megさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.8

朴訥とした伝統刺繍職人のハリムと彼を愛し支えるミナ夫妻と、弟子入りしてきたユーセフの物語。 とても繊細な金糸のコード刺繍そのもののような誠実で美しい3人の物語だった。
と言ってもこの監督とこの女優さん
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ステップ(2020年製作の映画)

2.9

皆さまは高評価だけど、私はちょっと…。

お盆の場面、主人公が違和感を感じたとか、美紀ちゃんのことばとか、ひっかかる。保育園の先生を食事には誘わないでしょ。小学校の担任も対応が変すぎる。ちょっと似てい
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ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

4.2

思いだしたのは、ユーミンの『昔の彼に会うのなら』 ※竹内まりやの『駅』ではなかった。 昔のこういうのはさっぱりの方がいい。 
〈ほんとは会いに行かないわ🎵〉そうだよね(^^)

この2人の演技はどこま
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

4.1

セルヒオ、優しーい。

老人問題が親の問題から自分の問題になりつつある私には、このセルヒオの優しさが教えてくれるものがとてもとても大きい。

ドキュメンタリー作品にちょっとだけストーリーを持たせて、と
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.5

伏線となる部分をちゃんと把握しようと観ていったのに途中居眠りをしてしまった。
中盤がちょっと…だったのかな?
種明かしに崖のシーンから気づいてしまった。

でもスコセッシとディカプリオのタッグはやはり
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

92歳の映画人にほのぼの。
鶏が代わりにアクションしています。

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.1

死ぬ前に辿っておきたかった過去、振り返っておきたかった人生があった。大切な人生だった、懸命に生きた人生だった。
だからシャルルに伝わるものがあったんだろうな。

おじさんの涙には感動するし、こちらも泣
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

-




無理だった
マリアビートルはおもしろかったのに
全然違った

独特すぎ
音楽は昭和の名曲あり

英雄の証明(2021年製作の映画)

4.0

そっかぁ、アスガー・ファルハディの作品なのね、なるほど…。

何ともうまくいかないのよね、それを長い時間見せられて、じゃあどうしたらよかったわけ?と言いたくなる。

最後愛する2人に見送られたことは幸
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エンディングノート(2011年製作の映画)

4.1

こんな風に自分の最期を段取りたいものだなぁ。
やはり、ちゃんと家族に、私はあなた方を愛しているよと伝えたいなと思う。それが私が在るところだから。
それがちゃんと果たせている砂田知昭さんは素晴らしいとと
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.3

よかった。
ストーリーは温かく希望があり、映像はきれいで、俳優たちの素晴らしい演技、映画の素晴らしさを伝えたいという作り手たちの思いが余す事なく観る者に届けられた作品だった。素晴らしい。

ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.4

サム・ロックウェルとシアーシャ・ローナン、画像もスタイリッシュでテンポもよく、その時代のイギリスもよいし、アガサ・クリスティー絡みなのもよい。
なのにどうしてだか全体としておもしろくなかった。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.8

へぇー、グッチってそうなんだあと興味深く観た が、実話とは言ってはいけないレベルで事実と違うと知り、それは問題だろうと思う。
でもおもしろかった。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.9

初めて観たのはもう随分前で、その時の感想は、出てくる人皆が病んでいて何なんだこの気持ち悪さはと呆れたというところ。
今回どんな作品だったかなとふと2度目の鑑賞。おもしろい。病んでいるし気持ち悪いのだけ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.3

好きすぎる…私はビルナイが好きな俳優No.1だと思ってきたものだから、更に「皺すら美しい」とかかわいい(失礼しました)とか思いながら彼を満喫した。

黒澤明氏の「生きる」を観ないままの鑑賞になったので
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

2.5

原作を読んだのはもう15年くらい前だろうか、映画化されていると知り観てみた。
うーん…。

葉山先生が優柔不断で小野くんが豹変するところが怖すぎで目立ち、原作を読んでいない人にはこの男性たちを受け入れ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.3

