蒼井ことりさんの映画レビュー・感想・評価

蒼井ことり

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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

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よかった。
衝撃を受けた。
色々考えさせられた。
初恋は甘酸っぱいレモンじゃなくてビターすぎるレモン。
生まれてくる環境は選べない。
性的嗜好も選べない。
生きづらい生きづらいって毎日思ってるけど、確
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左利きの女(1977年製作の映画)

3.7

ドイツ(ヨーロッパ)が好きなので
観に行った。
特に西ドイツ作品とか書かれてると、
まだ統一前なんだなあ〜と勝手に
ロマンを感じる。

絵画のように計算された場面構成。
ドイツの季節感を感じられてよか
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

4.0

32年ぶりに見た。
やっぱり前半が眠くなってしまった。
前半はレトロで厳かな古典然とした
雰囲気のモノクロ映像。
天使が粛々とお仕事してるイメージと
合致。私には手に届かない過去の時代と
いう感じで、
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.7

中年の危機真っ盛りなので身につまされた。
自分の娘ほど若い年齢の子とやり直せれば万事OKなのだとしたら、人間ってなんて単純なんだろう。
あまり難しく考えないで、人目を気にせず、思うがままに、好きなこと
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豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.7

古い時代の風俗が知れて面白い。言葉やイントネーションが現代と違うので分かりにくいところがある。
これ以上悪くなることがなく、上を目指すだけの時代だったのかな。みんなすごくパワフル。粗野で野蛮。うつの人
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ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

3.9

戦争は異常事態。
こんなことが90年代にもあったとは??
そして今も戦争して同じような悲劇が起こってるのかと思うと、人類って学習しない…。
実直な主人公の男は、戦争がなければ絶対に出会うことのないよう
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見たかったので嬉しかった。
タイトルの意味が知れて良かった。
話は少し単調。
子役がとても可愛いく、現代と錯覚してしまう。
ナスターシャ・キンスキーは
場末の娼婦役にはもったいないくらいの
美し
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

5つもの国の夜を巡れるなんでなんで贅沢なオムニバス!
各国のお国柄が脚色に表れていてほんと興味深い!
いま(当時)をトキメク各国代表のアクターたちが夢の共演。

ロスアンゼルス:
ウィノナだー、かわい
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デッドマン(1995年製作の映画)

4.0

よくできた作品。

独特の美学のある端正な映画。
哀愁や野性味のある雰囲気が、
唯一無二のオリジナリティをかも出しており、色々と見応えのある映画。

主人公の変貌ぶりも見もので、ジョニデが憑依系の素晴
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.9

25年くらい気になってて見れなかった映画をついに鑑賞。

別にそんなにトレイン乗ってない。むしろ
ミステリーホテル
同じ場所で、別々のグループが、同時進行で、おのおの行動してましたっていう設定、なんて
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.9

25年ぶりくらいに観たかも。
当時は、独特のテンポについてくのが難しく、だから何なの?って話だなぁ、とか、ぼんやりしてて掴みにくい映画だよなぁと思った気がする。で、たしか「ダウン・バイ・ロー」の方が単
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.6

金子大地くん目当てで行ったけど、彼でなくてもいいような。
主人公役の子はアイドルなのかぁ。へぇー、意外というか…。演技の評価や実績があるとか、人気のある方なのかしら?
タイムトラベルやら文化系部活動や
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

男の子たちのルックスが好みじゃなく、いまひとつ盛り上がれなかった。軽薄な感想かもしれないけど、自分の中で、この手のジャンル(BL)に対する評価の内訳として、“目の保養”的な要素が大きく占めてるのが分か>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.2

とっても良かった。
ラグジュアリーな感じで、見ていてくつろげたし、非日常に癒された。
なんという素敵SF。
ぐいくい引き込まれた。
富野節も健在でほんっとニヤニヤしちゃう。
ギギの瞳の色素敵。
ハサウ
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2001年というタイトルからしみじみ感じるのは、2001年なんてとっくに過ぎちゃったということで、我ながら驚きというか、実感伴わないというか。
2000年代を生きれるラッキーさをふと省みながら鑑賞。
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少年の君(2019年製作の映画)

