MeiMorimotoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

耳が聴こえる人と聴こえない人の疎外感が等しく描かれていてよかった 聴こえない人に歌が届き、聴こえる人に声が届くラスト 音楽の本質は音でさえないのかもしれない
兄がメチャクチャ言うシーン、すごく来た 相
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月は上りぬ(1955年製作の映画)

3.9

人のことだと言えるのに自分のことになると全然相手に伝えられない古今東西老若男女〜話を 昔は都、時代は西洋化真っ只中の奈良を舞台に描いている ワンピースに下駄 万葉恋歌ラブい 完了の「ぬ」の風流… 二月>>続きを読む

スポンジ・ボブ/スクエアパンツ(2004年製作の映画)

3.9

かなりやばい……ROCK
入れ子構造もすごい
ミンディスカヨハかい

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.8

どう捉えるか悩む…
レヴューには「ドラン、初めの傑作以降落ちてる説」も見られるけど LGBTQ認知が進む文脈の中で登場した「わたしはロランス」のセンセーションと ある程度マイノリティへの意識が当たり前
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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

4.0

紳一、父さん、蘭、ホームズ、みんなの絆サイコー、ラブ
ほんでやっぱりテーマ曲と「真実はいつもひとつ!」の決め台詞が強すぎ

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

(悲し…これを「復讐エンターテインメント」として広告する謎)

Q1. 復讐に人生を費やしてしまう主人公キャシーは狂っていて、それは確かで でも狂っているのはキャシー1人だけなのか?それとも社会(=キ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

途中まで ジム・ジャームッシュオマージュもありつつ少しずつ丁寧に胸を絞められていく感じがよかったのに 最後ララランドとほぼ同じで えー!つまんないー!ってなっちゃった 「現実の未来」を生きるとき 「あ>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.8

家族って変だよね 壊れそうで壊れなさそうで 壊れるし壊れない
あと 一生ものの「先生」みたいな人は誰にでも用意されているんだろうか 職業の「先生」でなくても 心の支えになる大人 みんな敵みたいな日でも
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散歩する惑星(2000年製作の映画)

3.5

カラフルなグレーが綺麗 けど…「何?」てなってしまうな、ロイアンダーソンついていけない 群像劇がそれぞれのリズムの重なりでシンフォニーみたいに感じられてくるのはおもしろかった

愛の昼下がり(1972年製作の映画)

3.8

キモサイドロメール出たーーー。でもあり得そうでこわいんだロメール〜。
パートナーがいても、関係を持たない限り妄想するのもときめくのも自由だから、好みの女を秘書にして、街ゆく女を眺めて、買い物先の女にお
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パリのナジャ(1964年製作の映画)

3.8

ユーゴスラビアからアメリカに帰化した大学生ナジャの「パリ時代」のドキュメンタリー。ある時期を「○○(都市名)時代」で捉えること、たまにあるよね。おもしろいね。どこに住んでいるかは結構アイデンティティを>>続きを読む

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カランコエの花言葉ー「あなたを守る」。桜の花言葉ー「精神の美しさ」「優美な女性」「あなたを忘れない」。
守ろうとしてかけた言葉があなたをいちばん傷つけたなんて、そんな悲しいことにちゃんと気がつけた月ち
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FLIRT/フラート(1995年製作の映画)

3.8

ほぼ同じシチュエーションを3都市で展開したとして、その物語は必ずしも同じとは言えないはずだ、ということを示そうとしているのが面白い…のだけど、大衆が理解するのは難しいと思ったのか途中で解説を挟むハルハ>>続きを読む

クレールの膝(1970年製作の映画)

3.7

結婚を盾に自由を奪われるのは勘弁、と言いながら結婚を盾に少女たちにちょっかい出すおじさん…色々キモすぎる…。フェチがニッチすぎるあまり、相手にそうとわからないまま欲望を満たせてしまう、というシチュエー>>続きを読む

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

3.7

恋愛と友情の間に線はあるんだろうか?
「あるに決まってんだろー!」な世の中だけれど、自信持って、言えないな…恋愛と尊敬の間もわからない。恋愛と家族愛の間もわからない。恋愛と性愛も、一対一で対応しない。
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ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

3.7

あまり印象に残らないのは、私が女子大生が当たり前の世の中に生まれたからだとおもう。今撮り直しても面白いだろうな、観たい。意外と「結局男に媚びておいた方がラク」に乗っかっている女子は多そう。悲しき処世術>>続きを読む

夏物語(1996年製作の映画)

3.8

ロメールの一生胸糞わるいのに最後で急にメチャおもしろくなるやつなんなのほんと 全然おもしろくないまま実は色々積み重ねられてて 最後で全部のピース集まって劇力になる 女の子みんな可愛いのに怒ると急にブス>>続きを読む

トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.9

いいっすねぇ……ハルハートリーの映画というかやっぱハルハートリーがすきです

コレクションする女(1967年製作の映画)

3.7

なんか…苦手だった…そんなこともある 男、全然惜しくもなくてキモかったし結局ロンドン行くのかよ この嫌悪感こそが作品が完成している証拠なのだけど ジレンマ…やっぱ評価することは大事だけど 評価が重大な>>続きを読む

シンプルメン(1992年製作の映画)

4.4

……!ハルハートリーの扉開けてしまった 作品てかこれ撮った人のこと絶対すきだなとおもう映画あるよね みんなまとめてラブい ダンスシーンも終わり方も最高 これってほぼ西部劇?

春のソナタ(1989年製作の映画)

3.9

(超おもしろいわけじゃないけど…)とおもいながら観ていて、ラストを観て(全てがよかった)に変わるのすごいな こんなに完璧な「色々あったけど何も変わらなかった(ようで変わった)」あるかい! 日常がドラマ>>続きを読む

モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

4.2

ワルい男だねえ…18歳相手に最低である 「大量生産品のサブレ」と「シェフのお菓子」 遊びと本命の扱いの違い シルヴィーを待ちながら食べてはポイ捨てされたジャクリーヌ どっちもおいしいよってなんだよお菓>>続きを読む

冬物語(1992年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「信仰が愛する人を生き返らせる」という彼女の信念を強める劇中劇はそのままフェリシーの話で 娘が生まれた時に消えてしまった親の復活を祝福するのも同じ 会えなくても会えるのを待つということが大事だと言った>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

Q1.「言葉は他の言葉との関係でしか存在しない」という台詞があったが ではタイトルの「偶然」と「想像」はどんな関係で並べられているのか。並列?相反?
A1. "wheel of fortune and
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.8

めちゃ感動して…とかじゃないんだけど、タイトルが作品とイコールになれているという意味でベーシックによかった 一般論というのは無数の固有のエピソードからできているんだということで最後にズームアウトする構>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

3.6

画が綺麗 うまくストーリーがハマって建築映画の名作になれたかもしれない可能性は匂わせつつも 結局モダニズム建築のPVで終わってしまった…

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.8

とりあえず確実に元気出したいときのフレッドアステア

わたしたち(2016年製作の映画)

3.9

南北問題のメタファーになっているとは…普通のお話としては、わたしはいじめられがちだったので思い出してうれしくない時間が続き、個人的には映画のことももう思い出したくはないかもしれない 悪くもないのに謝罪>>続きを読む

街は誰のもの?(2021年製作の映画)

3.6

ストリートで生きてる人の話はよかったけど 作品としてインタビューか会話かどっちつかずの感じがもう一声ほしいとおもってしまった

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.0

かっこいい泣 ガイリッチーのお洒落クライム……すきだ アラジンとかとの作品振れ幅すごい