mikoyan358さんの映画レビュー・感想・評価

mikoyan358

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モービウス(2022年製作の映画)

1.5

アメコミ系実写映画にさして興味なく、かといって放置すると最近よくある全員集合!的な作品時に「お前誰やねん」状態のキャラになって戸惑ってしまうので、結局観ざるを得ないというジレンマ...(笑)。その程度>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

4.0

こういう一見地味だが隠れた良作に行き当たった日は幸せ。「本当に大切な人が誰かは最後になって気づく」という超王道ストーリーに、恋しているオーラが見える主人公という目新しい設定を加え「きっとそうなるんだろ>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.0

最初マ・ドンソクを見た時に「垢抜けない感じなのに人気あるのかあ」と思ってたが(失礼)、作品を観れば観るほどコミカルもシリアスもヤバいやつも何でもできて何でも似合う、いそうでいてなかなかいない俳優さんだ>>続きを読む

この子は邪悪(2022年製作の映画)

1.5

個人的に(岸井ゆきのと並んで)当代女優で一番好きな部類の桜井ユキ、さらに南沙良まで出ているので期待はめちゃくちゃあったが...きっと○○○がキー、そして玉木宏があの場所に使われているからには全ての出発>>続きを読む

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.0

ルバング島に潜伏していた小野田寛郎さんの、出征から帰国の途につくまでの30年あまりを3時間の枠を使ってじっくり描いていく。フランス人監督によって描かれたほぼフランス映画と呼べる存在でありながら、津田寛>>続きを読む

マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.5

最初の設定を見た瞬間に「どういう経路を通ってどこに到着するか」が明確にわかり、その通りに進んでいく路線バス的な展開(笑)だが、清々しいまでに予定調和的で、「ノッティングヒルの恋人」が恋愛映画の最高峰で>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

2.5

「フォン・トリアー」という名の付く監督の作品では個人的に過去一番まともに観られた一本か(笑)。とにかく恋愛にも性にも奔放すぎ、おまけにその過程で自分が何をしたいかも全然見えておらず曲がり角でその都度刹>>続きを読む

グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

1.5

「そして誰もいなくなった」的な展開だが、この内容なら最初から誰もいなかった方が時間が節約できてよかったわ(笑)。多くの人物が交差しながらハチャメチャなバイオレンスを繰り広げるのだが、スタイリッシュさと>>続きを読む

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

3.0

監督ラッセ・ハルストレムに原作ニコラス・スパークスという組み合わせ、計算式に置き換えると「優しい×優しい」なので最初から安心して観られるし、ベッタベタな○○ものかと思いきや思いがけず着地点が予想と違っ>>続きを読む

Q&A(1990年製作の映画)

2.5

様々な危険や妨害を乗り越えて巨悪に挑むアメリカ映画、といえばだいたい何か痛快な落としどころがあるものなので期待して観ていたが、悪徳警官がハマりすぎて映画が終わっても憎しみが残りそうな(笑)ニック・ノル>>続きを読む

離愁(1973年製作の映画)

3.5

戦火から逃れる途上の列車内という「いつ命が飛んでもおかしくない極限状況」での男と女の出会い自体も丹念に綴られて心の揺れ動きが手に取るように伝わるのだが、さらにこの映画は「その後」の部分が秀逸。主人公の>>続きを読む

トリプル・スレット(2018年製作の映画)

2.0

個人的にあまり馴染みないものの、アジアの名だたるアクションスターが集結!という事でどこまで脳筋映画(笑)かと思っていたが、ストーリーがあまりにチープなので何だか「話の流れに沿ってアクションを見ている」>>続きを読む

帰らない日曜日(2021年製作の映画)

2.5

映画も原作も大好きだった「つぐない」にも似た、主人公の人生に強く影響を与えた悔恨の情を振り返っていくストーリーで超期待したのだが... 同じ昔を振り返る形でもあちらが壮大な運命へのいたずらへと発展した>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.0

エンタメを作る仕事の一角にいる自分としては、自分のこだわりをどこまでという熱さに共感する一方、苦悩があまりに生々しくてつい(特に昔の)自分の仕事を思い出してしまい若干憂鬱な気分に(笑)。統制が取れない>>続きを読む

夜の騎士道(1955年製作の映画)

2.5

「赤と黒」「パルムの僧院」など凛としつつもどこか悲劇的な役柄が記憶に残るジェラール・フィリップ、こんなしょーもないジゴロの役も出来てしまい、おまけにぴったり似合ってしまうのか...やはりこの人の引き出>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

自分がどんな題材よりも好きな「相容れないはずの人々のベクトルが徐々に同じ向きになるロードムービー」が是枝裕和テイストそしてアジアの空気をまとった形で観られるとは...何と幸せな瞬間だろうか。やっている>>続きを読む

張込み(1958年製作の映画)

3.0

後に多くの作品でタッグを組む松本清張の原作をベースに、野村芳太郎がスターダムにのし上がった作品。前半の観ているこちらまで汗をかいてきそうな状況の中での静かな張り込みという「静」こそやや冗長だなと思った>>続きを読む

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

1.5

2人しか知らないタイの映画監督のひとり、アピチャッポン・ウィーラセタクンの初の英語作品だが、そもそも彼の代表作「ブンミおじさんの森」も自分の理解のだいぶ外側にあったのに加えて、今回もそれに輪をかけて説>>続きを読む

スティルウォーター(2021年製作の映画)

