傷ついた子どもたち。そして大人たち。どうやって向き合うのか。心も体も傷を負い、何がしたいのかもわからない。ただ考えることはやめた。そこに、いつか、誰しもが平等に光を見つけてほしいと願う作品。
過激な二日酔い。ライトに笑いながら楽しく見られるコメディ。
異国、スーダン。移民。
心は近代社会に埋もれた私たちより純粋で澄んでいる。
始めに丁寧に描かれたスーダンの状況から、この映画に込めた思いが伝わってきた。
会社をクビになり、生活が変わってしまったときに、どういう人間になるかというのは、きっとその人の本質なのでしょう。少し弱く真面目な、絶望にのまれてしまう人は、救えないのでしょうか。ビジネスの世界を見るこ>>続きを読む
エネルギーに溢れた作品でした。やっぱりこういうエネルギーがあるから何か人に伝わるものができるのでしょう。もどかしい部分が、ためらいの気持ちと重なって、一歩踏み出す難しさを思い出させてくれる。
いろいろな優しい心に満たされる映画でした。私も、"見る"とは?と、何度も何度も自分に問いかけていた思春期。それが遠く昔になった今、忘れていたその思いを蘇らせてくれ、思春期の心の敏感な動きを怖がらずバカ>>続きを読む
追い詰められる父の様子がリアルで、始めの父の様子と違い、後半ではもうその幸福な時間を思い出すことはない。家族とか普通とか、嫌になる気持ちが伝わってくる。
女友達とワイワイ観たい映画でした。途中ちょっとうんざりしたりもしたが、映画だからってきれいにまとめてきれいなところだけにする必要は無いのでしょう。笑ってライトに観られる映画を探していたので、それにはち>>続きを読む
認知症、癌、家族。大切な人の居る苦しさが、観終わったら後も残る。
女王なんて想像もできない孤独だろうが、何か大切なものを失ったときに、側にいて欲しい・もしくはあって欲しい、存在して欲しいものは信じられる相手なのだろう。
原作を読もうと思っていたのに先に観てしまう。
全体を悲しく切なく、薄暗いものに包む。愛よりも、憎しみが、愛ゆえの憎しみか。時代背景が現代では分かりにくいかもしれないが、嵐が丘という狭い世界に留められた>>続きを読む
間違っていたと思いたくない自分と向き合い決別する物語。
これは、何かに向き合おうとしている女性に贈りたい。
パディントンのイメージを勝手に可愛らしくしてしまっていて、初めは太い声に驚いたが、その紳士ぶりにしっくり。可愛らしさも残すクマの動きやブラウン一家とのやりとりが心をほっこりさせてくれる。
全編で、何かレンズやガラスやドアのような隔てを通してみているような、鑑賞者はもうその生活から一線を離れさせられているような感覚。
確かに映画を見るような人たちはもしかしたらホームレスとは少し遠い生活を>>続きを読む
だめなオヤジ、なぜそうなったのかにフォーカスされてしまうが、そういう人間なんだ。そしてどんな人間でも、子どもにとっては出会った新しい存在で、年をとった人よりも少ないフィルターで接することができる。
私>>続きを読む
歌がたくさん詰め込まれた物語。動物の個性と性質と、感動する歌で元気になる映画でした。
衝撃がしばらく尾を引く。人物像が身近になくても、どこか、だれかが抱えているリアルがある。
ヨーロッパの微妙な部分を、日本人の私は知らない。エストニアという場のイメージもわかない。
ただ静かに、ある一人の女性の微妙な生活が映し出される。
映画の、人との繋がりが描かれることが好きな私には、良い>>続きを読む
登場人物が多く少々バタバタしているが、各々のloveが溢れていて、大切な人の手を握りたくなるような(存在を確かめたくなるような)映画でした
家族とは。本当に、幸せな家族って一体なんでしょうか。私はこんな繋がりも素敵だと感じてしまいますが、それは愛に飢えているのでしょうか。
このレビューはネタバレを含みます
戦争というものが、いかに人間を滅亡させているのか。
こんなにも深く悲しい毎日なのに、なぜやめることができないのか。
人員を配置している主人公は、軍や戦争に違和感を感じないのか。むしろ肯定感を抱いてしま>>続きを読む
男性からみると、女性の自由さが出ている映画なのかもしれない。女性からみると、結局は自分で進んでいくしかないと、つきつきられる映画かもしれない。
結婚しても続けられる友人関係、本音が言える人、相手に出会えることが大切か。ちょっと過激でもただ軽く、楽しく見られる。
考えたり、思いを巡らせる必要なく見られるものを探して見た作品。家族って、と難しく考える暇もなく楽しかった、と見られた。
軍や愛国に関して疎い日本人だが、人間模様や訓練でのやりとりなど、人と人の出会いや繋がりが興味深かった。
恋や愛だけではないストーリーに惹かれた。