『クロニクル』のヒットって、大ブレイク寸前のデイン・デハーンとマイケル・B・ジョーダンの存在でどうにかしとっただけなんかワレ…とジョシュ・トランク監督に思わず難癖つけたくなった。
認知症を患うアル・>>続きを読む
オマール・シー、マチュー・カソヴィッツ、レダ・カデブというとても俺得なキャスティングな上、主人公の俳優が推しの自転車選手ギヨーム・マルタンによく似ていたので、なんとか完走。
…潜水艦ものってどうやっ>>続きを読む
ウェス・アンダーソンのトリビアの中では、「好みの畝幅で特注したコーデュロイ生地で服を誂える」というのが一番好きなんですが、Mr.FOXに着せてたジャケットがまさにそれでした。
ジョージ・クルーニーがキ>>続きを読む
児童養護施設で暮らす子どもたちの物語。
初っ端から泣けて泣けて、目が腫れて泣きつかれた。
脚本は『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ。ストップモーションアニメも美しい。
ヒロインを演じたコンスタンス・ルソーの斜視と眼振、ついでにアジア人のような薄い体つきがとにかくこの世のものではない雰囲気を醸し出す。
彼女のルックで映画の世界観があらかた成立してたんじゃないかしら。>>続きを読む
永遠に続くかに思えた少年たちの夏も、手練れのサークルクラッシャーによってあっけなく崩壊する。
あの女の子、たぶん学校始まったらパトリックを袖にすると思うんですけど…。
私にとって真の主人公はビアジオ>>続きを読む
『万引き家族』に対するネトウヨの皆さまからの評価が「日本の恥を晒すな」だったのは記憶に新しいのですが。次作の『真実』で樹木希林とその家族をベースにしたと思しき物語をフランス映画のテイで作ったのを見て、>>続きを読む
『マーヴェリック』PRでU-NEXTがおすすめしてきた「トニー・スコット特集」の一本。
いやーもー、なかなかに当たりの異色作でした。
これが長編デビュー作で、当時は低評価だったそうです。
そりゃトニ>>続きを読む
ウィリアム・ワイラーと言ったら『ローマの休日』のイメージしかなかったけれど、こんな普遍的でシリアスな作品を残していたのですね…。
寄宿女学校を経営する女性教師二人が、生徒たちの付いた心無い嘘とそれを>>続きを読む
マシュー・グードはホラー顔なのでそっちのジャンルに分類されちゃったのかしら。ホラーじゃなくて、潜水艦パニックものでした。
「この人が出てくると嬉しくて顔が笑ってしまう」俳優ダントツ一位(なお同点首位>>続きを読む
名作再訪。
リアルタイムで観た記憶があって、そのときにもいたく感動したらしい覚え書きが残っているのです。でも、30年近く経って改めて鑑賞すると、昔の自分はなんも分かってなかったなと。
ブルックリン>>続きを読む
コン・ユとチョン・ドヨンのルックありきの不倫ドラマ。序盤にかけて男性がグイグイ行く感じがそこそこストーカー行為なので、けっこう怖い。コン・ユだから許す。いや、でもやっぱし怖い。
もしかしてここからサイ>>続きを読む
フローレンス・ピューについて、つねづね「ちょっと過大評価しすぎでは?」なんて思っていた過去の私を鯨尺(なぜに尺貫法)で打ち据えてやりたい。ごめんなさい私が馬鹿でした。
彼女は偉大な俳優です!
彼女の>>続きを読む
ジャケ写&邦題&惹句のミスリードが酷すぎやしませんか案件。
かねてより、配給会社の人間はちゃんと映画観てないんでは?と疑っていますが、その疑惑がいっそう高まりました。
それぞれに事情を抱えた人びと>>続きを読む
ポンペイ展行ってきた!
