こめぐさんの映画レビュー・感想・評価

こめぐ

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

5.0

ストーリーもテンポも登場人物も良くてとても面白かった!舞台が大阪で関西弁なのも嬉しい。

岡くんのまだ幼さの残る感じや思春期らしさがとても良かった。声変わりを絡めてくるの、上手いな〜。

副部長や和田
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スウィッチ/素敵な彼女?(1991年製作の映画)

4.0

まさかの展開で面白かった。
今まで観たことのないストーリー。

エレン・バーキンが終始男性にしか見えずとても上手かった。
身から出た錆で女性には嫌われていだけれど、スティーブの飾らない人の良さが憎めな
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

5.0

とても好き。

両親の関係性がなんだかとても心地よくて、まさにすれ違うときにほんの少しだけお互いの手に触れるシーンに全てが表されている気がした。

大人の世界と子供の世界がしっかり分かれていてそれがす
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月の輝く夜に(1987年製作の映画)

4.0

ニコラス・ケイジの若いこと!

非論理的なんだけれど妙に説得力があるような気がして不思議。
白くて大きな月がとても綺麗な映画だった。
精巧な内容というわけではないのになんだか面白くて余韻が残った。
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.5

ルパンVSコナン(2013)くらいから映画もほぼ観ず漫画もアニメも追っていない人でも最初の丁寧な説明のおかげで置いてけぼりにはならなかった。

コナンをはじめ登場人物の異次元っぷりは健在だった。安室さ
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犬部!(2021年製作の映画)

4.0

思ったら即行動の主人公が素晴らしい。

こういう映画などにふれたとき以外、ひどいことをされている動物たちのことを思い出しもしない当事者意識のない自分がまず問題だと思った。

作品としては、恋愛要素を入
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20世紀のキミ(2022年製作の映画)

3.6

キラキラしつつもしっとりとした落ち着きを感じられて観やすかった。
みんな基本的に人が良いので人間性にモヤモヤせず観ていられるのも良かった。

予想外の結末だったけれど、好きな終わり方。

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ララランドの2人がこっちの世界では幸せそうでとても良かった。

ラスト数十分、関係性が明らかになるところが面白い。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

時間の流れ方が独特。
淡々としているんだけれど目まぐるしく状況が変わるので、長いようであっという間の3時間。
展開が読めなくて常に先が気になった。

七海は一見弱々しくて頼りなげで懐疑心のなさは心配に
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

開始30分くらいの椅子登場あたりから一気に物語が展開していって面白くなった。

とても良い小説を映画化したような印象。
鈴芽が草太に惹かれる過程や草太の仕事のこと、なんで2人は教員になりたいのか、おじ
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尼僧物語(1959年製作の映画)

4.5

「面白い!」というよりも、静かに色々と考えさせられる作品だった。

説明的でないのでストーリーがスムーズに進んでいく。宗教(シスター)のことや当時の戦況のことなどの知識があった方が深く理解できると思う
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.5

ドラマも好きだったけれど映画も良かった。

このドラマは恋愛絡めすぎないし、みんな裏表がない良い人達なので気持ち良く観ることができる。

各組織に1人鈴木亮平いてほしい。
安心感が半端ない。

鶴見辰
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星の子(2020年製作の映画)

3.0

「宗教」「家庭」がテーマと知っていたので重いんだろうな〜となかなか手を出せずにいたけれど、いざ観てみると細かい描写が少なかったせいか思っていたほど重苦しくはなかった。

当事者(両親)は何をしようと自
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

内容は現実的でなくて無理は感じてしまうもののスムーズな流れでとても観やすかった。

ずん飯尾さんが良い味を出していて好きだった。
これからも色んな役柄を見てみたいな〜

湯川教授、知らないうちに物腰柔
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.5

記憶の中のぼんやりとしてどうしても思い出せないところの表現が物凄く上手くて感動した。(何度振り返っても後頭部だけだったり、顔だけぼやけていたり、目が上の方に付いていたり、懐中電灯で照らしたように一部だ>>続きを読む

君への誓い(2012年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

実話なだけあって現実的。

旦那さん以外の周りが何かと隠しがちなところにもやもやしたのと、個人的に両親が受け入れられないタイプ(自分の思い通りにしようとしてまたロースクールへ勝手に入れるところとか)だ
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.5

ティム・バートンの頭の中を覗いている感じ。

荒削りなところとか手作り感がとても「作品」らしくて、学生が自分の世界を詰め込んで作ったもののようなのびのびとした自由さがあった。

「ナイトメアー・ビフォ
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シャレード(1963年製作の映画)

4.0

構成のおおらかさとちょっと手の込んだ内容のバランスが良くて程よく楽しめる。
おじさんが沢山出てきたなあ。

オードリーの着こなしは相変わらずで、なんでも似合っちゃうのがすごい。
ただ狙われているのにイ
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.5

