事前情報無しで観ると最初から最後まで盛り上がりに欠ける作品に映りそうだ。
場面やキャラクターも過去のジブリ作品の焼き直しに見えるものが多々あり、目新しさは無いと感じた。
ただ、宮崎駿という巨人が、>>続きを読む
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予想を裏切るバッドエンドで肝を潰した。
これがあるから映画はやめられない。
要諦は筋を乱さずに「予想を覆す」ということであって、結末はハッピーでもバッドでもどっちでもいいのだけど、この映画はここで>>続きを読む
疲れたおっさんの身に沁みる
皮肉がピリっと効いて
掛け値なしの愛に心から泣けて
今日からまたやり直そうと思える
そんな映画、感謝
してやられた。
最高の映画だった。
ナウシカやスターウォーズの原典とも言えるこの作品。
幼い頃メーヴェやゴリアテ、砂の怪物にハラハラワクワクさせられた。
その頃の童心を最高の映像体験と共に一時思>>続きを読む
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脚本が素晴らしい。
この手の映画に光線の設定でケチをつけるのは野暮ってもので。
「宇宙からの謎の光線でああなった」で良いのだ、
この映画の醍醐味はあくまで人間関係だから。
主人公の殺人鬼は殺す>>続きを読む
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「一生を24時間に例えると30才はまだ午前中」
みたいな例え話がよくあるが、それを地で行く映画。
一生の間に起こるあらゆる問題が数時間のうちに乱れ飛ぶ。
序盤から終盤にかけパニックに次ぐパニック>>続きを読む
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グレートリセット。
唯物主義者で地球は滅びる。
隕石で死ぬか、病気で死ぬか、戦争で死ぬか、人間は必ず皆んな死ぬ。
死に方が違うだけだ。
ただ上を見れば真実がわかる。
でも皆、目の前の道を>>続きを読む
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映像を、もう少し頑張れないものか。
特殊メイクも、街や舞台の描写も、カメラワークも、残念ながらハリウッドや韓国映画には追い付けていない。悔しい。
それでも僕はこの映画、大好きだ。
負け犬の美学こ>>続きを読む
神様が与えた罰は労働と産みの苦しみというけれど、それらが可愛く見えるくらいに認知症は残酷な罰だ。
姿形を保ったまま最愛の家族が別人に変わり果てていく。
どんなに苦労して手に入れてきた知識も、知恵も>>続きを読む
とにかく映像が美しい。とにかく音がずっと不気味。花冠の一部がドクンドクンとトリップムービー。
これでカタルシスを得る人はどんな人なんだ。
初めから最後まで意味不明。ノーラン監督の「SF好きなら理解してみろや」というような姿勢を感じる。
見事に撃沈、なのに最初から最後まで面白い、悔しいけど見入っちゃう、悔しい!
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映像は視覚、聴覚は刺激するが、嗅覚は刺激しない。
なのに、この映画は見事に映像で「におい」の表現をやってのけた。
そしてこの「におい」が、現代に巣食う格差社会と、それが齎す醜悪な部分、不条理さを表>>続きを読む
幼少期からの悪友がいる人にはこれ以上の映画はないんじゃなかろうか。
最低で最高な関係。
いつしかこんな友情は色褪せセピア色に。
でも、こんな関係があった、という事実が人生に彩を与える。
法律や、倫理や>>続きを読む
東野圭吾の「変身」に通ずる面白さ。
好き。漆黒の暗闇の中、精神だけは生き続け、自分の行いに永遠に苛まれる。とすると、これは地獄というやつだろう。とすると、母の狂気はさながら蜘蛛の糸か。
レットイットビーを両親に披露するシーンが最も盛り上がりどころだった。
それ以降はグダグダ。
「もしビートルズがいない世界で、自分だけがビートルズを知っていたとしたらどうなる?」という下書きは最高。>>続きを読む
僕は地獄も天国も信じない。
死んだら、多分真っ暗だ。
でも、もし地獄があるとすれば、
こんな地獄がいい。
何より建設的だ。
下敷きは面白いのだけど、脚本が台無しにしてる。
悲しい身の上話からの主人公の行動の繋がりが弱い。
登場人物に感情移入が出来ないところが残念。
脚本の大切さが改めて分かる。
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まるで日本の近未来を見せられているようで恐ろしくなった。
超格差社会。
悲惨な現状を放送せず、コメディで煙に巻くメディア。
上流階級のみで完結する政治。
金持ちたちは市井のことなど目もくれず>>続きを読む
1960年代アメリカ。
まだ南部では黒人差別が色濃く残り、レストランやトイレなども別であるという、今では考えられないほど実生活においての明確な差別が残っている時代であった。
そのような時代の中、>>続きを読む
もし2億円があたったら?
