MidoriKさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

MidoriK

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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

旦那の汗が凄い映画。

黒木華も柄本佑も、水に落ちるか落ちないかの絶妙な所に的確に足を下ろし、またふわっと飛び立っていくよう。
選ぶ台詞、声の上ずり、テンポが2人とも上手かった。
黒木華が上手かったな
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オールド(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画を観たって思う映画でした。

スリルがあって、ファンタジーで、意外と現実的なことを考えさせてくれる映画。
個人的にはとても面白かったです。
1日で50年分年を取る様子を細かく演じる俳優陣と、美術さ
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.3

最高でした。
クエストラヴの監督作品。

黒人差別がもっと根強かった時代なので、差別に対して暴力的な抵抗を行っていた事実もありますが、
この作品はあくまでも「差別されていた人々が自分達の誇りを感じたミ
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

引っ越し大名、というコミカルなタイトルに反して意外と泣けるヒューマン映画でした。

前半はよくある、会社(藩)の地味な中堅社員が同期に言われて無理やりでかい仕事を任され、いやいやながら頑張るという流れ
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.1

原作のファンなので公開時に観に行こうかなと思っていたけれどタイミングを逃してしまった作品。

原作に忠実、というわけにはいかず、そこは監督好みに練り直されていた。
軽いミュージカルといった感じで、ラ・
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

テンポが良い痛快な作品。

大泉洋が不思議なほどセクシーに見える。
松岡茉優との身長差や着こなしているスーツスタイルだけでなく、企んでいる時の雰囲気がとても素敵。

時には新しい物を提案する役割がある
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

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凄くいい映画でした。名作というか凄く質の良い作品でした。

菅田将暉と有村架純の演技が生活感があってとっても良かった。台詞のセンスももちろん、その台詞を言う2人の話し方が絶妙に上手かった。
テンション
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

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胸を打たれる、というより突かれる様な映画でした。
昔ながらの義理と人情で極道の世界に入った山本と、その山本を受け入れた柴崎、そして次を生きる翼。

監督が描きたかったことがよく表現されていると思いまし
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午前0時、キスしに来てよ(2019年製作の映画)

3.2


演技、もうちょっと頑張ってと思って観ていたけどこの演技の拙さも少女漫画映画の醍醐味なのかと思えてくる。
(でももうちょっと頑張って欲しい)
みんな声は作るの上手いけど、表情の演技は鍛練がいるんだなと
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.6

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どんな話なのか全くわからないまま観たけど、結構シュールで面白かった。

ステファニーみたいな女性いますよね、気付いたらダークホースみたいな活躍していて笑ってしまった。
クローゼットのシーンは私も一緒に
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ポスター観てこの二人の話なのかなと思ったら違いました。
確かにこの二人の話ではあるのですが、基本的にティム目線だし恋愛重視の話ではなかったです。

この映画は(主に)ティムと同年代の男性には非常に心に
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

3.6

特捜部Qは原作のファンなので映像化されたのを観るのが楽しみでした。
なぜか第4弾の「カルテ番号64」から観てしまいましたが。

カール役は、個人的なイメージはマークラファロをもう少しおじさん化させたよ
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

狂言師、歌舞伎役者、舞台役者、落語家、ミュージシャン、俳優と様々な演技ができる人達が集まっていて、客席から舞台を観ているような感覚にもなる不思議な映画でした。

ただのぐーたらな中年サラリーマンが実は
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作の小説は、じわじわ点が繋がっていって徐々にゾワゾワして切なさが広がってくるのですが、その雰囲気を出せていたような気がします。
特に自分の声だと気付く俊也のシーンは、ホラーのようなゾクッと感があるの
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作を読まないまま鑑賞しました。
男女問わず色んな世代に観て欲しいです。

お風呂の水をゆっくりゆっくり溜めていくように、色んなところから水が出てきてゆっくりゆっくりジヨンが壊れていく感じだった。
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.7

この家族はとっても優しい。
別にはっきり愛を伝えている訳じゃないけども、お互いを大事にしてるのが分かる。

お互いの関係がしっかりしているから、お母さんが言う「お兄ちゃんなんだから」という兄姉が絶対言
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

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危なっかしくて、青くて、でもどこか綺麗な少年達。
ファッション、音楽、空気感が最高だった。

酒・ドラッグ・タバコ・男女関係を「かっこいいもの」ではなく、あくまでも当時の若者達が「かっこいいだろと思っ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

過去と現在を行き来している脚本が良かった。

ティモシーシャラメは随分とずるい。

個人的にエイミーがローリーに惹かれていた感があまり感じられなく、ローリーがエイミーに惹かれたのも良く分からなかった。
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

