ふろいとさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ふろいと

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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

圧巻の一言。

トニー・モンタナ演じるアル・パチーノは、さながらキューバ難民らしい片言のファッキン・イングリッシュを連発し、最後の大量のコカインの山に顔をつっこみマシンガンやグレネードを乱発する狂犬ぶ
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黒いジャガー(1971年製作の映画)

3.1

シャフトがめちゃくちゃカッコいいにつきる。
とくに冒頭で、ニューヨークを歩く主人公・シャフトを写し続けるタイトルバックに流れるのがアカデミー歌曲賞も受賞して大ヒットした「黒いジャガーのテーマ」。
黒人
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バーバレラ(1967年製作の映画)

3.5


以下2点で高評価が決まった。

まず最初に、冒頭の無重力ストリップのシーンである。始まっていきなり主人公ジェーンが視聴者の漢たちに、もっとみたいでんでしょ?ほらぁ足よ、次は腕よと言わんばかりに宇宙服
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ケンタッキー・フライド・ムービー(1977年製作の映画)

3.1


予告編の「カトリック女子高生の災難」は最初観た時、エロバカ映画かなと思っていたんだけど、もう一度見返せばかなり凝っていたりもする。
例えば、「カトリック女子高生の災難」の出演女優のリンダ・チェンバー
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スパイナル・タップ(1984年製作の映画)

3.1

完全なるフィクションをあたかも実録のように描く「モキュメンタリー」をちゃんと観たのははじめて。

映像全てが嘘にもかかわらずまるで本当のロックバンドのドキュメンタリーのような映画で、無駄にライブのセッ
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.1


あんまり笑えなかったというかちょっと悲しかった。
あえて言うならベリアルに心を打たれてしまう。
主人公ドゥエインとベリアルは総合性双生児であり、厳格な父親により手術を受けて二人は分断。ベリアルは中途
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ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)

3.4


めちゃくちゃツボ。
パッケージ観た時あれこれ詰めこんで大丈夫かと不安になったが
カーペンターマジックにより、思いのほか蛇足なく淡々とストーリーが展開されているかのような錯覚を起こしてしまい完璧じゃん
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.1


イレイザーヘッド観た時からコイツは変態だと思っていたため
オープニング間もなく、郊外の緑鮮やかな芝生で水撒きをしている初老がいて〜…となんかリンチっぽくないなぁと思っていたらとんでもない
そんな水撒
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.5


とにかくベッドのスプリングがギコギコときしむ音がすごい頭に残っている。
個々のキャラクターも個性的で、主人公の元芸人を演じたドミニク・ピノンの役柄はこの人しかおらんなと思うぐらい良い演技。
しかし、
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ロケッティア(1991年製作の映画)

3.2

この主人公ほんとにドジなんだけど、そこがヒーローっぽくないヒーローで良い。
キャプテンアメリカ観た後で、この作品観たのでどうにか比較してしまうところあるけど、
ハワードに関する設定が非常にうまいなと思
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プリシラ(1994年製作の映画)

2.9

なんていうか、ちょっと元気の出る映画だった。
基本的になにか大きな事は起きないんだけれど、
まず砂漠にたたずむ超ド派手な格好のドラァグクイーンという絵面のインパクト。
これだけでももういいんじゃないか
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.2

ちょっとウルっとしそうなるシーンがあった。
刑事633号の部屋に勝手に入り込んだフェイが、クランベリーズの名曲『ドリームス』に乗って彼の部屋に自分の存在をちりばめていく場面が目頭が熱くなる。
その後、
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.7

超管理社会を圧巻のビジュアルで魅せるブラックSF!

人間性を抑圧する社会システムを痛烈に批判する批判をこめた全編。
どこかの未来世界なのに、服装がどこか50年代風だったり、役所の公用車が古めかしい三
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赤ちゃん泥棒(1987年製作の映画)

3.3


婦警とニコラスケイジが赤ちゃんを盗むまでの過程が全然違和感なくてコーエンやるなぁて思った。
本当は色々おかしいんだけど、コメディ要素が大分強いんで気づいたら終わってるていう。

最後のハッピーエンド
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アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

3.6

映像と音楽が全く合ってなくて笑った。
いやある意味では合ってるか。あれ無音だとゾッとするもんなぁ
女の胸を揉んでいる男がケツを妄想するシーンは、全編通してみると余計に印象に残った。
にしてもケツを揉む
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.8

あまりに様々な部活動を掛け持ちしすぎたゆえ学業の方が落第寸前な主人公マックス。
このマックスはとにかく熱い男だ。
思春期の"グダグダでエロくてバカなのが男子"というレッテルを正拳突きで真っ二つに裂ける
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ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.0


ビートルジュースに親しみを感じてほんとに悪役?なんかいい奴にもみえる…が片隅にあってレビューを観て解決。
字幕・吹き替えともに関西弁がふんだん使われているのだ。
字幕の方しか観てないけど、たしかに関
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ハートブルー(1991年製作の映画)

