ちちみふくこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

公衆電話(2018年製作の映画)

3.9

父と娘の理想的な距離感。
ぶっきらぼうだけど、会えて嬉しい感じがかわいい父と娘。
娘の方とビールを飲みたい。

パディントン(2014年製作の映画)

4.0

礼儀正しいってとても大事。

一番好きなのはお父さん。
子供のためにいくらでもライフスタイルを変えられるって本当にすごいこと。
昔、知り合いとごはんを食べてるとき、「あ、この人は育ちがいいな、お坊ちゃ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.5

光、輝いてた?
辛くて苦しくて、人懐っこ菅田将暉がいなかったら辛くて最後まで観てられない。
俳優さん皆素晴らしい。
素晴らしいがゆえ伝わりすぎて辛い。
チナツとタツオのラブシーンはなんかとても良かった
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.0

なんとなく、虐待が怖くて観ていなかったけど、やっぱり怖い。
閉じられた場所で大人と子供が二人きり。大人に怒鳴られて殴られたら子供たまらんのに、わかっているのにものすごい罪悪感なのにやめられないって、大
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.2

子供の頃、世界を疑ってたことを思い出す。私のはマトリックス的な世界だけど。

ちょいちょいコマーシャルが入るとこや、お月さんサーチライトなんかだいぶコメディだけど、なんだか終始胸が痛い。
トゥルーマン
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マジック・マイク(2012年製作の映画)

3.4

今すぐこのクラブに行きたい!!
こ〜れ〜は〜楽しいやつ!!
女のストリップがどんなかパッとイメージがわかないけど、絶対こっちのが盛り上がってるでしょー!
一ドル札をばTバックにはさみたーい!(鼻息)
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海街diary(2015年製作の映画)

4.0

やっぱり猫が好き。
女ばかりの家の華やかさたまらない。
とにかく優しい映画だった。
裏に秘めている黒いものを、美しい姉妹たちと美しい風景たちとで包み隠してしまう。
どんなに正しく一生懸命に生きていても
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.0

なるほどポニョと比較されるよね。
どちらもファンタジー満載の人魚をテーマにしたアニメーションなのに受ける印象は全然違う。
ポニョは背筋が寒くなるような視点から見えるのに、ルーは底抜けに明るい。邪気が無
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.3

人を愛するって、、、こんなにも大きなことなんだなぁ。
ゲルダの愛が大きくて深くて海のよう。
それに比べて私のちっぽけさよ。
アイナー、もとい、リリーにとってゲルダは妻であり、親友であり、母のようでもあ
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

今すぐに豚汁とおにぎりが食べたいです!あとラーメンも!

南極にうっかり派遣された料理人と7人のおじさんたちの南極越冬物語。
まず思ったのは、え、そんなにゆるいの?!
あと、食事と娯楽が充実してること
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

4.3

四十過ぎたら女はみんな同い年!

もう、拍手喝采です。
観終えてからじんわり、温かい。

バスツアーに参加したおばちゃん7人が山で迷子になって大冒険するお話。
乗り合わせた7人のおばちゃんの、おばちゃ
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

あんなロマンチックなラブレターもらったら、ねぇ!
かれこれ十年くらい、音楽やってる人は2割増し説を唱えておりますが、バンド始めてからグイグイかっこよくなっていくのが良い。

青春✕音楽=最高
葛藤や怒
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ムーンライト(2016年製作の映画)

2.5

ど、どうしよう
わかんなかった。
私には全然、わかんなかった。
差別してるのか私。
黒人に無意識にエディーマーフィー的面白キャラクターを期待しているのか私。
主人公を好きになれない。
あの優しいおじさ
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明日の記憶(2005年製作の映画)

4.0

若年性アルツハイマーを発症したイケイケでやり手の広告代理店の部長。仕事に夢中で家庭を疎かにしがちだったものの、家族に愛されている。

その妻はいつも笑顔を絶やさず、家族を見つめ、きちんと守る専業主婦。
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.3

コメディ映画という括りではないと思うんだけど、思わず吹き出してしまうシーンが散りばめられていて、この間と空気感がとてつもなく居心地が良い。
役所広司さんという役者さんは本当に素晴らしくて、なんかもう宝
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

おじいちゃん絶対59歳じゃないでしょ。
たった一人愛した妻を亡くし、規律を守ることで自分を保ってきたであろう偏屈おじいちゃん。早く妻のところに逝きたいおじいちゃん。
周りの人がとてもとても優しい。
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カリフォルニア(1993年製作の映画)

3.9

ジュリエット・ルイスが可愛い。
ひたすら可愛い。

ラブ&ピース(2015年製作の映画)

4.1

なんだか私には、とっても面白かったのです。
ファンタジーと見せかけての皮肉とかもっとブラックな結末を想像して、今か今かと待ち構えていたのに終盤泣いてしまうというまさかの展開。
監督の名を伏せて観ていた
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.0

大真面目にやるほどにコメディ。
帝一と父上のシーンはもうたまらなく大好き。
私の苦手なくすぐったいキラキラ感もなく(大鷹弾も自然なさわやかでくすぐったくなかった)楽しめた。
コウメイは女の子にしか見え
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.3

