みかみさんの映画レビュー・感想・評価

みかみ

みかみ

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

2024年映画初め。
でっかいスクリーンでアーニャがドッカンバッコンやってて幸福度は高い。

音がほぼステレオに近い状態だったのが残念。
配信待ちで観れば良いと思います。

2024 No.1

(2021年製作の映画)

3.5

映画ができて10年も経っていない1901年の作品。

時代を考えるとストップモーションでこれだけの作品があったことに驚愕する。
観てよかった。

2023 No.

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.5

カルト教団が教育ムービーとして作った寓話アニメーション映画、として観るとめちゃくちゃ怖い。
狼を恐れていたのに最終的には豚に足元を掬われるというストーリーを狼が考えているというメタ構造が面白い。

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怪物(2023年製作の映画)

4.8

脚本と構成が素晴らしい。
本棚みたいな映画だった。ワンシーンずつ取り出して読めるような作品。2時間にこれだけのテーマを詰め込んで散らからずに成立し、人の心を動かせるこの映画はすごい。

登場人物全員に
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.5

小説家の主人公が幼少期を小説にしてモノローグが始まり、回想として子供たちがでてきてジュブナイル映画が始まるというSTAND BY MEの完全オマージュ映画。
役者も良かったし、画音も良かったけど、作り
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ほとぼりメルトサウンズ(2021年製作の映画)

3.9

じいちゃんがガンマイクで環境音を収集するというあらすじだけ見て鑑賞決断。

センスフルなニヤッと笑えるようなシュールなカットがちらばめられており、ほとんど展開のないのほほんとした映画だが最後まで飽きず
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ANIMA(2019年製作の映画)

3.3

台詞なしのコンテンポラリーダンス風の短編動画。ストーリーは何となくあるが、映像を楽しむ作品。音はちょっと残念。

ワンカットワンカットが計算されていて、どこを切り取っても画になる感じがして、自分が映画
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.8

大好物のワンカット映画。ひるおび!で紹介されているので知って観てみた。
ワンカットで撮る演出効果が高い内容で、終始緊張感や焦燥感が感じられたのは非常に良かった。
バードマンなどのワンカット風ではなく、
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.2

登場人物もあまり多くなく時間もたっぷりある割には薄っぺらい印象だった。想像の余白を残し過ぎて感情移入できなかった感じ。

会話の端々で登場人物の人となりや過去がやんわりと伝わって来るが、個人的にはもう
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

ヒメアノ〜ルのテンションで観に行ったが、この監督の今までの作品と本作のタイトルがフリになっていて良い意味で裏切られた。

恥ずかしながら感性は田母神さんよりだが、Youtuberという職業の良し悪しを
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.5

90年代に国連加盟の根回しためにアフリカに駐在していた韓国と北朝鮮が、内乱に巻き込まれながら脱出を試みる話。
どの程度脚色されているのかは分からないが、事実に基づいているならば中々ドラマティックなスト
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.6

ほぼ官能映画だが、基本的に3人で進行する割には飽きずに最後まで観ることができた。
ロケーションによる画力や展開のスピード感はいい感じだった。

宇野祥平と磯村勇斗の演技が迫力もありすごい良かった。北村
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.2

体外受精の権威で精子バンクをやっていた医師が、預かった精子と自身の精子をすり替えまくって、地元に実はその医者の子どもでしたという人が大量に見つかったという衝撃ドキュメンタリー。

被害者の親と子どもを
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.4

阿部サダヲにぴったりな映画。
ある意味ベタな設定。

これもかなり使いまわされているが、面会室での映像的な心理描写は印象的。

2022 No.30

グーニーズ(1985年製作の映画)

2.8

マイキー以外の子供のバックグラウンドが無さすぎて感情移入のしようがないし、アドベンチャー物語にしてはトリックが雑。
子供向けの映画って感じ。

たぶん英語圏の人の方が楽しめる映画。

2022 No.
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.8

ハーレー・クイーン以外のキャラクター微妙過ぎんか?
やっぱりアメコミ系の映画は苦手だった。

2022 No.31

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.2

キアヌ・リーブスがかっこいいだけの映画。
内容も対立構造を薄っぺら。

2022 No.30

まっぱだか(2021年製作の映画)

2.8

伝えたいことは分かるけど、もう少し伝わりやすく作って欲しい。
あと30分短くしてくれたら観やすい。
カット割に流れが感じられないのと音楽がほぼないので、かなり時間が長く感じられた。

ラストの屋上のシ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.9

この作品、邦題の付け方を間違っている。
一攫千金でウハウハハッピー!スカッとするぜ!みたいな作品を期待しているなら観ないほうが良い。
完全に社会批判の陰鬱な映画。