3.0

下手をすればFBIに怒られる映画。
なにせキアヌ演じるFBI捜査官ユタが、強盗犯だった人物が実はサーフィン仲間の連中で、
もう目の前まで追い詰めて、銃弾を外しようがないほどの距離でベリーベリースウィー
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.3


正直言うと序盤あたりはかなり退屈だった。
3日かけて鑑賞するぐらいしんどかった。
なんで退屈でしんどかったのかと言えば、映像は地平線のようにどこもかしくも似たような風景ていうか砂漠地帯で、
登場人物
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.6


今考えれば深い作品。
他者の感情が分からない以外は普通の人間と同じなレプリカント。
レプリカントであるロイの仲間に襲われた主人公デッカードはレイチェルという女性に救われる。
しかし彼女もまたレプリカ
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.2

最初観たとき、口がポカーンとした。
もうこれ最終回なんじゃないの?という勢いで冒頭から、
V8インターセプターとバイクとのカーチェイスがおっぱじまる。
作り手たちのやる気がむさ苦しいほど伝わったのでわ
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.8


夢とは何ぞやと深く考えさせてくれた人生の一本。
これのおかげで、なんやかんやあって自分は今フロイトに傾倒している。
ユングもいいけど、やっぱりフロイトは芯があって良い!
もはや「パプリカ」関係なくな
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.6



やっぱり衝撃的だったのは、クラシック音楽の使い方。
ベートーベンの「第9」が暴力シーンを彩ったり、
「ウィリアム・テル序曲」に合わせて3Pを早回しで見せたりと、映像と音楽のマッチングが絶妙な按配。
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

3.4

「史上最低のお下劣人間」の称号を持つドラァグ・クイーンことディヴァイン。
悪行がもとで、世を忍び、ちょっと頭のタガが外れたヒッピーの息子クラッカーと卵ばっかり食っている母親イーディらとともにトレーラー
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エル・トポ(1970年製作の映画)

3.4

構成が面白い!
そういうレビューはいっぱいあるからあんまり書かないけど。
あえて書くと、禅の精神的なものはすごく感じた。
というのもホドロフスキーは60年代、メキシコへ渡っていた日本人の臨済宗の僧侶、
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ガンモ(1997年製作の映画)

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猫を殺しまくるシーンていうのがどうしてもキツい。
正直あまりこの映画覚えてなくて半分寝ていた

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

ある港町で自閉症の妹真理子と暮らしている兄の良夫。
序盤から真理子は外を飛び出し、知らないおっさんに犯されて金銭を入れられる。
一方、良夫は足を悪いことを理由に仕事をクビにされてしまう。
妹真理子はお
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ショーガール(1995年製作の映画)

3.2

とにかく登場人物全員本能に忠実というか。
舞台はラスベガスで、主人公ノエミは憧れのトップダンサー、クリスタルの楽屋を訪ねるが、思いがけぬ嘲弄を受けて悔しい思いを味わい、周りの奴らもそんなロクでもないよ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.9

こわい!とにかくこわい!
チェーンソー持たせて一番こわいのはこいつかもしれないと思わせるほどの映画。
こんなふるい作品なのに怖いと思わせるて
相当すごいと思う。
ていうかレザーフェイスしかりあの家族が
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.1


とにかく血がドバドバ出まくって逆に笑える。
もう劇中で噴き出す血の量がハンパじゃない。血だけでなく、なんだかわからない体液までブーブー撒き散らし、画面をグチャドロの汁地獄に変えてしまう。

単体とし
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.0

1時間半をとてつもなくむだに過ごしたいという方にオススメのゴミ映画。

鑑賞のオススメは片手に酒をもって、冷やしトマト、なければ酒にあうつまみを用意してもOK!
全く真剣に観る必要はなく、むしろ真剣に
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.0


素晴らしい映画。
なんで素晴らしいかってこの映画観た後、あまりの踊りたさに自分はクラブに足を運んだからだ。
夜9時から朝5時まで踊り狂ったが、やっぱりなんか違う。
フルターやジャネット、ブラット、ロ
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

3.2

日本では2006年、当時流行していた「電車男」にあやかった「バス男」という邦題でDVD発売。あまりにひどい邦題として一部で話題に。13年にリニューアル版のソフトが発売されるにあたり、「ナポレオン・ダイ>>続きを読む

ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

3.2

ある高校の冴えない女の子と超イケメンの男子の青春恋愛学園物語として観たら爆発する。(ほんとうに爆発します)

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.1


感想どうこうよりも、背景が面白かったので、ちょっと書きたい。
この「ファイトクラブ」だけど、徹底的に資本主義死ね!ていう映画。
チャック・パラニュークの小説から映画になっている。
でこのパラニューク
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