Motokiさんの映画レビュー・感想・評価

Motoki

Motoki

去年の夏 突然に(1959年製作の映画)

3.9

なかなか重たい作品でした。
人間の精神の深部を垣間見たみたいな気持ちになる。
男性の同性愛とか、カニバリズム、それと奇妙な演出は当時どう受け取られたのかなー。

パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.0

短くてシンプルな楽しいロメール映画。
ウソと気まぐれとすれ違いばかりだけどロメールらしくて面白かった。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.8

タイミングを逃してずっと見れなかったけど、なんとか2021年の内に見ることができて良かった。
映像自体はコロナが現れる前に撮られてるわけだけど、今見るからこそ胸に響くものがある。
人間以外のものをなる
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ポネット(1996年製作の映画)

4.2

ポネットが最高にキュート。そしてものすごく健気。
子供たちの会話とその姿が大人びて見えるのが不思議。きっと大人でも子供でもポネットにかける言葉の重みは同じだからだと思う。
ポネットだってママが戻ってこ
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田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版(1951年製作の映画)

3.6

田舎町に赴任することになった新任の司祭。信仰心も薄く、噂話を好む排他的な住人たちに冷たい仕打ちを受けながら、自身の病に苦しみながらも神に必死にすがろうとする人間の葛藤と弱さが印象的だった。

冬の光(1962年製作の映画)

3.9

『神の沈黙』とは、単に神の存在の疑義性や信仰の有無のことではなかった。
この世の不条理な業に向き合う人々の極めて人間的な葛藤の最中で人の心に現れる神の姿を鮮烈に描いた作品だった。

ドアーズ(1991年製作の映画)

4.2

間違いなく音楽伝記映画最高峰。
『ボヘミアン・ラプソディ』も目じゃないくらい。
ドアーズに関しては、スタジオ・アルバムはもちろん全部聴いてるし、その他のライブ盤やコンピレーションなんかも結構掘り下げた
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天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

4.3

時代は変われど人間の本質は変わらずか。
純粋に愛する人と結ばれたいという真摯な想いも、保守的な田舎町では偏見と侮蔑に満ちた視点で妨害されてしまう。誰もが自分自身のために人生を選択しても良いはずなのに、
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.9

エゴイストで傲慢な男が美女に弄ばれる映画。というか、弄ばれるというよりも自ら深みにハマっていく様はとことん愚かで半ば滑稽。
結局は知る必要のなかった、知らなければ理想の女であり続けたはずのクロチルドの
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ベレジーナ(1999年製作の映画)

4.3

衝撃の映画体験だった。
何が衝撃かって、一つ目はフィルム上映だったこと。99年の映画だから、おそらくデジタルとの転換期にあったのではないかと思う。2021年現在、そのフィルムは少しは傷んでいるように感
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ジョアン・ジルベルトを探して(2018年製作の映画)

3.1

隠遁生活を送るジョアン・ジルベルトを無理矢理にでも探し出そうとする映画監督がその過程を写した映画。
ボサノヴァ誕生の地ブラジルが美しい。
ドイツ人作家マークの書いた本に思いを馳せながら、彼の道筋を辿っ
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コレクションする女(1967年製作の映画)

4.0

60年代後半の洗練されたファッションが素敵。

男を「コレクションする女」アイダと色男のアドリアンとダニエル、3人のバカンスでの駆け引き。
なんだかんだ言いつつコレクションされたい男アドリアンのなかな
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

3.9

パッと見て美人という訳ではないけど、ひたすら自分がしたいように生きるシュザンヌ。男たちは彼女を可哀想な女だと思うけど、結局可哀想なのは彼らだったということでした。

モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

3.9

短編には短編ならではの良さがある。
意中の女性がパン屋の女の子か、どっちを選ぶかで人生が変わっていたような感じが妙にリアル。

獅子座(1959年製作の映画)

3.8

人頼みで生き続け、中年になった男がどん底まで落ちていく話。
ヒットしなかったというのもなんか分かる。映るのはおっさんばっかだし、おっさん写しすぎてだれてくるし。おっさんずっとイライラしてるし。。でもそ
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愛の昼下がり(1972年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

70年代ファッションが素晴らしい。
特にクロエのセンスが良い。
フレデリックの今で言えば草食系っぽい、けど真面目な女性観や価値観、人間性を示すプロローグ。そして徐々にクロエに惹かれていく様はちょっとス
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モード家の一夜(1968年製作の映画)

4.0

冒頭から他のロメール映画には無い重苦しい空気。
それもそのはず、メインテーマは信仰。
会話も哲学的で、より知的で偏屈なウディ・アレンみたいな感じ。
教義に主義にパスカルに、難しいこと色々並べ立てておい
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クレールの膝(1970年製作の映画)