3.9

映画館のリーフレットにはラブロマンスとカテゴライズされてたと思うけど、ガッツリといじめ問題にスポットをあてて、誠実にマジメに、そして映画らしいドラマチックさも盛り込まれた作品。
こんな映画が作られるく
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.8

女の子のメンタルが気になる。
境界線が薄い子、自分軸がない子。
こんな子結構多いと思う。
と言いつつ自分にも似てる。

日本のひとつの側面。
たしかにこういう世界、あるだろうね。
みんな仮面をかぶって
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.1

なんだ、思いのほかいい話。
ダー子が魅力的だわ。
ルパン三世みたい。
本当はお金にさほど興味がなくて、彼女独自の美学がある。仁義がある。
長澤まさみの振り切ったコメディエンヌぶりが本当にいい。普通にし
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在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

3時間10分くらい。疲れた…。
久しぶりの映画、久しぶりの3時間越えの映画。
向学心と好奇心でいっぱいだった10〜30代の頃は、こういう海外の市井の人びとの社会派大河ロマンが好きで、涙したり心打たれた
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桃さんのしあわせ(2011年製作の映画)

3.8

流れるように滑らかなワルツのような演出が素敵。雇い主と雇われるものの話であって、友愛や友情、(義理の)親子の愛を描いた優しい物語です。

桃さんが初登場するのが、街中の市場の雑踏。パーンしながらいろん
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.9

くまのプーは、クリストファー・ロビンの友だちであり、幼なじみであると同時に、彼の童心…幼なごころ。
大人になってもプーを捨てなくても良いように、幼なごころ捨てなくても良い。
プーと友だちを止める必要は
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.2

パディントンに続き(味をしめ?)、イギリス初のカワイイキャラクター映画が、ピーターラビット、くまのプーさんと続きますね。
ピーターラビットに関しては…
話に深みがなく、恋愛モノとしても、友情モノとして
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.7

giftedの監督さんですか?
演出が良くて、特別なセリフがあるわけじゃないのに、飽きさせず、とても観やすかった。音楽の使い方も良くて、マンハッタンの街の雰囲気が味わえる(海外旅行好きにはココ重要!)
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

3.9

午前10時の映画祭にて。
こんな力作で冒険策があまり構成に知られてないなんてもったいないなぁーと思った。映画祭でチョイスしてくれた人もそう思ったんだろう。そしてこの映画を全く知らなかった私はありがたく
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ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.8

公開当時に見逃したきり、見よう見ようと思って20年も時が経ってた!
ちょうどベルリン旅行を計画していてそれが立ち消えて、せめてベルリンを感じられる映画はないかな?と思って、そーいやこれ見たかったんだ!
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天使の涙(1995年製作の映画)

3.9

公開当時に見逃してから、はや20年近く経ってしまった。
ストーリーはよく意味が分からなかったけど、まだ返還前?の香港の風景とか、全体に流れるメロウなムードやビビットなカラーが心地よくて、素敵な映画だっ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

君の名前で僕を呼んで

とは、どういう意味か?
恋人同士の合言葉?イタリアの習慣?

前半はとてもよかった。2人が結ばれてからは長い蛇足に感じた。
オリヴァーが帰国するのかと思ったら、
あれ?まだ帰ら
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.6

わたし的には
「ないわー」
「悪趣味」

せめて相手役が「半魚人」じゃなきゃいいのに…。エルフとかホビットとかもっと取っ付き易くて見た目綺麗系なキャラクター。
なんなら、もふもふ子ぐまと人間女性の組み
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

3.2

チェンカイコーの「覇王別姫〜さらば、わが愛」が大好き。繊細な心理描写や心揺さぶる愛憎劇、美しい京劇シーンなど最高だ。
本作も監督の美学は感じるけれど、全然違うテイストだった。
お金使ってるエンタメ大作
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.7

邦題が軽い。
とは言え、ともすればスゴく深刻になってしまうテーマだけど、コメディタッチも交えて重すぎない演出を心がけている。
5%は、健常者の5%しか見えないことから。奇跡と言うより、努力の人。

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パディントン 2(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

なんて優しい映画なんだろう。
もふもふこぐまの愛らしらさ、ピュアネス、シンシアリィ、惜しみない礼儀正しさと親切心が、もう観たというあなたも、これから観るというあなたにも、どうかどうか届きますように。
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