mikoyan358さんの映画レビュー・感想・評価

mikoyan358

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10年近く活動していた鑑賞メーターから引っ越しました。
基本的に毎日レビューを追加しています。
(可もなし不可もなし=2.5点として採点)

好きな映画監督:フランク・キャプラ、ビリー・ワイルダー、ジャック・ドゥミ、アンジェイ・ワイダ
自分的ベスト5:素晴らしき哉、人生!、ロシュフォールの恋人たち、バック・トゥ・ザ・フューチャー、ラ・ラ・ランド、アパートの鍵貸します

映画(3985)
ドラマ(0)

砂の女(1964年製作の映画)

4.0

原作を読んで映画も観てみたくなり、限られた店にしかないVHSを入手して鑑賞。蟻地獄のような状況に陥った主人公の生への執着が徐々に諦観に変わり...という原作でも背筋がひんやりとした不条理かつ生々しい描>>続きを読む

キング・アーサー(2016年製作の映画)

1.5

「スナッチ」とか「ロック・ストック~」とかの頃のガイ・リッチーは本当に好きだったのに、今彼はどこに行ってしまったのか誰か教えてください...(笑)。相変わらず再生速度可変のスタイリッシュな映像で畳みか>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

2.0

宇宙船内で生命体を発見した船員たちが巻き込まれる騒動。だいたい序盤のカルヴィンが育っていくシーンの段階で「その管理で大丈夫なん?」と思っていたら、案の定の大騒動から「そして誰もいなくなった」になりそう>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

アメリカで大ヒットしたという評判の通りの、スコンと抜けた明るさ+だいたい序盤15分くらい観れば結末が読める判り易いベタな展開で、とにかく馴染みの店の定食級に安定感抜群のラブコメだった。しかもシンガポー>>続きを読む

ローラ(1961年製作の映画)

4.0

今までずっとDVDも持っていたのに何となく機会を逃していた、敬愛する映画監督ジャック・ドゥミの長編デビュー作品。個人的に大好きな彼のミュージカルでの溢れるような色彩とは全く異なるモノクロ、かつヌーヴェ>>続きを読む

ベイウォッチ(2017年製作の映画)

2.5

アメリカでは昔からテレビシリーズでやたら人気があった、という薄~い知識だけを持って鑑賞。やたら肌色多めでグッドルッキングな男女が次から次へと登場し、その中をロック様が大活躍してバンザーイという正直毒に>>続きを読む

エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

4.0

とても静かに詩的に進む大人のおとぎ話、こういうの好きだな~。人と理解していく上で最大のキーのひとつである視覚を抜きにしてエンジェルとマドレーヌが触れ合う前半、ある事の変化によってその図式が揺れ動く後半>>続きを読む

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

3.5

徐々に視力が弱くなっていく少女と、彼女など手が届かないと思っていたらどんどん親密になっていく少年。タイトルも含めて一見この2人のほのかなラブストーリーが主体に見えるしその描写も瑞々しくてキュンとくるの>>続きを読む

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.5

テニス観戦歴40年弱の自分の記憶の黎明期にかすかにある程度のボルグとマッケンローの死闘だが、これほどまでに凄まじい魂のぶつかり合いだったとは... そして単に「冷静沈着」を絵に描いたようというイメージ>>続きを読む

チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.0

ダメダメ部活が数年で全米制覇してしまったという嘘のような実話がベースなので、まあ展開は判りやすいくらいにベッタベタの王道。同じ広瀬すず主演でも「ちはやふる」のような爽やかさよりコミカルな部分を前面に押>>続きを読む

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

2.0

娘と微妙な溝があり久々に会いに行っても拒絶された父親が(どう見ても父親そのものなのに)別人格の人間で出てきてちょっかいを...最終的な落としどころはだいたい見えるのだが、それにしても展開が突飛すぎて面>>続きを読む

激流(1994年製作の映画)

2.5

ぎくしゃくした夫婦が共に川下りを...というヒューマンドラマかと思ったが、ケヴィン・ベーコンが出てたのでタダでは終わらないだろうという予測が成り立ち、案の定その方向に(笑)。しかし、一番安心感があって>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

1.0

カンヌのパルムドール受賞作は70年代以降(観られるものは)一通り触れてきたが、正直今までで一番嫌悪感が沸いた作品と言っても過言ではない。美術館の責任者がある事を契機に転がり落ちていくがその軽すぎる空虚>>続きを読む

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.0

久々にずっしりと重たく、二度も三度も観たくはないものの「力作を観た」という手応えが十分に得られた一本。ほんの些細な言い争いがやがて民族を二分するような大きな感情対立のうねりへと発展していく過程、主張す>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.5

知り合いから激賞されて観に来たけど、これほどのポテンシャルを持っていながら大して上映もされずに埋もれていくのが甚だ勿体無く感じられる隠れた名作。アニメ的には驚く箇所は少ないが(むしろ人物の描き方はどこ>>続きを読む

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

5.0

2018/10/6再鑑賞
個人的な映画の師のひとりであるワイダ没後の初の鑑賞は「午前十時の映画祭」で念願のスクリーンにて。たった一晩を境にして激しく揺れ動くマチェクの運命のベクトルを描く過程に過度な演
>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.5

古い絵巻を見るような静かさで物語が進み、決して派手さも劇的さもないのにやけに強烈に記憶に焼き付いてきた作品。50年の時を隔てた音が聞こえないという同じ境遇に陥った少女と少年の冒険が交互に交錯し、途中で>>続きを読む

パリ、恋人たちの影(2015年製作の映画)