カラフルな画面。
移民の暮らしについてや故郷への思いなどが心に残った。移民について知識が無さすぎるので知ろうと思う。個人的には作品としての面白さというよりもそう思えたことが観て良かったところ。

登場
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

5.0

事故に関する実話を題材にした作品で1番好き。
くせがなく流れも良くて観やすいし、無駄のない構成。何より全員助かっているという事実があるから安心して観ることができる。

本編後のスペシャル映像がとても良
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スティング(1973年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

3回目くらいだけど何度観ても凝った計画が面白い!ラスト10分くらいが特に大好き。

エンターテイナーの軽快なメロディが作品のチャーミングな雰囲気を際立てている。
仲間が沢山いるのに誰も裏切らない作品は
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0


キャストはもちろん音楽も映像もとても雰囲気があって渋い!テンポも良くでカットも洒落ている。

有名作品なのでタイトルは知っていたけれど実話ということは知らなかったので驚いた。犠牲者の多さに心が痛む。
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

4.0

常にコミカル。
映画というよりはスペシャル版ドキュメンタリー番組を観た感じ。
ちょっとブラックな感じも面白い。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一番最初、ナイルズに矢が刺さるところが物凄く好き。突然の展開に脳が「えっ!?」となる感じが最高。

平和な結末だったし割と安心して観ていられたのも良かった。
前半やりたい放題で飛行機とか乗っちゃうとこ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

数年前に観た時は精神年齢(?)のせいか「自分にはまだ早い」という感想だったけれど、改めて観たら前より分かった気がするしとても好きな作品の一つになった。

音楽、イタリアの鮮やかだけれど落ち着きのある色
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恋は光(2022年製作の映画)

3.0

透明感のある明るめの画面が綺麗だった。
みんな素直でどろどろしていなくて観やすい。

恋愛映画(邦画)は理解できないことが多くてあまり好まないけれど、この作品は哲学的な要素が比較的多かったので楽しめた
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バーレスク(2010年製作の映画)

5.0

まさに歌と踊りの世界。
アリの真っ直ぐな性格が清々しくて観ていて心地良かった。

華やかな衣装と踊り、パワフルな歌声、力強い女性たちに元気をもらえる。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

役所広司の演技の上手さと集中力が凄過ぎて怖いくらい。

三上さんは可愛らしかったし怖かったし悲しかった。腕力だけが成長してしまった子どものよう。純粋で単純で母親の愛に飢えている。整えられた部屋や手作り
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市子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

市子の過ごしたあたたかい時間が詰まったラスト15分、ずっと観ていたかった。

市子が生まれた頃からお母さんへの適切な支援があれば随分違ったのではないかなと、どうしようもないけれど思ってしまう。母子だけ
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大脱走(1963年製作の映画)

4.0

団結力と行動力、それぞれの技がとにかくすごい。

軽快な有名テーマソングがやっぱり良くて、どことなく漂う切なさや悲しさを中和してくれていたので最後まで暗い気持ちになり過ぎず観ることができた。映像作品に
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

4.0

ミリー•ボビー•ブラウン、自立した強い女性の役がぴったり。

ツッコミどころはあったけれどサクッと楽しめるファンタジーだった。
作品の長さもちょうど良くて、短めの童話を読んだ感覚。

終わり方も颯爽と
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

マクマーフィーの気遣いや反射的な優しさが印象的。登場人物それぞれをじっと見つめるような映画だった。

後半の展開は予想できないことばかり。
有名作品だけれど予備知識なく観たので結末には驚いた。

婦長
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ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.5

若い頃のヒュー・ジャックマンの作品は初めて観たけれど気品があって貴族がとても似合う。

テンポや設定はとても良いというわけではないけれど、雰囲気の良い作品だった。映像も綺麗。

花屋のシーンと屋上のシ
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.0

軽快で楽しいラブコメディ。

展開も面白いし冒頭からは予測できないラストも良い!
沢山移動するし人も沢山出てくる、わちゃわちゃした感じが楽しい。

2人の早着替えとクオリティの高い女装姿、モンローの華
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.5

あみ子の視野の中だけを描いていて完全にあみ子目線なので思考回路がわかりやすい。
ストーリーがどうのというよりは、あみ子という人間をそのまま画面に映し出した作品。

お父さんの顔にほぼいつも影がかかって
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ある男(2022年製作の映画)

5.0

どこか静けさのある口数の多くない映画。
宮崎の風景や林業のシーンの影響か、空気のきれいな作品だと感じた。

それぞれの関係性も説明的でないし、誰もが自身の心の内や心の動きを言葉で分からせようとはしない
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