2.5

異国で囚われた娘の無実を晴らすため父親が言葉の壁を乗り越え孤軍奮闘、という既視感あるものかと思いきや、後半急ハンドルで印象ががらっと変化。まあ、中盤までは彼を助ける女性と子供との交流含めて比較的のんび>>続きを読む

東京2020オリンピック SIDE:B(2022年製作の映画)

1.0

確かに「裏で五輪を支えた人々のもう一つの五輪」というテーマは満たされていたが、本当に見たかった「現場で奮闘した人」の姿はわずかで、見事なまでに立ち合いで変化され土俵の外に出てしまった感じ。相変わらず脈>>続きを読む

太陽の下の18才(1962年製作の映画)

2.0

往年の「信長の野望」で訓練選択時に聞かれた「他にする事は無いのですか?(Y/N)」を投げかけたい、リゾート地でハメを外しまくる男たち女たちの話。先日観た「狂ったバカンス」と同時期に作られたカトリーヌ・>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.0

日本のリメイク版を観る前にこちらを。単に起きてしまった事故を取り繕う話かと思ったら全く違う方向へ進み、主人公の警官もたいがいなやつだよなあと思っていたらそれを上回るような悪にどんどん塗りつぶされていく>>続きを読む

シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~(2019年製作の映画)

3.5

まとまりのなかった集団が音楽を通じて一つになる、というイギリス映画はだいたい当たり(笑)&クリスティン・スコット・トーマスが出ている映画に(ビル・ナイの法則と同じく)だいたい大きな外れはないという個人>>続きを読む

無問題(1999年製作の映画)

2.0

はるか昔に予告編などを観て完全にジャッキー方面のアクションを目指したものかと思っていたら、アクション少なめのラブストーリーだった事にまず驚き、そして徹底的に笑わせに来るのかと思ったら普通に真面目に演技>>続きを読む

ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行(2021年製作の映画)

2.0

2時間半ほどで111本なので1本あたり1分半ほど、なのでそれほど深い紹介にならない予想はできていたが、想像以上に掘り込みが浅かった...5000本以上観ている自分ですら全く知らなかったような作品がいく>>続きを読む

サン・スーシの女(1982年製作の映画)

3.0

息子を悲惨な事故で亡くした直後で生きる事すら辛かったはずの、そしてこの直後に死を選んでしまうロミー・シュナイダーの、命の最後の炎を燃やし尽くすような演技とその可憐な姿が何より凄まじく、映画のパッケージ>>続きを読む

(1957年製作の映画)

2.0

松本清張が最初に名声を得た小説が原作だが、この人のいつもながらの特徴である「緊迫感」と「著しい都合の良さ」が同居していて、面白くなくはないんだけど釈然としないものが残るのもいつもの松本清張作品と同じ。>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

2.5

1品目からデザートに至るまで全部脂ギッシュなコースのようにアクションがてんこ盛り過ぎて、完全に胸やけ。やはり監督マイケル・ベイというので悪い予感がしたのは間違いではなかった(笑)。救急車を乗っ取った走>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

2.0

ハゲvsサメ!この一言でだいたい説明できるのだが300字程度書くのがポリシーなので一応続行(笑)。ショーン・コネリー亡き後カッコよくて強いハゲ(繰り返していますがファンだからこその表現ですw)の地位を>>続きを読む

はなれ瞽女おりん(1977年製作の映画)

3.5

元々凄まじいまでに残酷で何一つ救いの手が差し伸べられないストーリーなのに、それを岩下志麻が(役柄上いつもの強烈な眼力を隠す形ながら)入魂の演技で心苦しさを何百倍にもしてくるので、凄い作品だなという事を>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

2.0

軽快なコメディから主人公を取り巻くヒューマンドラマへ...と思っていたら想像よりずっと重苦しく、自分も勢いよく飛び込んだまま浮かび上がって来られなかった。「生きてるだけで丸儲け」が信条であえて辛い事を>>続きを読む

ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

2.5

スクールカーストの下位にいる子が特別な才能や努力でそれを跳ね返す、という作品はよくあるが、ここまで実力行使に出るものはなかった気が...JDの手段を選ばないやり口には十分な不快感を伴うものの、一方でそ>>続きを読む

バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

1.5

原作未読のアガサ・クリスティ作品を勉強する意味で観たが、あれ?雰囲気が金田一耕助っぽい「そして誰もいなくなった」ですかこれは?(笑)。観る側がホームズたちと一緒にミステリの謎を解決する過程を歩む、とい>>続きを読む

世界(2004年製作の映画)

2.5

ジャ・ジャンクーが「長江哀歌」で世界的な名声を爆発的に得る直前の作品。彼の妻でミューズでもあるチャオ・タオが出ている時点で誰の作品か調べなくてもすぐにわかるし(笑)、当時の中国の決して表に出る事のない>>続きを読む

極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

3.0

自分には絶対合わないと思いつつもたまにこういうのに秀作が潜んでいるのに期待して観たらこれが意外と当たりで(笑)、ドラマ未見ながらも十分楽しめた。ガチなヤクザ方向とコミカルな主夫のどちらもに全振りしても>>続きを読む

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.5

世間の低評価に比べPART3も十分楽しめた自分としてはあえて再編集する意味は?と訝しく思っていたが、ああコッポラが本当に表現したかったのはこういう事だったのね、というのがよくわかる内容だった。最初と最>>続きを読む

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