ホラー映画「オーメン」シリーズ第1作。幼いながら子役の演技が素晴らしい。鑑賞していて恐怖というより、次の展開はどうなるのかという好奇心の方が強かった。ラストのダミアンが振り返って微笑むシーンはスタッフ>>続きを読む
石原裕次郎、三船敏郎のダブル主演の超大作映画。出演している俳優人が豪華。後の日本映画を鑑賞する際、幾度も見かけた俳優人がこの一本のフィルムの端から端まで出演している。映像の迫力も凄まじく、トンネル内で>>続きを読む
昭和33年に南極で実際にあった有名な物語を映画化した作品。小学生でも触れる機会があるほど日本では有名な「タロとジロ」の物語を雄大で美しく、時に厳しすぎる南極の大自然の映像と組み合わせて丁寧に描いている>>続きを読む
アメリカ70年代、実話を基に描かれたゲイカップルとダウン症の男の子の絆を描いた家族の物語。同性愛者に対する差別や偏見の目が現在より強い時代に、家族でいるという人間である上で当然の権利を主張し、辛酸を舐>>続きを読む
高倉健主演の大映映画。言われ無き罪により地位を追われた検事、高倉健が逃亡しながら真相を解く物語。原作小説を忠実に再現していることもあり、少々長いが普通に面白い。BGMがミスマッチにも感じるがそれを吹き>>続きを読む
男はつらいよ第32作目。今度のマドンナは竹下景子。博の父を演じた志村喬が亡き後、製作された今作。劇中でも博の父は死亡している設定とし、寅さんが墓参りに行くという設定になっている。今作はマドンナが寅に惚>>続きを読む
男はつらいよ第31作目。今度のマドンナは都はるみ。演歌の女王、京はるみとして登場するマドンナと寅さんが佐渡島で出会い、仲を深めていく。とらやに戻っても、有名人であるはるみを思い、その名を出さない寅さん>>続きを読む
リドリースコット監督作品。小説「電気羊はアンドロイドの夢を見るか」を原案に映像化した作品である。1982年製作とは思えないほどリアルで生々しい近未来の世界を描いている。SF映画の一つの到達点であり、分>>続きを読む
伊丹十三監督作品。
当時の暴力団による民事介入暴力の実態を驚くほどリアルに描いている。中尾彬や伊東四郎のヤクザの演技もさながら、本当に恐怖を感じる程に出演しているヤクザ達がリアルに感じた。
ヤクザを美>>続きを読む
ティムバートンが監督を務め、なおかつジョニーデップとの初タッグの作品。純粋な心を持つエドワードが町の人間達と仲良くなる過程は良かったが、その後の流れは観ていて辛いものがあった。人間達のすぐ周りに左右さ>>続きを読む
男はつらいよだい30作目。今度のマドンナは田中裕子。色気の塊、ジュリーこと沢田研二が出演。今作の寅さんは恋をせず、恋のキューピットの立ち回りを演じている。ジュリーと寅の関係性も見ていて楽しくなってくる>>続きを読む
男はつらいよ第29作目。今度のマドンナはいしだあゆみ。寅次郎の男としての不器用さと純情さがあふれんばかりに描かれている。寅の部屋にいしだあゆみがやってくるシーンは見ているこっちが寅の背中を押したくなる>>続きを読む
若手俳優人の中に大御所俳優の北大路欣也と片平なぎさが出演しているのがなんとも面白い。観ている横でネタバレしてきた兄貴に殺意が湧いた。
エログロ作品や風刺作品でカルト的人気を誇った雑誌「月刊漫画ガロ」の作品群、いわゆるガロ系の中でも群を抜いて人気の高い作品を映画化した作品。まるで60年代のアングラ演劇を観ているような気分になる。J.A>>続きを読む
アメリカの西部開拓時代を三船敏郎が闊歩するだけでも素晴らしい絵が撮れていると個人的に感じる映画である。三船敏郎やチャールズブロンソン、アランドロンと軒並みワイルドな俳優が武器を取り、争う姿は男として少>>続きを読む
アメリカの映画「カサブランカ」を翻案した作品。石原裕次郎の演じる愛に不器用な男の生き様は胸に響く。浅丘ルリ子も若い!ラストシーンを観て、「男は背中で泣く」というのがどういう事かというのがなんとなくわか>>続きを読む
三谷幸喜監督作品。出てくるキャストがみんな豪華!それでいてピッタリと役に当てはまった演技をみんなやるので違和感なくスッキリ観れる。同時並行で様々な問題が発生し、ドタバタしながら最後は綺麗に終わるという>>続きを読む
3人目として生まれてくる子が死産となり、憔悴した心を癒すために孤児院でエスターという少女を引き取ることとなる。最初は素直な姿を見せるエスターだが、彼女の異様な言動が目立つようになり、徐々にその恐ろしい>>続きを読む
