ムラカミカイさんの映画レビュー・感想・評価

ムラカミカイ

ムラカミカイ

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

良すぎる!

書きたいことは色々あるが、ネタバレになるので、やめておく。
何の情報もなく観てほしい。


たまたま栗原康の『村に火をつけ、白痴になれ(伊藤野枝伝)』を読んでいたこともあって、少し重ねて
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バービー(2023年製作の映画)

3.7

世界観は面白かったし、
エンタメとしては最高。
現実世界とバービー側で
世界観がネガになっている仕組みと、その破綻からの問題提起的なものは面白かった。

ただ結局その問題に触れた時点で、
そこから映画
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

リアルに描かれ説明的でないだけに、思考を巡らせないと汲み取れない部分が多く、どういう感想を抱くかは受け手に委ねられている映画だと思う。
表面的な流れはあるが、見え方は様々。
この点はかなり現実的だと思
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.8

『ボーダー 二つの世界』の時と同じで、
全体的には、とても面白いんだけど
(内容がではなく映画として)
描いてほしいところが微妙に合わない感じがある

例えば、ダルデンヌ兄弟の『その手に触れるまで』と
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.2

TSUTAYAにあったので、観た。
良いな。
映画でしか表現できないことがつまっている気がする。

物語の背景とかそういうのを抜きにしても、夢と現実の混同という点で、シンプルにまとめられている。
どこ
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.7

大好きなのに一緒にいるとモメてうまくいかない相手っているよなぁ

たまにトニー・レオンが三島由紀夫に見える瞬間あった

デストイレ(2018年製作の映画)

1.0

文化祭や結婚式で流れるレベル以下の動画が配給されて他国でも観られているのは、ある意味、夢のある話だけど、
単にこのレベルの動画がこういう媒体で流れてくるのが珍しくて観られているだけ。

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.0

シリーズ5作目。
公開は2018年だが、
シリーズ内、時系列でいうと最初の話(1952年)。

なので、もうこれは1952年の話なんだと思いながら観るしかない。
こわ!びっくりした!が全くない。
妙な
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.7

前半肩透かしかと思いきや後半に向けてかなり面白い。
リンダ強い。
エンフィールドが一番好きって人多そうだけど、俺は今のところこれかも。

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.6

このシリーズ、暗闇で1人でヘッドフォンをして爆音で観てるんだけど、ここまで3作とも、最初の30分くらいはめちゃびっくりする瞬間多くて楽しい。
ただ後半は総じてフィジカル主体のバトルになってしまう…
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.2

火事はさすがに男のせい
ずっと危険信号が出続けてるのに子供から目を離しすぎ
エブリン唐突

エレベーターのところはギャグっぽくて笑った

死霊館(2013年製作の映画)

3.5

おもしろいモミアゲ
おもしろいカメラワーク

アラジン(2019年製作の映画)

3.7

想像以上に楽しめた🧞‍♂️

ジャスミンが急に歌い出す謎の演出から最後の方のわちゃわちゃパニックにかけて、もう少し丁寧に描くか、そうでなければアニメくらい大胆にどデカくやってほしかった。

バックドラフト(1991年製作の映画)

3.1

小学生の時に家族とテレビで観て、エッチなシーンあって、とても気まずかった思い出ある
音楽が良い

キングダム(2019年製作の映画)

3.6

セリフ以外はよかった
わざわざ説明しすぎ感はある

山の民ゴキブリ並の生命力

なんかわからんがスターウォーズとか観たくなった

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.5

長い間ずっと勝手に「古代遺跡や世界の謎に迫る冒険シリーズ」(三つ目がとおる)みたいなイメージだけ抱いて生きてきたけど、
実際に観てみたら、アクションとギャグだった

最後は面白い

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.7

想像以上によかった!おもしろかった!

ただ前半の雑で浅いセリフとか演出が気になった
アースラ役の演技はとてもよかったのに、
アースラの独り言の説明みたいなのちょっとあれだったし、そこまでやっているの
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クラウン(2014年製作の映画)

2.9

不条理すぎ。笑

あとみんな自分たちだけは特別で、
他人死んでも良いと思っているのもエグい。

銃を咥えるシーンが一番良かった。
ラストシーンはクソ笑った。

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.0

さくらももこファンとして、観られてよかった。

まる子のお姉ちゃんの嫉妬や優しさが良すぎる。

劇中はさくらももこの幼少期1974年設定、約50年前の感覚で描かれているから、今見るとつっこみたくなる時
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ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

4.7

多分、今まで観た映画の中でも311分は最も長い。

この独特な空気感と時間の流れに、途中からずっと観てられる状態になった。

子供の時の空想とか死の恐怖とか念じることで何とかなるじゃないかみたいな妄想
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.6

最近うるさい映画ばっか観てたせいもあって、とても沁みた…
こういうのでいいんだよ

Laundry ランドリー(2001年製作の映画)

4.0

人は簡単には変われないけど、
些細なところに愛は宿っているし、
それを感じられるようになることはできる。
変わりたいと願うことも。

夢と狂気の王国(2013年製作の映画)

3.9

んーー……ここにいる人はぱっとしないなぁ
(鈴木「庵野とかどうかなぁ(ボソ…)」)
え?
庵野?
庵野か…庵野ねぇ、庵野どうなんだろう。庵野やったらどうなっちゃうんだろうね?庵野、庵野、庵野気になって
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

個人的好みではないが評価されている理由とその凄さはわかる。
因みにこの好みではないというのは、飛躍する世界観ではなく、ギャグの質やディティール。

人生なんてなんでもありじゃんという寛容さを描く上で、
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.6

爆発力とか世界観や描き方はよかったけど、
テイスト(寒いギャグ、寒い下ネタ)が苦手で、
見事に良さが相殺されてしまった感じ

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