彼らが賭けているのはアメリカ経済の
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新宿スワンII(2016年製作の映画)

2.9

関さんかっけえー!
全体的に盛り上がりに欠ける展開だった。

3/31のコンテストと倉庫のクロスカットは、映画作りの演出の教科書って感じ。
倉庫のシーンの周りのもの全部ぶっ倒して謎の羽が舞ってみたいな
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もうひとつのことば(2021年製作の映画)

4.3

中之島映画祭にて鑑賞。
コロナ禍、東京五輪が延期となった2020年の話。英会話教室を舞台にしたラブコメ!?
舞台挨拶で監督がモダンラブの1話のような作品を作りたかったと言っていたが、モダンラブ東京にこ
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

2.5

正直、期待はずれだった。
蜷川美花監督は、やはり美術が一つの見せ場なのに、他作品に比べてチープで、セットに回す予算ないのかな?と感じてしまった。

原作全部読んでないからアレだが、正直ストーリー展開早
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

4.2

昨今のウクライナの戦争のニュースを見る中で、ウクライナの人々がどうしてここまでして抵抗できるんだろう、なんで死ぬ覚悟で国のために戦えるのだろうかと不思議に思っていたが、この映画を観て少し分かった気がし>>続きを読む

半径1メートルの君(2021年製作の映画)

2.5

ワンルーム二人での会話劇短編集。
どれも間延び感があって、あんまり面白くなかった。
普通にコントの動画観た方が良い。

2022 No.23

目指せメタルロード(2022年製作の映画)

3.3

学校のイケてない二人がメタルバンドを始めて人気者を目指す青春物語。
ベタのベタのベタな物語にヘビメタ要素を詰め込んだヘビベタ映画。ピザとコーラと一緒に観たい。

劇中のチェロとドラムのヘビメタカバーめ
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7月22日(2018年製作の映画)

3.8

実話元に、事件当日はもちろん、事件後の犯人と被害者の成り行きにフォーカスを当てた作品。
直接的な当事者だけでなく、被害者の遺族や犯人の弁護人、さらには首相に至るまで様々な視点が描かれているのが良かった
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トラスト・ノー・ワン:消えた巨額仮想通貨を追え!(2022年製作の映画)

4.0

突如CEOが死亡し、預けられた1億ドル以上のお金が行方不明になった、カナダの仮想通貨取引所にまつわるドキュメンタリー。

まず、この事件そのものが陰謀や偶然などが絡まり合って凄い面白い(被害者もいるの
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人数の町(2020年製作の映画)

2.1

世界観とか設定とかは面白いと思ったけど、全然活かし切れてなくて残念。
時間配分も予算配分も間違っている。

SFチックだけど、資本主義や現代の民主主義への批判とかテーマ性もあって題材は良いだけに、、ざ
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.3

地球温暖化問題と家族愛を短い時間に詰め込んだ傑作。
登場人物が、最近おばあちゃんを亡くした自分のおじいちゃんと重なって切なかった。

2022 No.17

物ブツ交換(2018年製作の映画)

3.0

ジョージアの田舎町、ジャガイモが通貨として機能しているところに古品を売りいく商人。
夢を追うことができるだけ、十分に裕福なのだと感じさせられる。

2022 No.16

草の響き(2021年製作の映画)

3.0

ある夫婦と、ある高校生たちの2つの視点から描いた函館の物語。
二組が同じ街で絶妙に関わっていく様は良かった。

2022 No.15

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

『偶然と想像』が素晴らしかったのと、賞レースで評判も良いので視聴。
村上春樹原作っぽいなぁ。
よっぽど映画好きな人以外は観なくて良いと思う。

役者の演技の温度感が全体的に好きだった。三浦透子とても良
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

下北沢K2シネマにて。
偶然から起こる人生のターニングポイントととなるようなエピソードの3本立て。
この監督は、映画監督というよりむしろ小説家のような人なんだろう。映像的な面白みというよりも人間的な面
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8 Mile(2002年製作の映画)

4.0

もっとスターダムにのし上がる話かと思ったら、田舎の狭いコミュニティの中での話でいい塩梅だった。

人間関係の空気感や街のカルチャーの空気感がひしひしと伝わってきた。
演出が過度じゃないのが良かった。
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.4

これだけキャストを出して、みんなに見せ場を作りつつ作品としてまとまっているのは凄いと思う。
ただ、企画ありしの作品感も否めない。
企画の中では大成功だが、映画として成功かはわからない。

最後の映画撮
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