みどりさんの映画レビュー・感想・評価

みどり

みどり

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

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尺の関係でどうしてもダイジェストになるし凪くん目線で描いているので本編をなぞる復習感はある
正直映画にする必要はないと思うけれど、本編ではできないだろうことを考えると映画なのかなというもやもや。
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

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なるべく目立たないようにして生きてきたラッセルと自分を主張して生きてきたグレン
ふたりが出会って、離れるまでの濃密な2日間


生き方が対照的だから惹かれるけれど、徐々に見えてくる価値観の違いからぶ
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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人のあとをつけたがる男と
人の家に忍び込んで私生活を覗きたい男
お互い異常行動を繰り返すからこそ目についてしまう
追ってしまう、覗いてしまうのかと思いきや…

さすが本物の泥棒は一枚も二枚も上手
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

4.0


楽しいバカンスのはずが自体は思わぬ方向へ


テルマの軽はずみな行動から起きてしまったといっても過言ではないのに彼女の自由さは計り知れない
めげずに新しい出会いにうきうきしたり、怖いものなんてない。
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

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前だけ見て、今やれることを、必死に
最低限の服と裸足でなんとか乗り切る姿勢が愛おしくてしょうがない。

ルカに広い世界を教えたのはアルベルトなのに
なにもかもふたり、ではなくて
もっとその先を想像し
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5


お互いに思い合っているのに言葉にするのは気恥ずかしくて、もう会えなくなるなんて思っていなかったあの日
分かれ道はとてつもなく長くて気づけば12年

ふと、どうしているだろうかとfacebookで検索
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7


女性関係は派手、でも研究は一筋
実験が苦手で理論を詰めることが好きなひとりの男性が原爆の父と呼ばれるようになるまでの話

ひとり、またひとりと彼の話を聞きたいと集い、大勢の科学者たちの努力が身を結ん
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波紋(2023年製作の映画)

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耐え続けてきた人がついに耐えきれず、なにかにのめり込む
この映画では宗教だったけれど、他にもなんでも。まわりが見えなくなるくらいののめり込みには注意。これは自分にも特大ブーメラン
宗教に救われてきた
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

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声を出してもどうにもならないから
ある日ふと話すことを諦めて
エイダの気持ちはすべてピアノにのせる

父から決められた相手との結婚とはいえ
夫はピアノを海岸に置き去りにしたり、知らぬ間に土地と交換し
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5


雪山で男が転落死した
第一発見者は視覚障がいのある息子
そして疑いの目は妻へと。

まわりが理解した気になっている部分ってほんの一部。
裁判で録音されていた音声が再生されてからはじめてこの夫婦の輪郭
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

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序盤、いくら親といえどされたくないことのオンパレードすぎたのであんなことされたら心閉ざしてしまいそう

過干渉で毒親気質だけど、母にも代々受け継がれてきた家の伝統があって、と思うとやっぱり血は争えな
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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ある日突然親友から絶交だと言われたら…

いつかもう少し歳を重ねたら
一緒にいることすら時間の無駄に思えてしまうのかな
価値観も感情も変わっていく中で変わらないものってあるのかな、なんて考えながら
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劇場版アイカツ!(2014年製作の映画)

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トップアイドルは譲るわけじゃない。あなたに奪われたいの。って( i _ i )

こだまさおり神を花音さんとして登場させる采配に頭が上がらないし、輝きのエチュードにはこんなエピソードが!とよりすきな
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ベイマックス(2014年製作の映画)

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お兄ちゃんが残したロボットに自分の意志も反映させて生まれ変わってからはよりすてきな存在に。

さみしさだったりお別れだったり
どうやっても勝てなくて
いつもいつもぶつかってばかりなのでとなりにベイマ
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神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

3.5


秘密クラブの掟はたくさんある
まずは、靴下は履かないこと。

親と学校が世界のすべてだった頃は自分の気持ちなんて声に出さないほうが身のためだと思っていたことやへんに背伸びをしていたことを思い出し、心
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エル・スール(1982年製作の映画)

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エルスールはスペインの南の意味

家族だからとはいえ近いようで遠くて結局のところ他人で
見えている部分も一部で
その人の知らない部分ってたくさんあるなあと思った

あの時見つけてくれなかったこと
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5


まずは食べなきゃ。それから怒って。

2001年ワールドカップ予選
史上最悪とも言われた0-31の大敗
それ以来1ゴールもできていない米領サモアの元へやってきたのは破天荒な性格のトーマスだった

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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.5


定期的に行われている街の上映会で映画を見て笑ったり目を逸らしたりする様子を眺めながら
あれはどうなったの?なんで?とすべてのことに疑問をもっている純粋な子供の視線がまっすぐでいて時に哀しい