4.0

風光明媚な景色と70年代初頭のファッションも素晴らしい!
先に『喜劇と格言集』、『四季の物語シリーズ』を見てたので幼さ残るチャーミングなベアトリス・ロマンが見れたのも良かった。
ロメールらしい軽妙な会
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

4.2

8歳の少年の勇気が老若男女問わず全ての人々に元気を与えてくれる素晴らしい映画。
笑いあり、涙あり、緊張感ありの至福の100分間だった。
こういう映画が結局1番最高なのかも。
クリスマスにまた見ます。

バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

4.1

テンポが良くていい音楽がたっぷりのナイスなドキュメンタリー。
みんな大好きなシンガーだから感動した。
バックコーラスから1人の歌手としてスーパースターになることがどれだけ難しいか。
世界一のシンガーに
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.5

上手くまとまっていて面白かったけど、
ちょっと淡々としすぎな感じがした。
キャスティングはグッド👍
邦題がB級どころかC級くらいのダサネーミングなので少し不遇な作品かも。

ローマでアモーレ(2012年製作の映画)

3.6

シュールな演出が面白い恋愛群像劇でした。
ローマのロケーション最高!

華麗な関係(1976年製作の映画)

3.6

貴族社会の計算高い駆け引きに翻弄される男と女。
わかりやすい悲劇でした。
ただ映画としては軽い感じがしていまいち。
一回目のロジェ・ヴァディム版と原作も見たい。
そして清純なエマニエル夫人、いい!
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ジェーンへの手紙(1972年製作の映画)

3.2

映像は一切なし。
問題の写真とコラージュされた写真が交互に映し出され、件の手紙を朗読する声が響く。
写真から読み取った事実をいかにも真実のように伝えるが、写真に依存した語り口は、写真と文章を使うミニマ
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イタリアにおける闘争(1970年製作の映画)

3.3

「ブリティッシュ・サウンズ」や「プラウダ」より緩くて丁寧。
パーソナルなドキュメンタリーになっている。
そしてまたよくわからん。

印象に残った言葉
「人間の社会的存在が人間の思想を決定する」

プラウダ(真実)(1969年製作の映画)

3.2

よくわからない。
いつかもっと勉強してから見直したい。
結局わからないと思うけど。

ブリティッシュ・サウンズ(1969年製作の映画)

3.3

反資本主義と労働者の実態。
そして革命の煽動。
チープなポータブルプレイヤーに乗って回るWhite Album、UKオリジナル盤。。。

恋のロンドン狂騒曲(2010年製作の映画)

3.9

全員がろくでなし。
最後までぐちゃぐちゃ。
ウディ・アレンだな〜

赤い影(1973年製作の映画)

4.2

撮影監督出身のニコラス・ローグ作だけに、視覚的な効果に非常にこだわった造りになっている。
カメラワークと終始漂う不気味な雰囲気に惹きつけられ一気に見てしまった。
しかし、タイミングが悪かった。
コロナ
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リスボン特急(1972年製作の映画)

3.9

アラン・ドロンにカトリーヌ・ドヌーヴという最高に絵になる2人の共演。
そして終始緊張感があって目が離せない。

コットンクラブ(1984年製作の映画)

4.1

コットンクラブってこんな場所だったんだろうなという雰囲気を余すところなく伝えてくれる。

華やかに見えるコットンクラブの裏側には、人種の壁やギャングの影響力が垣間見える。

ディキシーとヴェラはダッチ
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ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)

4.0

シリーズ3作続けて見て、まずテクノロジーの進化を猛烈に実感。
過去2作の繰り返しみたいなとこもあるけど、それはきちんとした意味を持って使われてる。
失敗しまくってボロボロだけど40才ってまだ若いんだな
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ロシアン・ドールズ(2005年製作の映画)

3.8

大人になって変わる人もいれば、より深い迷路に迷い込む人もいる。
完璧を追い続けるか、完璧じゃなくても愛するか。
人生は難しい。。

スパニッシュ・アパートメント(2002年製作の映画)

4.0

言葉も国籍も違う7人の若者たちのスペインでの同居生活を描いた青春群像劇。

最初は不安たっぷりだけど、どんどん明るくなっていく主人公の表情。
異国の地で出会ったどんな人々も自分の一部となり、最後には往
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.6

ジョーとリコを繋いでいるのは孤独と痛みだけ。
だけどとてつもない優しさと愛に満ちてる。
互いを思いやる2人のやり取りには胸が熱くなる。
ニルソンが歌う「Everybody’s Talkin’」も最高。

ギルダ(1946年製作の映画)

4.0

リタ・ヘイワースが美しすぎる。。。
それだけで見る価値ありまくり。
セットも衣装もきれいだし物語も面白いし良かった。
グレン・フォードは最初そうでもないのに段々とかっこよく見えてくるのいいなぁ。これが
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