イカスミ、、、美しい文字でした。
突然現れたばかうけとの対話にかりだされた言語学者ルイーズ。

宇宙と時間の関係について、なんだかインターステラーを思い出したり。
言語は思想を形成するという考え方にな
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

4.8

地球に隕石が衝突する五時間前。
レコード屋さんがちっとも売れなかったパンクロックのレコードをかける。
音楽は、世界を救うこともある。

原作未読なのが悔やまれるけど、この話がそもそも映画的な気がするの
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ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

3.9

居候のおじさんとぼくの日常。

おじさんは週に1回大学で非常勤講師を、他の日は家にいる人。
小4の甥にマンガ週刊誌をワリカンさせる人。
風貌も話し方も素敵。
子供たちの台詞があまり現実的じゃないところ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.8

盲目の老人の家に現金がいっぱいあるらしいからいただきに行こうぜ!
って入ったら最後、出られない。
窓という窓に格子があってドアには鍵がかかり、盲目のじいちゃんはマッチョな退役軍人でここは住み慣れた我が
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

4.0

パッケージの女性はマザーじゃないのね。

女は女。
歳をとるのはただの順番で、若いときも、若くなくなるときもいつかはやってくる。
うっかり体が男に生まれたり、美人だったり、子供を亡くしたり、いろいろあ
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オーディション(2000年製作の映画)

4.2

すっごく面白かったなにこれ!
ズタ袋にわくわく!
黒電話ジリリリにびっくーん!
アサミさんが可愛くて声まで可愛くて、そりゃオジサマ鼻の下伸びますわ。
例の痛そうなシーンも角度を変えればSMプレイやんけ
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ダーティ・グランパ(2016年製作の映画)

3.5

グランパ、ダーティすぎるやろ。
終始お下劣。
最後の方いい話っぽくなってるから、そうか、そんなのくだらないと思ったけどじいちゃんにとっては生きる力になるんだね...!いやいややっぱりどうなのよ。

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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.2

怒りを映画鑑賞にて消化。
暗くて苦しくて辛い。消化。
刑法第39条。
精神疾患のある人は裁かれないそうです。
鈴木京香さん演じる精神鑑定人が常にベージュでまとめたパンツスタイルに化粧っ気もなく、ぼそぼ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

あぁ今更。いまさら観たよ。
みんなが良いと盛り上がってる最中は絶対観たくない天邪鬼を直したい今日この頃。
ボロボロ泣いてしまった。
なんでこんなに泣いてるのか訳がわからなくなりながら。
ただ、なんで好
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

オープニングとエンディングの妙に鑑賞後は爽快な気分になれる。
画面は汚いけど。
女の子もダイアン以外のブス加減が絶妙。
音楽も最高。
私みたいな一般人にはある意味ファンタジーですらある。
20年も前の
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ゲキ×シネ「髑髏城の七人」(2012年製作の映画)

5.0

WOWOWさんで鑑賞。
あまりにも衝撃的に面白くて気がつけば現在上演中の下弦の月をポチ。
小栗旬のかっこよさを初めて知りました。捨之介見たら惚れてまうやろ。
アカドクロで水野美紀さんが演じていた蘭兵衛
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

きれいごとじゃない。

そんな感想がまず浮かぶ。
女の子なのに体が男。それがどんな気持ちなのか、本当のところはわからないけど、きっと辛い。
リンコさんもそのお母さんも強くて優しくて愛に溢れてる。
「リ
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銀魂(2017年製作の映画)

3.9

振り切れてました!それはもう。

原作をまったく知らない身としては振り切れてはちきれて豪華なキャストのコメディ。
ただただ楽しい。
小栗旬かっこいい。
とりあえず今すぐ録画のワカドクロを見たい。

高台家の人々(2016年製作の映画)

3.7

そうだ、エスケーツー買おう。

華麗なる高台家のぼっちゃまと妄想癖のある地味な女の子の恋のお話。
素晴らしき漫画実写。
漫画読んでないけど、漫画原作だよね?ね?
心を閉じたきえちゃんは、飛べなくなった
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クヒオ大佐(2009年製作の映画)

3.0

詐欺師のクヒオ大佐と、女たち。
クヒオ大佐の詰めが甘々で騙す気あるの?
無いの?
一番騙したかったのは自分自身?
信じたい女、嘘に付き合う女、現実逃避したい女。
お金で夢を買えるなら宝くじより素敵だけ
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イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.5

ひえぇなんだろうこのゾッとするかんじ。
近くにいるバラバラの人たちの11分間が時系列もばらばらにある一つの事に向かっていく、ということでいいのかな?
前情報無しで観たら見事に前半混乱したけど、無事につ
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

色の効果がすごい。
八坂の白いワイシャツと白いつなぎの神々しさと、中に着た赤シャツが見えた瞬間の狂気。
浅野忠信さんが怖くて不気味でそこにいるだけでなんかもうすごい。
お母さんがどれだけ自分を責めただ
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