McQさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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ペーパーハウス/霊少女(1988年製作の映画)

-

「かくれんぼなんてガキのお遊びよ!」「キスは掃除機に吸われる感じよ」

、、と語るのは小学校低学年くらいの少女たち笑(ハードメイクがマブい)

少女アンナの目の前に現れたのは、暇つぶしに紙に描いただけ
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ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

3.8

「RAW」が(動)なら、こちらは(静)の雰囲気。(グロが苦手だとこれぐらいが丁度いいかも)

横目で気になりつつスルーしていた作品だけどフォロワー様の高評価に誘惑されて、、

こっちのが公開早いみたい
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.5

開始10分で絶望的な気分に。
ラストで絶句、、

「ネオナチ」について詳しく知らなかったけど日本にもいるらしく鳥肌たった。

ドイツではネオナチフェスなるものまで開催されてるとの事、、恐怖。

という
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

ポーカーの白熱した心理戦が見れるのかと期待したけど、全然違う視点だったので仕切直し、、

序盤からケビン・コスナーが出てきてテンション下がったけど、実話だと思うと中々興味深く最後まで観れました。

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出発(1967年製作の映画)

4.5

おお、これは「早春」に繋がるようなノリ、、油断してたけど、めっちゃタイプだった。

童貞全開の早春とはまた違った童貞(多分)の見せ方が絶品!笑

ポルシェ真っ二つは度肝抜かれるし、ヌーヴェルヴァーグチ
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愛の嵐 ノーカット完全版(1994年製作の映画)

3.5

「地獄に堕ちた〜」に引き続き、シャーロット・ランプリングとダーク・ボガードによる狂気の愛。(ヴィスコンティ氏も絶賛!)

シャーロットの超絶かっちょいいビジュアル(ナチス軍服ver)にかなり期待してた
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ほら男爵の冒険(1961年製作の映画)

3.9

モノクロでも十分インパクトあったけど、カラーリングセンスがまた素晴らし過ぎる。

ビジュアル、芸術点だけなら5点じゃ収まらない!

観るというより眺める感じ。
ながら鑑賞が丁度いいかも、、

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

-

おお、流石!、、とはならないけど20年代と考えると驚異なのかも、、(ダリ臭はほんのり匂うくらい)

ヒロインよりも車に轢かれた女性のが魅力的に見えた。

最初と最後はぶるった、、

クローズ・アップ(1990年製作の映画)

3.9

この作品で起きている事を文章で表現するのは中々難しいものが、、笑

「私は映画監督モフセン・マフマルバフである!」と偽って、ある家族に詐欺を働こうとしたとして逮捕された男の物語。

というが大筋。
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倫敦(ロンドン)から来た男(2007年製作の映画)

3.8

30分で収まりそうなどシンプルな内容を2時間以上かけての長回し。

睡眠薬としては最適な見せ方だけど眠くならない。(人によっては瞬寝かも、、)

ゆ〜っくり動くモノクロ写真のようで一枚一枚が絵でしかな
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カンダハール(2001年製作の映画)

4.5

5分に1人が死ぬ国、アフガニスタン。

ナファス役のニルファーパズィラの実体験を基にしたフィクション。

妹を残してカナダに亡命したナファスは妹の自殺を防ぐ為、カンダハールへ、、リミットは2日間。
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ルートヴィヒ 完全復元版(1972年製作の映画)

3.6

またまたヴィスコンティ監督作品をば、、ドイツ三部作の二作目をすっ飛ばして三作目。

狂王と呼ばれたルートヴィヒ二世の悲劇(約四時間かけて、、)

ノイシュヴァンシュタイン城そのものが芸術でしかないけど
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伯爵夫人のメイド(1977年製作の映画)

4.0

ラスメイヤーやジョンウォーターズの名前が何処かに挙げられてたけど確かに納得。

お二方と並べていいくらいのカルト作と言えるんではなかろうか、、笑(ヴァーホーヴェン先生の「危険な愛」的雰囲気も少々、、)
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マリア 尼僧の匂ひ(1977年製作の映画)

-

エロスにしてもグロにしても、ダイレクトな描写がほとんど無いせいか、ちょっと拍子抜け、、

魔女狩りとか魔女裁判の実態が良く分かってないけど、身に覚え無く魔女と疑われ、火あぶりにされちゃうケースがほとん
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若者のすべて(1960年製作の映画)

3.6

引き続きルキノ・ヴィスコンティ監督作品。

絵に書いたような「クズ人間」のシモーネと、聖人のようなロッコ。この対象的な兄弟の人生を大きく狂わす事になる女性ナディア。

ロッコ(アラン・ドロン)がイケメ
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地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

4.7

み、身震いした、、
2時間半の長尺でありながら退屈する事なく最後まで目が離せない。

ガラリと雰囲気が変わるのはヘルムートバーガー氏登場から、、

ただのオカマかと思いきや中々のセクシー男優!

役柄
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第三世代(1979年製作の映画)

-

あやつり糸〜でも炸裂のSF的不協和音にビリビリやられた。
それはどちらかと言うと後半、、
オープニングは心拍音風!

