最高の年末年始映画にして、究極のザマァ映画!かわゆいダニエル・クレイグもいじり倒されるエドワード・ノートンも完全なハマり役で、ニコニコしながら観てしまった。
小ネタもキャスティングも衣装も美術も伏線>>続きを読む
三宅唱監督はやはり街映画の名手だな、と。入り組んだせまい路地と高架下と河川敷。わたしは東東京に住んでいるので、この映画に映しとられた風景にまずぐっときてしまった。
音が豊かな映画でもある。劇伴もなく>>続きを読む
原作者しかなしえない剛勇な映画化にふるえました。わたしは湘北なら宮城推しなので、もうオープニングからエモが爆発しすぎて完全にのまれてしまった。
映画を通して一番心に残ったのは、やはり井上雄彦先生の描>>続きを読む
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いろんなきもちのせめぎ合いで、受け取り方が難しかった。
まずは葬儀に参列させてくださりありがとうの気持ち、そして継承の重圧を体現するレティーシャ・ライトのかっこよさ、ブラックカルチャー大好き!の再確>>続きを読む
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『A GHOST STORY』ですっかりファンになってしまったデヴィッド・ロウリー監督がA24と再タッグ!
原典のあらすじだけ頭に入れて鑑賞したのだけれど、へんな映画だなぁーーーと笑ってしまった。ま>>続きを読む
「悩むことはぜいたく」ーまさに全主要人物が悩みを抱える「今泉映画」を味わうぜいたくさを堪能できるような作品だった。ふんだんに光を取り入れた撮影、うっとりするような長回しよ!
今泉印のすれちがう矢印の>>続きを読む
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タイムループもの見逃せない病なので……。中盤まで本当にフレッシュで楽しかった。上申制にプレゼン、めちゃくちゃ笑ってしまった。
ただ後半は個人的な好みとはだんだん離れていってしまった。マキタスポーツに>>続きを読む
映画でやる意味あったかな?と思ってしまった。オオッ!となるシーンはたくさんあるのに、エピソードがつぎはぎで有機的に連動しておらず、全体的にのっぺりした印象になってしまっている気がした。単話形式だったら>>続きを読む
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長尺を感じさせない、ずっと興味と胃痛がつづく映画だった。この二人以外には考えられないほど、瀧内公美さんと河合優実さんの存在感がすばらしかった。
自分の価値観や感覚の試金石となるような映画なので、たぶ>>続きを読む
ジャンプで『イングロリアス・バスターズ』!王道の設定に二人のスターのハンパなき魅力と火&水のモチーフががっちりかみあって、物語をぐんぐん回していくので全く飽きない。アクションと歌とダンスが三位一体とな>>続きを読む
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だらーっと観ようと思ってたのに、綺羅星のごとくスター誕生してくるし、「あいつのラップを聴きながら顔を見合わせた」「10年に一度のヤバい曲だと思った」的な煽りを入れてくるので、いちいち「だれ!?なに!?>>続きを読む
わたしのように『ベイビーわるきゅーれ』もっとくれくれ!でさかのぼって観た方も多いんじゃないかと。序盤〜中盤は極道勢(般若!)も殺し屋勢も濃いキャラ揃いでわくわくしたけれど、後半は人数が減るにつれ失速が>>続きを読む
ナヴォット・パプシャド監督と阪元監督の対談を読んでからずーっと観たかったやつやっと!最高!
とにかく全編通してずっと二人のこと「かわいい!」「愛おしい!」「ずっと観ていたい!」と思っていたら、あっと>>続きを読む
噂の11分のアバン、しびれたーーー!度肝を抜く撮影の中展開されるリアル(?)マッドマックスな世界!クレジットが出た瞬間思わず雄叫びをあげてしまった。その後もハッとさせられるようなキメ画が点在していて、>>続きを読む
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うーーーん!デビッド・リーチ監督、トンデモジャパン、かわいくて情けなくて強いブラピ、レジェンド真田広之、と大好物がそろっていたのになぜか心が無風。頭をからっぽにして見れると言われればそうなのかもしれな>>続きを読む
『サイン』ガチ勢のわたしとしては、快哉を叫ぶしかない!前2作で称賛された批評性やアート性を極力抑えて、こんなケレン味たっぷりの超娯楽大作へと飛躍させてくるなんて……!さすがコメディアンだけあって、自ら>>続きを読む
事実は小説より奇なりと言うけれど、本当にすさまじい奇跡だった。たくさんの人たちの自発的な善意に基づく行動に胸が熱くなりつつも、救出の決定打となる一線を越えるアイデアと覚悟には背筋が寒くなる。長かろうが>>続きを読む
完璧なキャスティング!感じ悪すぎる岡田将生(最高!)、『朝が来る』でも感心した蒔田彩珠さん、高良健吾と黒木華の並びはキマりすぎていて思わずふいてしまった。そしてやはり下手すると現実離れして見えてしまう>>続きを読む
『トップガン マーヴェリック』でトムの生きざまにぶん殴られて泣いたように、これを観てから『ハスラーズ』を観たらもっともっと食らうだろうな……と思った。
あのタンブラー(欲しい!)、会社に置ける女になり>>続きを読む
「ルッソ兄弟だからアレかな…?」と友だちに気を遣わせてしまう程度にはエンドゲームの恨みが根深いわたしですが、楽しかったです!要素盛り盛り幕の内弁当な内容で、何ひとつ意外なことが起こらないという安心感。>>続きを読む
ポスターからは絶対に想像できない角度のおもしろさ!強い信念がもたらす顛末に謎のさわやかさと感動がある。映画全体に流れるグルーヴ感がくせになる!