もしかけっこが世界一早かったら?
もし、自分だけ脳の能力を100パーセント発揮できたら?
夢想する色んな「もし」。
それを映像で具現化した名作。
シラフの怠惰でダメ>>続きを読む
争いも神様の創造物なのか?
神は剣闘士で悪魔の首根っこを捕まえている。悪魔はもがいて手を振りまわし、それが混乱を産んでいると、なかなか面白い言い回し、全部ラジオから聞こえてきた事。
映画は、1つ1つ>>続きを読む
赤ちゃんの動きをこれでもかというくらい研究してると思う。
瞳孔がぱっ開きで、動きや音に脊髄反射する仕草の愛くるしいこと。
そして、子供も大人も、人生という荒波に立ち向かわなければならず、人生の操縦者>>続きを読む
題名の通り。終始マリファナでハイになった男たちのドタバタアクションコメディ。
ハワイからカナダまで届く気団の名称「パイナップルエクスプレス」の名が冠された極上の大麻。
それが原因でマフィア同士の抗>>続きを読む
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ラストで??となった。
序盤〜中盤にかけてはキャラクターの内容も色々と説明されつつ異文化ならではのハプニングが連続し飽きさせない。
逆風の中で懸命に立ち向かう力強さと、上司ならではの苦悩なども織り交ぜ>>続きを読む
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三隅の命をかけた真実の告白は、司法という大船によって飲み込まれてしまった。
冷徹無比に見える検察官も、中立の執行人の裁判官も、被害者を弁護するべき弁護人も、立場は違えど同じ船に乗っている。
皆で目>>続きを読む
邦画の中では面白い方でした。
大抵映画化されるとつまらなくなるものが多い中、これはなかなか。
松山ケンイチのLがはまり役。
藤原竜也はやっぱりダメ人間の方がうまく魅せる印象、カイジ役なんか最高。
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幼少の頃、ずっと、ずっと、エンディングの「what a wonderful world」を父親が流していた。
「これが、この世の楽園の歌そのものだ」と。
映画の最後の締めがこれなんて。
個人的な想>>続きを読む
まさに、天才を凌駕する執念。脱帽。
どこかにルーザーが生まれてしまうのが資本主義の悲しいルール。
ジュマンジの一作目をみたのはいつだったか、多分小学生の頃だったろう。
内容はほとんど記憶に無いのだけど、あの不気味だけど、どこか興奮を誘う、独特な太鼓の音色と共に、異様な世界の危険な旅にハラハラドキ>>続きを読む
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良心の呵責は、各々に澱のように溜まっている。
脳は、全てをリアルにする。
夢の中で五感があれば、それは本人にとっては現実以外の何者でもない。
恣意的な臨死体験は、過去の記憶を全て呼び戻し(短期も>>続きを読む
クリントイーストウッド監督の映画は本当に外れがない。
そして、アンジェリーナジョリーの迫真に迫る演技にも圧倒された。
か弱い1人の女性の壮絶な愛の物語。
失うものの無い1人の人間の捨て身の行動は>>続きを読む
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代わり映えのない人生を憎み、家族も家も仕事も捨てて、自ら暗闇に身を投じた主人公。
暗闇の中の一筋の光明が幸せの青い花であり、その花こそ人を地獄へと突き落とす悪魔の麻薬の原料。
しかし、その一輪の青い花>>続きを読む
ちょっと見るのが若すぎたのか。。
どこがとう評価されているのかイマイチわからないまま終わってしまった。
なんというか、人間の業のようなものは感じたが…。
壮年を迎えてもなお、過去を抱えながら倒錯>>続きを読む