肩パット三ツさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

肩パット三ツ

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トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.0

まじりっけなしダルデンヌ兄弟

救いのカケラもないドラマ
かと言って淡々とし過ぎていて悲しさを感じる隙もない
それはまるで日常の一場面のように

移民問題は非常に難しい
受け入れる土壌がないのに受け入
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

洒落たオープニング
こんな風にロシアを感じれる映画はあまり見た事がなかった
ただの脇役かと思ったリョーハをどんどん好きになっていく
彼女にとってペトログリフはそんなに重要ではなかったのかな
愛情とも違
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ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)

3.4

きれいにまとまったフランス産ドラマ
主人公のモチベーションがよく分からなかったんだよね

家族も別に悪く思えない
時代のせいもあるし隠すのも当たり前だと思う
むしろ周りは普通の対応に思える

引き込ま
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.4

アメリカンにも程がある

野球やってる奴嫌いだから共感は出来なかった
陽キャがひたすらはちゃめちゃに楽しんでるだけの話
どこかで切なさがあったらなぁ
ヒゲヒッピーの存在は良かった

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.8

エネルギッシュ
ツッコミどころはあるにしろ

動物の撮り方凄いけどどうやってるんだろ
羊破裂はCGであってほしい...

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.7

昔見たがたまたま再見
タイトル、秀逸
気持ちいいくらい言葉の説明がなく心地よい
2人の特に彼女役の人の表情がよくてほっこり
しかし
正直、ラストはいらなかった
急に俗っぽさが増して焦る
感動させたろう
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.9

これは物議を醸すのも無理もないな、な内容
ガチ勢が黙っちゃいねぇって話ですわな

彼女そんなに野心家のようには見えなかった。信仰心が強すぎて意図的な部分と無意識にやっちゃう部分があったんですかねぇ
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クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

3.9

恐らく統合失調症か
ノイズ、不快な環境音がうずまく
分かりやすい追う追われる構図なんだけど追う方もなんかおかしい

途中まではサイコパス「アングスト」、攻撃的精神病の今作と思っていたが実際は全く違った
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インフル病みのペトロフ家(2021年製作の映画)

3.7

前半ずっと夢の中のような不条理な展開が続き後半はまた違う感じに
細かなギミックが散りばめてあって繋がったり訳わからなかったり
誰かの考察が要ります

運命の回り道/リンボー(2020年製作の映画)

3.7

スコットランドの島で認定を待つ難民のドラマ
題材のわりにのっけからどこか間抜けでシュールな空気が漂う
とても叶いそうにない夢を語るのがせつない
しかし後半はシリアスになってきて、、
監督はイギリスの白
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

肥満過ぎて家から出られないのはもはやアメリカの風物詩

殆ど部屋の中だけで完結するの演劇っぽいのかもしれない
ダーレン・アロノフスキー監督作品である事を忘れてたくらいだが思い起こせば監督っぽい(ちょっ
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スターダスト・メモリー(1980年製作の映画)

3.5

監督本人の自伝的な内容なにかな?
吹き替えサブスクになくて吹き替え見たがそれが気になって入っていけない
好きな映像感はあった

マチルド、翼を広げ(2017年製作の映画)

3.6

健気なマチルド😢
不思議な映画
ふわっとしてるというか
フクロウかわいい

キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.7

自由の国アメリカ
2004年から同性婚が認められてる
監督が女性だから恐らく同性愛者なんだろう
この内容は是枝監督作品のテーマにも近いものがあるがそこはあまり深掘りはしてなかった
丁寧に作られていたが
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ヴィゴ カメラの前の情事(1998年製作の映画)

3.2

恥ずかしながらジャン・ヴィゴという映画監督は知りませんでした
サブスクで見たが98年製作と思えない画質に違和感
ダイジェスト感のある進め方とベタな展開に物語としての面白さはなかった
ヴィゴを好きな人の
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.9

これが長編デビューらしいギリシャのクリストス・ニス監督
ギリシャ映画でハズレに当たった事があまりない
この映画も好きな部類です
ユーモラスと哀しみのバランスもいいです
「彼は本当にそうだったのか?」は
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

