きょうもテレビのまえさんの映画レビュー・感想・評価

きょうもテレビのまえ

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作品に先入観を持ちたくないので特にフォローは致しておりませんが、自分の観た作品に対する皆様の感想はいつも楽しく拝読させて頂いております。

映画(216)
ドラマ(1)
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

語り継がれる名作、、っていうのとは多分違うが、流れる涙の量はハンパない。
なによりこの映画の優れているところは、たった1時間40分の作品であること。満足度を1分あたりで換算するなら、なかなかのハイCP
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

3.8

案外評価低いので後回しにしてましたがとても面白かった。金曜の夜に気軽に観れるぐらいのつもりでいましたが、意外に深いテーマが複合的に散りばめられてます。先が読めないというか、ラブコメかな?と思ったら人間>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

善悪の話ではないな。チェーンストア作りに取り憑かれてしまったひとりの人間の話。家族や良心を犠牲にしても突き進まずにいられないその姿はロマンチックですらある。

ジョン・キャロル・リンチが良い。この人の
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.8

原作未読。
wikiであらすじ読む限りいかにも漫画原作らしいのだけど、なかなかの昭和感。しかもロックというより演歌。そこが良い。

女性の"肉"を撮るのがとても上手い監督さんだなと思った。身体的にも心
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

4.3

単館系の香りを上手く残した青春邦画。ある程度の年齢の人には涙腺崩壊必至。
メインの4人それぞれ素晴らしいが、ぺ・ドゥナを選んだ慧眼にただただ恐れ入る。もちろん僕の右手の選曲にも。

たとえば『天使にラ
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BARに灯ともる頃(1989年製作の映画)

3.2

父と息子の物語。これ、日本で例えるなら五郎と純。イタリア版『北の国から スペシャル』みたいな。

私の場合、最初15分はひたすら退屈だったが、その辺りから楽しみ方を悟った。かと言って16分に何かが起こ
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

多くの方が仰る通り、ちょっと『SMOKE』を連想させる。繰り返す日常であったりバスが走る街の風景だったり。けどSMOKE的ニュアンスを決定づけているのは、この映画全体に漂う近代アメリカ文学の香りなので>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

-

ついに出た! 点数付けられない映画。
わからない。しかもなかなかの不快感。まいった。
根底に流れるのは"諦観"なのだと思うが、「一体なに言ってんだよ」と終始キレまくる兄のセリフが作品観ている自分の心情
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バレー・オブ・バイオレンス(2015年製作の映画)

2.8

突然西部劇が見たくなってAmazonプライムで視聴。こういう時便利だなあと思う。

なんというか不思議な西部劇。登場人物のなんとも言えないヌルい行動のバックで流れる緊迫感ある音楽。タイトルバック、エン
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.5

鑑賞後に沼田まほかる原作と知って納得。知らずに観て良かった。

蒼井優は大好きです。悪魔的な美しさに磨きがかかってきた。けどこの作品に関して言えば、替えが効かないのはむしろ阿部サダヲの方ではないか?
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

白人の搾取に抗う黒人の話、、と捉えるなら『ROOTS』の頃から言ってる事はずっと変わらないわけで。根深いなあ。

ホラー仕立てにしたアイデアが超優秀。2人の人格が葛藤するという設定が物語をグンと面白く
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スイッチ・オフ/森へ 少女ネルの日記(2015年製作の映画)

1.5

エレン・ペイジだから最後まで観たが、残念ながらひたすら退屈。しかもどこか説教くさい。サバイバルとかディストピアとか、そういう類いの映画では無いです。

福島みずほさんあたりがこの作品を見たら、どんな感
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マザー!(2017年製作の映画)

4.5

聖書だとかなんだとか、作品の意味するところはとりあえず置いといて、120分間ひたすら続く不気味さ、不快感から目を離せない。中毒性、、その惹きつける力はダーレン・アロノフスキーの真骨頂。

キリスト教圏
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.5

久しぶりに見直し。
お伽話ですよこれは。美しいものばかり集めました、みたいな。すごくよく出来たインスタみたいにどこか嘘っぽいのだが、その嘘を突き通した執念に頭が下がる。世界観はジブリと一緒なのかもしれ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

物語に整合性があるのかどうか、頭の悪い私にはイマイチわからない。
けど、このプロットをウンウン唸りながら組み上げていったであろうノーランの興奮を想像するだけで楽しいし、そのプロットをこのクオリティの映
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

ストーリーも面白いが、それよりも中毒性のある映像に惹かれてしまう。『複製された男』でも感じた独特のトーン。映画って本当に総合芸術だなと思う。
この監督は近い将来、世界をアッと言わせる作品を世に出すと予
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.7

ウディ・アレンは声高に語らない。もの凄い感動とか圧倒的な示唆みたいなものからちょっと距離を置いている。良く出来たウディ作品に相応しい評価って5.0よりも4.5なのよ、と個人的には思う。

そのくせ癒し
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

全体を覆うムードが『あの頃ペニー・レインと』みたいに感じるのは、少年の回顧録だからか、ウイリアム役の人があの人のせいか?
とにかく登場人物全員が魅力的な映画です。ひたすらジェイミーが羨ましい。

