atagiさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

4.4

予告が解禁されてた頃から絶対好きだなと思っていたけど想定通りドンピシャだった。

祖母がいて、親も歳を取ってきて、久しぶりに帰った実家は"笑えない"状況。家族付き合い、田舎、全部が嫌で、でも誰のせいに
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.1

回を増すごとに面白くなり、毎回新しい物を見せてくれつつ、カンフー映画やスパイ映画への溢れんばかりの愛情も素晴らしい。

前作の直後からなので、スタートから追われる展開に燃える。そしていきなり対峙する巨
>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.9

初っ端からマスタング取り返してフルスロットルのアクション。死ぬ気で取り返した割に車ボロボロだけどいいのか?と思ったけど理由あってよかった。

相変わらず人混みでのバトルは見せ場たっぷり。今回も殺して殺
>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

キアヌリーブスのアクションってマトリックスの頃のCG無しでは物足りないイメージだったけど、これは凄い。

前半の説明部で世界観を掴んだらあとはひたすらにジョンのアクションを楽しむだけ。車でも銃でも魅せ
>>続きを読む

龍拳(1978年製作の映画)

3.5

笑い無しの真面目なストーリー、最初から強いジャッキー、登場人物死にまくりなラスト、決めの一撃の余韻を残す戦い方だったり、ローウェイ演出の効果により随所にブルースっぽさを感じる。龍を冠した「拳」シリーズ>>続きを読む

少林寺木人拳(1977年製作の映画)

3.3

オープニング直後の師匠との取り組みと暗転を交互に写す、初期のジャッキー映画では珍しく凝った演出でスタート。まさかのジャッキーが口聞けないかつ、少林寺での修行の身分という設定。ゆえに前半のメインはひたす>>続きを読む

ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

3.0

おじいちゃんのキャラと数々の愚行が面白いと思えるかが別れ際。自分は序盤からずっと、掘れど掘れど出てくる爺さんのクソ加減に終始イライラし続けてしまった。おまけに途中で爺さんが連れ込む青髪の女もブスだし、>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

2006年版は何度も見てたけど、76年版はこれが初めて。ストーリーは勿論同じなんだけど、光の当て方にこだわった演出だったり、作品が醸し出す雰囲気が俄然こちらの方が良かった。

昭和が香る映像技術や美術
>>続きを読む

惡の華(2019年製作の映画)

3.5

原作や前情報ほとんど無し、空き時間に丁度よい上映時間&ちょっと前から推してる飯豊まりえが出てたから鑑賞。

問題児なんてレベルではなく精神疾患の雰囲気すら漂わせる仲村の言動に序盤は全くついて行けない。
>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.4

これは凄かった…。
地元民、観光客、腹を括った様な青年達、それぞれが写されていく中で、突然にテロは始まる。
さっきまでラグジュアリーだった高級ホテルには叫び声と銃声が飛び交い、目の前でいとも簡単に人が
>>続きを読む

レッド・ドラゴン(1976年製作の映画)

3.5

ジャッキーがブルースの作品を継承とした。それだけで感慨深い。おまけにノラミャオやハンイェンチェなども「ドラゴン怒りの鉄拳」から続投してくれたりでキャストで見ればかなり安心できる。

肝心のジャッキーは
>>続きを読む

おみおくりの作法(2013年製作の映画)

3.7

短い作品でセリフも少ない。けれどもその静かな物語の中にメイの心情や亡くなった人への向き合い方を考えさせるには十分過ぎるほどの余韻や丁寧な演出。

葬儀をする側になるとわかる、亡くなった人のためにどこま
>>続きを読む

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.2

パッケージで損をしているのかなんなのか、マーク数が4ケタなことが信じられない。
SFファンの評価が軒並み高いのも納得。子供の頃に「ドラえもん」や「BTF」を見て、心のどこかでこれが現実になったらなぁと
>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

くぅうううう〜最高!スカッと!
この感想に尽きる。
史実に囚われず、嫌味な白人をジャンゴがバンバン撃ち殺し、白人社会の中で確実に自由を掴んでいく姿は、差別描写とは裏腹に素晴らしいエンターテイメント作品
>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.6

戦争を土俵にしても外さないタラちゃん最高…。世界史共通のヒールであるナチとタランティーノの過激描写がこんなにもにマッチするとは。

序盤からクリストフヴァルツが狂気染みた演技でインパクトを残すと、ラス
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.6

見てから1週間以上経つけれど、それでも興奮が冷め切っていない。それくらいにタランティーノの新作を待っていた自分にとって満足の作品だった。

CG無しで完全再現したレイト60'sのハリウッドで煌びやかな
>>続きを読む

シティーハンター(1993年製作の映画)

3.3

シティハンターも幾らか読んだことあるけど、この再現率でシティハンターをよく冠したなぁと逆に関心しちゃう。
銃の要素はボチボチ、やっぱり最後はカンフーで完全に冴羽獠<<<ジャッキーのバランス。

数ある
>>続きを読む

クレージーモンキー/笑拳(1978年製作の映画)

