MARUKOさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

MARUKO

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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

思春期くらいまでって、1日1日がめちゃめちゃ長い。
でもその時期の子供の成長って、客観的に見るとめちゃめちゃ早い。

彼は時を経てもなおおじいさん。
一方彼女は、あっという間に美女になる。
彼女は時を
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

5.0

やっぱりこういうの大好き!

全員アホ〜でかわいい笑 
ドタバタハチャメチャ!これもまた撮影規模よ笑
80年代のコメディって、規模デカめが流行ってたのかな。(『ブルースブラザーズ』の印象があまりに強く
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

これきもちいいぃぃ!!
あまりに鮮やかでたまらん。

正直ノーラン様ファンとしては、[始め・中・終わり]こんな感じかな?っていう大枠は序盤でなんとなく掴めちゃう、なにせノーラン臭が凄くて笑。この時から
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.8

あのシーンの立ち方のそれが完璧なんよ笑笑。
そしてまさかバレーボールに感動するとは思わなかったよ。

流石にこのストーリーは、予想の斜め上だった。
今まで見たトムハンクスでナンバーワン。役作りもの凄い
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.8


セリフの全てを歌ってるなんて、はじめての体験で正直戸惑った。
"いわゆる演技"による助けが無い。
曲と歌詞と(というより映画そのものが一曲の歌)、歌い方と表情と。
鑑賞中抱いた感覚を例えると、
古い
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悪人(2010年製作の映画)

4.6

表裏一体。

量子物理の世界では、蓋を閉じた箱に入ったコインの裏表は、蓋を開けるそのときまで決まってないらしい。
蓋を開ける瞬間、裏か表かが定まる。

出会う、蓋が開く、コインが定まる。
こちらに向い
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アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

4.2

銃を向けるから、争いが生まれる。

これは、素晴らしい。
90分で出せる深さ・面白さとは思えない。びっくり。
セルの重なりが生む奥行きを久々に感じて、なんだか嬉しくなった。無性にディズニーの「ピノキオ
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.4

あの日から、みんな何かを探している。

あの時を過ごした多くのひとが、心のどこかに暗がりを残したまま、心に錠をかけた。
そして忘れようと、鍵を手放した。
ズシンと重い錠だけが心にぶら下がり、下へ下へと
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ということはこの家族は、あれから何年もの間、この優しい嘘をつき続けているのか?
そうだとすれば、このラストは素直に喜べるのか。
もちろんなによりな事ではあるけど、シンプルにキツイよね…。終わりのないマ
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

5.0

確かに、彼女はわがままだ。
誰がどう見てもわがまま。
でも、
こんなに美しいわがまま。
こんなに勇敢なわがまま。
こんなに愛に支えられたわがまま。
"幸せ"
人は何かを手に入れて幸せになったとしたら、
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レベッカ(1940年製作の映画)

4.2

80年前の作品とは思えないほど見応えがある。

ストーリーとキャラクターと伏線と。すべてがバランス良く、無駄なく。
今もなお映画界に影響を与えて生きてるなって感じるほど、端々の演出や撮影の工夫が、改め
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.4

はい、完璧。
こーーれは面白い!
あっちゅーまの2時間。

ぶっ飛んでるねー笑
撮影がすごく良い。
アクションシーンがいいのはもちろんだけど、ちょっとしたシーンの撮影の小技が小気味いい。
あとやっぱり
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ディレクターズカット ブレードランナー 最終版(1992年製作の映画)

5.0

血の滲む折り紙。

一体センスどうなってんだ…
フルCGじゃなく、このクオリティ。
もう嫉妬レベル。
ワインかなウイスキーかな、少し口に含んでは、鼻の奥に残る香りを楽しむような余韻。
味わい深すぎて、
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.9

おっ!実話なんだ。
…2時間後
あ、そうだ、実話だった。

ってなってしまった位、マフィアの世界は幻想。
もはや映画脚本のための世界。
でも、本当にあるんだもんね?
世界は広いや笑。

このサラッとと
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.5

シン・シンデレラ
色んな意味で振り切ってて、思ったよりよかった!
親ガチャという謎理論への提案。みんなドレス作ろ!

もう影も形もなくなったけど笑、ベースはちゃんとあのシンデレラだから楽しい!
"フェ
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サイコ(1960年製作の映画)

3.8

深いこと言ってるようで、実は深いこと言ってないこの感じ。
逆に色々勘ぐって、感情が自分の中で不気味に育っていく。
知らないうちにサスペンス耐性がついてるみたいで、今や最低2ひねりはほしなって思ったり。
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.1

スパイク・リー監督だから、この視点で撮れる。

撮り方・表現。
独特のキレ味。うまく言葉に出来ないけど、ギロリッ!ギラリッ!って感じ。めちゃめちゃカッコいい。
唇のアップオシャレすぎ。

この作品を見
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グーニーズ(1985年製作の映画)

4.0

ちょっくらディズニーランドに行ってきました。

ザ・エンターテイメント。
この対象年齢の感じの映画は久々すぎて、テンションに脳みそが溶ろけそうだったんだけど、やっぱ無論嫌いじゃないよね笑。いつまでもト
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