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ドリーム(2016年製作の映画)

3.2

人種差別にウエイトを置き過ぎのような気がします。もっとシンプルに "宇宙開発に携わった初の女性技術者達の話" が見たかった、というのが正直なところ。かなり脚色もあるみたいだし、これを実話ベースと謳って>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

ツッコミどころは沢山ありますが、素直に「あー面白かった!」と言えます。怖いというより映像見ながらニヤニヤしちゃう。ゾンビ達のカクッカクッって動きが昔の『リング』みたいで懐かしいです。

『ウォーキング
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

イギリスもの? 労働者もの?と思ってなんとなく敬遠してたら全然違った (笑
明るい話ではないが、かと言って暗いか?と言われたらそうでもない。ユーモアもある。どことなく『ラースと、その彼女』の香りが。『
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

4.0

2011年の出来事をテレビで見ていた私が軽々しく口にする事では無いのかもしれないが。

当時、最初の津波のシーンで心塞いだ人達が、この作品をラストカットまで見ることのできる日が早く来ると良い。この作品
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最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)

4.0

今年の大河がアレなので、桜庭ななみ繋がりで久しぶりに鑑賞。
まあ泣くよね。

大河ドラマに求めるものは人それぞれと思うが、個人的にはこういう夢見るようなフィクションが見たい。

ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

オープニングのタイトルバックから「これはきっと良い映画」と思わせてくれる。
ストーリーそのものは特に画期的というわけでは無い。が、映像、演出、役者の表情、音楽、、、全てが絡み合って堪らなく刹那的なのだ
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ベルリン・フィルと子どもたち(2004年製作の映画)

3.8

たぶん実際の子供達の踊りはそれほど上手くないと思う。カット割り、編集でこれだけ躍動感ある映像になるのは流石。いや、振付師や舞台演出を褒めるべきか。

振付の先生の、子供相手でも一切妥協しない姿勢が心に
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セブン(1995年製作の映画)

4.5

20年以上前の作品だし、近作と違ってフィルムで撮影されているのにフィンチャー臭がぷんぷん。これが監督としては2作目というから畏れ入る。ブレない美学みたいなものを強く感じて好き。

ストーリー自体面白い
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.9

最後まで憂鬱な展開なのに、とても静かで美しい。そのアンバランスさにゾクゾクします。
いい画だなあと思ったら『わたしを離さないで』と同じ撮影監督でした。納得。シネスコサイズが非常に効果的な映画です。美術
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.9

この映画の何が面白いのだ?と聞かれたら正直返答に困る。
勿論、びっくりするほどぽっちゃりしてしまったアビゲイル・ブレスリンは超可愛いし、ポール・ダノ、スティーブ・カレルといった個性派俳優達も魅力的だけ
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鬼が来た!(2000年製作の映画)

3.8

私が香川照之という役者の存在を知ったのがこの作品で、それはそれはびっくりした。
画は荒いが、それがプラスに転じている作品。
機会があれば是非観ていただきたい。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.5

脚本の緻密さは皆さんが仰る通り。ちょっと上手すぎて、超絶テクニックの演奏を2時間ずっと聴かされているような嫌味な感さえある。
それを見事に補っているのが役者力で、香川照之の上手さは勿論の事、とにかく登
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

劇中の1920年代、ピカソの愛人であるマリオン・コティヤールは華やかな情緒のあった昔のパリへ行きたいと言う。懐古主義というのはロマンなのか現実逃避なのか。主人公が言うように結局は今を受け入れて生きてい>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.8

ウディらしくセレブを皮肉って描いているけど、"SNSで盛ってしまう人々"と本質的にはさほど変わらない。そこにあるのは如何ともし難い自我であり業だ。
この作品の登場人物はわりとどうしようもない人ばかり。
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あなたに恋のリフレイン(1991年製作の映画)

3.8

なかなかホッコリするラブコメ。アレック・ボールドウィンが若い!

意外に音楽のクオリティが高くて、サントラ買った覚えが。
Let's do it の大袈裟な歌い方で笑い、"Murder" He Say
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.3

久しぶりの『レクイエム・フォー・ドリーム』寄りのダーレン・アロノフスキーに歓喜。この人に依存を描かせたらめちゃ怖い。娘の依存・母の依存・幻覚・狂気。もうゾワゾワします。

とにかくストーリーの加速感が
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17歳(2013年製作の映画)

3.8

世の中の映画監督が17歳の女の子を題材にこれだけ多くの作品を撮るのは、17歳の女の子が最も美しいからではたぶん無い。最も不確かな時期だからだ。
それは少女から別の生き物に変わる瞬間。精神的にも肉体的に
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.0

『龍馬伝』の第28話"武市の夢"は大河ドラマ史上でも屈指の神回だと思っていて、獄中での武市半平太と山内容堂の対峙にしびれ、岡田以蔵の斬首で泣いた。斬首シーンで見せた佐藤健の表情は本当に美しかった。>>続きを読む

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