天津甘栗さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

天津甘栗

天津甘栗

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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

コールセンターにかかる音のみで描写する異色サスペンス。
リモート全盛で仕事をしてる身としては非常にタイムリーでした。聴覚を研ぎ澄まし、イヤホンから聞こえる声色や物音で相手の空気感を察知し想像する。
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

スラムダンクとの出会いは、小5のとき単行本を17巻まで譲ってもらった事でした。
それ以降、まんまとバスケにどハマり。花道をイメージしながら一人で永遠とシュート練習に明け暮れた日々もありました。高校時代
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

吃音症美少女とツンデレ音痴と、空回りゾウリムシ菊池。
どこまでも自分自分。自分で自意識過剰な自分に絡みとられてどうしようもなくて。
落ちて上がって学祭をピークに逆転ホームランの大団円‼︎…とはいかず鬱
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

2.7

スパイスが効いた変化球的役どころの前田のあっちゃんや、安定感抜群の太賀&池松くんは良かったんだけど、チャラくて熱い岩ちゃんと主役の恋愛童貞町田くんがいかんせん苦手過ぎました…。見ていて首裏うぞうぞした>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.5

その瞬きはビートたけしの如く。ジェイクギレンホールの演技ってほんと引き込まれる。
初見ではジャケットで表現されている二人の対比関係がいまいち掴めなかったのだけど、町山解説による米文化の背景等から少し理
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ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

2.4

睡眠導入剤的作品。吹替ナレーションの中谷美紀に優しく包まれ、劇場で観たら100%寝るやつ。
こういった哲学的な語り口で地球と生命の画をみると、ミギーを連想してしまう昭和世代マンガ脳こじらせおじさんとは
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ミスト(2007年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

全ての希望を捨て去ったとき、辺りを覆い尽くしていた濃い霧が晴れ、絶望の深淵の先に現れたハッピーエンド。それはこれ以上ないバッドエンディング。
キングオブ胸糞。こんなに最悪でどん底のハッピーエンドは、後
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

2.8

18禁劇場版で観賞。
おファスのファスがすごいすごいとは聞いていたけど、確かにすごい。ケツの割れ目からこんにちはなんてないよフツー。馬並みとはまさしくこの事かと。
セックス依存の兄とメンヘラ妹。ただな
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.7

ころころと感情が変わる無邪気な幼い子供を必死に追い回し、振り回されまくる。幼少期の子育てに苦労する親たちを、サリーとマイクへ投影したピクサーの名作。初観賞でした。
意味不明な宇宙語や二つ結びした後頭部
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ぐらんぶる(2019年製作の映画)

2.0

起承転結が支離滅裂。ぶつ切りになった笑えないコメディシーンを無理くり繋げた、演者のルックスのみを楽しむ作品。
くだらん以前によくわからん。特にタイムループ。
ゲキシネ新感線でも観たけど竜星涼さんの演技
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

ヤ・ラ・レ・タ。
stoRy!fiRe!wateR!RRR! いや、Rise!(蜂起)Rore!(咆哮)Revolt!(反乱)R R R!! 否、Rajamouli!Ram charan!ntR jr
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26世紀青年(2006年製作の映画)

1.9

IQが低かったらモラルも崩壊するもんなんかな。そんな相関関係ないと思うけど。
タイトルがパロディ系AV。

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

2.0

ポンさん長編デビュー作を観賞。
ペドゥナを除き各登場人物の行動原理がよくわからないまま終わった。
タイトルは諺なんですね。リンクする描写とかあったっけなー。って原題全然ちゃうやないか。

はたと気付け
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捨てがたき人々(2012年製作の映画)

2.6

三輪ひとみさんスレンダーなのにおぱーいおおきい。演技が舞台っぽくて苦手。
狸穴は監督氏自身の、クソだけど捨てないでー!というメッセージの投影だろうか。
自問して始まって自問して終わった。

凶気の桜(2002年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ハタチ前後の頃、こういった取り止めのない虚無感漂う自我むんむん系よく観てたなぁ。ぎゃーぎゃー窪塚が喚いていた記憶でした。
改めて観て、窪塚の醸し出す雰囲気は唯一無二だけどそれを活かしきらないなんつー半
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

究極シチュエーションで男の倫理観を測る底意地の悪い作品。
妻子が留守の深夜1時、ノックの音が。
禁欲の最中、星新一ではなくびちょびちょ美女2人が来訪。
サキュバス2体の誘惑に対し貴方は堕ちずに居られる
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地獄(1960年製作の映画)

1.9

いやぁんばっかーん。
演技はわざとらしく、むっちゃくちゃ古臭い。残り40分からずっとチープな演出の責苦が続くのはまじで地獄。
はぁ〜るぅ〜みぃ〜て二度すな。いや二度すな!からのクルクル回るアトラクショ
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ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006年製作の映画)

3.1

どれが演者でどれがリアルな素人か、演出もまたフィクションとノンフィクションの境目がわからん逮捕レベルの悪ノリモキュメンタリー作品。(どこが境目かは割と詳しくwikiにのってた)
過激なブラックジョーク
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

