mikoyan358さんの映画レビュー・感想・評価

mikoyan358

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10年近く活動していた鑑賞メーターから引っ越しました。
基本的に毎日レビューを追加しています。
(可もなし不可もなし=2.5点として採点)

好きな映画監督:フランク・キャプラ、ビリー・ワイルダー、ジャック・ドゥミ、アンジェイ・ワイダ
自分的ベスト5:素晴らしき哉、人生!、ロシュフォールの恋人たち、バック・トゥ・ザ・フューチャー、ラ・ラ・ランド、アパートの鍵貸します

バーバリアンズ セルビアの若きまなざし(2014年製作の映画)

2.5

コソボに関する対立を引きずるセルビアで、明確な目標も持ちきれず天井の低い部屋で身を屈めているような生活を送る若者の行き場のない気持ちを淡々と描いた一本。セルビアが舞台の映画はエミール・クストリッツァの>>続きを読む

狼たちの絆(1991年製作の映画)

4.0

チョウ・ユンファとレスリー・チャン主演、そして監督にジョン・ウーという「男たちの挽歌」で鮮烈な印象を残した3人のスターが繰り広げる、香港映画ながら舞台となったフランスの映画の香りで満たされた粋な泥棒映>>続きを読む

アランフエスの麗しき日々(2016年製作の映画)

2.0

ヴェンダース先生、難しすぎます...男と女のダイアローグを作家が綴るという設定もそうだし、2人が(特に女が)語る過去の恋愛の描写がほぼ全編暗喩で占められていてその真の意味を理解しようとしている間に次の>>続きを読む

パレルモ・シューティング(2008年製作の映画)

2.5

かなりの本数を見てきて、自分の心の奥底までグサリと刺さる名作とそうでないもの(笑)に極端に分かれる傾向が多くなってきたヴィム・ヴェンダース作品だが、久々にどちらとも言い難い微妙なものだった気が。自分の>>続きを読む

甘い生活(1959年製作の映画)

3.0

2017/12/14鑑賞
最近ゴダールという高い壁を克服したので、次はやはり自分にとって最難関の壁「フェリーニ」に挑戦するしかあるまい、と考えてかれこれ10年ぶりくらいの再チャレンジ。結果は...わか
>>続きを読む

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

2.5

この作品自体は率直に言って普通の出来なのに「あの名作」にかぶせた名前なんてつけるから...子供を失いふさぎ込んでいる男を立ち直らせようと周囲が役者を使ってスピリチュアルな存在を彼の前に出現させるという>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.0

戦争中かつ鬼畜のような人間に支配されどこへも逃げ出すことが出来なかった少女オフェリア。彼女が見ていた世界は本当に彼女の前に広がっていたのかそれとも幻想なのか...現実の世界も明確に描きつつ、ファンタジ>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

2.0

ゴシック系への興味ゼロ、ホラー耐性もゼロどころかむしろマイナスという自分だが、最近どのジャンルで当たりが出てくるかわからないので勉強のつもりで。つい背後が気になるような怖さはそれほどなく、どちらかとい>>続きを読む

少佐と少女(1942年製作の映画)

4.0

故郷へ戻るための列車代をケチるために12歳の少女になりすました大人の女性が引っ込みつかないところまで巻き込まれていくラブコメ。監督ワイルダー×脚本ブラケットという黄金コンビの作品の例に漏れず、話がだん>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.0

世界初の性別適合手術を受けた男性→女性の物語。今でこそ多少の理解が進み始めたが、そのような考え方などこの世に存在することすら許されないような時代に敢然と性転換を決意し実行に移すリリーという人の心の強さ>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.5

あのスターウォーズにスピンオフなんか必要なの?と個人的には懐疑的な見方しかしていなかったのだが、実際観てみるとストーリーが進むにつれて実に自然に過去の名作との空隙が埋まっていくような、例えて言えば「エ>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

大好きなアキ・カウリスマキの新作を劇場で観られるのもこれが最後、と万感の想いを込めながら臨んだら、本当にラストに相応しいベストアルバム的な、カウリスマキの要素が全て詰まった極上の一本だった。難民問題を>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.0

ダンサーを目指すも年齢的に上がり目無し、同居人とはぎくしゃくしやることなすことが空回り...この主人公のフランシスという女性に上映時間中を通して劇的なことは起こらないが、えっその判断しちゃうの?!とい>>続きを読む

エンジェル(2007年製作の映画)

3.0

男と女の垣根を越えた機微といったテーマが多いフランソワ・オゾンには珍しい、ある女性に的を絞った伝記的な栄枯盛衰の物語。とにかく自信ありすぎ前向きすぎで壊れた信号(笑)的な主人公エンジェルがどんどん高み>>続きを読む

パッション(1982年製作の映画)

2.5

最近ゴダールアレルギーを克服しつつあるので、意を決してその中でも一番苦手な部類に入る(と勝手に思っている)80年代以降の作品もと思って鑑賞したが...話の流れを追ってしまうと完全に迷子になりそうだった>>続きを読む

ファニーゲーム U.S.A.(2007年製作の映画)

-

「ファニー・ゲーム」を観るという半ば拷問のような時間(笑)を過ごし、このハリウッドリメイク(とはいえ監督は同じハネケ)版も続けて観てみたが、何から何までまるっきり同じで再び鬱な時間が戻ってきて(たぶん>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

-

さ、採点不能...映画の出来が悪くてDVDを叩き割りたくなった事は数多くあれど、出来はいいのに描かれた世界観があまりに酷すぎて登場人物に殺意を覚えた映画は初めてかもしれない(笑)。不快なのは徐々に狂気>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.0

