◼️何も話していないのに、居場所が変わる◼️
『カランコエの花』は、ある高校のクラスで唐突にLGBTについての授業が行われたことをきっかけに、生徒たちの日常に波紋が広がっていく39分の短編だ。>>続きを読む
◼️何時にそこにいるかで、旅は変わる◼️
松浦弥太郎が初めて監督した、旅先の早朝と深夜を見つめるドキュメンタリー。
訪れるのは、サンフランシスコ、シギリア(スリランカ)、マルセイユ、メルボルン>>続きを読む
◼️別れが、今よりも重かった時代◼️
紀子の結婚をきっかけに、鎌倉の大家族が少しずつ離れていく。
『小津ダイアリー』で小津の戦争体験を知ってから観ると、穏やかな家族の日常を描くことは、小津自>>続きを読む
◼️二人で、歩き出すための時間◼️
雨に濡れた緑や水面、雨の音が美しい。
その中で少しずつ心を通わせていく二人の姿が印象に残った。
タカオは、ユキノのために靴を作ろうとする。
靴は、歩くため>>続きを読む
◼️小津作品への地図◼️
小津作品は数本しか観ておらず、どれも似た印象があった。
一度に観ると記憶がごっちゃになりそうで、間を空けようと思っているうちに、観る機会を逃していた。
そんな私にと>>続きを読む
◼️息苦しさの先にあった衝撃◼️
最初は、とにかくうるさかった。
怒鳴り声、音楽、ぶつかり合う会話。
画面の勢いに押されて、観ているのがきつかった。
家で観ていたら、途中でやめていたかもしれな>>続きを読む
◼️選ばなかった人生にも、運命の人はいる◼️
これは、私が好きなタイプの映画だった。『ラ・ラ・ランド』のように、想い合っていても、それぞれが望む人生を選んだ結果、一緒には生きられない。
結ばれ>>続きを読む
◼️子離れは、親の成長でもある◼️
世界を救うドタバタ劇の中で、いちばん心に残ったのはケイティと父リックの関係だった。
映画を作ることに夢中なケイティは、進学を機に自分の世界へ踏み出そうとし>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
◼️声を聞いてしまった者の無力感◼️
2024年、イスラエル軍による攻撃が続くガザ地区。
6歳だったヒンド・ラジャブは、銃撃を受けた車の中に取り残され、パレスチナ赤新月社へ助けを求める電話をか>>続きを読む
◼️変わらない型が、変わっていく心を映す◼️
私が好きなタイプの映画だった。
大きな事件ではなく、日々の繰り返しの中で少しずつ変わっていく人の心を、静かに見つめている。
茶道では、決められた>>続きを読む
◼️館そのものが見ている夢◼️
エルミタージュ美術館を、約96分間、一度もカットを切らずに歩き続ける。
それだけで特別な体験だった。
カメラは姿の見えない語り手「私」の目となり、「ヨーロッパ>>続きを読む
◼️ ディズニーだからと侮れない ◼️
家族全員が特別な魔法を持っている。
でもその魔法は、祝福であると同時に重荷でもある。
力持ちのルイーサは「強くあらねばならない」プレッシャーを背負い、完>>続きを読む
◼️三十郎の計算を狂わせたもの◼️
黒澤明監督の『用心棒』は、『荒野の用心棒』や『ラストマン・スタンディング』へと受け継がれ、世界の映画に大きな影響を与えた作品だ。
二つの勢力が対立する宿場>>続きを読む
◼️自分を守る殻が、自分を閉じ込める?◼️
アダム・エリオット監督のクレイアニメは、質感そのものが感情を持っている。
でこぼこした粘土の表面、くすんだ色彩、不完全な形——その手作り感が、登場人物た>>続きを読む
◼️エンバーの怒りはどこから?🔥◼️
彼女の怒りは、単に気性が激しいからではない。
父親の期待に応えたい気持ちと、本当は別の道へ進みたい気持ち。
その二つの間で身動きが取れなくなった苦しさが、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
◼️同じ場所から始まった二人の、別々の人生◼️
小学生の頃の翼と暁太郎には、それほど大きな差はなかった。
むしろ翼は、自分には何もないと感じ、独特の発想を持つ暁太郎を「特別な存在」として見てい>>続きを読む
◼️ 今回は、迷わず帰れるノーラン🎬◼️
ノーランといえば、時系列を組み替え、頭をフル回転させながら観る映画。
その複雑さが好きなので、今回は少し意外だった。
ホメロスの叙事詩をもとにした、比>>続きを読む
◼️何もしない時間が、人生を取り戻す◼️
子どもの頃、100エーカーの森でプーたちと過ごしたクリストファー・ロビン。
