いーみーさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

いーみー

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岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.8

初の黒沢作品。冒頭の消息不明だった夫が現れたシーンから早速独特の世界観に驚かされた。現実とファンタジーの間に絶妙な幅を保ちながらシーンが進む。到底ありえない設定なはずなのに、一度世界観に引き込まれたら>>続きを読む

草原の実験(2014年製作の映画)

3.6

美しい少女、広大な砂漠、自然、ほのかな恋。台詞を排した静かな展開から待ち構える展開。映像美がいつまでも心に残る。

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

4.6

名古屋 シネマスコーレにて。
純度100パーセントの青春映画。気がつけば彼女たちと一緒に旅をしていた。あのころ感じた感情が次々と思い出された。あぁ、青くて、苦くて、切ない。気がつけば落涙していた。そん
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.2

頭の中をビジュアル化するという斬新な試みから見事なハートウォーミングなストーリーに着地し、あたたかな気持ちに包まれながら帰宅した。
喜びや悲しみのなどがでてくるのは、本当にこのアニメのようなのかもしれ
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

4.4

素晴らしいかった。現代風にアレンジすることがなく観客に媚びない監督のスタイル、粋な生き方をみせる満島ひかり、困難な目にあいながらも自分の力で人生を切り開く戸田恵梨香。女優陣の力強い演技に心奪われた。和>>続きを読む

ロレンツォのオイル/命の詩(1992年製作の映画)

4.0

ジョージミラーの過去作を観たくてチョイス。観終わったいま、タイトルの意味がずっしりと心に響く。

少年の体の変化が目をそらしたくなるほど、リアルに描かれる。ドキュメンタリーを観た後のようなショックを受
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.7

海街ダイアリーを観た後で本作をみたのだけれど、家族を一貫して描き続ける是枝監督の原点を観たような喜びがあった。実在感、ドキュメンタリーをみているようなリアルな会話、機微が繊細に描かれる。

最近友人が
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スライディング・ドア(1997年製作の映画)

4.3

もしあの電車に間に合ったら、間に合わなかったら、どんな人生があったのか。
日々の偶然、出会う奇跡、知りたくなかった事実、それも、いずれはあれでよかったと感謝したり。一つ一つの選択と偶然で人生はできてい
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バケモノの子(2015年製作の映画)

4.7

バケモノというファンタジーと人間世界が交錯する不思議な世界にすっかりはまってしまった。舞踏場、カラフルなバケモノたちが住む世界、舞踏の迫力、観たことのない新しい世界をみせられ恍惚の時間をすごした。ハッ>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

3.7

予告編から想像するストーリー通りだったが、樹木希林、永瀬の演技は予想を簡単に上回った。シリアスなストーリーの中にも、ところどこコミカルなシーンがあり、重くなりすぎない絶妙なバランスだった。多くのことを>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.8

そこのみにて輝くといい、本作といい、池脇千鶴の女優としての力量の高さが非常に印象的だった。これからもっとたくさんの映画にでてほしい。同じく前作に続き名演をみせた高橋和也と子供を演じた2人がたまたま舞台>>続きを読む

ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.7

本作といい、きっと星のせいじゃないといい監督は本当に人をキラキラと魅力的にとる。女性陣は輝くように美しいし、男性陣も素敵だ。ライブのような感謝祭の準備をする料理のシーンも生き生きしていてよかったなぁ。>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.8

いわばみんなであっちいってこっち行くだけのシンプルなストーリーなのに何故こんなに面白いのか‼︎
普段、グロテスクやバイオレンス系は敬遠して観ないのだが、これは本当に観てよかった。すべての瞬間が面白い。
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.4

大学の女性アカペラ部を描いたミュージカルコメディー。歌のレベル、テンポのよい展開、飽きさせない。美男美女がまったくでてこないのがよい。冴えないメンバーの奮闘を頼もしく鑑賞した。歌うときの気持ち良さを疑>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.1

美しい4人姉妹。それぞれが美しく個性的で魅力あるキャラクターになっている。なかでも鈴木すずの存在感が印象的。今後の活躍が楽しな女優だ。

脇を固める樹木希林、風吹ジュン、大竹しのぶ、リリーフランキーら
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

4.1

息をつかせぬ展開、躍動感、上質のミステリーとアクション映画が同居したような楽しさ。3部作というがおしげもなく迫力シーンが盛り込まれ大満足。
巨大な迷路のなかというワンシチュエーションとは思えないほど展
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.5

体調不良でしばらく休職していたサンドラは、復職を希望していたが、解雇を言い渡されてしまう。彼女の復職かボーナスかを問う投票で過半数をとれば復職できることに。

ドラマティックに仕立てることなく、静かに
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.2

はじめてのドラン作品に、ただただ衝撃を受けた。光、音楽、ほとばしる感情。この世界観にいつまでもいたい。過去作もみたい。

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.8

ストレートで上質なコメディ映画に仕上がっていて、逆に驚いてしまった。映画としてのクオリティーも折り紙つき。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.7

ビフォアサンライズを観てからの2人の出会いを描いた本作の鑑賞。あの2人にこんな出会いがあったのか。。。まるで未来が見えてたかのような、結婚について語る2人。哲学的でウィットの効いた会話。いつまでも聞い>>続きを読む

ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.8

全編手話のみで音声情報がないのに、これほど強い印象を残す作品に仕上がっていることへの驚き。プロの俳優ではない聾唖の方が演じたというが、手話のコミュニケーションの表現の豊かさに圧倒される。手話のイメージ>>続きを読む

私だけのハッピー・エンディング(2011年製作の映画)

4.3

大好きな人とのキス、素晴らしい友人達、自分を愛してくれる両親。元気なときには気がつかなかった満たされていたことに気がつく自分。毎日を大切に、精一杯、皆んなに感謝して生きたいな!なんて気持ちになれる、ハ>>続きを読む

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

大好きなベネディクトカンバーバッチに、はじまりの歌の記憶も新しいキーラナイトレイ。高まった期待を裏切らない面白さ。

同じ天才役でもシャーロックっとはまったく違う繊細で傷つきやすいのにそれでいて空気が
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.6

エマストーンの衣装のかわいさ、中でもダンスパーティーのワンピースがキュートなこと。
エンディング前のコリンファースとオバさんの会話のシーンはとてもよかった。胸キュン度がいまひとつだったけど、クラシック
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.9

てっきりロマンチックなラブストーリーと思っていたが、ゴーンガールとあわせて結婚が怖くなる映画のトップ5に入れたくなる作品。

情熱的で輝き溢れたあの時と、二度と埋まらない距離が生まれた時を交互にみせら
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ストロボ・エッジ(2015年製作の映画)

3.7

予告編が素敵でなんだか胸キュンしたくなって観てきました。高校時代のことなんてもうおもいだすのが難しいほど前だけれど、不覚にも涙。登場人物達がそれぞれまっすぐに恋をしていて、相手を思う気持ち、片思いのせ>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

3.7

機内にて。
トップドラマーを目指す青年と鬼教官の物語。冒頭からの切れ味のよい展開とJAZZの音色に一気に引き込まれる。予想以上に音も映像もきれいなJALの最新設備にも驚愕。映画館ならまして素晴らしいだ
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