きみどりさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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毎年12月、エドガー・ライトがSpotifyに上げる「今年の50曲」というプレイリストを心待ちにしています。自分で新しいの見つける能力も気力もないので、ほんとありがたいのよ…。

音楽の使い方が上手い
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

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あのお方のモデルは、やっぱりイーロン・マスクですよねーニヤニヤ。

前作では既得権層の隠し持つ差別意識を、今作ではテック企業の大物の胡散臭さを描いている。
ライアン・ジョンソンよ、『スター・ウォーズ』
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

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ジャレッド・レトの付け鼻🥸(だよね?)にびっくり。出てきたとき誰か分からんかったわー。彼、元の鼻筋はもっとちっさくて薄いよ!
(あの鼻、わざと気持ち悪い毛穴ブツブツメイクが施してありましたな…)。
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

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人里離れた高地のサナトリウムに精神疾患を偽って入所したら出られなくなっちゃって…と、ここまではよくある設定。でも中盤以降「おっ読めたぞドヤァ」と思ったらその都度ツイストがやってきて、ひっくり返され続>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

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先に鑑賞した友人から「引きこもりのコミュ障バットマン」だったと聞いていたのだけど、なるほど納得。なんやかんや今までのブルース・ウェインってそれなりに富豪しぐさ(美女並べるとか)を見せていたけど、そうい>>続きを読む

ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

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*映画とまったく関係ない上に超長いゲーム紹介です。繋がりはポーランドだけです。

なぜって明日12/14 11:00からNHKのゲームゲノムで『This war of mine』が特集されるらしいのよ
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クライシス(2021年製作の映画)

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アメリカ人の平均余命を下げている一因とまで言われるオピオイド禍のお話。『トラフィック』のような暗さと緊張感のある群像劇でした。
麻薬禍ものでラスボスなのは、大企業と政府なのですねえ…。

王の涙 イ・サンの決断(2014年製作の映画)

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お父さんはお祖父さんに廃嫡された上に殺されて、自分は子どもの頃から死客に狙われ続けて息つく暇もなかった李氏朝鮮の王様のお話。おお、『王の運命』でユ・アインがやった、米櫃に監禁された跡取り息子の息子か…>>続きを読む

チャタレイ夫人の恋人(2022年製作の映画)

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原作小説を初めて読んだとき、ぜんぜんエロ本でないことにびっくり。その後いくつか研究書も読んだけど、これくらい世間で広く受容されてきたイメージと内容がずれている物語もないよなあ…と思います。

メラーズ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

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シンプルな毒親監禁ものかと思ったら…これは教育の勝利🏆やー!

娘ちゃんが、身の回りにあるものと限られた環境で学んだ知識を武器にして窮地を切り抜けていく姿に、胸が熱くなりました。
はんだごてがこんな活
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

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Fピューを初めて見たとき「あ、体型が朱美(akaスカヨハ)っぽい子が出てきた」と思った自分を今ちょっと褒めてる。あらー姉妹役なんですねー(^^)

それより何よりデヴィッド・ハーバー、出世したな! 長
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アントマン(2015年製作の映画)

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観ているつもりでわりと…どころか見落としだらけだったMCU。そういやポール・ラッドもいたね(^^) わたしこの人大好きなのに、すっかり忘れてたわ。しかももっと大好きなマイケル・ペーニャも出てた!
…ど
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パーキングエリア(2022年製作の映画)

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ひぃぃネイルガンーーー🩸
あの道具出てきた時から悪い予感はしたけど、まあまあ痛い場面でした…からの!

落語の演目で『宿替え』というのがありまして。引っ越し先の新居で箒を掛ける釘を打ったら、壁の薄い長
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ル・パシヤント -ある患者の記憶-(2022年製作の映画)

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殺人事件を生き延びた青年が、精神科医の助け(追求かな)を受け、失われた記憶と行方不明の妹を取り戻す…。

ツイストなくあっさり結末に至る。劇中、ある世界的大事件のニュースが流れるが物語の筋に関わりはな
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

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観ているつもりで抜けの多いMCU、これも見落としておりましたが、ただいま夫がマーベルマラソン中なので落穂拾い的(?)に鑑賞できました。
…と、ここまではたいへん結構なお話なんですが、「いつになったらバ
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聖なる証(2022年製作の映画)

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これ観ようかどうしようか迷っててレビューをチラ見していたら「フローレンス・ピューがまた変な村に送り込まれて云々」というのを見かけて大爆笑、そういうジャンル映画ならばと気を取り直して鑑賞。そういや家も燃>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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2022年も終わろうという今になって、家人が突如マーベルシリーズに目覚めた。のは大変けっこうなんですけれども、「なあなあ指パッチンてなに?」から始まる質問の嵐に辟易しております。どこから説明すればいい>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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出版業界の知人が「書評担当者の間でこの本の取り合いになった」と言ってたくらい評価の高かった原作小説。南部湿地帯の描写が本当に素晴らしくて、映像化されると知ったときは嬉しかった。

…という思い入れがあ
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スタッツ:人生を好転させるツール(2022年製作の映画)

