めかぽしやさんの映画レビュー・感想・評価

めかぽしや

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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

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一匹の保護犬トッドがきっかけで
枯れているが広大な土地を手にした
夫婦の実録。

自然とは循環するもので
弱肉強食、食物連鎖の上で成り立つ。
どれも偏ってはいけないし、
塩梅が難しいところ。
植物だけ
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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原題の
“Never Really Sometimes Always ”
の会話がされるシーンでオータムの
身の上に起こった事がいとも簡単に
想像できてしまい辛くなりました。

17歳のオータムは妊
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

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先日観劇した「森フォレ」という舞台で
少しだけ、でも大きなきっかけとなった
モントリオール大学の銃乱射事件が語られ
改めて未見のヴィルヌーヴ監督作品を
観なくては!と思い鑑賞しました。
そんな中、日本
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少年の君(2019年製作の映画)

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もう30年以上前ニュースになるけれど
学校の机の上に花瓶に生けた花と
もう死んでしまっている事が前提の
寄せ書きが書かれていて
自殺してしまった子がいました。
いつの世も存在するいじめは
いじめと言う
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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泥酔した女につけ込もうとする男、
男か女かどちらの言い分を聞く時に
忖度をする社会、
そして保身のため傍観、口を閉じる人々。
腹が立つ事ばかり。
ごめんなさい、今回は女性視点で。
男性だって生きづらさ
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ファーザー(2020年製作の映画)

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認知症の父と世話をする娘の話しから
何が正しいのか
誰が嘘をついているのか
混濁する作品で
認知症を体感することができた作品でした。

2年前に日本でも橋爪功主演で
Le Pere 父 という舞台があ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

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特に何が起こる訳でもなく
ただ、ただ静かな映画でした。
そして生き様をしっかり見ました。

定住する場所をあえて持たず
自らの意思でキャンピングカーで
職を探し移動する現代のノマドたち。
皆さん高齢者
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キンキーブーツ(2018年製作の映画)

5.0

最高だった‼️

ローラもエンジェルスも15cm以上ある
ブーツをはいて歌って踊っていて
なんて強靭な肉体なんだろう‼️
エンジェルスの脚線美にもうクラクラです。

舞台はイギリスの倒産しそうな靴工場
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

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前の日寝不足だったから
うとうとしてしまうかな?と思ってたら
杞憂でした。

全編にわたる緊張感とやるせ無さが
介在する作品でした。

怪我で体操の選手を諦めて
カメラマンになろうと決めたダニエル。
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ミナリ(2020年製作の映画)

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レーガン大統領って言ってるから
80年代ですね。
そのころの韓国って軍事政権の頃だから
生き難かったのでしょうね。

50エーカーの土地を手に入れた夫と
引っ越しに不満を抱えている妻。
両親の不仲を感
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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東京の松濤に住む生まれながらの
お嬢様の華子と
地方出身で努力して
慶應大学に入学した美紀。
出身も階層も生き方も違う2人だけど
1人の男性をきっかけに
縁が生まれます。
ともすると泥沼にな
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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嫌いな作品ではないです。
好きなシーンも多いのですが
ちょっと飛躍しすぎ(⁉︎)
なところもあってイマイチ消化できません
でした。

画面の四隅が丸くなっているのは
ゴーストの目のくり抜きみたいなので
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

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自分の誕生日に殺されて
また誕生日の朝に目覚めてまた殺されて
が繰り返されるループもの。
劇中の会話の中でも上がっていたけど
『恋はデジャヴ』にインスパイア
された作品。
主人公は初めは物凄く性格が悪
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

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18歳の頃から朝目覚めるたびに
外見が変わるようになってしまった
ウジン。
それは老若男女や国籍を問わず
変わってしまう。
ウジンのクローゼットには
足のサイズを測るスケールから
様々なサイズの指輪、
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29歳問題(2017年製作の映画)

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とても良い作品でした。

2005年の香港が舞台。
まだiPhoneは登場する前の話し。
仕事もキャリアも順風満帆なクリスティ、
少しぽっちゃりで夢みがちなティロン。
ティロンがクリスティに部屋を貸す
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

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サウナのロッカーに置き忘れられた
LVのボストンバッグの中には
大金が入っていて…

その大金はどのようにできたのか
どれだけの犠牲をしいたかを
時系列が行ったり来たりしながら
ラストにむけて纏ってい
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

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1979年、韓国大統領直属の諜報機関
中央情報部(KCIA)部長キム・ギュピョン
が大統領暗殺までの40日間を描いた作品。

KCIAの元部長のパク・ヨンガクが
アメリカで韓国大統領の腐敗を告白
する
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Delivery Health(2019年製作の映画)

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最近、森山未來が気になって仕方ない!

