miiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.6

前から気にはなりつつなんとなく避けていたけど、賭ケグルイを観た際に他の方のレビューでよく挙げられていたのが目についてやっとこさ鑑賞。カイジの知識としては、"ざわ…ざわ…"と、ギャンブルの話っていう薄い>>続きを読む

バイオハザード(2002年製作の映画)

3.8

子供の頃に初めて観て、あまりのショッキングすぎる展開にかなりの衝撃を受け、その日の夜に悪夢にうなされたトラウマが残る、ある意味で思い出深い作品。
当時は何がいちばん怖かったかって、有名なサイコロステー
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.4

こんな演出で、この角度で、こういうシーンを撮りたい。っていうコマ毎の思い入れが前提にあって、その"こだわり"が詰まったシーンたちを繋ぎ合わせて出来た映画といった印象。長回しの映画の真逆というか。いわゆ>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.4

やー、もう安定の面白さ。前作は言わずもがなだけど、個人的には今作の方が好み。アクションシーンはキレキレだし、かと思えば良いテンポでコミカルなシーンも入るしまさに最高。カメラワーク格好良いなぁ、心躍る。>>続きを読む

映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

2.8

新年明けましての一本目。原作もドラマも未鑑賞のまま、あらすじレベルの予備知識は持ってたのでなんとかなったけど、何も知らない状態で映画が初見だと序盤で置いてけぼり食らっちゃうかも。初っ端から登場人物めち>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

前から気になってたのもあるし、映画好きの美容師さんにオススメされたのもあって、満を持して鑑賞。内容について「ポップにグロテスク。スタイリッシュに悪ふざけ。」みたいな説明をされたけど、まさにそんな感じだ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

"心を燃やせ。"

空前絶後の鬼滅フィーバーが加熱すればするほど気持ちが冷めてしまってた天邪鬼だけど、なんだかんだちゃっかりアニメは鑑賞済なので、その本編の続きならやっぱりここは劇場で観ておくかと前置
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.5

得意なことがあっても、自分以上に得意な人は沢山いて。好きなものがあっても、自分以上にそれを愛してる人は沢山いて。その事実に打ちのめされてしまう。才能や情熱を、他人と比べてしまう。そうしてもがいて落ち込>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

「愛犬を殺されて激怒したキアヌ・リーヴスが、無双して人を殺しまくる話。とりあえず面白いから観て。」と勧められた今作。観終わった結果、本当にその通りすぎて笑った。まさに復讐の鬼。

この際もうストーリー
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

話題の作品なのに観てなかったよシリーズ。公開当時も、コロナが流行し始めた頃も、よく目にはしていたのに邦題のB級感も相まってなんだかんだ後回しにしていたのをやっと鑑賞。

ウイルスパンデミックのパニック
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スペンサー・コンフィデンシャル(2020年製作の映画)

2.5

刑務所での服役から出所した正義感溢れる元刑事スペンサーが、ひょんなことならルームメイトとなったホークと共に殺人事件の謎を調査し、その裏にうずまく陰謀を暴いていくストーリー。いわば汚職事件もの。

バデ
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.2

シャーロック・ホームズの妹が題材だけど、謎解きというよりは少女が自立して大人になっていく成長物語。先入観で推理ものとして観てしまうと肩透かしを喰らうかも。シャーロックも出てくるには出てくるけど脇役だし>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

梨泰院クラスからすっかり虜になってしまったキム・ダミちゃんが主演ということで。彼女の持つ素朴さの中の非凡さに惹かれる。よく言う"雰囲気のある人"って形容がぴったりだな、と。

前半は謎が多く、ミステリ
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.3

銭勘定ができん侍は何をさせても木偶の坊。

ってなわけで、堤真一を目当てに鑑賞。相変わらず渋くて良い声してるなぁ。あの低音ボイスで関西弁を喋る普段の感じが好きなので、それ含め茶目っ気もあり、時にはドス
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.7

鳴り弾く爪先、踏み締める床の硬質な響き、軸に忠実な軽やかなターン、宙を舞い流れる腕のしなやかさ、陽に反射してきらめく汗、得意げな鼻、のぞく白い歯、躍動感と刻むリズム。踊るって、なんて、たのしい。

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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

想像していたよりも陰鬱で、想像していたよりも歪んでいて、想像していたよりも突拍子もなかった。あまり期待していなかったけど、吉岡里帆の演技に惹き込まれたのが嬉しい誤算。

猟奇殺人犯に丸腰で直談判する刑
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.2

平野くんと環奈ちゃんの顔面をこれでもかと拝める映画。変顔からキメ顔までドアップ祭り。眼福とはまさにこのこと。無駄にキラキラしてるけど、ふたりとも口を開けば声ガッサガサ。個人的にはそこにアニメっぽい仕上>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.8

とぎすまされた刃のきっさきを、そなたの横顔に似ていると捉える感性に、幼心ながら打ち震えたあの瞬間を今も鮮明に思い出す。

「一生に一度は、映画館でジブリを。」ということで。帰りのエレベーターで、ジブリ
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サムライマラソン(2019年製作の映画)

