NNSさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

NNS

NNS

映画(262)
ドラマ(64)
アニメ(0)

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

5.0

エンタメ映画としてスッキリしてて面白かった。ダラダラ無駄話が少ないのが良かったと思う。

ジャンゴと師匠シュルツ、カルヴィンと影の操り主スティーブンの関係はコインの裏表のよう。どこか少年のようにバカ正
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

ポメラニアンが痛い目に遭うのだけが欠点。アクションも笑いも映像も全部好きだった。
そもそも東アジア人がハリウッドで主人公張ってるだけでなんか泣けちゃった…

ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

3.8

踊り出す人間たちに困惑する犬かわいいw
ラジー賞らしいけど普通に面白かった、けどキャメロンディアスのキャラがお話の上でも歌のシーンでも邪魔かな…

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

初見の感想はコントやん!だった。
ヤクザの「仁義」スピリットって理屈じゃないしバカよね〜て思いつつ、それが美しいとも思う。

けどやっぱ、1ドルのチップすら払い渋る理屈でしか動かない男、Mr.ピンクの
>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.9

コーダのほうがやっぱり洗練されててそつがない。けどコーダで感動した脚本や演出はそのままここにあった。
最後のオーディション、歌唱力はエールのルアンヌさんのほうが上だなぁ。本業歌手だしね。

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.8

話の筋は鉄板のはずなのに薄味。
展開や映像も含めて、作中の映画祭と同じ「オタクのインディーズ作品」みたいに思える。
孤独な人生を支えるのはやはりペットなんだなぁ。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

事件の真実はどうあれ、トーニャの周りの環境が悪すぎる。毒親にDV夫と誇大妄想のボディーガード、スケート協会の冷遇。
富裕層のお嬢様のためのスポーツの才能が貧困層のトーニャにあった悲劇…

トーニャみた
>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.4

ショシャナの戦化粧のシーンか好き。
マスカラやチークやリップは、ファンデのように欠点を埋めるものでは無く、自分を飾り立てて強くするためのものなんだ。

ナチスvsバスターズ、女優とスパイvs切れ者の将
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.4

出てくるヤツら全員悪人で面白かった。
個性的で凶悪な奴らが一見おとなしくシチューを食べてるシーンが微笑ましい。と思ったらガラリと展開が変わって息を呑む。
次に何が起きるかわからなくて良かったな〜といっ
>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

シリアスと笑いの塩梅がよい刑事物映画としても面白かったけど、ラストと現実の映像がカットインする演出もよかった。強い怒りを感じる。

それでも作中で暴言を受けるロンもフリップも、罵り返したり逆上したりは
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.6

出てくる人間たちがあまりにも「プロットのため」っぽくていまいち。映像は美しいのに人物みんな紙芝居みたいだと思う。
といってもビデオメッセージを観るシーンと、病室のシーンは胸を打たれるんだけど…

エモ
>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

丁度ブルース・ウィリスのニュースを思い出して悲しくなってしまった…
66歳で病の進行で完全引退となったブルースと、83歳で本作で主演男優取ってまだまだ引退する気のないアンソニー。悲しいけど認知症はだれ
>>続きを読む

ドーナツキング(2020年製作の映画)

4.3

内戦で母国を去り、無一文で渡米してからドーナツ大富豪になるなんてアメリカンドリームの体現ですごいなぁ、と思っていたらそれだけでは済まない展開に。
破天荒なテッドの人生が想像以上に面白かった。家族と一緒
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

思春期の痛々しさを描いた映画なのに、抒情的になりすぎずに抑制が効いてて良かった。
レディバードみたいなバカな子供時代は誰にでもあったし、お互い余計なことを言いすぎる母娘関係もリアル。
もっと若かったら
>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

2.0

良さをわかろうと何回か観たけど全然ピンとこない。テンポ悪いしジョークも理解できない…
そしてエゴのために見え透いた嘘つく女が好きになれないな〜。

アス(2019年製作の映画)

3.9

俳優さんはこういう演技楽しいだろうな、と思う。だいたいオチは想像つくんだけど、アイディアが奇抜で地下施設のビジュアルも綺麗でよかった。

「女の子は王子様と出会った、そして影はアブラハムと出会った」
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!!
前半のどことなくイヤな感じ、どこかズレた日常が非日常になる瞬間に痺れた。
ネタバレ見ずに素直に観ていたので、「この彼女が裏切ったらイヤだろうな〜(わくわく)」と思っていたら本当に裏切っ
>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.4