ウドキアの七変化(実際には三変化くらい)といいハロウィンには丁度いいかも。
まさか
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

3.7

「暗殺の森」の撮影が素晴らし過ぎたヴィットリオストラーロとの初タッグという事で注目。(正直、ベルトルッチ監督の興味はあまり、、)

薄暗い夜空の青にスイカの赤、田舎町の葉の緑の美しき彩り、構図やカメラ
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

3.9

これは「第二次世界大戦前夜」の話だぞ!、、と謳った上でのドタバタ不倫群像劇。(ギャップにやられる、、)

公開当時はリアルに大戦突入しちゃってるんだろうから「空気読めや」って感じはあったのかも、、(当
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素晴らしき放浪者(1932年製作の映画)

4.0

階級社会に紛れ込んだ「放浪者」という名の猛毒によって剥がされる仮面!

これでもかという皮肉り具合に若干苛立ちながらも心地良い。

どっちもどっちとも受け取れてしまうような小憎たらしいおっちゃんなのに
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サンゲリア(1979年製作の映画)

4.0

◯◯◯◯VSゾンビには度肝抜かれた!(だいぶ弱ってた気がするけども、、笑)

ゾンビがちゃんと腐ってる感出てるし虫効果は絶大。眼球串刺しといい、グロへのこだわり半端ない。

ゾンビよりも人間がチープに
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デス・バレット(2017年製作の映画)

4.5

「煽情」以来、個人的に大注目のエレーヌカテト&ブルーノフォルツァーニ監督の新作。(わざわざ身を削ってABC〜も鑑賞、、笑)

視線が動けばカメラも動く、、
革ジャンの擦れる音から吐息まで、普通はスルー
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囚われの女(1968年製作の映画)

4.0

アンリジョルジュクルーゾー監督最後の作品。

「悲惨物語」の後に観たせいか少々物足りなく感じてしまったけど、ラストのめくるめく映像の嵐は目に焼き付いて離れない。
これは失神レベル!(ポケモン現象、、)
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悲惨物語(1973年製作の映画)

4.5

モンド映画の帝王と呼ばれるジェス・フランコ監督作品。

いきなり大胆なセクシーショットによる幕開け!、、と思いきや。

エロ映画扱いされてしまってるせいか、レビュー数少ないけど、もっとカルトなファンが
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トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン(1980年製作の映画)

4.6

一目で惹かれたのはデラックス版のジャケの方、、

これが初監督作品との事だけど「エクソシスト3」といい、かなりのテクニシャン!

シュヴァンクマイエルの「ルナシー」を思わせる雰囲気(精神病院が古城とい
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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引き続きブレッソン監督作品。
最初から主人公の顛末を暴露してくるとはニクい演出!
これは嫌でも最後まで観たくなる。

途中途中で森林伐採などの環境問題を入込む描写はちょっと余計に見えた。(アザラシの姿
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ラルジャン(1983年製作の映画)

3.7

少年の偽札から行き着く終着点。
「スリ」の進化版とも言えそうだけど、比ではない程濃厚な味わい。

一つの理不尽からここまでどん底に持ってかれる展開には言葉を失った。

他の監督作品と同様、BGMもなけ
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ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

3.7

「ブルーリベンジ」「グリーンルーム」のジェレミー・ソウルニエ監督作品。

息子をさらった狼を殺してくれと作家に依頼し失踪する妻。戦地から戻る夫、、妻はいずこへ??

前半から中盤にかけて意表をつく展開
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愛を複製する女(2010年製作の映画)

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エヴァグリーンて魔女的な役柄しか似合わないと思ってたので、前半の違和感半端なかったけど、、

後半になってめっちゃダークモードに突入!絶望したギョロ目にやられた、、笑

配役センスが独特で、トミーはフ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

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「記憶探偵〜」や「ブリングリング」でお見かけしていた彼女が、ヴェラ・ファーミガの妹だったとは、、(フォロワーさん情報より)

知ってから見ると横顔とか輪郭が激似!笑

外国人ファミリー(キッズ込み)の
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.6

冒頭からボイン、ボインのお出迎え、、笑

風船ガールにキャットウーマン、わんわん吠える女子のビジュアルはめっちゃタイプ。

女子達の脚の見せ方がまた上手い!(ヌルッと横から、、)

懐かし音楽レパート
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ホリデイズ(2016年製作の映画)

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『バレンタインデー』★2.5
いじめっ子女子のキャラに釘付け、、中々の配役センスだった。

『セントパトリックデー』★3.7
ジャケにもなってる子役少女は、少女版ダミアンの様で、長編で1本映画撮れそう
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ABC・オブ・デス(2012年製作の映画)

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正直、エレーヌカテト&ブルーノフォルツァーニ監督の作品だけ観れれば良かったんだけど、下調べ抜きで26作品から当てられるかチャレンジしてみました。

一目瞭然だったけど、そこに至るまでが地獄だった、、
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身分証明書(1964年製作の映画)

4.0

ご本人主演されてるのは後から知って驚いた!
お相手役も当時の奥様である上に一人三役もこなしていたとは!
(これまた全然気づかず、、)

長編映画デビュー作にして大学の卒業制作でこの完成度は驚き。

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鬼火(1963年製作の映画)

4.5

「僕は死ぬ。」
「明日、僕は自殺する。」

鬱になりそうな内容なのに、静かに身を委ねて浸っていたくなるのは、、エリックサティパワーによるものか、、(これはズルい!)

それもまたルイマル監督のセンスに
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ブラック・ムーン(1975年製作の映画)

4.2

ルイマル版「不思議の国のアリス」と呼ばれる作品のようだけど、、(全然ちゃう)

ダークファンタジー通り越して変態ファンタジー。

どっちかと言うとシュヴァンクマイエル寄りだし、乙女チックな要素など皆無
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