きょうもテレビのまえさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

きょうもテレビのまえ

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卓球温泉(1998年製作の映画)

3.8

ふた昔ほど前は金ローとかでよく流れてたのだが、最近ではとんと見る事がない。DVD化もされていないそうだが何故なんだろう? なかなか良い話だと思うけど。
世の中には松坂慶子の演技力に懐疑的な向きもあるよ
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グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

3.5

7、8年前に観た時はあまりピンと来なかった。当時はこの人の存在をよく知らず、麻生久美子目当てで見てたから。大泉洋ファンにとってもたぶん同じ。この作品の主役は完全に三吉彩花なんだな。とても良い。
とは言
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.2

普通に泣いた。高良健吾が出てるから『横道世之介』とちょっと被っちゃうのが惜しい。
涙腺的にウルフルズは反則。前田敦子は本当に良い役者になったなあ。城田優の存在感、安定感はやはり只者では無い。

街の上で(2019年製作の映画)

3.0

リバイバルブームで流れる80年代音楽を聴かされているよう。田舎者の私はいつまでも変わらない下北沢が苦手だし、そこで青春を過ごした人達には絶対変わって欲しくない街なのだろう。エンドロールまで徹頭徹尾のT>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.0

夫婦の関係はさておき、柳葉敏郎はなぜ太賀に怒っているの? 大人ですから自己責任とは言え、立場的には責任を感じたり庇ったりする役割なんじゃないの? 典型的なダメ上司。
という事が気になってイマイチ話につ
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.5

ラプンツェルほどではあるまいと後回しにしていたが予想を遥かに上回る驚き。もっと早く観れば良かった! 物語自体も素晴らしいが、このクオリティのアニメーション映画を作り上げる人達の並々ならぬ情熱に、まず感>>続きを読む

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.0

SABU監督も随分とポップになったなと思っていたら、堤真一がアイアン持ったあたりで本領発揮。よくあるトキメキ青春モノの括りなのに全体を覆う不穏な感じはさすがです。
キャスティングが良。石井杏奈→原田知
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

いいじゃん! 話の筋は全く違うが、どことなくブルース・ブラザーズの香りが。そういえばサングラスかけたベイビー役の子が若い頃のダン・エイクロイドに似てる気がする。
とにかくテンポが良い。音楽が重要なファ
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.5

この手の作品は劇場の大きなスクリーン、大音量でと思われがちだが、サブスクをヘッドホンで見て大正解。映画館用にリマスタリングしてあるんだろうか? モンクやブレイキーやハンコックのあの名演奏が、レコードや>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

物語としてはよくある話。ビックリするような事は何も起こらない。
だからこそ、このストーリーで魅せる役者力に畏れ入る。成田凌はもちろん、所謂いい子ちゃん役ではない清原果耶にキュン。シリアスも良いけど、こ
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ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

2.7

中村義洋版『ゴールデンスランバー』が優れていたのは、文体の感じとか独特のウィットとか、映像からちゃんと伊坂幸太郎の香りが感じられた事。韓国版はアウトラインは似ていても、その伊坂らしさは皆無。ストーリー>>続きを読む

ウンギョ 青い蜜(2012年製作の映画)

3.8

本当に勿体ないなぁと思う。ラスト30分で物語に意味をつけ過ぎてしまった感。そこまではフランソワ・オゾンの香り漂う極上のファンタジーだったのに。いずれにせよ(複数のサブスクが紹介するところの)韓国ソフト>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.2

「デイミアン・チャゼルは月へ行ったのか?」
そう思わざるを得ないほどの臨場感。ジェミニ8号打ち上げ後の船内の様子などは鳥肌もの。
この監督さんの撮る能力はズバ抜けて高いと思う。だからこそ彼のオリジナル
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

3.3

なかなか熱い技術者物語。TBSの日9もいつまでもワーワーギャーギャー言ってないで、こういう方向にシフトチェンジしたら良いのに。タモリ倶楽部やブラタモリとか好きな人は絶対ハマるはず。

「弓教授が僕らの
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.2

あわよくばシリーズ化を、、、という意図が見え見えだが、たぶんそれは無理だろう。
とは言え、アン・ハサウェイはこういうコメディが一番良いと思う。というかコメディやってるアン・ハサウェイを見ると、やっぱり
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

2.7

惜しいなあ。すごく良い忠義話なのに「引越し」という行為にスポットを当ててしまった為にどうにも散漫な印象に。ツンデレな高畑充希は良い。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

「そこに山があれば登りたい」気持ちはわかるのだが、個人的には正直「長回しだからなに?」という気持ちが強かった。ストーリーはイマイチという声をよく聞くが、そうかなあ? 少なくとも私は、長回しがこれほど物>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.0

これは美しい。ある意味『花とアリス』の対極にあるかもしれない作品。岩井俊二たぶん地団駄踏んだだろうなあ。もしかしたら三池崇史も。三池監督『愛と誠』劇中の「あの素晴らしい愛をもう一度」は、ひょっとしてこ>>続きを読む

ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.8

とにかく「メリル・ストリープって器用な役者だな」というのが第一の感想。私自身は「何をやっても◯◯」みたいな役者さんが好きなのだが、考えてみればデ・ニーロも変幻自在だしな。メリルの場合はちょっとあざとさ>>続きを読む

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.8

これさ、何気に熱い青春映画なんだよな。
万城目学のこの作品をよく実写化しようと思ったな、とひたすら感心。かなり勇気が要ると思うのだけれど。
原作の面白さが損なわれていないし、素晴らしいと思います。とい
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暗黒女子(2017年製作の映画)

3.0

玉城ティナ絡みで視聴。やっぱりこの人は良い表情する。
物語云々はさておきキャスティングが素晴らしい。ラストに出てくるのが唐田えりかで、ワンシーンなのにあまりにもハマっていて唸ってしまった。もちろん清水
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わたしに××しなさい!(2018年製作の映画)

3.2

見始めてまだ20分なのだが、あんまり面白いのでいきなりレビュー。
え? なんでこんなに評価低いの? 異様なまでに白い肌にちょっと狂った目。玉城ティナのコメディアンヌとしての可能性がビシバシと。少女漫画
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.8

ウディ・アレンの『マッチポイント』で初めてエミリー・モーティマーを知った時、なんて辛気臭い表情の役者さんなんだと思ったが、その後観た『ラースと、その彼女』や『Dear フランキー』で彼女の虜に。私の中>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

ダブリンに住む少年達がバンドを組む話と聞けばどうしたって『ザ ・コミットメンツ』と比較してしまうが、年上のヒロインに憧れる少年の音楽モノという点で、どちらかというとキャメロン・クロウ監督の『あの頃ペニ>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.8

全体を覆うトーン、リズム。その絶妙なリズム感は池谷のぶえと加瀬亮のキャスティングに表されている。センスの塊。
ああ、日本人でよかったと思える作品。

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.5

まわる、まわるよ時代はまわる。メリーゴーランドのシーンが印象的。
中野量太監督の登場人物全員に愛を注ぐ感じがとても良い。山﨑努、蒼井優は勿論、松原千恵子が素晴らしかった。松原さん出演のクドカンドラマが
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.8

フランソワ・オゾンってウディ・アレンと並んで好き嫌いがはっきり分かれる監督だと思うのだが私は結構好き。この作品で言えば物語のトーンと硬質な画のバランスに惚れ惚れする。アングルやフォーカスは勿論の事、ワ>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.8

これは美しい。どんな話?と聞かれたら「メタルバンドのドラマーが聴力を失う話」と答えるだろうが、本筋はその先の取捨選択の物語。
Amazonオリジナルの映画をはじめて観たが、作品のラストカットの美しさに
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劔岳 点の記(2008年製作の映画)

3.8

想像に難くないブラックな撮影環境。しかも宮崎あおいパートはなんとなく監督の女性趣味が垣間見えてちょっと気持ち悪い。
でもね、こういう映画が日本人の手で作られなくなったら駄目だと思います。思い入れの大き
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斬、(2018年製作の映画)

2.8

時代劇として2.0、映像作品として2.5、蒼井優のPVとして4.0 、、って感じかなあ。制作費の問題もあるのでしょうが、もういいかげん意味ありげにハンディでブレブレの映像撮るのやめませんか? 見にくい>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

なるほど。高校演劇の香りはするけれど、これは人前で観たらダメなやつ。涙腺弱くなった私は、矢野くんが代打で出た辺りからずっと泣いてました (笑)
ひとつだけ残念なのは、画が夏の色ではない事。というかシー
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

2.8

メ〜テレ制作『本気のしるし』絡みで視聴。必ず紐付けされてくるので。
主演は東出昌大という事らしいが、私には監督が唐田えりかを撮りたくて撮った映画に見えた。演技力云々はとりあえず置いておいて、それくらい
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

3.8

この不条理さとそこから生まれる中毒性はダーレン・アロノフスキーレベルだなと思っていたが、宇野翔平やら北村有起哉やらが出てきたあたりから、ああ、これはドストエフスキーなんだなと。4時間という上映時間もそ>>続きを読む

最後の忠臣蔵(2010年製作の映画)

4.0

2020年の最後に久しぶりに鑑賞。これ2000年以降の時代物の中でなかなかの名作だと思うけど。役所広司、佐藤浩一はもちろんのこと、柴俊夫が泣かせます。
素敵なフィクション。桜庭ななみは肝の座った良い役
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

こんなポップなダニー・ボイル初めて見た。
あらためてビートルズの曲の素晴らしさにため息が出るが、愛だの恋だのの要素が増すごとに物語自体がスローダウンしてしまった気がした。前半が凄いスピード感だっただけ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

エゴとか弱さとかがゴチャ混ぜになって、ある意味イタいのに見ていて微笑んでしまう。岸井ゆきのの魅力120%爆発の作品。それに尽きます。この感覚は『JUNO』でエレン・ペイジを初めて見た時とちょっと似てる>>続きを読む