マシュウさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

マシュウ

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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.0

グウェン役のエマストーンが可愛い。サムライミ版と比べると敵役のリザードが少し地味だったので物足りなく感じてしまった。それと周囲の人間がスパイダーマンを受け入れるスピードが早くてなんだか物分かりがいいな>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

思っていた内容と違くて良かった。音を失ったのではなく、静けさを手に入れたのだという考え方は自分も元気をもらえた。老いによっていろんなものを失っていくけど、それを嘆くだけではあまりにも辛い。だからそれを>>続きを読む

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.7

電車のシーンで市民がスパイダーマンを守ろうとするところに感動して泣いちゃった。小さい頃に見たことがあるんだけど、何度見てもいいなあと思った。グリーンゴブリンもドックオクも、善きことをしようとする自分と>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

いま見返しても一本の作品としてとても優れている映画だなと感じたし、楽しめた。時間をかけてじっくり作ったんだろうなという物語で小さい頃見たことを思い出した。ウィレムデフォーやオクタビアスペンサー、jkシ>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.8

映画中盤にある比較的短いが印象的な戦場シーンの迫力が凄すぎたし、1917の長尺ワンカットを見ているかと思った。こんなにワクワクするアクションシーンが撮れるのはマシューヴォーン以外にいない。音楽の使い方>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.9

何回も爆笑した。映画館で周りの人もたくさん笑ってた。濱口竜介監督の作品は会話が面白い。今回はコメディの雰囲気があったのもあるけれど、間とかセリフの言い方を見ていて濱口監督はお笑いにも造詣が深いのではな>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

2.0

楽しめなかった。ファッションショー成功させてめでたしめでたしじゃないのよ。何としてみていいか分からなかったし、何を表現したいかもさっぱりだった。ホラーの演出が一辺倒で退屈だしとにかくしつこい。それと怖>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

アクションシーンの迫力と音楽が本当に素晴らしくて、映画館鑑賞できて良かった。大きいスクリーンで見るとカーネイジが怖すぎてワクワクした。前作同様、物語としては大味だったけど短い上映時間でスパッと終わる感>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

自分も現在29歳であと2週間で30歳なのでこのタイミングで見ることができて良かったし自己投影できた。内容は評判通り面白かったし、夢を追うことによってパートナーと軋轢が生まれるという普遍的な問題がテーマ>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.8

予告編と印象がかなり違った。見てるとしんどいけれど主人公がこうやって失敗と向き合う映画は好きだと思った。曲中に出てくる音楽は歌詞もメロディもすごく良かった。同じ歌詞と同じメロディが繰り返し出てくるんだ>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.2

グランドシネマサンシャインシアター3でみたが、とにかく映像が素晴らしいので大きい画面で見れて良かった。クロエジャオ監督ということで期待して行ったけど期待通りだったし、人数が多いにもかかわらずひとりひと>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

小川淳也という議員を知れてよかった。党に所属するということ、無所属で出馬するということ、街で有権者に罵声を浴びるということ、いろんなことがわかったしドキュメンタリーの形でありながら監督の視点として時に>>続きを読む

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

3.0

かなり前から期待していた作品だったがあまり楽しめなかった。映像と音楽は鬼気迫るものがあったけどそれ以外は取り立てて面白い要素がないように感じた。もちろん別物なのは当然だけど、閉鎖的なコミュニティの中で>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.3

音楽も映像もキャストも好みで、大好きな感じだった。3部作の1作目ということをつい忘れて見たんだけど、続編も期待できそう。フレメンのリーダーの決定に納得がいかなかった男は、女性ないしは子供に決闘をふっか>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

不遇にも何度も延期を経て、ようやく公開された007を映画館で見れて本当に良かったし感動した。終わった後に長尺と気づいたが全体的にアクションがスリリングで美しいカットがたくさんあって飽きなかった。パロマ>>続きを読む

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

4.0

昔のコレクションやモデルを担当した人の証言を見ることができて貴重だった。マルタンマルジェラはベルギー人として育つ中で若くして日本の文化に興味があったということで足袋ブーツの源流を辿ることができる。また>>続きを読む

少年の君(2019年製作の映画)

4.2

美しいカットがたくさんあって目が離せなかった。最後のやった、やってないの問答が少し冗長に感じられたのでその部分は勿体ない気がした。どっちでも良いから次の展開に進んで欲しいと正直思った。映画を見ていて、>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.5

一人一人の人物描写が可愛くて癒された。予告編はつまらなそうだったけれど、食わず嫌いせず勇気出して見てよかった。意地悪したり悪意を剥き出しにする人が登場しないのでやすらかな気持ちで見ることのできる作品だ>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.2

