むくみよさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

劇場総集編 SSSS.GRIDMAN(2023年製作の映画)

4.0

一度テレビアニメ通ってから観る人がほとんどだと思うけど、全てを知った後では記憶喪失らしい裕太とアカネちゃんへの見守り方が変わってくるもんだな。

いうても総集編だしって軽い感じで観に行ったのに、ハンカ
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銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア) 4Kリマスター(1993年製作の映画)

4.8

三角関係のあの感じは大人にならないと解らなかっただろうなと、当時は知るよしもなかった銀河英雄伝説。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.6

主人公の優しさなのかNOと言えない所。ヒロインの不倫のおっさんとキッパリ別れられない所。

なんでだよー、ほんとなんでアパート貸すの。借りるの。

隣人に辻褄合わせるためにどこまでも自分が最低なヤツと
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.3

新年早々に観るのはしんどくならないやつ。毎夜あの散らかしようで、よく館内ボロボロにならないな。

今さら観ると突然当時は知らなかったラミ・マレック現れる。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

暖炉の火がはぜる音、床板の軋む音、マリアンヌの奏でた音。記憶に残るものは交わした視線と。

なぜオルフェウスが振り返ったのか。彼女らもまたそれを大事に仕舞いこんで生きていく。その切なさが後からじわじわ
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.4

冒頭からやたら拘った画作り、一癖も二癖もありそうな登場人物。どんなカオスな展開になるんだと身構えたが。

あの時代そんなこともあったかもねのバックボーン背負った人生が何の因果か交錯、綺麗さっぱり収束し
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

内容触れずに何が伝えられるかな。
私は三井寿が大好きでね。うちのママには歯が無い人って言われる。ちゃんと差し歯入れとるわ。

とにかくね、情報はシャットダウンして今すぐ観に行って。かっこいいOPでのテ
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

3.5

ちゃんとダニエルの本音が聞けて良かった。思ってた以上に作品のこと愛してた。

銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第三章(2022年製作の映画)

3.7

シェーンコップVSロイエンタールそこでやるか、外の景色が相変わらず動いてるからコストが心配だよ。本当はPVでもちゃんと映ってたのに人しか見てなかった。

私の動体視力ではそのPV時に視認出来なかった一
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.5

現実世界での喪失をいよいよ受け止める時。

先を見なければ永遠に失わないのでは?グズグズと、映画観るのも映画館に足を運ぶのも今年は億劫とかなんか色んな理由つけて。続編観るの怖かった。

そんな泣きじゃ
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.1

ただ勝利のためにあそこまで大胆に、全てを利用し仕組みそしてひっくり返す。その時歓喜の中でなぜあの表情なのか。彼女の背景も内面的なものもよくわからないのに惹き付けられる。

それって結局はジェシカの演技
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.6

恐竜はどの子も悪くない。ラプトルたち可愛いね、いい子だね。みんな痛い思いさせてゴメン、いつも人間のせい。

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.5

リメイク版観たの今年だったか。希望に満ちているトゥナイト聴いても先の展開の重さが引っぱってくる。

マンボとアメリカだけが楽しみで、愛よりも憎しみが濃厚なあの夜はやっぱりしんどい。

銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第二章(2022年製作の映画)

3.8

様々な世論が飛び交うのも、大義名分があって力があれば国家がごり押ししてしまえるのも、まるでお話の中の他人事とは思えない。

戦争ってこうやって始まるんだ。

ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.3

大好きなジャンルなのにもう、今の世にディザスター映画の需要はないのかも。何をやっても新鮮味はない。現実がわりと深刻で逃避出来ない。とんでもない世界になったもんだわ。

月が地球に迫るにつれあんなに大き
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キャリー(1976年製作の映画)

3.8

プロムで束の間夢のような時間を過ごすキャリーからの大惨事は恐ろしさなんてない。悲しい。生まれた時から人生狂わされてた。ママのさいごはちょっと狙い過ぎね。

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.3

自然災害か宇宙人相手にしてるエメリッヒ作品は好きだけど。敵国が敵国だけにどんな心持ちで観たら良いのか戸惑い。

序盤から容赦ない恐ろしい攻撃を仕掛けられるもんだから、そりゃ急降下爆撃が成功したら英雄だ
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銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀 第一章(2022年製作の映画)