足で踏
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます


悪夢だったらいいのに
現実なのか虚構なのかと考えれば考えるほど頭がおかしくなりそう。
ああだこうだと考えながら見ていたらどんどん次に連れて行かれるので感情が置いてけぼりだった

曲を流してもいないの
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

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卵を渡しただけなのにこんなことになるなんて…

白装束に白手がなんとも不気味。
吠えまくるわんこはすでに危機を感じてたんだね
さっきまでふつうだったピーターはパウルが到着してから豹変するし、ちょうど
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0


PMSもパニック障害も
とても身近で他人事だとは思えなくて。
自分ではどうすることもできないことだからわかってもらうことってすごくむずかしい

山添くんも言っていたけれど
ふたつを比べるとどうしても
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希望のかなた(2017年製作の映画)

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シリアを逃れたカーリドが行き着いた先
フィンランドはとにかくしあわせな国だと思ったら大間違い
難民申請は通らないし、街で突然暴力を振るわれたり。
差別だって根強い。
好きで難民になったわけじゃなくて
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

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めちゃくちゃコードギアスだった(?)びっくり

男女の愛憎を久しぶりに見て胃がきりきり
愛こそすべて。みたいな展開にもっていくのはどうかと思うけどSEEDってそういう要素がいくつもある気がしてる。
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0


なんてことのない日々
職を失ってせいせいするけれど結局生きていくためにはまた働かなければならない苦しみ
紛争が続く世の中にうんざりする。

アンサと男はカラオケで出会うも
特に会話などせず名前も知ら
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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親の言うことがすべてだと思っているから
外の世界にいる猫って存在が最強で
打ち勝つためにと犬の鳴き真似をさせたりするのも
他にも全部間に受けていてこわい
乙女と呼ぶにしては大人だけど閉じ込められて育
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.5


絵は心も描けるよってこと、教えてくれたのはミソだった
ハウンの左頬のほくろだって知ってる。
ふたりの関係はただの友達では留まらない
パートナーとも違う。まさにソウルメイト

ジヌと出会って世界が広が
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映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

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5が好きでちゃんと見てたのはフレプリくらいまでだから分からない子たちのほうが圧倒的に多いけどおもしろかった〜

みんなが相棒との出会いを思い出しているシーンでココとふたりの場面がでてくるあたりさすが
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.5


偶然飛んできた宝くじ
まさかまさか。
当選したことがわかった途端に世界が美しく見える
3つくらいまでなら数字が当たる経験はあるけれど4つを超えると夢を見てるのかも、と怖くなってくる感覚。

風に連れ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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みょんちゃんの声優活動にただただ感謝するばかり。

大丈夫な範囲で好き勝手に生きていきたい…

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

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直らない給湯器
気まぐれでやんちゃな猫
個展は間近に迫っているのになにもできていない焦り
今日は1日やるぞと思えばなにかと邪魔をされる

人生はほんとうにままならない

見て見ぬふりしたくて外に連れ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0


誰のものでもなく私の物語

大人の身体に宿った小さな脳
一度捨てた命が天才外科医によって蘇る

はじめは好奇心旺盛
なんでも手に取り好き放題する毎日
…でも窮屈な日々に飽きたら次は外の世界に憧れる
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ももいろクローバーZ アイドルの向こう側(2022年製作の映画)

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たぶん、「はじめてのももクロ」のほうがドキュメンタリー感はある

ずいぶん前からみんなことを知っているので、アイドルなんだけど友達を見ているみたいな感覚が抜けないのはれにちゃんと歳が近いのもあるのか
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8


好きなものを隠すより
好きでもないのに好きなふりをするほうが難しい

パートナーを見つけなければ動物にされる世の中でどんな手を使ってでも相手を見つけようとするものもいれば、流れに身を任せるものもいる
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

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スタイリッシュでかっこよくて、
だけどこの先何が起こるかわからない不安なオープニング、ファイトクラブを見た時に感じた気持ちと一緒…
でもあれはリスベットが毎晩見る夢だとか。苦しい。

搾取されてばか
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理想郷(2022年製作の映画)

3.5


都会と田舎であり、知識人と長年狭い世界で生きてきた人の話だった
嫌がらせがエスカレートしすぎて笑えない。


絶対に自分の考えが正しいと思う主人公も
自分たちが正義だと思う兄弟たちも
どちらも我が強
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千年女優(2001年製作の映画)

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ラストのセリフに痺れまくり。


パーフェクトブルーで現実と虚構が曖昧になるならこちらは現実と芝居の境界が曖昧になってる。
同じくらい疾走感はたっぷり
想う気持ちは変わらないのに月日はどんどん進んで
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