CMのような作品。
まあ、CM業の人が監督した作品だから映画とは一線を画すのだろうけど。

遅い反抗期役をやった広瀬すずと存在感のまるでない吉沢亮、
この撮影時(2
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.3

見流すつもりだったのに、見入ってしまった作品w
生田斗真は芸達者だなぁ、子役の子、上白石萌音に似てるなぁと思いながら、
この作品のディープなテーマに気づいたとき、
最初からちゃんと見ておけば良かったと
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.9

いいシーンがたくさんある作品でした。
家族というテーマ一括りにできない内容です。
それぞれの思い、それぞれの愛し方があって当然だし、
それを尊重し受け入れられるのかというテーマなのかもしれませんね。
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.4

マーゴット・ロビー最高!!!
ハーレイ・クインのなんとキュートなことか!!
その一言に尽きる作品。

敢えて時間軸を行ったり来たりする手法、本来は間延びしたり飽きてきたりするものだけど、
これはお見事
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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

3.0

名脚本家、遊川和彦がメガホンをとった作品ですが、
一見、解りやすい作品に見えて、実はとても難解な内容。
3月に特化して30年を表現していく訳ですが、
表現しきれていない部分、
これ必要?!と思う部分、
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

5.0

後半は泣きっぱなし!!!
なんだよこれグリーンマイルみたいじゃないか!!!

食わず嫌いはよくない。
タイトルがいまいち、裁判劇なんてもう見飽きたなんて思ってたら、
この作品にカウンターパンチを喰らう
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Red(2020年製作の映画)

3.5

「最後に抱いてくれる?」この妻夫木さんの台詞!!!
この声量、声質、最高でございました!!!
こんな(※※)作品じゃなく!!
もっとちゃんとした設定で、ぜひこの台詞、おかわりおなしゃす!!!


と、
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.1

ジュディ・ガーランドに、そんな思い入れは正直ない。
オズの魔法使いくらいしか知らない。
なのでノーマークではあったけれど、主演女優賞獲ったとあれば、
そりゃーもう良い画質、良い音質で見ておきたいでしょ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

-

実在した吉田所長の功績を作品にしたかったのか?
3.11の真実を書きたかったのか?
それともエンタメ作品ですお楽しみくださいとしたかったのか?

作品の意図がわからない。

フィクションでも十分だった
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初恋(2020年製作の映画)

4.4

このタイトルの真意がよく解らなかったけど、
とにかく出演しているほとんどが好きな演者さんなので、
喜び勇んで大期待で行ってしまった。

※内野聖陽さんの日本刀の抜き方にシビれ(この直後にきのう何食べた
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.9

事実を解りやすいストーリーに仕上げた娯楽作品。
これは決して社会派で括られるものではない。
もちろんセクハラがテーマですけどね。

用意周到にプランを積み上げていくヒロイン。
「なう」で罠に落ちていく
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.5

もう、才能が溢れすぎて言葉がうまく見つからない。
脚本の構成がうますぎる。
ああ、そうだった。エンタメってこうだよねと再認識しました。

主人公は本人も主人公と似た境遇で生まれた女の子。
この子が「生
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

4.5

これはもう、小池栄子の実力が大いに発揮された作品。
なんて魅力的なキャラクターなんだろうか!
え?花沢さん?!とびっくりしたカラス声に、
磨きに磨き上げた身体のアンバランスさが、なんともキュート!
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.3

悪趣味ですが、騒動の渦中となった原因が今作だというので、
どれどれと鑑賞。

まず、唐田えりかさんが女性としてどうのこうのという前に、
今作の準主役としての女優としてどうかとレビューしたいのですが、
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空母いぶき(2019年製作の映画)

4.0

原作未読。
上映中は様々にマスコミを賑わせていた今作、
実際に観てみると軍事には詳しくない私が見ても、
ああ、予算~と思うシーンは否めず、
ただ、限られた中で頑張ったなあという感想が残る。

登場人物
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