ごまさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

クリスマス、何故かご高齢者に囲まれての鑑賞。

ほとんど役所さんのセリフがないので、想像力も働かせながら視聴。
実父の抑圧から解き放たれた人生を、コツコツ丁寧に、そして誇りを持って生きているのだと思い
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(2023年製作の映画)

3.3

なんやかんやあってのやっとの公開だったから、ちょっと期待値高すぎたかも。。

でも、加瀬亮の使い方は相変わらず最高で、浅野忠信と大森南朋はコメディ感の中にもカッコ良さがちゃんと残ってた!

私がもう少
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(2023年製作の映画)

3.8

久しぶりに映画館にて鑑賞。

やっぱり個人的な問題は社会的な問題と確認する。

そして、ケアの在り方についても考え直す作品。

磯村勇斗と二階堂ふみの演技がやばかった!!もちろんオダジョーは凄いのだけ
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

2010年にボリビアで起きた連続レイプ事件のことが描かれた映画。

若い女性たちに毎朝新しく出来ているアザや出血にのことを男たちは「悪魔の仕業」「作り話」と否定してきた。

女性たちは、教育の機会もな
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.4

主人公の最期の5日間の関わりを描いた物語。

もうね、状況を客観的に見ると救いようがないのだけど、愛の物語だった。

主人公が最期に大切だと自覚したのは、正直な表現。
これまでを偽りだらけで過ごしてい
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.8

この映画のテーマは、ミソジニーやフェミサイド。それとも慣習や信仰か。

イランで実際に起きた娼婦の連続殺人事件が題材の映画。
売春や薬物使用の背景に貧困や自己治療があるのはどの国でも同じで「女だから」
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アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

3.4

デイケアの日常を淡々と描いたドキュメンタリー。

出だしの人間爆弾サイコー👏
どんな形でも表現は大切。それを育む取り組みは素敵!

チョコレートな人々(2022年製作の映画)

4.5

「チョコレートは、失敗しても温めれば何度だってやり直せる」

「失敗してもいい、大切なのはもがくこと」

実際、この映画には、たくさんの失敗が隠されず映し出されていた。

観ている間、胸がずーーーっと
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日の丸~寺山修司40年目の挑発~(2022年製作の映画)

3.3

日の丸の意味について語るには、私には知識がないし、考えたこともなかったのが本音。

自分が何者なのか、それについてもはっきりとした答えがないのが悩み。

妖怪の孫(2023年製作の映画)

4.0

政治家は、いかに「やってる感」を出せるかなのだそう。
周りの人はおかしいと思っても、それが正しいと思い込むしかないのだという。

頑張って勉強して、クリアした試験とは真逆なことをしなければならない官僚
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ワタシタチハニンゲンダ!(2022年製作の映画)

3.8

ヒューマン•ライツの話。

難民認定率の低さや外国人の実習制度における差別や暴力など、この国で何が起きているのか?

歴史的な出来事や現代のことなど、正しい情報を入れなければと思わされたドキュメンタリ
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対峙(2021年製作の映画)

5.0

「修復的司法」を題材としたすごい映画を観た。

映画のほとんどが加害者家族と被害者家族4人だけの対話。

対話をして癒され、赦すことが可能となる。

最後の賛美歌のシーン、本当に涙が出た。

もう1回
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

4.0

献立は畑と相談、
季節に振り回されるように生きる

こんな風に生きてみたいのかもしれないと思った一本。

それにしても、茗荷のおにぎりや筍は最高に美味しそうだった😋
松たか子の食べっぷりも素敵!

ある職場/些細なこだわり(2020年製作の映画)

3.3

ある大手ホテルチェーンで起きたセクハラ事件を題材にした映画。

ドキュメンタリー映画も撮影する船橋監督が今回はフィクションとして手掛けたというが、俳優に与えたのは設定だけでセリフは俳優からその時出てき
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.1

主人公の言葉がない分、自分の価値や規範でどんな解釈もできる映画だと感じた。

それにしても、岸井ゆきのの演技は圧巻👏

ある男(2022年製作の映画)

3.8

少し前に仕事で教材となった本。

「本当の自分とは」

を問われる。

そしてなんと言っても、安藤サクラ×柄本明の親子共演が良い。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

置き去りにされていた大切なものを取り戻しに行くような、そんな映画。

感情を掴まれっぱなしの2時間。
何故だかわからないけど涙が出てくるシーンが何ヶ所かあった不思議。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

映画界の慣習、世の中の流れも大きく変化した一本。

「問題は、ワインスタイン以上に性加害者を守る法のシステムにある」

これはまさに「個人的なことは社会的なこと」を示唆した言葉だった。

主人公たちの
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ファミリア(2023年製作の映画)

3.8

うん、もう凄い確率で不幸な人が集まってるし救いようが無いのだけど、やっぱり役所さん優勝ー!