4.4

軋む滑車、足音、雨音、環境音が鳴り続ける
モノクロ、鬼長回し、何かを象徴するかのような野良犬たち、ゆっくりパンするキャメラ、映るは全てを諦めたような人々.....痺れます、タルべ

ずっと降り続く雨も
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.8

アラビアンナイトの知識ゼロで鑑賞
まさかこのまま一室の会話劇で終わるのかと思ったが
非常に渋い映画でした

もしかしたらコレは孤独ゆえに物語に入り込みすぎた(脳が壊れた)人の妄想なのかも
そう見ると非
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若い女(2017年製作の映画)

3.7

映画的な大きな事件は起きず1人の女性のパリでの生活
ちょっとした仕草は可笑しいし間抜けさがいい
しかし逞しい
同年代の女性が見たら共感と得るものがありそう
音楽の使い方なんかオシャレでフランス的
主人
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エンジェル(2007年製作の映画)

3.6

実際の当時の素材を使って衣服を作ったそうだ
お話は割とストレートな1人の作家を描いたドラマ
ただ腑に落ちない点はけっこうある..

嘘をつく男(1968年製作の映画)

3.7

幾度もカットインする映像や効果音
要領を得ない会話
前衛的

題名そのままな嘘をつく男
結局何者か分からず謎は謎のまま

ウェイバック 脱出6500km(2011年製作の映画)

3.8

本質的にはフィクションであるとのこと
気が遠くなる道のり。。
ポーランド激動の歴史

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.8

非常にノスタルジック
国は違うのに
言語で説明せずに独特な映像美で進むのは渋い

悪魔の存在を証明した男(2014年製作の映画)

2.8

ミイラ取りがミイラになる的な

オカルト好きとしては序盤は少し期待しましが
西洋の心霊と西洋の心霊の違いは普段から感じてた
そしてそれが精神病からくるものか思い込みからくるものか虚言癖(性格)なのかは
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アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.6

戦争ユダヤものとしてきれいにまとまったドラマ
南仏の広大な景色きれい

ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

3.7

なんじゃこの発想なコメディ
ただシュールでいかにも笑わそうとしない感じのヘンテコさはヨルゴス・ランティモス感ある(エグさはないけど)
鹿になんか意味があるんだろうけどよく分からんし、ジョルジュが旅に出
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.5

すぐもみくちゃになるやん(笑

のっけからパワフル
だが登場人物多くて誰がどこの人でどうだったか分からなくなる
勝手に岩下志麻出てると思ったら不在

これまでのヤクザ映画は仁義ありだったんですね

フォーリング 少女たちのめざめ(2014年製作の映画)

3.2

ホラー?でも空気がそれじゃない
スリラー?
時々あるサブリミナルな感じはホラー..
気持ち悪さもある

最後までほんとによく分からなかった

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

名前を知ってる程度で他は殆ど知らなかった、がなかなか激動の人生だ
一見、キツそうな場面もご機嫌な音楽とテンポの良さでとてもキャッチーに見せてるのが特徴的
第四の壁表現も多用し湿り気が殆どない
マーゴッ
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冷たい晩餐(2017年製作の映画)

3.5

奇妙な映画
嫌ぁな空気が独特
ただ晩餐である必要性は正直感じなかった
ずっと出てくる戦争との関係も理解力不足で分からなかった
ただ奇妙で嫌な後味が残る

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.7

何やってるかもはや分からないけどすごい映像
こういう映画はやっぱアメリカですね
漫画の世界をここまで表現したのはシンプルにすごいす

アウトサイダーズ(2016年製作の映画)

3.3

なんか悪い奴らに見えないんだ
もっと禍々しさほしかった

いい話に持っていきたい感じあるけど感情移入できずにフィニッシュです

七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

最初、字幕がないと台詞が聞き取れなかったが慣れてくるもので
思ってたよりコミカルで話のスケールとしては小さかった
人情に偏るのかと思えばそこは武士、意外とドライだったり百姓と武士の違いだったり昔の人の
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スノータウン(2011年製作の映画)

4.1

どうしようもなく抗えない絶望的な空気と哀しさ
終始画面から絶望的な雰囲気が漂う
同監督のニトラムと同じ世界