2.5

長谷川博己に門脇麦に染谷将太って、なんとも麒麟がくるって感じのキャストだなとか思いつつ。マラソンの起源となった安政遠足が題材の史実に基づいた物語だけど、そんな事前知識は何もないまま、とりあえず佐藤健が>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

2.8

「ほとんどすべての人間は、脳の10%かそれ以下の割合しか使っていない」説がモチーフ。実際には脳はちゃんと全体的に使ってますよーって証明されてるみたいだけど、なんだかんだこの手の作品は尽きないことから「>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.7

なんで俺もやね〜ん。
とにもかくにも柳楽くん良かった。関西弁で言うところの"やらしい"演技がごっつ似合うてた。笑うと目が吊り上がるところに人懐っこさとひょうきんさを感じるけど、その裏には残忍さも薄ら漂
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

2.3

なんだかよくわからないな、と思いながら観ていたら後半にかけて余計に意味がわからなくなってきて、結果的にもやっぱりよくわからないまま終わった感じ。尺も長めなのでちょっと重たい。逆に原作がすごく気にはなっ>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.6

家族だからこそ無性に腹が立ったりいがみあったり。"他人""嫌い"そんな一言で片付けられれば楽なのに。言い表せない心の葛藤で衝動的に距離を置いてはみても、やっぱりどうしたって無視できないし忘れられない。>>続きを読む

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

3.0

レナウン娘がわんさかわんさか。
大学生特有の、あの感じが懐かしい。しょーもないことに一生懸命になったり、ぐうたら時間を持て余してみたり、友情に熱くなったかと思えば、サークル内の恋愛事情で揉めてみたり。
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名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)(2008年製作の映画)

2.8

突っ込みどころ満載の某シーンの存在を耳にしてから観たかった今作。感想としては、映画というより通常のアニメのスペシャル版みたいな印象。コナンくんの推理力が発揮される場面もあまりなく、最近の劇場版ではお馴>>続きを読む

笑の大学(2004年製作の映画)

4.0

何気に好きな作品。ひさしぶりに観たら、お二人とも若くてびっくりした。もとは舞台演劇を映画化したもので、話のほぼ9割が密室での二人芝居。しかもほとんどが会話でのやり取りのみ。

役所広司の演技力が光るな
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

4.5

ひさしぶりに観たくなったので。
なにがいいって、とりあえず音楽がいい。流れるだけで作品の世界に誘われるというか。昭和生まれじゃないのに懐かしいような安心するような気持ちにさせられる。今じゃ東京タワーど
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.4

うーん。露骨にギャグに走ってみたり、笑わすための過剰な演出だったり、変な内輪ノリみたいなのだったり、どことなく全部スベってる感。それがちょっとじわじわ来たりもしたんだけど。ほんのり深イイっぽい発言して>>続きを読む

ペット2(2019年製作の映画)

3.5

びっくりするくらい前作の内容を覚えてなかったけど、その点についてはノープロブレムだったのでとりあえずひと安心。いやー、ひたすら癒された。アニマルセラピーってやつかな。アニメーションだけど。

安定のギ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.4

ポケモンが実写化って絶対に事故るやつやん、っていうのが公開前の第一印象。そしてピカチュウ喋るんかい。喋るポケモンはニャースだけでええやろ。しかも声おっさんやないかい。と、まぁ色々思ってたけど観終わって>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.2

別にいいかなと思いつつも、やっぱり新シリーズとあらば見ないとだよな、ってことで鑑賞。感想としては、期待を大幅に超えることもなければ下回ることもないといった感じ。比べちゃ駄目だけどJとKがちらついちゃう>>続きを読む

ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.6

シングルマザーのサチに突然訪れる息子の訃報。一人息子を亡くした母親であるけれど、かといって取り乱すでもなく悲しみに暮れるでもなく。時たま流れる回想シーンから推測する親子仲が可もなく不可もなくなのがまた>>続きを読む

ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

4.0

ラブコメ嫌いなこじらせ系女子の奮闘劇。心の奥深くでは映画やドラマに出てくるようなキラキラした主人公になりたいって夢見てるのに、現実を見れば冴えない可愛くない私にそんなこと起こるわけないじゃん馬鹿らしい>>続きを読む

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(2011年製作の映画)

3.8

疲れた時は紳士なイケオジを観るに限るよね第二弾。コメディ色が今作の方が強く、ホームズとワトソンのわちゃわちゃなやり取りも多いし、悪態つきながらも信頼しあってる感じが微笑ましい。ロバート・ダウニー・Jr>>続きを読む

パグ・アクチュアリー ダメな私のワンダフル・ライフ(2018年製作の映画)

4.0

なにもうかわいい。ひたすらかわいい。犬派か猫派かと問われれば、迷わず犬派なので終始にやにやが止まらなかった。その中でも特にパグ好きのための、いや、もはやパグ好きに捧ぐ映画と言っても過言じゃない。ストー>>続きを読む

ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら(2016年製作の映画)

2.5

くだらないコメディが観たいな、と思って選んだら想像を遥かに超えたくだらなさで呆れを通り越して笑った。登場人物にまともな人間がだれひとりいないという、なんてカオス。

"冴えない人生を、やり直せたら。"
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