5.0

なんだかまるで、翼をもらったような気持ち。

キラキラ青春!っていう仮面をかぶっている分、思っていた何倍もずしんと重くて、呼吸を忘れる思いだった。
でも大切なもの一つ一つを着実に。そして最高のプレゼン
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.2

優しい世界の"ファンタジー"

こういう作品は紙一重だなとつくづく思う。
作る人・見る人がかけるフィルターでいかようにも変化するから。それぐらい多面的なテーマであり、その中から普遍を見出し、するべきこ
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インファナル・アフェアIII 終極無間(2003年製作の映画)

4.9

本性。

Ⅲはかなり意外だった。
キャラクターの形づけが面白い。

ストーリーとしては、時間も展開もそこまで進んではない。ディパーテッドの話に戻すと、作品をアクティブに仕上げたいなら、スコセッシがバッ
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インファナル・アフェアII 無間序曲(2003年製作の映画)

-

癖。

深い。
ちゃんと初めから用意してあったんだなって思える深さ。当たり前かもしれないけど大事。
しかもこれをパートⅡに持ってきて、パートIIとして作ってるところ。楽しみを倍増させる。
1作目がヒッ
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

-

作品が美しい。

(「ディパーテッド」観賞後)
「ディパーテッド」から、この作品へのリスペクトが伝わってくる。細かい会話まで拾ってる。言っちゃうとこのパート1とほぼ同じ。
でもやっぱ原作を超えることっ
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.2

こっっっわ……
あんな感じのサイコボスが一番怖いのよ笑
ジャックニコルソンうますぎ。
ただ皆さん言うように、これがオスカーはいろんな意味で意外。

作品全体がイカツイ!
一個一個の展開を噛み締めるよう
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.3

ほんとにやる事なす事って感じ。
コメディってなってるけどこれは、やる事なす事過ぎて笑えるからなのかな。もう鼻から笑っちゃう感じ。
でもなんか憎めない。多分彼が、それでも生きていくからだと思う。
抜け出
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

なんとかして50万円納税したい物語。

これは参りました。降参。
圧倒的だった。

普段映画見る前は、ジャンルなどだいたいこんな感じかな?位の情報しか入れない。あらすじも設定もほとんど読まない。だから
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

5.0

改めて映画の表現力ってすごい。
心に深く刻まれるラストだった。
それでもまだ思考の域を超えてないけど、ここまで体感させられて、普段の生活に落とし込まれる感覚。
衝撃的だった。

関節が曲げ伸ばしできし
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

もう多分2万回は観た笑

昔からすっっごい好きコレ。
なんだろうこの謎の中毒性。
あのキャベツスープが美味しそうなのとっても素敵。

改めて見ると、ピーターパン。
ネバーランドは子供の世界。大人になる
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地球の静止する日(1951年製作の映画)

3.9

幼稚な嫉妬や疑念で分断された、"地球系"の惑星と惑星。
ある惑星がとんでもない力を得た。
"地球系"が危ない。

公開年1951年。映画は時代の写し鏡。
幼稚な嫉妬や疑念。
刺さることおっしゃる宇宙人
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

反則。

そんなバカでっかい芝刈り機で、雑草ボーボーの庭を突っ走って全部綺麗に均したら、そりゃはちゃめちゃに気持ちいいさ!

それを許したくない反面……
んーー…
許す!!
……だめだ、許せない!!
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.4

「ふぉーーーーぅ!!」

全ての起源、全て盛りました。

ははぁ〜、これがこれか〜!こいつらこうか〜!それ、それかい!笑
もう全部。
マーベルマラソン別バージョンをやりたくなる〜(ウズウズ

こう
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.4

エンドクレジットでこんなに真っ逆さまにひっくり返されたのは「ファーゴ」以来。
いや、ファーゴより驚いたかもしれない。
だって…
だってね…

それまでがどうでも良すぎるんだもの!!笑

でもね、蓋を開
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

-

これはほんとにエンド次第。

本気度。

首の骨を折って殺す、しかもしっかり映すって、映画においてあんまり見ない演出。我々本気でやってます、って選手宣誓を受けた気分だった。

もう好きがこぼれ落ちそう
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.6

これが噂のオスカー作品賞ノミニー。

内戦。

ナニコレ笑。技術クオリティたっか!!(素人目線)

音楽がとにかく素晴らしい。
序盤でキリリ!と耳が刺激されて「おっ⁉︎」
特徴的で、印象的で、感情的。
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.8

ノア……え?ノア?笑

前作からおや?とは思ってたけど、ソーシリーズは完全にそっち方面に持ってったね。
ちゃんとそれが得意な監督つれてきてるみたいだし。
でも、いい選択だと思う👍
面白かった!

分か
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海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

5.0

これ、自分が弾いた曲なのか…?
自分のピアノが教えてくれる、初めて気づく想い。

誰一人、最初の船は選べない。
それが彼にはあの小さな船だったから、不憫に思う気持ちもあったけど、自分も自分の船に乗って
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