マイケル忌野さんの映画レビュー・感想・評価

マイケル忌野

マイケル忌野

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こちらピープリー村/Peepli [Live](2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

鑑賞中
記録

色の洪水が大地を覆う
あちこち彩る色の手品

自殺がトレンドですよ
差し出せるのは命だけだろ

種も肥料もアメリカ

うちの旦那はよく稼ぐが
インフレが全部食い尽くす
ガソリンが跳ね上
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.9

難しい映画だ

人生論でも純愛論でも家族論でもサバイブ論でもある
現在(2024/04/03)もまた不穏な状況だからこそ
映画の中の家族から取り残されてなお不安定な情勢の中を生活し少しずつ生活が良くな
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.5

とても良い

ノンフィクションかと思った程

傍聴席から退席する時の表情には脱帽した

自閉症の特徴による説明も相まって甲高く笑ってしまった

お母さんの私の表情は読めないのねも秀逸

弁護士の行く末
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とてもすごい

驚いた
直前にゴジラ-1.0を見て、その酷さに嘆いたこともありながら関係なく
本作の出来、描きたい所それを描き抜くところに脱帽した

きちんと死体が描かれるのが凄い
さすが水木プロダク
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラのビジュアル200点
戦闘シーン120点

時代背景、登場人物同士のやり取り、戦争観
-10154675点

同じような戦争を描いているゲゲゲの謎と比べると本当に酷さが際立つ
アマチュア以下の描
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.5

良かった。

誰か一人に焦点を当てるわけでは無く、視点が色んな場所や人に切り替わるため、散文的な映画であると思う。

ほとんど問題解決が無いが、少しずつ登場人物に変化や成長が見られる小さな一歩を描いた
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.0

作りに時代を感じた

音声は後付け
大人も子供も全て1人の人が声を担当

生まれた時は人類皆平等
子供の世界は大人の身分と関係なく異なる世界がある
という理念を描きたかったことがよく分かる

しかし現
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.8

まあまあ

魅力的なキャラがいっぱいるのにストーリーに絡まないのが残念(是非絡みを見たかった)だけど
愛、差別、喜びと単純なものだけど描くには難しく陳腐になりやすいものを楽しくストーリーに落とし込んで
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

歌:星5
ストーリー:星2
ストーリーが酷いから総合1.5(?)

中村佳穂さんの歌が素晴らしい
それだけと言ってしまいたいくらい不完全燃焼が強い

細田守は周囲の人や社会の現象に対する解像度がかなり
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CRASS:ゼア・イズ・ノー・オーソリティ・バット・ユアセルフ(2006年製作の映画)

3.5

興味深い運動であった

内容自体は今なお引き継がれるものであるが
一介のバンドが実践をしようとしたことが新鮮であった

しかしまあ
自給自足は上手くいかないものだ

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0


さすが駿の作品らしく公開直後からレビューが盛り上がっている

難解だという感想を見かけるが、これは児童文学と捉えれば何も難しくは無いのではないだろうか
児童文学らしく、ファンタジーの世界観とフンワリ
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ハイヒールの男(2014年製作の映画)

3.5



テーマは面白かった

内容は悪くは無いけど少し退屈だった気がする

昔に見てレビュー忘れてたので、記憶が怪しい

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

戦後の独特の雰囲気

マッチョ世界の男の悲哀と
その下で生きるしかない女の悲哀

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.5


暴力が連鎖するってのがよくわかるのが悲しいね

その中で若者は生きていくしかない

淡々としているから退屈ではあるけど
それだけの事等身大の彼らの生活か伝わってきた

RRR(2022年製作の映画)

5.0

パワーだね

こんだけぶっ飛んでて
徹底して反英な映画もいい

それだけの事をされてきたのだから

ガンジーとは違う時間、場所で起きた革命に関わったもの達の魂のお話し

怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます


何か口にすることが難しい
感想を口にした瞬間全てが陳腐になり映画を汚してしまいそうになる

ただ神聖化されることは是枝の本意では無いだろうし
言葉にして残して記録し、自分自身が整理するために書いてみ
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オリーブの樹は呼んでいる(2016年製作の映画)

3.8

全部が本当のこと

生活が苦しくて木を売ったのも本当

開発なきゃお湯をわかせないのも本当

でも主人公の家族が搾取された構造にいるのも本当

おじいちゃんを思う孫の気持ちも本当
(家族を助けるための
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サンダカン八番娼館 望郷(1974年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます


淫売の血を吸って大きくなったんだ

内容については何も言うことかまできない
見たもの感じたものが全て

血と涙の印

からゆきさんという言葉を初めて聞いた
ノンフィクションということだが実際に綺麗と
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おばあちゃんの家 デジタル・リマスター版(2002年製作の映画)

4.5

途中でアマプラの無料掲載切れて終わってしまった


子供のわがままに対する辛口コメントをよく見たがあんなものよ

容易にお互いの距離が縮まらないところが安易な家族愛やヒューマニズムに回収されなくて良い

渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

4.1

友達が良い奴だなぁ
良い奴すぎて都合が良さそうにも見えるが
クラスメイト、大人の現実味のある嫌味、嫌がらせによって全体のバランスがとれてた

ウザイと思わせるクラスメイトの女の子の演技に脱帽

難しい
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

質の高い映画
人の感情は移ろいゆくもの複雑なもの

完璧な理解は難しい


愛の先にあるものは

歳とったらわかるのかなぁ

添い寝フレンド(2019年製作の映画)

3.5

こういう関係あるよね
悲しみが淡白に描かれていたが二人の関係はより濃いものであった

ぎこちない関係性にクスッとくる

滑走路(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初めはそれぞれに映される個々の人生がどこかで繋がりあっていて影響を与え生きる糧となるという点が良かった

しかし個々が関わるテーマが重めなのに独立しており絡むことがないため、どこに焦点をあてて見れば良
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人生の特等席(2012年製作の映画)

2.5

正直つまらなかった
一つ一つの掘り下げが甘い

イーストウッド主演だからイーストウッド監督だと思ったら違って安心
流石に作りが甘いよね

最後が特にご都合主義すぎて拍子抜け
あれだけで3流映画の烙印を
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ハリエット(2019年製作の映画)

4.0

奴隷制に関する映画を見ていなければ特に新規性もなく脚本や演出を楽しめるものでは無いが、奴隷制を知るに不可欠な1本

悪人伝(2018年製作の映画)

2.5

微妙だなー
犯人の意図がわからないから物語に深みがない
ただヤクザと警察が頑張って協力して犯人捕まえました終わり!ってだけ

ベイビーブラザー(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いい映画を見たと思える

落ち着いた演技でみんないい味出してた。

もう少しそれぞれの登場人物の背景が欲しかった
あとメタ的には道中の男の死をもう少し生かせなかったのかなと思う

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

まあ子供向けと言えばそれまでだけど動物を総べる人間様って思想が元にある映画だねー
初っ端から着替えるのとか動物にやらせんのきついわ
奴隷やんけ!
ホッキョクグマが冷え性とか人間中心主義的感覚すぎぃ!
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見たかった映画をアマプラで視聴

非常にバランスが取れているとも言えるし、バランスをとることに苦慮したのでは無いかとも思える所もある絶妙な作り
ただ一応ハッピーエンドに向けてすすめなくちゃいけないから
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