無料公開の期間でギリギリ観た本作。
脚本がハイバイの岩井秀人さんなので
前のめりになって観ました。

共演が石橋静河。

2人ともダンサーなので
身体能力で惹き
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ルーブル美術館の夜 ―ダ・ヴィンチ没後500年展(2020年製作の映画)

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今年の映画始めはこちら。
昨年の今頃ルーブル美術館で
開催されていた
ダ・ヴィンチ没後500年展に
真剣に行きたかったんです。
その頃コロナはまだ猛威をふるってなかったんだよな…

今ま
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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前に観たのですが、
感想をあきあぐねていました。
キム・ジヨンの原作者の
チョ・ナムジュの新作
「彼女の名前は」を読んだ事が
原動力になりました。

まず、82年生まれ、キム・ジヨンは
原作をすでに読
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ウンギョ 青い蜜(2012年製作の映画)

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文壇から尊敬される70歳の詩人が
17歳の女子高生に欲情し
あらぬ妄想を抱いてしまう
言ってみれば変態エロオヤジなんですけど
ここ日本でも変態エロオヤジを文学に
してしまう谷崎潤一郎がいるし
妄想だけ
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君の誕生日(2018年製作の映画)

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セォウル号の沈没事故から
6年も経つのですね。
高校生が沢山亡くなって痛ましい
事故だと覚えています。

本作はセォウル号で亡くした息子の
喪失と向き合う家族のおはなしです。

いないのにお土産を持ち
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

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18世紀フランス、ブルターニュの孤島で
貴族の娘と女流画家の交流から愛情に
発展するまでを
情緒的に描かかれていて
ビシビシと響いてくる作品でした。

画家とモデルの関係は
単に被写体を描いているだけ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

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原作マンガを読んだ時、
今ヶ瀬も恭一も嫌なヤツでした。
特に今ヶ瀬!人間が嫌!
でもね、人間のドロドロとした気持ちを
正直に剥き出しにしていただけなんですよね。

映画も自発的ではなく
周りの勢いで観
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TENET テネット(2020年製作の映画)

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表面のストーリーは追えたけど
深い所は???
な感じの映画でした。
時間が逆回転する場面も多く
結果があって原因が分かるのですが
それを拾えた時には
ああ、なるほど!と。
あとマスク
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

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特にこれと言ったドラマは無く
淡々と死に様を描いた作品だと思いました。
軍人の死に方、
民間人の死に方、
負傷兵の死に方。
そして容赦ない米軍の攻撃。
大本営には見放され
沖縄の兵力は消耗していき
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

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引き離したり、引き寄せたり
様々な愛を波(WAVES)に例えている映画でした。

シュルツ監督は脚本を書く前に
ミュージックプレイリストを作り
脚本に曲の歌詞を書き込んだりしたようです。
様々なシーン
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はちどり(2018年製作の映画)

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94年の韓国であるけれど
観ていてとてもヒリヒリしました。
家父長性が色濃く残り男子中心の家庭。
男兄弟の高学歴を望み女子はたとえ頭が良くても
進学できない。
家庭内では兄は妹に暴力を振るう…
ほんの
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

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チャンチャンチャンチャン
出だしからゾクゾクしました。
ペット・ショップ・ボーイズの
“It’s a sin”
この曲を聴いていた中学生の頃が
蘇りました。

本作は87年当時のシンセサイザー全盛の
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DUMB TYPE 高谷史郎 自然とテクノロジーのはざま(2018年製作の映画)

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ドキュメンタリーだし、観るのを迷ってましたが初UPLINK 京都だし…
と思い観ましたが、観て良かったです!
1月にみたDUMB TYPE展を思い出し
ワクワクしました。
現代美術館の展覧会以外の展覧
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

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2分未来の自分が教えてくれたピックの場所。

カトウが部屋に帰りギターを弾こうとピックを探していたら
部屋にあるモニターから語りかける自分。
“ピックはマットの下にあるよ”
ピックを発見し、
“今から
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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3ヶ月待っての公開!
わたし的にも映画館解禁の1作目。
とても素晴らしい作品でした。

若草物語はアニメ版しか記憶になくて
4姉妹の少女時代メインしか知りませんでしたが
まだまだ続いていたのですね。
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

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第一次世界大戦で残された映像を
加工し、カラーで写し出していて
全編出兵した元兵士の証言が
流れて淡々進んでいきます。
今から100年以上もまえの
戦争がその年月を感じられないぐらい
身近に感じられま
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一人っ子の国(2019年製作の映画)

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中国の一人っ子政策は
社会の授業で習ったし
知っている人も多いとは思いますが
その内情までは知りませんでした。
驚愕の事実のドキュメンタリーです。

1979年からつい5年前の2015年まで
続いたこ
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わたしの名前は...(2013年製作の映画)

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アニエス・bのやりたい事やこだわりを
詰め込みすぎた感はあるけれど
時折り見せる映像にハッとする
ことがある。
KYOTOGRAPHIEでみた写真も
共通している感じ。

物語は父親に性的虐待を受けて
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