atagiさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

若き人妻の秘密(2011年製作の映画)

3.7

淡々とレア・セドゥをひたすら楽しむ。セドゥファンの為の映画。

昼ドラのような、美貌の人妻を巡るゆったりとした展開。直接描写をせず、事後の間接描写で語るのもフランス的。終盤にハッとする展開があるもオマ
>>続きを読む

あなたに降る夢(1994年製作の映画)

4.0

チップ代わりに宝くじの当選金を半分あげるよ。
なんて冗談が現実になる設定の時点で夢想的な話かと思いきや、宝くじが当たった事で起こり得るトラブルであったり、高額当選者を特集する今ではあり得ないマスコミに
>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.2

離婚という着地点へ向かっていくストーリーでありながら、暖かさも感じる不思議な作品だった。

一見はたから見ると普通にお互いを気遣い離婚しなくても良さそうな描写と、ふとした時やドアが閉まった直後に見せる
>>続きを読む

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.7

前作と同じことをまたやるのか?と思っていたが…
なるほどやってることは同じでも設定が違うだけでかなり楽しめた。

前作からのお馴染み要素は勿論、新しいキャラも違和感なくフィットしていた。
序盤のマッド
>>続きを読む

コンタクト(1997年製作の映画)

4.6

もっと早く見ておくべきだった作品。

アメリカ政治史の香りを含んだオープニングに始まり、前半は姿も意図もわからないヴェガ星人との通信による交流。権力争いや宗教への信仰心を絡めたドラマ性のあるストーリー
>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.0

とてもとても良かった…

光がタイトルにある通り、とにかく光の写し方が綺麗。印象的なカットが多く、そのどれもがボーッと見惚れてしまう美しさ。光が挿し込むのと同時に流れる音楽もより美しい映像への没入感を
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.8

全編に渡って大泉洋の魅力が全開で、とにかくそこに尽きた。困り顔からキメ顔まで違和感なくこなし、コメディ俳優ばりに笑いもしっかり取れるから凄い。小松菜奈もアンニュイな表情が心を閉ざしかけた女子高生役がぴ>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.6

ジュマンジ1作目は子供の頃よく見てて思い入れがある作品。良くも悪くもあのチープなファンタジーが好きだった。
時代は進み、CGも進歩しての、いざジュマンジの世界の中へというロマン感じる設定。

スクール
>>続きを読む

サイクロンZ(1988年製作の映画)

4.0

ゴールデントリオの最後の共演。
小学生の時に何回も巻き戻して見てたのが懐かしい。

トリオ作の中ではこれが一番好き、1人1人の見せ場もしっかりあり、三つ巴から共闘まで楽しめる。変わり者役のユンピョウと
>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

またまた白石和彌監督は凄まじい映画を作った‥
家族という抗うことのできない運命への向き合い方を痛烈に描くと同時に、尊属殺人なども絡めた物語に思わず頭を抱えそうになる。それでも、衝撃的な冒頭に始まり、徐
>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.6

ゼメキス×トム・ハンクス×アラン・シルヴェストリの我特過ぎる布陣。これで感動しない訳がない。

ほぼ、トムの1人舞台でありながら、流石の演技力とユーモアのあるキャラクターで魅せきっているから凄い。身体
>>続きを読む

五億円のじんせい(2019年製作の映画)

3.7

産まれ住んできた街や家族に嫌気がさし、旅をする映画が山ほどある中で、この設定は面白い。
親の期待だけでも学生の頃は十分なプレッシャーだったりするが、加えて他人の負担や期待も山盛り担がされての人生。これ
>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

愛すべきターミネーター1.2のこれでもかというオマージュ!シュワとリンダが暴れてる!シリーズファンはそれだけでも見る価値あり。まさにターミネーター版「フォースの覚醒」だった。

オープニングのレーベル
>>続きを読む

ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜(1998年製作の映画)

3.5

次元の虫歯と斬鉄剣を取られた五右衛門が楽しい。銭形がカッコいいわ。今作に至ってはもう銭形が主役だね。一人暮らしのおじさんの哀愁からの男気はカッコいい。

まりやのキャラクターも違和感なく馴染めてるし、
>>続きを読む

ミラクル/奇蹟(1989年製作の映画)

4.4

ジャッキー自身がお気に入り作品にも挙げている今作。ジャッキーがコメディとアクションを融合させて作ろうとしていたものがここに凝縮している。

香港スター期のジャッキー作品の中でも衣装やセットの作り込み方
>>続きを読む

ドラゴンロード(1982年製作の映画)

3.0

これはジャッキー監督作でもかなりの奇作だわ…話を整理させる気はないし、とにかく思いついたことは全部実行な雰囲気。

親父とのカンニングコメディだったり色恋コメディはいつものジャッキーとして、謎の羽付き
>>続きを読む

キャノンボール(1980年製作の映画)

3.6

80年代よくばりプレート。カロリー高め。けど嫌いになれないこの感覚。ワイルドスピードにはない魅力がここにはある。

パッケージでも解る豪華すぎるキャストと、濃すぎるキャラクター。救急車コンビに、神父コ
>>続きを読む

酔拳2(1994年製作の映画)