3.6

のび太とキュー&ミューの話はとっても良かった。
思いやる気持ちや、自分を信じることの大切さを分かりやすく描いていて、大人も子供も考えさせられると思う。
時代を変えることは出来ないと説得するドラえもんも
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ブリット=マリーの幸せなひとりだち(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

全然笑わない(笑う習慣がなかったんだと思う)彼女の人生の幕開け。

ボリの街の人々との交流が温かかった。

ブリットマリーは決して意地悪でもめんどくさがりやでもなく、ただ変化が苦手な真面目な人なんだと
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.5

映画の内容とは関係なく、こんなに複雑な気持ちで映画を鑑賞したのは初めてだった。
しょっぱなから彼の映像だとは思わず、胸が締め付けられた。


ドラマはちょくちょく観ていたので、あっけらかんとした長澤ま
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ビビットな映像とくるくる回るカメラ。
強烈だけどあまり覚えてない、気持ちも状況もめまぐるしく変わる青春時代を表しているようだった。

前半は兄の話。多分良い波から荒波。
少しずつズレていく思っていた人
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キングダム(2019年製作の映画)

3.6

原作も読んだことないけど意外と面白かった。
山崎賢人がエンターテイメントな部分、吉沢亮が演技の部分を担っていた感じ。
山崎賢人が声を張り上げたりするところが慣れてない感じだったので次回に期待。
長澤ま
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食べる女(2018年製作の映画)

3.4

食欲の中にほどよく女としての性欲を織り混ぜた、卵かけご飯のような話だった。

ユースケ・サンタマリアの雰囲気が好き。沢尻エリカと合っていた。
夫婦?としては真木蔵人と山田優のコンビが独特だった。

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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.9

切なかった。やるせなかった。
思い出の日々じゃなくて、これからも続く日々であって欲しかった。
母親の権利とはなぜこうも強いのか、権利だけ強くていいのか、もっと見なきゃいけないことがあるんじゃないかと終
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ドメスティック・フィアー(2001年製作の映画)

3.1

いかにも午後ローらしい映画だった。木曜洋画劇場にも合いそう。

あなたの初恋探します(2010年製作の映画)

3.6

コン・ユもイムスジョンも可愛かった。
映像が(特にインドの)綺麗だった。
立ち振舞いや見た目が違うとああも雰囲気変わるのかと、結構まじまじと見てしまった。インドのコン・ユ、あれは惚れる。でものび太くん
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.0

邦題からは全然想像できない「自分の人生」の映画だった。

ウィルの決断を誰も覆せなかったように、他人の人生は変えられない。でも自分の人生は変えられると教えてくれた。
「あなたが(君が)望むなら」という
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.7

映画館で観たかった映画。映画館で観れば良かった。

リジーの抑えるような演技が、これまでとこれからの人生を理解しているが故の「静かさ」で、それが終盤になるにつれ少しずつ柔らかくなって明るくなるのが良か
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.3

おばあちゃんの言葉が染みてハッとさせられる。
モノが多いのが悪い、少ないのが良い、ということではなく、モノを持つことには責任を伴うことを教えてくれた。
シュールで優しいリズム感が北欧っぽい。

クロワッサンで朝食を(2012年製作の映画)

3.3

主人公の女性はなんかサザエさんのフネさんが暗くなったような人だった。
ジャンヌ・モローの服のエレガントさ、女であり続ける姿勢、なんか素敵だった。
ステファンの体を触って「思い出よ」なんて、凄い女性。

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.5

意外と面白かった。リリーコリンズのレトロな可愛さが衣装と共に炸裂していた。
2人とも表情が秀逸だった。
ボタンの掛け違いみたいな恋は本当にほどくのが難しい。
アレックスの方がずっと悩んでいたので、結構
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マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年(2016年製作の映画)

3.5

靴を通して人間を愛している人、そんな感じ。
靴に物語を描く様は素敵でした。
優しくて、表現豊かで、妥協がない。

マノロもアナもファッションの事になると子供のようにはしゃぐのがとても可愛らしかった。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

映画を通して色んな意味での「匂い(臭い)」がキーワードだったのかな。
それは一度染み付いたら離れなくて、環境が変わっても死ぬまで変わらない(と思わせてしまうほど)強烈な臭いなんだと思った。

あんなに
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スキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

予想外に喋らない映画。じわじわ不快感が来る。
ニュースキャスターがずっと話しているけど映画の本質を話している訳じゃない。
3人の女性の表情の演技が素晴らしい。
エレベーターの場面は、この映画が取り扱う
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フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)

3.3

よくあるストーリー、けど気軽に観れた。
洋弓のかっこよさを堪能できる。
アクションシーンは結構楽しめます。

ジェイミーフォックスのマスター感と州長官の悪役っぷりが良い。

州長官の暗い過去を活かせな
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