男はつらいよ28作目。今度のマドンナは音無美紀子。小沢昭一演じる寅さんのテキ屋仲間が病床の中、寅さんに死んだら妻を貰ってくれと約束をしてくる。寅さんも約束から責任を感じ、その気になるが... ダブルマ>>続きを読む
1939年に公開された「オズの魔法使い」の実写映画。81年前の作品とは思えないくらいの映像美と特殊技術、そして場面場面にマッチした音楽というとてつもなく完成度の高い作品。子どもも大人も楽しめる作品とし>>続きを読む
岸田今日子が誰よりも恐ろしい役を誰よりも恐ろしく演じている。その狂気を娘として受け継いだ娘役を務めている岩下志麻もまた、クライマックスの演技が狂気じみているため恐ろしい。
ハリウッドを夢見て、田舎から出てきた少女がチャンスを掴み、大物スターと結ばれてスターダムを上がる様子と、彼女と結ばれるも人気が落ち目となり、スターダムを転げ落ちていく大物俳優というハリウッドの光と闇を>>続きを読む
親子や家族の愛や葛藤を描いた、いたって単純なストーリーだが面白い。石原裕次郎が負傷した腕でドラムを叩きながら熱唱するシーンは名シーンである。岡田真澄が若い。
三谷幸喜の主催する劇団「東京サンシャインボーイズ」の作品を映画化した作品。三谷幸喜自身の経験をヒントに作られた物語だが、スピード感や役者のドタバタ感が詰め込まれており、三谷の真骨頂がこれでもかと現われ>>続きを読む
癌で余命を告げられた母が家族を新しく立ち直すために奮闘する。その美しくも力強い生き方にさまざまな人間が感化され、新たな繋がりが誕生していく様が描かれている。人間の持つ美しさや儚さが見事に一つのスクリー>>続きを読む
なんの前情報もなしにただの恋愛映画だと思い視聴してみると結構なSF的展開の恋愛映画だったのでびっくり。言葉や種族を超えた愛を美しく描いている。生物のデザインや展開など完成度が高い非常に素晴らしい作品だ>>続きを読む
男はつらいよ第27作目。今度のマドンナは松坂慶子。今度は大阪を舞台に寅さんが恋をする。マドンナの生き別れの弟に会いにいくも悲しい結果となり、マドンナはひどく憔悴するが寅さんは親身となって慰める。泣き疲>>続きを読む
ソ連の鉄の独裁者スターリンが倒れ、権力争いが勃発する。マレンコフやフルシチョフ、ジューコフやモロトフ。そして「最悪のロリコン」ベリヤなど、実在の登場人物が権力争いで蹴落とすために奮闘する様はソ連の歴史>>続きを読む
森田芳光監督作品。主演は松田優作。高校受験を控えた次男がいる4人家族のもとに松田優作演じる家庭教師が現れる。問題児である次男は家庭教師の教育のもとだんだんと成績が上がるようになってくるが...
バラバ>>続きを読む
昭和大映ガメラ第5作目。今度の怪獣は巨大な刀のような見た目をした怪獣ギロン。3作目でガメラを苦しめた怪獣ギャオスを物ともせずに惨殺してしまうほどの強さを見せつけてくる。これにはガメラも大苦戦か...と>>続きを読む
アルフレッドヒッチコック監督が自身の作品「暗殺者の家」をセルフリメイクした作品。アメリカで幸せな生活を送る一家が家族3人で旅行をしているところに、突如として諜報員の男が現れ、メッセージを残して息を引き>>続きを読む
マカロニウェスタンの傑作映画。荒野の用心棒の続編として製作された作品。賞金稼ぎの主人公2人の奇妙な友情を絶妙に描いている。息を呑むシーンがいくつもあり、見応え抜群である。
国鉄三大事件の一つであり、日本史上最大の免罪事件とも言われる松川事件の全貌を描いた作品。当時の警察の杜撰な捜査やヤクザ顔負けの取り調べにより起きた免罪を事細かに記している。宇野重吉の熱演も必見。
昭和ガメラ第4作目。今作品からアメリカでのテレビ放送契約を結んだため、勧善懲悪の子ども向けという作品の方向性が決定されている。子どもが見る分には十二分に楽しめる内容だが、いかんせん低予算のためにしょぼ>>続きを読む
松田優作主演の角川映画。
母を想い、母に会いに来た青年の悲劇と無念はあまりにも悲しいものである。母として手放すべきではない2つの「麦わら帽子」を結果として両方とも失うこととなるのも自らの業であり、その>>続きを読む
黒澤明監督映画。貧乏ながらも互いに愛し合っている男女が手持ち金35円で日曜のデートを過ごす話となっている。惨めな思いをしながらも夢を忘れずに語り合い、そして愛し合う姿に何よりの「素晴らしさ」を感じた作>>続きを読む