2017/12/1鑑賞
以前食わず嫌いで何となく観て正直パッとしない感想しか抱かなかったのだが、改めて観ると思ったより心に響いてきた。記憶の消去に反発して頭の中を飛び回るという斬新な構成だが、「辛い記
>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

1.5

原作未読。命を1日延ばす代わりに何かを犠牲にする中で主人公が悩み、そして回想しながら大切なものを認識していく...という展開もすんなり入るし、交わされる言葉も印象的。なのにその描き方が冗長すぎて途中何>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

-

タランティーノの映画はお気に入りのものが多く今回も期待したが...ただでさえ3時間近い尺で長いのに、いつもの彼特有の大して意味のない(笑)会話の積み重ねが必要以上に多くてテンポが悪く、特に前半で退屈し>>続きを読む

メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

2.5

やっとゴダール先生の作風に慣れてきたと思ったら「人生そんなに甘くない」とまた先生から答案を突き返されたような気分がした(笑)映画。大筋はわかったものの細部の会話を個別に切り出すと理解がまた遠ざかるし、>>続きを読む

セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)

1.5

まあ、良くも悪くもアイドル映画。薬師丸ひろ子主演のほうもそれほど感銘を受けたわけではないが、少女が機関銃をぶっ放すまでの鬱屈そして大人への階段を登る感がけっこう良く伝わっていたなあ、と遡って評価したく>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.5

太平洋戦争末期の沖縄戦が舞台という事で日本人として描かれ方が気になるところだったが、戦闘シーンの残虐さは凄まじい(ある意味いつものメル・ギブソン節ではある)もののそこが主眼ではなく、その中で自分の考え>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.5

つい4年前のボストンマラソン爆弾テロ事件がもう映画化とは早い...まだ細部もニュースで記憶に残ってはいるが、改めてほんの5日間で犯人を特定し解決へと導いた警察やFBIの執念、そして犯人側の動向を当時の>>続きを読む

アントマン(2015年製作の映画)

3.0

この世の何よりもアリが嫌いな自分としては鬼門だったがまあマーベルだから何とかしてくれるだろう、と思って鑑賞したら意外にもアリの造形がガチで、顔を背けている時間もかなり長く点数としてはここが限界。ストー>>続きを読む

プラチナ・ブロンド(1931年製作の映画)

3.0

自分が最も敬愛する映画監督フランク・キャプラの作品群でまだ観てなかったものをチョイス。上流階級の娘とそれを追いかける新聞記者の男の身分違いのロマンスは決して煌びやかではなく醜い部分も炙り出されてはいる>>続きを読む

悪霊(1987年製作の映画)

2.0

私の好きな巨匠アンジェイ・ワイダが監督したドストエフスキーの小説に基づく作品。ワイダは政治もの以外でもいくつか歴史を描いた作品を残していて概ね理解もしやすかったが、これはワイダ作品にして初めて豪快に寝>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.5

いつものフォントを使ったオープニングから最後まで、どこからどこまでウディ・アレン節全開。人生の成功は表と裏で必ずしも一致しないという悲哀を、恋した相手が実は上司かつ叔父の不倫相手だったという微妙な関係>>続きを読む

偶然(1982年製作の映画)

3.5

「トリコロール」三部作があまりにも有名だがそれ以外ほとんど観ていなかったクシシュトフ・キエシロフスキの作品。社会主義下だった彼の故国ポーランドを舞台に、ある時列車に乗れたのか乗れなかったのか?というi>>続きを読む

袋小路(1965年製作の映画)

2.5

個人的ランキングNo.1女優であるフランソワーズ・ドルレアックの数少ない出演作でまだ観てなかったもの、とはいえポランスキー初期の作品だしどうせ気持ち悪いんだろうなあ(笑)と思っていたら案の定「何で登場>>続きを読む

アラビアの女王 愛と宿命の日々(2014年製作の映画)

2.5

列強の思惑と独立の意図が交わり混沌としていた20世紀初頭のアラブに単身乗り込み大物たちと渡り合った(そしてその後の国境の遺恨を作った)実在の女性ガートルード・ベルを主人公としたドラマ。かの時代、そして>>続きを読む

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

4.0

ややシナリオにやり過ぎ感を覚えなくもないが、それでも戦争の重苦しさそして映画製作の舞台裏という地味さを随所に挟まる笑いで緩和しほのかなラブロマンスも織り交ぜて描いた、現代の「ミニヴァー夫人」ともいうべ>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

3.5

ベルナルド・ベルトルッチの初期の名作との誉れ高い一本。アサシンというものは洋の東西を問わず一瞬の隙すら与えない切れ者というイメージが強い中、この主人公にはむしろ親近感が沸いてしまう(笑)ほどに優柔不断>>続きを読む

銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

4.5

幼少期に童話など殆ど読まなかったため、宮沢賢治の名作を人生半ば過ぎたこのタイミングで初めてこの映画で知ったが、いやはやこれを知らないままこの後の人生を過ごしやがて息絶えていたのかと思うと自分が恥ずかし>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.5

機内で鑑賞。藤原竜也+キノコ(笑)主演で何だか地雷臭プンプンしていたのだが、観てみたら二度と観たいと思わない内容ながらも退屈することなく最後まで見入った。単に真犯人が現れて「模倣犯」のピースの如く追い>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.5

機内で鑑賞。オリジナル版はほぼ信者といってもいいくらいなので(笑)アニメ版は観たくもあり観たくなくもあったのだが...確かに基本的にオリジナルをなぞっているし名曲「Forever Friends」も使>>続きを読む

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