この映画を観た日の夜、悪夢にうなされて目が醒めて、眠れなくなりましたとさ。
自国の黒歴史をエンタメに昇華し贖罪するのがアメリカ🇺🇸の慣わしだと思ってるんですが、もはや現実がフィクションをはるかに超え>>続きを読む
岸井ゆきのちゃんの失業中の生活とか、その後の最低賃金ギリギリっぽい仕事で東京で一人暮らしできるのかとか、懐事情が気になって、物語に集中できなかったです。
最低でも生活費の6ヶ月は現金で確保しておきまし>>続きを読む
タイトルを『ホモソーシャル・ネットワーク』に変えたい物語だった。
息子が中学生のころに「ザッカーバーグみたいになりたい!」と言い出してお母さんは絶望的な気持ちになったものですが、21歳のただ今は「僕>>続きを読む
説教くさい善人役が多いイメージのオクタヴィア・スペンサーが珍しく悪役を演じている。
田舎のスクールカーストの呪いから逃げるには、誰も自分を知らない街に逃げるか、地元に残るとしても出世して逆転するしかな>>続きを読む
ハリーポッターそのままの寄宿学校や、その内部のヒエラルキーといった世界観をパロったホラーコメディ。
エイサ・バターフィールドにフィン・コール、教師役にサイモン・ペッグでその元カノがマーゴット・ロビー>>続きを読む
*ジャケ写&惹句ミスリード案件
白いタートルネックセーターにグレーのプリーツスカート、紺のカーディガン姿の松岡茉優の愛くるしさが常軌を逸してて、勝手に震えてしまいました。現場からは以上です。
これ>>続きを読む
会社員時代、わたしの服をよく褒めてくれる同僚がいまして。赤いエナメルのバレエシューズとか、ゴールドのパンプスとか、ヒョウ柄のスニーカーとか。あ、服じゃない、靴ですね。
で、彼があまりにじっとりとした>>続きを読む
名作再訪。
大学の講義で教材に使った映画。先生が書き起こしたシナリオで繰り返し練習したのでけっこう台詞覚えてた。20代の記憶力ってすごい。しかしこれで言葉の練習しても、痴話喧嘩しかできないじゃないの>>続きを読む
夫にチャンネル権(死語)を渡すと、適当にポチポチ選んで高確率で今泉力哉の映画を引く。なぜ。おじさんホイホイ?
下北沢ってどんなとこなん?って安易に妻をググるのいい加減にしてほしい。知らんがな!人生で>>続きを読む
*ジャケ写ミスリード案件
SFじゃなかろー。
放射能汚染で生き物が死に絶えた終末世界に、たった一人で生きるマーゴット・ロビーの前に、男が二人現れる。
キウェテル・イジョフォー(エンジニア)vsクリ>>続きを読む
過剰なまでに自分の粗暴な男性性をひけらかす深層心理って、こういうこと多いよね。と、分かりやすかったのはここまで。
後は、たぶんあれもこれも何かのメタファーなんだろうな…と思いつつ、きっと半分も理解でき>>続きを読む
2000年問題が騒がしい1999年、亡くなった親の残したミックス・テープの曲をひとつひとつ探す心の旅に、はぐれ者が加わっていく。
この設定に逆らえる40〜50代がいるだろうか。いやいまい。知らんけど。>>続きを読む
ジョン・バーンサルやヴァイオラ・デイヴィスといった、躊躇なく主役を喰っちまう脇役が出てきてその場をさらっていったのがただ印象に残る。よれよれの身なりで眉間に皺寄せて頑張ったサンドラ・ブロックが不憫です>>続きを読む
「努力、友情、そして勝利!」なスポ根ではなくて、経営学とか統計学とか投資計画のお話。
チームスポーツのメンバー編成は、ポートフォリオをどんな金融商品で組むのかということと、とても似ている。
宇宙まで>>続きを読む
登場人物すべてにチリチリと苛立ってしまい、観るのが辛くて挫折しかかったよ。子どもの造型がな…。いや夫がもー、ひどいのよ。ライターくらい自分で取りなされ!