4.5

これぞジャッキー全盛期にして最高峰。何十回と見ていてもちゃんと楽しめる。
前作を見ていなくても大丈夫、ジャッキー入門編にもピッタリな作品。

100分間が飽きずにあっという間。場所に武器にバリエーショ
>>続きを読む

バトルクリーク・ブロー(1980年製作の映画)

3.4

コテコテのアメリカンテイスト、ジャズが流れるジャッキー映画、これはこれで新鮮だけども…

やってることはいかにもアメリカ人の好みそうな設定だし、やり方によっては面白くなりそうな雰囲気。だけどもバトルが
>>続きを読む

ヤング・マスター/師弟出馬(1980年製作の映画)

3.5

ロー・ウェイやチェン・チーホワから巣立ち、ゴールデンハーベスト移籍一作目。

"デン デン デン デン
パーパーパ パーパーパー
チャララララーーン "

やっぱりこのクレジット音だ
>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.2

これが82年に撮影したものかと言うほどの映像のクリア度に驚き。そして何より、退廃した街並みや世界観がとにかく最高。SF好きな人であれば、まず間違いなくハマる。「ブラックレイン」でもそうだったけど、リド>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.5

是枝監督の家族の描き方は国境を越えた名俳優たちを相手にしても押されることなく光っていた。静かな会話劇の中でも名優達の流石の演技力でそれぞれの本心や関係性がひしひしと伝わり、それでいて誰にでも当てはまる>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.0

前2作よりも重く、苦しい時間が続き、バットマンの存在意義を終始考えさせられる。ダークナイトに比べると、インパクトも中毒性も薄くなってしまうが、それでも素晴らしい3作目だった。

キャットウーマンのキャ
>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.3

初めて見たとき、ジョーカーの鮮烈なキャラクターに何者なんだコイツはと驚いたのを覚えている。狂気の犯罪者を取り上げた作品は山ほどあったけれども、それをヒーロー映画で実践したことが衝撃だった。
これまで勧
>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.9

ネトフリの期限だったので再度鑑賞。

誰もが周知のバットマンが故に作品の大筋が決まってきてしまう以上、ノーラン十八番の時間軸のトリックこそはお預けだったが、これがヒーロー映画かと思う程の重厚なストーリ
>>続きを読む

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

4.2

カメ止めの上田慎一郎の2作目。2作目のジンクスを背負いながら、素晴らしい出来だったと思う。凄い試みだったなぁという感激はカメ止めのインパクトが勝るが、鑑賞後の幸福感は個人的に今作の方が断然上。思わず帰>>続きを読む

ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.3

淡い期待を持って鑑賞もやっぱり何とも言えない作品だった。
CGのヤングスミスの完成度は本当に凄い。ただ、そこだけ。バイクチェイスのシーンは盛り上がるも、ところどころCGのヌルッとした動きや、90年代の
>>続きを読む

蛇鶴八拳(1977年製作の映画)

2.9

これは、拳シリーズの中でもハマれなかった。

最初から強いジャッキーは良いとして、説明なしに、け、化粧?!キャラは至って真面目なのに、髪型もダサい。他キャラも髪型が基本的におかしい。スタイリストがどう
>>続きを読む

プレデター(1987年製作の映画)

3.7

久しぶりに地上波で。
人間界最強のシュワvs宇宙の殺人鬼がとにかくアツい。シュワ作品では珍しいマトモにやったら勝てない相手。ゆえに逃げるし隠れるし必死だし。そういう観点ではシュワ全盛期でも貴重な作品だ
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

3.6

いやぁ、3作で10時間弱は長かった。ほんとに長旅だった。その分、登場人物は1人1人の物語が丁寧描かれて、ラストは壮大。
個人的にはもう少しフロド自身の活躍が欲しかったかなぁ。指輪に苦しむのも分かるけど
>>続きを読む

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.6

思っていたよりもずっと人間臭いストーリーで良かった。てっきり高校生モノをイメージしていたが、なりたかった自分となれなかった現在に悶々とする20〜30代にも刺さる内容だった。先日見た「ブルーアワーにぶっ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

1回目は公開日に、昨日2回目を見てきてやっとレビュー書きます。

これまでのジョーカーの様な性根から完全な悪人ではなく、ある日まで健気に暮らしていた善人が社会の波から弾き出され、しわ寄せを受け続けた結
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.6

前作でバラバラになった仲間たちが複数の場所で戦いへと向かっていく展開に、胸が高鳴る。直接の戦いのシーンもグッと増えた。
それぞれの旅路もキャラクター達の魅力が引き立つように作られているし、終始胡散臭い
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.6

自分が小学生の頃、世間を騒がしてたシリーズを初めて見てみた。1作目につき、前半は説明、説明、説明でとにかく長く感じるも、そこを乗り切って旅が始まってからはワクワクさせてくれた。

小さいけれど従順で一
>>続きを読む

トゥー・ラバーズ(2008年製作の映画)

3.4

ホアキンとグウィネス・パルトローの共演ということで鑑賞。
序盤から静かに暗い展開が続き、2人して精神不安定なキャラで、ずっと危なっかしい。決して見た目も冴えず、常に暗い表情、モテそうな香りが全くしない
>>続きを読む