つまり最高。タイトルが示すとおりに一面では語れない人間讃歌。自分/誰かが最悪だと思った人間も、自分/他の誰かにとって最高たり得る。ほぼ前情報なく観たのだけれど、監督はLvTの甥なのかー!
『僕の狂った>>続きを読む
PTAってふしぎな監督だ。『TWBB』や『ザ・マスター』、『ファントム・スレッド』など息苦しいほど濃密な空気の映画を撮るかと思えば、こんなに軽やかでスカスカな、多幸感にあふれた作品も見せてくれる。『パ>>続きを読む
ここ15年くらいわたしの心の中の「亡くなったら一番悲しい俳優」はずっとトム・クルーズなので、IMAXでこんなん観せられたらさ……。トムの生きざまに全力でぶん殴られて泣きました。
マーヴェリック(=ト>>続きを読む
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サム・ライミも魔術も大好きなので、ダークなファンタジアみたいな映像は楽しかった……けどストーリーは無理すぎて、正直ずっとワンダ勝て!こんな世界は滅びろ!と思いながら観てしまった。That Doesn’>>続きを読む
とにかく撮影がすばらしかった。世にもうつくしいホームビデオのよう。
「そのひとのすべてを理解する」ことをあきらめるということ、そのうえで「対話する」ことをあきらめないということ。内容がblah…bla>>続きを読む
ファーーービュラス!!!エマ・ストーン最高!!!
次から次へと繰り出されるファッションと合わせてかかりまくる大ネタにアガらざるを得ない!思わず赤いマニキュア塗ったよね…!
「母という呪縛との死闘」とい>>続きを読む
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ボディ・ホラーや身体損傷描写が苦手なので、「これは無理そうだな……」とあきらめていたのですが、観逃さないで本当に良かった。
観客の好き嫌いを超越するようなすさまじさと「観たことなさ」。頭の中は「!?!>>続きを読む
徹底的な子ども目線の 狭い範囲で描かれる世界、にぎゅっと詰まっているもの。世の中の不条理や分断や暴力。でもたしかにある日々のかけがえなさや生きる喜び。半自伝的な作品だけあって、とてもちいさくごくごく個>>続きを読む
シンプルすぎる物語で、ストーリー運びもちょっとちぐはぐだったりするんだけど、それでも最高ポイントだらけで加点してもしきれないくらいだった。正直、ド頭の母娘が向かい合ってミルクシェイクを飲むシーンからも>>続きを読む
ずっと暗い!最高!ゴッサムシティのエルロイみ!
そしてこんなにかわいいバットマンいる!?2年目設定とキャスティングは絶対にオタクの所業!ポール・ダノとバリー・コーガンがマブとか!?
白人大富豪として>>続きを読む
思った以上に全部乗せ幕の内弁当な映画だった。あまりの展開の速さと無理ゲーぶりに笑ってしまった。
ジョン・マクレーンなハ・ジョンウ×チートキャラで『アルマゲドン』なイ・ビョンホンとか反則だろ…。白頭山は>>続きを読む
めっちゃジョーダン・ピール!風刺とアート性を効かせつつ、きちんと不気味。そしてすこしの笑いともの悲しさと大きな怒りが感じられる。
呼んではいけない名前を絶対に呼びたくない派とふざけて呼んでしまう派が>>続きを読む
風格がちがう!この撮影と演出にかかれば、どんな話だってごちそうになっちまわぁ……。
もともとダンスを観るのが大好きなので、群舞は本当に楽しかった。計算し尽くされた鮮やかな色彩配置と複雑なフォーメーシ>>続きを読む
鈴木亮平がやばすぎて、ヤクザ映画というよりもはやスラッシャーホラーとして観てしまった。虹郎が直面する数々の胃痛地獄案件が気の毒すぎて泣きそうになった。
もうみんなが口をそろえて言ったことだろうけど……、とにかくジェームズ・ガンの本領炸裂!実際観たら、身に染みてわかりました。ここのところMCUに感じがちなモヤモヤが一切なくて、ぐっときた。
不謹慎ギャ>>続きを読む