大人になった彼は、家族のために働いているはずなのに、仕事に追われ、その家族>>続きを読む
◼️心まで開いていく、眺めのいい部屋◼️
フィレンツェの光と街並みを、ジェームズ・アイヴォリーの端正な映像で味わうだけでも心地よい。
サンタ・クローチェ教会、シニョリーア広場、アルノ川とヴェッ>>続きを読む
◼️人間らしさって、、◼️
命令された仕事をこなすために作られたロボットが、誰からも命令されていないのに、一羽の雛を育て始める。
ロズは最初から母親だったわけではない。
何を食べさせればよい>>続きを読む
◼️19世紀のパリへ、夢のような旅〜🇫🇷◼️
モネ、ルノワール、セザンヌ、ヴィクトル・ユゴー——ベル・エポックを生きた芸術家たちが次々と姿を現す。
美術館の絵の中でしか会えなかった人たちと、同じ時代>>続きを読む
◼️友情って、、難しいですね、、😅◼️
こんなに近くにいるのに、二人は同じ場所に立っていない。
みぞれは、いつも希美を見ている。
一方の希美もみぞれを大切に思っているけれど、彼女が必要としていた>>続きを読む
◼️怖いというより、美しい〜👻
小泉八雲の作品を原作に、四つの物語を描くオムニバス映画。
「黒髪」——貧しい侍が妻を捨てて出世を求め、やがて戻ってくる話。
「雪女」——木こりと雪女の約束の話>>続きを読む
◼️ 象徴ではなく、人間として◼️
まず、この映画がヒトラーやレーニン、そしてファウストを描いた「権力者四部作」の一本であることに驚いた。
私にとって昭和天皇は、何よりも「象徴」として記憶され>>続きを読む
◼️「君の膵臓をたべたい」という告白◼️
昔、病んだ臓器と同じ臓器を食べれば、その病気が治ると信じられていたという。
桜良が「君の膵臓をたべたい」と言うとき、私にはそれが、「あなたともっと深>>続きを読む
◼️真似したのは、インディ・ジョーンズのほうだった💡◼️
フレンチコメディが大好きだ。
少しとぼけていて、どれほど大変なことが起きても、深刻になりすぎず軽やかに駆け抜けていく。
『リオの男』には、そ>>続きを読む
◼️本当の自分を見せたら、受け入れてくれるのか?◼️
イタリアの小さな港町の夏、眩しい光と色彩だけで十分に心が動く。
よくある子供の夏の成長物語——でもその核心には、自分を隠さなければ受け入れ>>続きを読む
◼️「支える側」と「支えられる側」は分けられない◼️
自閉スペクトラム症の兄・大貴と、その妹・希。
観ているうちに、「支える人」と「支えられる人」という分け方が、少しずつ揺らいでいった。
生>>続きを読む
◼️内容もアニメーションもステキでした〜♡◼️
とても素敵な、私好みのクレイアニメーションだった。
少し不格好で愛嬌のある人形たちと、独特の色づかい。
その手触りのある世界に、すっかり惹かれた>>続きを読む
◼️予感はあった、それでも衝撃だった😱◼️
何かが起きる。
それだけはわかる。
でもいつ、どこで、どんな形で——それがわからないまま、画面から目が離せなかった。
シャブロルは事件を予告しなが>>続きを読む
◼️史劇ではあるが、心理葛藤を描いた映画で、かなり見応えありました〜✨◼️
午前10時の映画祭にて鑑賞。
戦車競走のシーンは圧倒的だった。
何年もの憎しみをぶつけるような、息が詰まる緊張感。
け>>続きを読む
◼️実写かと思った!!◼️
体長2.5センチの貝が、本当にそこにいる。
実写とストップモーションアニメを組み合わせた技法だと知っていても、画面の中のマルセルは、ちゃんとその部屋の光を受け、そ>>続きを読む
◼️心まで静かに整うような作品〜🍂◼️
母親はいない。
でも、母親が作っていたものをいち子は作る。
レシピというより、体に刻まれた記憶として。
なぜ出ていったのか、戻ってこないのか——答えは>>続きを読む
◼️戦争映画、苦手な私でしたが、、😅◼️
午前十時の映画祭で鑑賞。
冒頭のノルマンディー上陸作戦は圧倒的で、戦場へ放り込まれたような恐怖があった。
ただ、その後は観続けるのがかなりきつく、終>>続きを読む
◼️英雄は、誰が作る?◼️
午前十時の映画祭で鑑賞。
(今さらレビューです、、)
戦争の凄惨さとともに印象に残ったのは、「英雄がどのように作られるのか」という視点だった。
ヴァシリは、確かに腕>>続きを読む
◼️モニカ・ヴィッテイはどこを切り取っても絵になる〜♡◼️
愛の不毛三部作では、疎外感の震源は人間関係の空洞だった。
『赤い砂漠』では、風景そのものが毒を帯びている。
工場から吐き出される煙>>続きを読む