3.0

たまたま手に取ったら、名前は知れどもまだ一度も観たことがなかったフィリップ・ガレルの作品だったのでそのまま鑑賞。邦題は洒落ているものの、描かれるのはよそ見をし続ける夫とその状況に耐えられなくなってくる>>続きを読む

ザ・ビーチ(1999年製作の映画)

2.5

タイにあるという理想の楽園に飛び込んだ若者の話。正直ヒッピーの文化はひとつも興味ないし楽園なんぞそんな簡単に見つかるわけないと思っているが(笑)それでもこうしてひかれて行ってしまうもんなのかなあ...>>続きを読む

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.0

最近堰を切ったように様々な角度から映画化がなされているナチス残党アドルフ・アイヒマンの逮捕劇を巡るストーリーがもうひとつ。有力者にナチ残党が多く残る中で孤独にアイヒマンの逮捕(それ自体というよりもドイ>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

1.5

間違えて先に観た3作目⇒1作目と来てこちらへ。2作を鑑賞し終わってもまだミニオンというキャラの良さが判らず、グルー含めて絵柄が可愛いと一切思えてない時点で観る資格はないのかもしれないが...(笑)。よ>>続きを読む

あさがくるまえに(2016年製作の映画)

3.5

息子が突然の事故で脳死の判定を受け生命維持を続けるかどうかを迫られる両親・心臓移植を心待ちにする女性・その橋渡しとなる臓器提供コーディネーターという三者の、とても1日の出来事とは思えない濃密な時間と感>>続きを読む

I AM YOUR FATHER アイ・アム・ユア・ファーザー(2015年製作の映画)

2.5

あのダース・ベイダーのスーツアクターを務めたものの、エピソード6で面割れする土壇場になってその役から除外されたデヴィッド・プラウズのドキュメンタリー。ルーカス側に一切協力が得られなかったという事で(ま>>続きを読む

クリエイター(1985年製作の映画)

2.0

亡くした妻を忘れられず何とか科学技術で復活させようと狂気に走るマッドサイエンティスト...という流れのまま行ってくれればよかったのだが、途中から彼の現実世界での恋物語そして弟子の恋愛を絡めてヒューマン>>続きを読む

愛すべき女・女(め・め)たち(1967年製作の映画)

2.5

原題の「人類最古の職業」の通り、多くの有名監督が様々な時代を舞台に娼婦を中心として描いたオムニバス。といっても名監督が集まっているだけあって描かれるのはどちらかというと精神的なエロティックさであり、男>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

2018/9/25再鑑賞
だいぶ前に観ていたが、たまたま放映されていたのでもう一度観たくなり。かなり過激なセックスシーンが注目を浴びがちだが主体はその部分ではなく、女と女の極めて純粋で浮足立たない実直
>>続きを読む

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

3.5

さすがヌーヴェルヴァーグの旗手のひとりアニエス・ヴァルダ、90歳を目前にした自らの墓標となるべき一作にまるで走馬灯のようなこんな実験的な作品を持ってくるとは!ゴダールをはじめとした巨匠(あの対応は本当>>続きを読む

ある天文学者の恋文(2015年製作の映画)

4.0

自分的にはこの上なく心に染み入ったのだが、どのサイトでも評価が低い...(泣)。死んだ人物からのメールや手紙が届き続けるという設定自体は既視感があるものの、そのミステリアスなからくりを辿る過程が興味を>>続きを読む

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2015年製作の映画)

3.5

NYに一緒に住む40代と20代の夫婦の微妙な関係を会話主体で描くという、一見するとウディ・アレン作品にも見えるドラマ(調べたら「フランシス・ハ」の監督さんで納得)。自分の流儀にこだわりつつ若い者を信じ>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.0

ジャウム・コレット=セラ監督×リーアム兄さん主演のこの手のサスペンスって多すぎてだんだん区別がつかなくなってきた。限られた空間・迫りくる時間・巻き込まれ型犯罪といったいつも通りの要素で初見なのにもう何>>続きを読む

デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

4.5

2018/9/16再鑑賞
舞台となったハバロフスクやロシア沿海州を現在旅行中で、原作者アルセーニエフゆかりの場所を訪れるにあたりより理解を深める意味合いで再鑑賞。原作もあわせて読んだ事で、デルスという
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

2018/10/7再鑑賞
先月観に行ったばかりだけど今度は未見の妻を連れて。前回であらかたのからくりは判っていたので、もう冒頭のワンカットドラマの時点で笑いを堪えるのに必死だった(笑)。巧みにネタバレ
>>続きを読む

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

4.0

ウォン・カーウァイ作品にも通ずるようなどこを切ってもスタイリッシュで画になりすぎる返還前の香港+ワルを標榜してはいるが随所で素直で優しい素顔を見せ、でも自分ではどうにもできず小さな幸せが逃げていく青年>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

2.5

何本も観続けて「グランド・ブダペスト・ホテル」でようやく良いと思えたウェス・アンダーソンが今回どちらに振れるかと思ったが、果たしてあまり自分の好みではない方向性だった...ストップモーションであっても>>続きを読む

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

2.5

アレハンドロ・ホドロフスキーという人の作品を観るのはこれが初めてだったが、観ているうちにフェリーニの映画(の中でも理解できていないほう)がいくつか思い出され、場違いな所に足を踏み入れてしまった感もある>>続きを読む

嵐が丘(1992年製作の映画)

2.5

2018/9/11再鑑賞
ローレンス・オリヴィエ版に引き続いて、原作を読んだうえでの再鑑賞。あちらの方では省かれていた「次の世代に引き続いた復讐」までが完全に描写され、すっかりあの分厚い本がこの一作に
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