ミュージアムショップでひときわ目を引いたのが「炭化したパン」グッズ。炭化したパンのクッションからマグネットから、指輪まであった。あやうくクッション買うとこだった(買ったのは「>>続きを読む
観た者をエモい記憶に誘うジュブナイルストーリー。
90年代のあのタイプのカルチャーに特別の思い入れのないような人間でさえ、郷愁をかき立てられてしまう佳作でした。
ルーカス・ヘッジスは本当になんでもで>>続きを読む
ジャケ写&惹句ミスリード。
想像していたようなキワモノ映画では、まったくなかった。
仔羊を屠る冒頭のシーンがまず象徴的。ハンターは夫とその親にしてみれば大人しく可愛い家畜みたいなもので、あの立派なお>>続きを読む
いったいいつになったらヒッチコックのカメオ出演がくるんかなー?と思って最後まで観てから、彼の作品でないと知りました。
…そこら辺のバイアスは置いといても、面白かったです。
イングリッド・バーグマンがバ>>続きを読む
この時期、山沿いの道でうり坊を連れた母猪によく会う。うり坊たち、背中が縞々でめちゃ可愛い。
夜中に里(ていうか住宅地)まで降りてきて、プギャプギャプギャプギャ鳴きながら近所をうろついている。子どもの声>>続きを読む
単純作業時になんとなく流す旧作という枠があって、これはその一本。
しかし久しぶりに観ますとですね、頭部の血管造影するのに首の血管から針を刺してブッシャーと血が噴き出るシーンがいちばん怖かったですヒィ>>続きを読む
名作再訪。
仕事も男もどん詰まりな女子が、結婚で一発逆転を狙ったら…。
ってこれドラマに漫画に掃いて捨てるほどあるネタですが、元祖フレンチ意地悪おじさんが料理すると、若い娘にビタイチ容赦ないお話にな>>続きを読む
なんか地味可愛い女子学生役のゾーイ・ドウィッチのママがリー・トンプソンと判明したのが、本作におけるハイライトでした。
ところであの可愛い駄犬はどうなったん!?
タランティーノやロドリゲスや日本の漫画・アニメを浴びて育った世代が、遂に世に出る時代になったのね…としみじみしちゃったわYO!
あー面白かった。ヒロイン二人が可愛いかったなあ。
ダニエル・ラドクリ>>続きを読む
関係者へのインタビュー画面が、『マミー』で観客の心を撃ち抜いた1:1の画角であることに気づいて嬉しくなってるところへ、ギャスパー・ウリエルが出てきて涙腺決壊しました。
そうだった。『たかが世界の終わり>>続きを読む
ジャケ写にドランが出演を熱望とあるけれど、ほぼ当て書きなのでは?と思うくらい、ドランのための役だった。
関係者に事情を聴いていくうちに、少しずつ事の真相が見えて来る手のミステリ作品でした。
柄本佑が「えっ?」とともに見せる、現実を飲み込むまでにかなり時間がかかっているであろう表情が素晴らしい。
褒めどころは他多数。
黒木華については言うだけ野暮ってもんよね…。
あとあの可愛い編集者の千>>続きを読む
「笑うな」と言われたって、恋心と性欲に溺れてのたうち回る松ケンの姿を見て、共感性羞恥とともに笑わずにはいられない。
相手の懐に入ったと錯覚した途端、相手の女性にじわっと所有欲を醸し出してくるところも素>>続きを読む
アオハル系百合映画かと思いきや、意外な展開でした。炬燵の中でペディキュア塗るシークエンスでドキドキしちゃったのに…。
お鍋を囲む場面で、卓上コンロの火力を誰も弱めない演出も良い。もうずーっとスープが>>続きを読む
思春期女子のためのフェミニズム映画。
舞台が1994年というと、ちょうど『82年生まれ、キム・ジヨン』とほぼ同世代。ジヨンが思春期を過ごした時期は、こんな感じだったんよね…。
ウニの母親が兄弟を優先>>続きを読む
名作再訪。
二十歳そこそこの自分は傑作だと思ってたけど、果たして時の洗礼を受けて生き残るタイプなのか、ちょっと不安に思いつつ鑑賞。
…いやこれ、あと20年もしたら堂々たるクラシックになるやつじゃな>>続きを読む
旧作再訪。
『こちらブルームーン探偵社』で大人気のテレビ俳優だったブルース・ウィリスの、メジャー映画初期作品。んま!若いわ!
あえて「テレビ俳優」っていうのはなんでかっていうと、当時はテレビと映画>>続きを読む
今回は猫チャンですニッコリ。
なんというか、家長として家族を守るための暴力が称揚される文化ってキツいですね。息子にあんな言われる筋合いないわな。
ってとこ以外は文句なし!
楽しかったです。
ニコマン&ダニクレ&ジェフリー・ライトが同じ画面におさまっているのを観ておおお…と感慨深かったです。
ウィルスの感染経路が顔面嘔吐というのは、しかしどうなんよ…。おえー。
カレーをスパイスから作ることよりも、調理に3時間もかけることに問題があるんだ! と、カレー粉にスパイスをあれこれ調合し、おやつに羊羹を手作りする夫が言うております(カレーの場面で私が爆笑しちまったのよ>>続きを読む