自分も強盗やってんのに、拘束されたら命乞いどころか上から目線で説教しだすロッキーにムカついてしまった。双方悪人だけどまだ老人の方が論理の筋は通っている(やることは狂ってるけど)
なのでロッキーが劣勢に
>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

ジョディ・フォスターかっこいい!
ベネさんも有能堅物演技に納得感あって良い。
しかしこの映画のキモはタハール・ラヒムさんの演技だった。
題材が題材だけに?真面目に作りすぎてというか、すごい淡々としてい
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

最後まで次の展開がわからない映画で凄く面白かった。
全然前情報なく観ていたので、SF映画なのか?サスペンスなのか?と考えながら見てたけど、伊福部昭風のBGMが流れた瞬間になるほど〜!てなるアハ体験があ
>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

なんか出てくる人々みんな欲に目が眩んだ愚か者ばかりで、輝くまでの有能・ドメニコとトム・フォードのコンビの映画の方が観たくなった。

ガガ様演じるパトリツィアが中途半端な悪女で、「ガガ様が演じている」以
>>続きを読む

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.6

ムーラン・ルージュ一座のことを何も考えず嫉妬で事態を狂わせ、何もかも捨てて逃げよう!とか言い出すボンボンのクリスチャンにイライラしてしまったけど、多分そんなに真面目に観るおはなしではない…

The
>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パードリックとコルム、どっちの要素も自分にあって、どちらの言い分もわかるけどお互い過激すぎて理解不能で、この結末に至った顛末はわかるけど、なぜこうなったのかさっぱりわからない。すごい話だ…

パードリ
>>続きを読む

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.7

インドの子どもたち、過酷すぎる…
誘拐、人身売買、孤児院での性的虐待がはっきり描写されておりショック。サルーが裕福なオーストラリア人の養子になれたの、奇跡的な確率すぎるな。

大人になってからは史実通
>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

4.5

アーミルカーン無邪気でかわいい演技もできるんだな。脱いだら肉体美が凄すぎたけど…これはインドの国宝。

面白いけどかなり過激な内容で驚いたし、自分は宗教のこと何も知らないんだなぁという気持ちになった。
>>続きを読む

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.2

面白いけどなにか置いてきぼりにされている気がする…と思ったら原作コミックがあったのね。

日本のカルチャー超リスペクトのオタク映画で楽しいし、なにより制作側がすごく楽しんで作ったのだろうなという細部ま
>>続きを読む

あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

自分を捨てたかもしれない母に会いたくて、家族も友達もいないアイルランドに埋葬されることを選ぶってめちゃ切ないな…
(養父がアメリカでの埋葬を拒んだんだけど)

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

※猫が死ぬ!

映像がおしゃれでかわいい。お菓子で作られた箱庭みたいな美しさは、『戦争や暴力がなく、気高い精神と優雅さが評価された』いまはもうどこにもない、終わってしまった世界の追憶だから余計に美しく
>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトル回収に震えた。

中盤まで笑える部分が多かったけど、やるせなく無情なお話だった。
ソ刑事は信頼を寄せていた科学捜査の結果に裏切られて暴力に走り、飛び蹴りが得意なチョ刑事は自分の行為が遠因となっ
>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

前提知識ほぼない状態で観たのですが、とてつもない天才が人生・キャリアを費やした輝かしい仕事を語るところはとても面白い。メロディを口ずさんだり可愛いところが垣間見れるのは、同郷の弟子みたいなトルナトーレ>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

3.8

「顔がいいから許されるキャラ」っているけど、チャーリーは「顔がいい分余計に傲慢さが目立つキャラ」となぜか感じる。でもそれが演技のうまさ、脚本の巧みさってことなのかな。

母なる証明(2009年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

母の執着のような愛が気持ち悪くて嫌だった、けどそれ以上に超面白すぎた。
冒頭のダンスシーンの謎が、クライマックスをさらに超え、EDでついに明かされる構成がカッコ良すぎる〜。

登場人物たちがみんな歪で
>>続きを読む

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

4.0

たまたまNowhere Manのシーンを見かけて、中毒性のある映像に魅了されて視聴。
MVシーンがみんないいし、キモいようで味のあるデザインがおしゃれ。(マジでキモイ奴もいる)
賢いジョン、優しいリン
>>続きを読む

リベンジ・クイーン 封神:妲己(2021年製作の映画)

3.1

中国ならではのビジュアルが新鮮でよかった。
封神演義の元ネタや漫画を知っていれば、この部分がこうなるのか〜と気楽に観れる感じ。
この話がめちゃくちゃ長い原作小説の一部分を抽出しただけとわからず観ると、
>>続きを読む