うん、必ずしも泡沫候補が悪いとは風神雷神も言わなかった。
パプリカのパンティよりキャンディーの無償譲渡がなにわの常識です。海砂利水魚だってです!治癒寸前の天然痘や赤痢菌に合わせて昇天中のラオウが躍り出
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

学生時代うつ病を患ってた友人が、あの日々を思い出してツラかったと評していた作品。

宮崎あおいと堺雅人が醸し出す、ほんわかとした空気感が重いテーマを重苦しくさせない。鬱の描き方がマイルドっちゃマイルド
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パウ・パトロール 大空のミッション・パウ ロイヤルストーンをとりもどせ!(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ハイペースなパウパトロール最新作だよミッションパウ!
と思いきや、他の方のレビューを伺うと、本国ではテレビシリーズスペシャル版として放送されていたものが日本では映画配給されたとの事。な、なんとゲスい商
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

2.5

あっれー皆様軒並み絶賛の今作。
主人公から魅力を感じ取る事が出来なかったためか、何度見てもスイミー魚群襲来に負け続け、ソウルの世界にいざなわれてしまう…。5度目ぐらいでようやっと完走。素敵なメッセージ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

『マトリックス』、『トゥルーマン・ショー』、『レディプレイヤー1』、そして今作『フリー・ガイ』。発想新たなメタバース作品。
主役は自我を持ったゲーム世界のモブキャラ。ドラクエで言うところの、村の入り口
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アフリカン・ダンク(1993年製作の映画)

3.4

第二のオラジュワン、ムトンボ。スターの原石を探しに大学バスケのリクルーターがアフリカ大陸を訪れる。豚鼻で鼻っ柱の強い役柄がベーコンがベーコンたる真骨頂🥓
練習での無邪気な盛り上がりに頬が緩む。さすがは
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

3.1

本作のようにグルーよりもミニオンたちの尺が長い作品の方が楽しいです。が、フィーバーフィーバーする程ではないなと思ってたら邦題にしてやられてました。
新キャラ?オットー笑えます。ポップコーンBOX高かっ
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.2

THUG.
あなたが撒き散らした憎しみは、子供へと与えられ、罪となる。そしていずれその子供たちは牙を剥き、憎しみをもってあなたたち皆破壊する。

ヒリヒリした!
主役の女の子のドレッドヘアと豊かな表情
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クルエラ(2021年製作の映画)

2.7

高評価なので期待してたのですが、ジョーカー風味のヴィランを演じるエマ・ストーンのルックにひたすらフォーカス。話の筋は盛り上がりに欠き、カタルシスを感じ難い内容でした。
もっと狂気じみたクルエラを想像し
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ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラッセルクロウのいけすかない無慈悲な曲者上司感がたまらん。子供の世話をしながらイヤホンで指示し、遠隔で戦争を先導。ズレた眼鏡の先から覗く上目遣いがなんともいやらしい。
エドは優秀なので時にレオ様の心情
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

瀕死必須の崖から岩場を転げ落ちるシーンや、歓喜の救援隊チヌークがあんぐり口を開けてRPG飲み込んじゃうシーンは衝撃でした。エリックバナの無双モードもすっかり解けちゃってましたね。

エンタメ作品として
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

韓国の秀作『モガディッシュ 脱出までの14日間』から数年先に時間軸をおいた、ドロ沼化する市街戦激化真っ只中のソマリア内戦を舞台とした作品。ザラっとした質感の映像が印象的。
繰り返しブラックホーク・ダウ
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米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー(2017年製作の映画)

3.5

広島の原爆資料館を訪れたチェ・ゲバラこう呟いたという。

「なぜ貴方たちは怒らないのか」

米国による理不尽な土地の収奪、占領に対し、怒りを携え不屈の信念で沖縄の尊厳を守る訴えをし続けた男、瀬長亀次郎
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

戦時下に関わらず治世になんら興味がなく、痛風に悩む肥満症の自堕落な女王陛下。
そんな不安定な女王と、彼女を取り巻く2人の側近女性の話。

女王が壊れてしまった理由は、17羽のウサギにあり、このウサギが
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バオ(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

Mr.インクレディブルIIの特典映像で観賞。
サクッと観れてほろっと来るぷにっとした小籠包。リアル質感の再現するアニメーション技術の高さにおったまげる。
物語の中心は母と息子なのだが、そっとそこに居る
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.1

実在のチェスの神童を描いた作品。
主役の男の子の吸い込まれそうな瞳が印象的で、本当にこんなルックスなのかな?と思って調べてみたところ、キアヌリーブス似のイケメンさんでした。
中国拳法家として太極拳世界
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草原の実験(2014年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

大草原のポツンと一軒家にいるシータ。

セリフ一語もなし。
画の美しさのみで語る、余白だらけの解説なしには何もわからん超高難易度作品。

画の中心に佇むのは、実写版シータのような素朴な三つ編み美少女。
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ふぁ〜っ、ふ、ふ、不快だぁー。
理屈の通らない超絶不条理。言葉で形容しがたい不快さ。

家族のうちの誰かを殺さなければ家族全員が死ぬ。
何かの犯罪トリックでもなく、催眠でもなく、呪いでもなく。ただ災厄
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