3.8

そうだった、激突では要塞対要塞途中だったわ。

相変わらず銀英伝のネタバレの線引きがよくわかんない。どうしよう。

1つだけ。シリアスなシーンなのに申し訳ないけど、普段かっちり軍服着てる人のチラ見せっ
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ウォーデン 消えた死刑囚(2019年製作の映画)

3.6

堅物だけどちょいちょい善の心と葛藤してるの漏れてる。裏でこっそり喜ぶパフォーマンス可愛かった。所長。

マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.1

この親子関係は自分の懐かしい傷口を抉ってくる。

愛してるから憎い。1対1で向き合おうとしても、どうにも許せない。2人きりだから苦しくて。大好きなのに。

「マチルド、翼を広げ」を観た時と同じような抉
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心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)

3.9

一度溢れてしまった言葉は確かに取り返しつかないけど、あれはそもそも大人が悪い。腹の出た王子が特に。

アラバマ物語(1962年製作の映画)

3.8

アティカスさんが弁護士としても父としても勇敢で正義の人。その姿や言葉はちゃんと子どもたちの成長の糧になっている。世の中の理不尽や醜い人の心も知っていくけど、優しい人に育ってね。ハムの被り物可愛いよ。>>続きを読む

国境は燃えている(1965年製作の映画)

3.6

戦争が招く数々の悪いことの狭間で見えた愛がとても儚い。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.4

天使の顔して淡々と悪いこと平気でしてるように見えるカルリートスが、時々寂しそうな目をする。

甘ったれで、ミラノ風カツレツは美味しくて楽しんでるはずなのにどうしてか生きにくい世界だったね。

劇場版ツルネ ―はじまりの一射―(2022年製作の映画)

3.7

もともとTV版全13話の構成がとても良くて一気に観てしまった不動の作品。なので単なる総集編だったら家に居たい外出たくない、何かが削れたことでがっかりしたくない。って言いつつ公開初日に乗り込んだわけで。>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.6

人とは成長の仕方が真逆だけれど、出会いに恵まれてる。育った環境が彼の命のための場所のようだった。たくさん愛情や人生に触れたし。

マン・オン・ザ・ムーン(1999年製作の映画)

3.6

境界線を超えて人を笑いと混乱に陥れ楽しませてくれたアンディ。

病気になってからのエピソードに切なさもあるけれど、様々な側面で人の心を惹き付けたのが彼以外の人たちの表情で伺い知る終盤。真にエンターテイ
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クレオパトラ(1963年製作の映画)

3.2

ほんまに長い、長過ぎる。なんやの4時間超えって。集中力途切れすぎて観るのにトータル2日間。

1日目で一番の見処であるクレオパトラがローマに乗り込んでくる圧巻のゴージャスパレードが終わり途方に暮れる。
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バットマン(1989年製作の映画)

3.3

インパクトのある魅力的な悪役は主役を容易に喰ってしまう典型的パターン。

バットマン映画は作品そのものもキャストもなんもかも比べられがちで。昨今の映像技術のレベルの高さと、より登場人物の内側をえぐり出
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.6

ワイティティ節炸裂のコメディ路線の中では異質な存在といってもいいほどの悲しみ背負ったチャンベイのゴア。重いのか軽いのかよくわからない手応え、しかし全ては愛に還るラブ&サンダー。

ゼウスにええ感じのお
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おそ松さん ヒピポ族と輝く果実(2022年製作の映画)

3.5

確かにこれがおそ松さん。

前作が期待値以上の涙を誘うものであったので違う攻め方するかなとは思ってたけど、最終回見てるみたいだった。どう考えても一松が可愛いな。

深く考えなくていい。夏の淡い思い出。
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バクテン!!(2022年製作の映画)

4.2

TVシリーズ最終回後の劇場版告知を見た時、まだ翔べる!と謎の言葉を発した昨年の私。

単にインターハイのことだったのかもう1年も前なので覚えてないけど、翔ぶというのはただ演技上のことだけではなく人生の
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.7

赤ちゃんポスト、人身売買、養子縁組など決して軽くはないキーワードが散りばめられているが、どうしてじんわり温かい。

小さな命の幸せの為に皆が考え行動し家族のような絆すら出来てくる。ようなじゃなく家族だ
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.6

物語自体は弱いけど、映るもの全てで満たしてくる。

透明感ある少女、嫉妬に泣き叫ぶ奥様。決して不貞を働いているわけではないのに罪深い。

この時期のキリアンが肉屋の息子なの。