3.1

100分のうち70分くらいがカンフーと修行のシーンなんじゃないかな。
それだけでも映画を成立させられるほどの若きジャッキーの並外れた身体能力には関心してしまう。

後発のジャッキー作品でも長尺のバトル
>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

-

急遽友人に誘われて、アニメも舞台も含めて初めて「ライオンキング」というものを見てきました。

結論、これはライオンキングのファンの人のための映画だなぁと思った。実写と見違える程の映像技術にはただ関心す
>>続きを読む

レイルロード・タイガー(2016年製作の映画)

3.1

ジャッキーらしさを見れてニヤリとできる、そんなファンムービー。

全盛期のジャッキーと比較するのはもうナンセンス。動ける爺さんでありつつ、真剣なときにコミカルを出せるジャッキーをまだ見れるのがとにかく
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.1

レザボアドッグスと同じく、またしても朝飯のシーンからの導入。そしてお馴染みのなぜか釘付けになってしまう会話劇。単なるハンバーガーの話なのにやたらカッコよく映える映画なんてそうそう無いんじゃないか。>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.2

ワンスアポンアタイム公開に向けタランティーノ復習。

これが初監督作なのかとクオリティの高さにとにかくビックリ。朝のカフェで下ネタ、チップを払うかどうかの他愛もない会話から、Little Green
>>続きを読む

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

3.8

2の終わりが中々にずるかったので、その勢いで鑑賞。今作は脱獄からのテロ阻止と1の頃から比べると遥かにスケールもでかくなり、やる事も大胆に。最初の20分くらいこそ若干ぬるっとした時間が続くも、ギャング団>>続きを読む

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.8

前作からの勢いそのまま、仲間も増えて面白さも増し増し。現実味なんかお構い無しで、いかに学者たちのキャラネタを引き出すかに終始する展開はナイス。ハリウッドのド派手なアクションやスタントには敵わないが、「>>続きを読む

星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.0

ながら見。どうしても突拍子な展開が目立つために、それぞれの説明シーンも長い。
風景画はもちろん美しいけれど、技術の進歩も含めて、最近の新海作品と比べてしまうのは仕方ない。
個人的に今作は「宮崎駿作品の
>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

4.4

これまた白石和彌監督はやってくれた!
流行りの役者に寄らないキャスティングとこだわりのカメラワークや演出も随所に感じられ、相変わらずの熱量を感じられた。

何より香取慎吾が本当に凄かった。大きな身体と
>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.2

虫の鳴く声と、どこか懐かしさを感じさせるオープニングで、これは自分好みだと確信。重厚だけども淡々に進む作風にマッチした音楽に、たかるハエに開拓期の手付かずのアメリカの大地、鳴り響く銃声など、汗や血の匂>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.3

皆が言うように3は超えられない。それは分かっている上で、ウッディという1つのおもちゃ、というかもはや1人の成長の物語として素晴らしかった。

アンディの1番で、おもちゃの中のまとめ役で、遊んでもらうこ
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

青くさい主人公と、いかにもなヒロイン、ちょいセクシーなお姉さんと新海作品らしい登場人物たち。「君の名は」をも凌ぐ映像美。天候を軸にしたのは素晴らしいチョイスだね。

説明をすっ飛ばして、晴れ女のフラグ
>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.2

休みの日に久しぶりに見たら、レビューしてないことに気づく。

新キャラたちの説明から始まる前半こそテンポ悪いなぁと思ってしまうが、ローグワンとして始動するところからは傑作。過去作へのオマージュもありつ
>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.2

アベンジャーズの続編としてのスパイダーマンとしては文句無しの出来。
映像、音楽、衝撃度、次回作へ繋がるラストカット。ここら辺に関してはもうMCUは安定だね。

新キャラのミステリオも宇宙服みたいな頭部
>>続きを読む

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.8

ザ・スミス結成前夜の話と聞いて期待を込めて鑑賞。
まだスミスのモリッシーになる前の、人生が退屈で仕方ない青年だった頃が、きっとこうだったんだろうなというのが分かる。
スティーブンの気だるさとか虚無感と
>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.6

「どうして学校に行くのか」
この問いを何度も反芻させられた作品だった。

パッケージのカラフルな衣装とか、"旅"というワード、妻の葬儀に向かう設定から「ハングオーバー」の様なコメディや「リトルミスサン
>>続きを読む

山下達郎 シアター・ライヴ/PERFORMANCE 1984-2012(2012年製作の映画)

5.0

アンコール上映にて鑑賞。
80年代から2010年代初頭までの神の変遷を見た…
ライブサウンドとは思えない完全なパフォーマンスに、ただただ圧倒された。特に80年代の演奏はバンドメンバーも含めてレベルが高
>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.6

懐かしのマーベルシリーズ2作目。
当時はこんなもんかと思っていたけど、改めて今見返すと、色々手探りだったんだなと思う。
髪の毛フサフサだし、技名叫んじゃうポップさとか、逆に目新しい。ノートンもどこか科
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0


不思議と感情移入しすぎないというか、どこか淡白な登場人物たち。
"良い年なんだから""泣き喚いてもどうにもならないし" そんな、自分の立場を分かっているような、大人っぽくあろうとしてる感が、どこか滑
>>続きを読む