木曳野皐さんの映画レビュー・感想・評価

木曳野皐

木曳野皐

グッド・ナース(2022年製作の映画)

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ダークなエディ・レッドメインを観れるかも、と現金な理由で観始めたんだけど凄く良かった…エディの演技の振り幅凄すぎ。
もう【リリィのために】とか【ファンタスティックビースト】の欠片も無い。
ジメジメと
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

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不朽の名作。この歳になるまで何ひとつとしてネタバレを喰らわず生きれた幸運。
あまりにも胸にきてしまった。
私が言うと安いんだが、“命って尊いね”。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

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あらすじに書いてあるとおりにことが進んで行くのだが、、、

マジで良い。皮肉が効いてる、肉だけに。
妻、ソフィが犯罪者予備軍なの明白で草。
でもああいう番組面白いから観ちゃう、そして声を大にして好き
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オットーという男(2022年製作の映画)

5.0


なにか理由があり老害になってしまった男を老害とは口が裂けても言いたくなくなる良映画。
私は元々[老害]という言葉が好きじゃないのだが、接客業をしているとどうしてもぶつかる壁として老害があって、でもそ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

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めちゃくちゃ良かった、が、なにか物足りない気がするのは私はスリルを求めすぎてるから説に落ち着いた。
ストーリーとしての目の付け所は良く、ラストシーンも「ふふーん😏」となってしまう感じは高得点!
強い
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TAR/ター(2022年製作の映画)

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とてつもない会話劇。
起承転結全てが地味、この高貴な人生には似合わないほど。

ネタバレを読まないとラスト理解に苦しむ人がかなり多そうな作品、私もその1人。
オケ経験や、音楽学校へ通っていた人々への
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ゆれる(2006年製作の映画)

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熟れたトマトがいい顔している映画。

クソとかクソ野郎じゃない、
これは「愚図」。
普通に考える家族構成として、
「実家を出れない兄」
「器用な次男」
というのはとても分かりやすくいい構図。
彩度を
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

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歴史を深く知っている者こそ、この映画の良さが伝わるのではないかと思う。

危うい関係性であるのに、そのバランスを保ったまま一切下品な部分が無くてとても良い。夜中に独りでエリーゼのためにを聴いてるくら
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最後まで行く(2023年製作の映画)

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個人的な感想
「なんなら別にどんでん返しでも無かった」

金ではなく綾野剛と岡田准一に目が眩んだだけの女(ワイ)

すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0


今年1番の映画を観た。

そして気づいた、私は長澤まさみが苦手かもしれない。脇役なのになんか主演みたいな顔してそこに居るのが本当に許せなくて。これは、脇役でも主演の顔な長澤まさみが凄いのかな…

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1922(2017年製作の映画)

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時代の怖さってあるね。
1922年だったから主人公は罪に問われなかった訳だし。
でも、いつの時代にも“罪の意識”は存在する、なんならクッソ言い方悪いけど殺人鬼全員このくらいの罪の意識に苛まれた方がい
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クレイグスリスト・キラー(2011年製作の映画)

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いつの間に…!?って感じ、圧倒的に不足しているバランス感覚(笑)

順風満帆大学ライフが主体で、“殺人”とか“シリアルキラー”とかそこら辺の深堀が無さすぎてビックリ。
無駄にいい音楽流すな、無駄に犯
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Summer of 85(2020年製作の映画)

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どう描き表せばいいか分からない少年の奇行と、それに至るまでの“理想の友人と理想の夏”。

所々破けていて読めない本なのに、最後のページだけは綺麗なままで栞が挟んである。製作者は不明だが、所々破けてい
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

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あぁもうめっちゃムカつく女主人公。言い訳をすれば女優だから妙な説得感があってヒステリックなのはお前の方なのにこちら側に大きい声出さないでとか言うのもキモイ。キモくて本当に嫌いな女、昔の自分を見ている
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

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元彼と読んだ漫画を、今彼と画面で観る。

私は原作の「うみべのおんなのこ」が凄く好きで浅野いにおの始まりも同作だった。
君が漫画嫌いな私に初めて勧めてくれた漫画。「絶対好きだから」って。
今考えると
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます


今まで観たどの映画よりも辛いと思ったかも。

「最後の中学校のシーンが本当に辛い」
というレビュー以外何も知らずに鑑賞。
事実に基づくという内容も知っていたけどこんなにも悲しい事件だったとは。
“絶
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屋敷女 ノーカット 完全版(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


ほぼ赤と黒の世界で描かれる超惨劇型スプラッターホラー映画。
スプラッター描写も然ることながら、フランス映画みも残ってて本当に良い。
【SAW】みたいに「確かに、、、」と思ってしまう犯人側のエピソード
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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めちゃくちゃいいやんけww
ふざけてると思ってたらちゃんとふざけてる、お笑いみたいな「面白さ」と映画の「面白さ」の見事な合体技。

“上司にループを気づかせる”事が、
題名にもある通り、なんだけど、
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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滅茶苦茶に良い。
圧倒的な台詞数の少なさがこの主人公を最たる者にし、無言の圧力が如何に“殺し屋”にとって大切かを「無言の説明」をしてくる。
私が感嘆したのは不意に「Amazon」が出てきた時で、身近
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イノセンス(2004年製作の映画)

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ふと、「犬もロボットなのかな」と思わせる演出が上手い。正直に言いましょう、豪華な声優陣に惹かれて観た、と。内容は全くもって知ったこっちゃない、さっき観た【PLUTO】みたいに「ロボットに感情はあるの
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

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ネタバレするのであまり内容は書けないが、良すぎる。高所恐怖症だけでは片付けられない映画としての完成度の高さに驚いた。恐怖を高めるワンカットが10秒に1回はあったんじゃないか?(笑)
こういうホラーど
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

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超絶不安感を煽られる有能映画。
“不安”の後押しとして猿が登場するのが良いね。

スマイル(2022年製作の映画)

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「超低予算で作られた」と聞いてビックリ、逆に日本のホラーはレベル低すぎん???

不気味な笑顔、完璧な終焉、文句のつけ所がないくらいだった!

ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラストの死体復習映像おもろw

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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この映画の良さを語るとするならばミーガンの動きの気持ち悪さであり、あの表情。
この映画の悪さを語るとするならばやはりミーガンの動きの気持ち悪さとあの表情なのであろう。

難しい議題、私の中の2人が話
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

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観てから1ヶ月。
ずっと頭から離れなかったこの映画の事。

私にはゲイの知り合いが営むお店があって、そこは純粋な飲食店なんだけどやっぱり“そういう人”って雰囲気で分かったりする。これは私にとって“良
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

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他の人のレビューを読んでいるとこんな言葉が目立つ。
「コートとバッグを投げるのは下品だ」とか「パワハラが凄すぎて見てられない」とか。
凄い時間の流れだなぁと私は思った。
小さい時には分からなかったこ
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

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予想の範疇を超えないが深夜に酒を飲んでる彼氏の横で観るくらいなら丁度いい。
前作【マスカレードホテル】は視聴済み。
ホテルマン長澤まさみと刑事木村拓哉の掛け合いは相変わらず良い。
最後の最後にビジュ
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#生きている(2020年製作の映画)

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「現代」の使い方がとても良い、「団地(マンション?)」の使い方もならでは。

主人公の人の顔芸がとても良かった。

呪詛(2022年製作の映画)

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「虫唾が走る」とは正にこの事。

めちゃくちゃ良い“ホラー映画”。
なんかもう全ての事がナイスアイデアだよね、起承転結の仕方というか。
上手く言い表せないんだけど。

色々な要素、
例えば【エクソシ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

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ヒューマンドラマとして完璧。

世間ではまだ大声でBL好きです!とは言えない感じもよく分かるし、たまたま今回2人を通ずる趣味が“BL”だっただけでただそこに在る出逢いに泣けてきた。
一期一会、正にそ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

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さすがにあの衝撃のラストを越えることは無い、というか無理。あの1作品目がスリラー映画として上出来すぎる。

が、エスターの生い立ち(つまりは娑婆で馴染むように努力する姿)が面白い。
こうやってアイツは
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

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【贅沢に俳優を使ったお遊戯会】

終盤にいくにつれて「あ〜こういう終わり方にしたいから甲斐さんはこ〜ゆ〜感じなのネ〜」って分かるし、主人公に別に菅田将暉を持ってこなくていいし、人物の深堀も無ければ死
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