めくるめく情報の奔流にのみこまれる快楽!ウェス・アンダーソンによる、文句のつけようがないビジュアル!しかもそれがわたしも大好きな、日本映画と犬への愛に裏打ちされているという奇跡!
東京トップクラスの>>続きを読む
ありがとう!愛してる!グレタ・ガーウィグ!
『ローラーガールズ・ダイアリー』、『スウィート17モンスター』系譜の、愛すべきぼんくら女子高生の成長譚であることは予想していたものの、長い間仮タイトルが『>>続きを読む
ともすればメロドラマ(今回は笑えるホラーの域に達した共依存ゲーム)に陥りそうなストーリーを、美麗な音楽と衣装でぐっと底上げする感じと、もはや観客の共感など受けつけない、主人公たちのすがすがしいまでの突>>続きを読む
トーニャが「真実なんてクソ食らえ」というように、そのひとにはそのひとの「真実の物語」がある、というところにぐっときました。物事の一部を切り取って、一面だけを見て、ひとを断じるときの自分の傲慢さを見透か>>続きを読む
トランプ政権発足に危機感を持ち、9ヶ月の早撮りをやってのけた、というスピルバーグの「同時上映」案件。
早撮りならではのラフさ、熱気、スピード感で「報道の自由」を描きつつ、こと「女性の進出」に関する描>>続きを読む
『グーニーズ』『インディ・ジョーンズ』系譜で、スピルバーグ印の冒険活劇の集大成にして最新型。
これで71才て!神よ!夢をありがとう!
往年の名曲のつるべ打ち!
全編にわたってスムースに紡がれた音楽の流れに、ここぞというシーンを当てている感じにニヤニヤが止まりませんでした。
ぬるたさ・くだらなさもご愛嬌。
もともと重度の小2病であり、ルパン3世やBeastie Boysなんかにただよう、キャラ立ちしたチームによる緊張感のない悪巧み感が大好物ってのもあり、今回もおいしくいた>>続きを読む
マーゴット・ロビー無双なのはまちがいない!来世は網タイにホットパンツで屈強な殺し屋引き連れたい!
が、展開が鈍重すぎて……。
でもゲトー出身の監督が「あたたかい家庭」を悪党の夢として描いているのとか>>続きを読む
蒼井優を見ると、自分が男だったらこういう女子にひっかかり続ける人生だったろうな…って気がしてならないのである。
かなりファンタジックな情景を入れこみつつも、撮影と演技のおかげか妙に艶やかさ・生々しさ>>続きを読む
96分というタイトさで「アメリカ」を映しとる鬼渋さよ!原作ベースで、トム・ハンクス主演。静かに熱い「仕事人」の美学と友情を描き、抑制されつつもさわやかなカタルシスがある点で、『ブリッジ・オブ・スパイ』>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
もっと禍々しいものを見てしまう覚悟で凸ったので、若干拍子抜けする耽美さ。そして幻惑され錯乱していくのは常に男側なので、女であるわたしはこわくも感じなかった。
此岸と彼岸の境界があいまいになっていくゴ>>続きを読む
わたしが中学生だったなら、おそらく呪われていただろうなと思う。わたしたち世代が良くも悪くも庵野秀明に呪われているように。
泣きに行ったし、実際号泣したのだけど、なんというか承服しがたい作品だった。臆面もなく感動するにはモラルの壁が高すぎた。
元も子もないこと言うけど、実際双葉のようなひとってわたしたぶん苦手なんだよなあ>>続きを読む
「せつない」を通り越して、「こんなのってないよー……」と慟哭したくなるようなドSな内容。いや、自己犠牲という意味ではドMというのか。
反動で「ゴズリン ハッピー 笑顔」とかで画像検索してしまいました>>続きを読む