アクションシーンが特に見所だったから映画館でみることができてよかった。オークワフィナが大好きなので、マーベル映画で見ることができて嬉しい。主役のシムリウも役にハマっててなんだか応援したくなるような雰囲>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

これからの長い長い人生でもっとたくさんの酒を飲んでいきたいと思った。全体的に失敗や挫折を偽ることなく正直に描いていて好感をもった。歳を取ったらマッツミケルセンみたいにスーツが似合う渋い大人になりたい。>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

西島秀俊の感情の起伏が少ないまま物語が進行していくことは自分をひどく安心させた。びっくりするほど美しいカットがいくつもあって広島の風景とともに色鮮やかに移り変わるシーンは記憶に強く残る。手話や多言語の>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.5

バイオレンスに満ちていてとてもよかった。鈴木亮平の耳の形がかっこよかったのと演技が良かった。ドキドキハラハラした。上林がチンタから鍵を借りてバイクに乗る前にカメラがぐぐっとバイクの鍵穴に近づいたカット>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.6

ジェームズガン最高。サメチャンがかわいいしラットキャッチャー2も応援したくなる。知識なしでいっても十分楽しめる作りになっていて、ちゃんとR15相当の暴力描写あるからそれだけ注意。これだけの数キャラクタ>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.8

階級っていうのは普段見えないけど日本の社会の中にも遍在しているなと思った。例えばスクールカーストという言葉は大嫌いだけれど、人間が社会的な存在である限りなにかしらの組織に属さないといけないわけであって>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

非常によかった。ミュージカル映画って何故か見る前は全然乗り気じゃないのに見た後の満足感がいつもすごい。内容が直感的にわかるのと、登場人物の感情の起伏が歌に乗って伝わる感じがする。

ニーナの父ケヴィン
>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.5

画面から涼しげな浜風や美味しそうなご飯、夏の匂いが直接伝わってくるような雰囲気で楽しめた。夏にぴったりの作品。自分は字幕で見たが、少年時代のカバーを聴くために吹き替えで見るのもアリかもしれない。映画見>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

エンドロールが流れて初めて中村佳穂が主役だと知って驚いた。中村佳穂のライブを見たことがあるが高い歌唱力はもちろん、曲間にピアノを弾きながらお客さんに語りかけるmcや即興で行われるメンバー紹介でえらく感>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.8

モノクロの映画を映画館のスクリーンで見てるとひと昔前の映画を見ているような錯覚に陥った。逃げられない状況で偏狭な老人に振り回されるというのはメルヴィルのmoby dickみたいだなと思っていたら案の定>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

痛快だった。字幕は「君の名前で僕を呼んで」「ブレードランナー 2049」「ヘイトフルエイト」「イングロリアスバスターズ」「キャロル」等でおなじみ松浦美奈さん。自分が最も好きな字幕翻訳者さんでかつ担当の>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.2

約2時間あっという間だった。中弛みすることなく最後まで楽しめたし、アクションシーンも迫力があってよかった。ぜひ映画館で見たい映画。また公開延期するんじゃないかという不安があったが劇場で見ることができて>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.2

映画ならではの派手な演出と大きいスケールで楽しむことができた。展開が飽きないのでテンポ良く物語が進んでるように感じた。クリスプラットがシリアスな主人公をやってることに少し違和感があったけど(スターロー>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.3

かなり好きな映画だった。自分がバクラウの村人に感情移入してしまうのはどうしてだろうと不思議な気持ちになったし村人が口にしている錠剤(土着の信仰を感じさせる)のようなものがどんな効能をもつのか気になった>>続きを読む

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.4

みたかった映画をようやく見ることができた。素晴らしい作品だった。映画やドラマでセックスシーンはいらないとこれまで思っていたがこの映画を見て少し考えが変わった。うまく言葉にできるかわからないがセックスシ>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

5.0

こういう作品と出会うためにおれは映画を見続けているんだと思った。ありがとうありがとう。ケンリュウも石川慶監督も大好きだったので見ることができてほんとによかったし作品も文句なしに素晴らしかった。この価値>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.1

前情報なしで見に行ったがものすごい迫力だったし多種多様な曲が楽しめた。個人的には映画というよりライブ映像のようだと思った。スパイクリー監督の要素をもっと期待していた自分がいたので物足りなさもあった。ま>>続きを読む

オキシジェン(2021年製作の映画)

3.0

見終わったあとに感じたことだが願わくば映画館の環境で集中して没頭したかった。派手な物語展開はないけど、随所に挿入されるマウスの映像が、主人公の出自だったりその後に起きる展開をしっかり示唆している。この>>続きを読む