カイさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

カイ

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別れる決心(2022年製作の映画)

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 2023年17作目。「オールド・ボーイ」や「イノセント・ガーデン」のような過剰な暴力描写は鳴りを潜め、拘り抜いたフェティッシュな画と、二人の男女が織り成すオフビートな愛の物語がゆっくり沁み込む新たな>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

1.0

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 2023年16作目。いよいよマルチヴァースサーガのメインヴィラン・カーンが登場し、フェーズ5が幕を開ける、と期待して観たら全然面白くなかった…。もうエンドゲームの頃のように夢中になれるシリーズではな>>続きを読む

崖上のスパイ(2021年製作の映画)

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2023年15作目。1934年冬、満州国ハルビンに潜入した、ソ連で特殊訓練を受けた共産党スパイチームの男女4人、張憲臣・王郁・楚良・小蘭は“ウートラ計画”実行を目指す。しかし裏切り者が特務の手に落ちた>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

5.0

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2023年14作目。3時間に及ぶ大作にして傑作でした!イギリスの手により攫われた妹を取り戻す為、故郷を旅立ったビームと、とある目的を胸にインド警察で野心に燃えるラーマが出会い、始まるブロマンスの極致。>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

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2023年13作目。ロバート・エガースは相変わらず天才。北欧神話がまだ神話でない時代を舞台に、圧倒的なイメージの数々で国を追われた王子・アムレートの復讐劇を描き切る。雄大な自然は実景だとしてもCGだと>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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2023年12作目。ノーマークだったのが恥ずかしいくらいの傑作。「大統領の陰謀」「スポットライト」「ペンタゴン・ペーパーズ」…連綿と続くジャーナリスト映画の名作に今作も加わる。物語が始まるのはドナルド>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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2023年11作目。アイルランドの孤島・イニシェリン島を舞台に、パードリックとコルムの確執から始まるドラマが展開する。本土と孤島。教養と無知。執拗に繰り返される二つの大きな対比によって明るみになる人の>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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2023年10作目。1を観て翌日の2でアバターの世界に存分に浸ることが出来た。にしてもやっぱり3時間超えの3Dは個人的には異常事態で、ラスト1時間は気が狂いそうになった…。何回捕まんねん。でも1からの>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

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2023年9作目。2に備えて久しぶりに見返した。なにぶん長いので…。今観ても世界観のユニークさは群を抜いている。ナヴィ側の自然と同化したデザインと人類側のメカニカルなデザインのコントラスト。パンドラと>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

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2023年8作目。スケボーを駆り街を走る若者たちの姿は一見自由そのものに見える。しかしその幻想は徐々に崩れていく。行き止まりの町・ロックフォードに蔓延るの貧困と暴力。その影響を直接的に被ることになった>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

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2023年7作目。ポリゴンモデルにも、人形劇の人形にも見える不思議な質感のアニメーションが描くのは北朝鮮の強制収容所の実態。そこに連れてこられた母子の姿を通して真実を告発する。人間性を奪われていく中で>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

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2023年6作目。傑作!もっと早く観ておけば良かった。同じ一日を繰り返すナイルズと、そのループに巻き込まれたサラが出会って始まる物語。一緒に過ごす内に友情が深まり、恋に落ちる。けれどそこから二人の目指>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

1.0

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2023年5作目。スプリングスティーンの楽曲を使ったミュージカル映画。87年のサッチャー政権下イギリス田舎町ルートンを舞台に、パキスタン移民二世のジャベドの青春を描く。久しぶりにストレートに嫌いな作品>>続きを読む

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

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2023年4作目。辱められた挙句、愛人から殺されそうになったジェニファーが復讐に燃える。導入部分は嫌な男要素の天丼で、後の復讐への溜めだとはわかるものの気分が悪くなる。セクハラに性暴力、そしてホモソ。>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

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2023年3作目。無機質で冷たい「穴」と呼ばれる、上下構造の建物に志願して入ったゴレンを主人公に、階層をランダムに行き来しながら進む物語。直喩的に資本社会の構造を非難しながら、如何にこの社会が不条理か>>続きを読む

水を抱く女(2020年製作の映画)

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2023年2作目。原題「ウンディーネ」は水のニンフ。映画はウンディーネの視点から始まる。一つの恋が終わり、水が繋ぐ、潜水夫との新しい恋が始まる。バッハの旋律で美しく仕上げられているが時折混じる不穏なド>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

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2023年1作目。ピーターにとっての英雄ケヴィン・ベーコンをプレゼントしようとするマンティス&ドラックスのドタバタ劇。CGのチープさも相まって緩く観れる作品でした。MCU的にはピーターとマンティスの兄>>続きを読む