ラストもいい。

ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.3

時間が空いて、どうしようかなーとふらっとしているうちに出会った一本。

うーん、期待したのは、テンポ良く笑いあり涙ありだったんだけど、間延び感が否めなかったー。

もっと色々な描き方あったんじゃないか
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裸のムラ(2022年製作の映画)

3.5

前作に続き、保守派に加えて家父長制の批判映画。

様々な切り口があるのが面白い。

やっぱり個人的なことは社会的なことなんだなー。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

最高でした👏✨
こういう角度の描き方もあるなんてー😭
試合の結果わかってるのに、ドキドキ。
とにかく臨場感が凄すぎて、IMAXがおすすめ!!

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.3

実話を基にした、コロナ禍の女性の貧困、社会的孤立を描いた作品。

映画では、何人も心通じる相手が居たように見えたけど、コロナ禍の混乱やセクハラ・パワハラまみれの中に身を置かれると他者に信頼を寄せること
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

収容(という言葉が適切か分からないけど)されている外国人の方が亡くなるというニュースで知った入管の現実。

難民申請が通りにくいのには、誰かの利益が影響しているのか。
収容と引き換えに、県外に出ては行
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原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち(2022年製作の映画)

4.0

裁判は、専門的過ぎるのでは無く高校生にもわかりやすい言葉で。

あまりに難しくて専門的すぎるからと、考えることすらしなかった問題。

わかりやすい言葉で説明できる方の凄さを考えたし、ちゃんとした情報を
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劇場版 荒野に希望の灯をともす(2022年製作の映画)

4.4

3年前に中村哲先生という偉大な方が、アフガニスタンで銃撃されたというニュース報道を観てその存在を知ったけど、その活動については知らなかった。

旱魃や紛争の中、まず必要なものは医療ではなく水源と判断し
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.0

先日、小泉孝太郎がバラエティに出てたのをきっかけに久しぶりに鑑賞。

あー、やっぱりいいな。

ロボットだけど、人間の倫理観がきちんとプログラミングされている。
そう考えると、ロボット世界も悪くないの
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

エマストーンがとにかくずーっと可愛い😍

でも、101匹わんちゃんのクルエラとは別人かなー。

最後のピアノのシーンはあーーってなったけど、別のストーリーとして観るのは面白い!!

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.2

映画館で観たいと思っていた作品。
観なくて正解だった。
後半、ずーっと泣きっぱなしだった。

「変てなんだ」
「ベイビーじゃない」
色んなセリフが突き刺さってきた。

母子葛藤、家族役割、音のないコン
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

4.3

やばい。
一番好きなラブストーリーかもしれない。

どちらの気持ちも理解できる。
苦しいけど、愛だなーー。

コリンファースとスタンリートゥッチという掛け合わせも最高でした👏

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

震災トラウマ。
申請主義社会のありよう。

様々なことを考えさせられた一本。

健康でエネルギーのある私たちが率先して声を上げなければと確認。

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.8

ただの炊飯器で炊いたご飯なのに美味しそうに見せる、さすが飯島奈美さん👏
見終わった後、塩辛食べたくなります🦑

今回も社会から周縁化された人たちの話。
途中、島田の態度に腹が立ったりもしたけど、島田に
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

やっと観られた!!

柳楽はやっぱり天才だけど、大泉さんのハマり役ぶりがヤバかったー!!

最後の30分泣きっぱなしだった😭

天才っていいなー。

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観終わった瞬間、この映画には既視感があった。思い返すと「カッコーの巣の上で」を初めて観た時のことを思い出した。
おかしな話だけど、刑務所と精神科病院は似ている。抑圧に満ち溢れてる。まさにこの映画のテー
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー映画なのにアニメで描かれたこの作品。
プライバシー保護のためという。

同じくらいの時代を生きているとは思えない壮絶さ。
逆境体験の嵐だが、それでも生きていかなければいけない。

嵐の
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教育と愛国(2022年製作の映画)

4.8

すごいドキュメンタリー映画を観た。

勉強はもちろん大切だが、その情報源を見誤ってはいけない。
でも、学校教育の中で使われる教科書の種類を生徒たちは選ぶことができない。
それが政治的圧力に晒されていた
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