ペラッペラとしか言いようのない従兄弟の存在もゲ>>続きを読む
『ゲーム・オブ・スローンズ』で人気絶頂期にあるキット・ハリントンを、魔法学園ドラマの人気俳優という設定にした時点で、ドランの底意地悪さにニヤニヤ。劇中劇の相手役にサラ・ガドンを無駄遣いしたのも、良い。>>続きを読む
パソコンが「んぴーーーーーーんががががが」と唸り声を上げて、ネットにダイヤルアップ接続していた時代。
ダイヤルアップ接続がなんのこっちゃ分からん若者は、お父さんお母さんに聞いてみよう。たぶん物真似つき>>続きを読む
子ども時代の愛読書が『ロビンソン・クルーソー漂流記』だったので、この手のサバイバルものは大好きです。しかし自分、ちっちゃな頃からどれほどぼっちが好きなんだ…。
極北の地で墜落した飛行機の残骸を住処に>>続きを読む
不世出の歌手というのは、その歌声と致命的な情緒不安定をトレードオフして出来上がっている気がする。いや、歌手という仕事でメンタルが壊れてしまうのか、どっちなんだろう。
ジュディ・ガーランドの伝記を読ん>>続きを読む
いがみ合う夫婦でも、いざ外の敵に対すると共闘しますよねー。
分かるー(棒読み)。
面白いホームインベージョン映画でした。ノオミ・ラパス目当てで観ましたが、期待以上に良かった。この監督、タランティーノ>>続きを読む
マッチングアプリで恋した相手が実は…。『ユー・ガット・メール』のアップデート版。
前々から疑問だったんですけどね、どうして男性は『ラブ・アクチュアリー』が好きなんでしょうね? 主語でかいな。
ヘン>>続きを読む
登場人物の持ってる折り畳み携帯が、今はなき三洋電機の製品であることに涙を禁じ得なかった。日本の電機メーカーがまだ命脈を保っているように思えていたよね…。
そしてお洒落な人はBlackBerry使ってた>>続きを読む
別れた夫婦の再生の物語を、妻エリナーと夫コナーのそれぞれの立場から描いた二本立て作品。の、コナー編。
主人公の経営するレストラン、ずいぶん緩い経営だなあと気を揉んでいたら、やっぱりお店潰したわ。でも>>続きを読む
*クソ邦題案件&最優秀衣装賞
ズタボロに傷ついて別れた夫婦の再生の物語を、妻エリナーと夫コナーのそれぞれの立場から描いた二本立て作品。エリナー編。
ジェシカ・チャスティンのルックが過去最高に良かっ>>続きを読む
初っ端からフランスパンで暴力沙汰に及ぶシーンがあり、「あっ懐かしい、虚構新聞みたい」(虚構新聞を知らない若者は周りの大人に聞いてみよう)と思ったところがピークだった。
20代の女性ばかりが10人以上も犠牲になった、未解決の連続殺人事件をもとにしたお話。
彼女たちの共通点は、貧困家庭に育ったセックスワーカーであること。そして遺体が発見された場所はニューヨーク近郊の富>>続きを読む
この10月にプロサイクリストのトニー・マルティン(ドイツ・36歳)が現役引退した。インスタで引退発表を見た夜は食事が喉を通らず、それから数週間ほど泣き暮らした者としては、推しに人生を捧げる人の気持ちは>>続きを読む
舞台はロックダウン中のパリ。とあるアパルトマンに暮らす7家族の悲喜こもごもを描くコメディ。
同じ集合住宅とはいいながら部屋の階層と広さで社会的な立ち位置が表現されているところが面白い。
ところで成>>続きを読む
名探偵かと言われるとそれほどではない。マグダの愛読書についてもう少し言及しても良かったと思うし、終盤に若干グダグダします。
が! とにかく服やインテリアがカラフルで可愛いんですよ。オレンジとマゼンダを>>続きを読む
娘や孫娘、少女を強姦したクズの言い分(≒彼らの真実)の多くが「向こうから誘った」であり、そんな父親が無罪になる判例が出るのが2020年代の日本。中世ヨーロッパがことさらに酷かったとは思えないんですよ…>>続きを読む
とにかくお気楽に観られるのを探しててポチった一本。クリスマスに恋人たちがイチャコラするお話だと思ったら奥さん、わたし騙されちゃったわ!
女性陣の衣装がポール・フェイグらしいコーディネートでした(^^>>続きを読む
古くはケイト・ショパンの『デジレの赤ん坊』や、ボリス・ヴィアンの『墓に唾をかけろ』、映画『白いカラス』で描かれてきたテーマ。
調べたら、1929年に黒人の女性作家によって書かれた原作小説があるのですね>>続きを読む
オリジナル版には黒人奴隷の女性がいて、ビジュアルでも物語の上でも彼女の存在がある種の緊迫感を生んでいたのだけど、ソフィア・コッポラにしてみたらそれすらノイズだったのでしょうか。
わざわざ記憶から消さなくったって、元彼なんて10年も経てば名前も顔も朧げになるんやで…。
大恋愛や大失恋に溺れるには、体力と気力が必要なんだね。
立って息してるだけで精一杯の中年なもんで、エキセント>>続きを読む
「小さくできるのは有機物だけ」だからって歯を抜いて頭を剃るのならば、爪も剥がねばならんし、あーーーー!骨はーーーー!?
あと、日用品から精密機に至るまで、小型化や微細化は手間がかかるので、小さくな>>続きを読む
30そこそこの桃井かおりと四十路に差し掛かったばかりの岩下志麻の二人が禍々しいほどに美しい。
今では「桃井かおりの物真似をする女優」みたいになってる桃井かおりが、この映画ではきちんと桃井かおりである>>続きを読む