すごく好き!
じいちゃん、もう最高に好き。こんな考え方、子どもへの話しかけ、妻を愛するストレートさ、言葉の一つ一つが哲学者かというくらい味があって沁み入る。

モノクロの映像はどれもドラマチックで温か
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

3.7

ハンサム2人のバディアクション作品。
シャーロックホームズの名を借りた別の作品という感じ。急に謎が解かされるし、女性の絡みも要らないし、アクションはすごいが特別という感じではないレベルで、例えば建設中
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明日の食卓(2021年製作の映画)

3.7

結婚も出産も怖くてできないなと思わせる作品。観ていてこんなに苦しい作品は初めてかも。

私も子どもを3人一応育てたけど、ほんとにつらかった。一所懸命取り組む分、思ったようにいかなくて裏切られたり報われ
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355(2022年製作の映画)

3.7

うーん、動き回ってるなぁアクションがんばってるなぁとは思うけど、ダイバーシティ意識し過ぎなのか全体がぐちゃぐちゃしていて残念な仕上がりになっていると思う。

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フィルマークスのタイムラインで作品を知り観てみた。

なかなか切ないな。
高校生の瑞々しく眩しい毎日が、高校生らしく傷ついていく様がとても切ない。さくらさんが黒板に自分の名前を書いた気持ちが私には思い
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RRR(2022年製作の映画)

3.9

おばさんなので、大変疲れました。
すごくおもしろいし、盛りだくさんで、分かりやすいし、ね、いいんですよ。

でも疲れました。インド映画のサービス旺盛なのは、田舎のおばあちゃんのお料理をね、おいしいんだ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

うーん、150分は要らないな。

ところどころかわいかったり(初めて観る映画のセレクトとか)きれいだったり(ママのピアノ)するのだけれど、共感できなかったり理解できないところ(ガールフレンドの信仰とか
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わたしはダフネ(2019年製作の映画)

3.7

ずっと観たかった作品。

ずいぶん若く幼く見えるけれど多分ダフネは40才くらいだと思う、とても愛らしい女性だ。その人生をダウン症というハンデを持って生きてきたのだけれど、こんなにしなやかに明るく生きて
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.9

なかなかおもしろい作品だったな。

まずはブラックボックスがあの様な構造で中身があんなものだと知る。こういう珍しいお仕事ものはそのプロフェッショナルぶりに感動する。狂気の世界っぽくなる、紙一重なのも想
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.1

『幸せなひとりぼっち』を観ていない方ならさすがトム・ハンクス作品だと感動されると思うけれど、観た事がある、まして私などは『幸せなひとりぼっち』をベスト作品だと思っているものだから、うーん残念だなと思っ>>続きを読む

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.9

作品としては少し退屈で劇場の後席のおじさんのいびきが邪魔だったくらい。
でも題材の実話については感心しきりだった。

9・11テロ事件はあまりにも衝撃的でその後のアメリカ政府の動きもまた重要で報道され
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すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.8

……アメリカ人ってほんと、戦うよね。

原題『let him go』このhimは馬だったりジョージだったりするのかな。

印象的だったのはポークチョップを勧められるシーン、怖〜い。

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.2

この映画はこうです、これを伝えたいんですと言う様なものがない、自由でほの温かい作品。テーマとか作り手の思いがないと、それを見せられないと映画でないと言うのは違うんだろうな、この作品に関しては。

パリ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.4

昨日観た『バビロン』と真反対の作品でした。バビロンは画面に出てくる情報が多すぎてなのにストーリーはない。反対に本作はモノクロだし情景はシンプルで寄り添っていて一体化していて、一つひとつの言葉の大切さを>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.3

大変疲れました。

多分「映画を愛している」レベルの方にとっては深い部分や味わうところが多く満足されるのだろうと思うけれど、私なんぞには無理だった。

一昔前はあんなに倫理観がなかったのかしら?誇張さ
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.1

スカイラーがずっと側にいてくれてよかった。ちゃんと堕胎できてよかった。ニューヨーク州には女性を救う体制があってよかった。いろいろあったけれど結果的にはよかったと娘を2人育ててきたおばさんの私は安堵した>>続きを読む