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ジョナ・ヒルと、彼の精神科医スタッツ氏が延々と対話するドキュメンタリー。配信オリジナルならではの地味な佳作だった。

映画がセラピーそのもの。二人の真摯なやりとりにつられて、観ているこちらもつい心の中
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ユ・ヨルの音楽アルバム(2019年製作の映画)

4.0

ふぅ、キュン死するかとおもた。


キム・ゴウンとチョン・ヘイン(とくにチョン・ヘイン)のルックだけを目当てに観たんですけどね…こんな演出つけたん誰や。褒めて差し上げたい。
恋愛ものに対して醒め気味な
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

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やぁやぁ、遂に明日11/9、The Crown season5 が配信開始ですね。実にめでたい。ひとり前夜祭で久しぶりにコリン・ファースをキメてました。

『ザ・クラウン』配信開始前のお楽しみといえば
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

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若さ至上主義を一応は否定してますけど、この頃のレオ様(あえての様づけ)を見たらさ…若いって素晴らしい、正直他はどうでもいいってくらい乱心したって仕方なかろう。
それくらい美しい!何より細い!

『恋す
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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漫画原作で、これだけ上手く実写化できている作品はそうそうないんじゃないかしら。
内野聖陽のケンジって最初見た時から違和感なくて自然に受け入れてきたけど、改めて実は難しい役柄だと思った。かなりクラシック
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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観るタイミング(世情)を外したのと、期待値上げすぎた(私情)のが敗因かも。

大学の友人に田舎の資産家の娘がいたのだが、その子に聞いたお見合いの苦労話を思い出した。

ところで、プロのお見合いおばさん
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

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コリン・ファースとスタンリー・トゥッチのカップルの着ている服、眼鏡のフレーム、ベッドカバー、ソファなどなど、要所で青と緑が多く使われていたのが強く印象に残る。

シワでハゲでヒゲな中年男性二人の色気が
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

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ジェシカ・チャスティンとエディ・レッドメイン…これは米英赤毛対決ではないですか! あ、二人とも地毛と違う髪色で出てた。

美貌を封印して、いささかくたびれた風情の主演二人の演技が上手いなあと惚れ惚れ。
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

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自殺した同級生の親友だと誤解されたぼっちの高校生男子が、遺族のためについた些細な嘘。それが闇金なみの複利で増えて首が回らなくなるという設定もさることながら、母親役がジュリアン・ムーアとエイミー・アダム>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

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幼い彼を誘拐した育ての親も、実の両親も、きょうだいも、クラスメイトたちもみな優しい。しかも映画を撮る映画という、大好物。なんて素晴らしい世界なんだ。

…と、とても良い心持ちで見え終えたんですが、ふっ
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恋人はゴースト(2005年製作の映画)

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マーク・ラファロが引っ越してきたアパートには、ワーカホリックの研修医リーズ・ウィザースプーンの霊が憑いていて、恋に落ちるお話。

古典的ロマンティックコメディって、PCと折り合いが良くないことがあるの
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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「女が死ぬ。プロットを転換させるために死ぬ。話を展開させるために死ぬ。カタルシスを生むために死ぬ。それしか思いつかなかったから死ぬ。ほかにアイデアがなかったから死ぬ。というか、思いつきうる最高のアイデ>>続きを読む

みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

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原作ファンなので、映像化でがっかりするのが怖くてずっと避けていたのですが、松本穂香の澪役がなかなか良くて楽しく鑑賞しました。

泣かせどころがたくさんある『赤毛のアン』みたいな原作を脳内補完しながら観
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マネー・ピット(1986年製作の映画)

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*名作(迷作?)再訪

トム・ハンクスが若い!そして細い!1980年代のコメディしぐさにもびっくり!
改めて、おおらかというか雑というか無神経な時代だったんだな。

NYの若いカップルが住居費の高さに
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ハリガン氏の電話(2022年製作の映画)

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📚スティーブン・キングのブックリスト📚

好きな作家が挙げる愛読書に、自分の愛読書が入っているとすごく嬉しい。

幼くして母親を失った少年を読書係として雇った老富豪が、初っ端に読ませるのが『チャタレー
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レディホーク(1985年製作の映画)

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邪悪な司教の嫉妬心から恋仲を裂かれた貴婦人と騎士。呪いをかけられた二人はそれぞれ昼は鷹に、夜は狼に姿を変えられ、人間の姿での逢瀬は日の出と日没のわずかな時間のみ…。

ミシェル・ファイファーとルトガー
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ブロンド(2022年製作の映画)

1.0

☆って1以下付けられないのね。

不遇のスターの物語って、フィクション盛り盛りは仕方ないけど、やっぱり必要なのは対象者への愛とか優しさとか敬意じゃないでしょうか(作り手の自己愛は大いに感じたけどな!)
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死体が消えた夜(2018年製作の映画)

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なんこれ既視感…と思ってたら元ネタ『ロスト・ボディ』だった。

財閥出身の妻がことあるごとに夫をネチネチといびる。
発言小町あたりで相談したら「なんでそんな人と結婚したんですか?」と返されそうな夫婦関
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