milkさんの映画レビュー・感想・評価

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ポンヌフの恋人 4Kレストア版(1991年製作の映画)

4.6

1作目のボーイミーツガールと似ている部分もある。カラックスを投影したような恋に不器用だけど衝動的で破壊的な姿は心打たれた。
有名なセーヌ川の花火や水上スキーの場面もすごい。理由なんかいらないって感じ

ファンタスティック4:ファースト・ステップ(2025年製作の映画)

4.0

そういえばみました。

レトロフューチャーな世界感、水色の色調がすごい良かった。

アニメのオープニングもペドロ・パスカルのダンディーさも良かったけど、そんなこと求めちゃダメなんだけど全体的に王道展開
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鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

4.3

オープニングからかっこいい。

鶴見辰吾の金髪と白革ジャン?かっこいいし、全体を通してファッションやら髪型やら全キャラクター魅力的。漫画原作なだけありアニメ感もある。

岸部一徳と鶴見辰吾と大好きな寺
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.5

それぞれの正義の暴力。

正直奥崎の偏った視点から世界を見てる感じとか、自分の正義を正当化させてる感はずっとあるし共感とか理解とかはできない。

でもこのドキュメンタリーを世に放ち、自身の正義を私たち
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カジノ(1995年製作の映画)

4.5

これ実話ベースなのすごいよね。

カットが変わる度にタバコを吸うデニーロはかっこいい。

映画のラストシーンでもあり、自身の人生のクライマックスから始まる。人との出会い、カジノの世界、様々な関わりをデ
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イントロダクション(2020年製作の映画)

4.0

意外と時系列バラバラ系。

決して何も起こらない恋人、仕事、夢の話なんだけど個人的には惹き込まれる。

ズームイン、ズームアウトが印象的

最後のカットは怖いかも。。

おじさんの怒り方もね。

タバ
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ジェイ・ケリー(2025年製作の映画)

4.5

最初の言葉の引用。これが本作の主人公ジェイ・ケリーに通ずる。

パリとかイタリアとか列車からの景色、列車の走る場面のショット。結構映像が美しい。

ジョージ・クルーニーの自伝でもいいのではという作品。
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

4.0

聖書だのなんだの色々理解してないとだけどレビューにある通りとにかく色彩、構図、が芸術的。キリストの安売りとかたくさんの皮肉に溢れてるけど最初の20分は観るの辛いとかよりも笑いが自然と溢れた。

最後の
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.1

ホアキン・フェニックスの陰鬱としてなにか抱えてる役の上手さ。あの痩せ方。すごい。

正直物語の本質は理解できた気はしない。ある宗教の教祖?との出会い、正直やってること、言ってること意味わからんけどじわ
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KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

5.0

この役所広司はペルー育ち。見事にそうとしか見えない。

原田眞人監督のオリジナル作品だけど、冒頭から役所広司ということもありどことなく感じる黒沢清節。

当時の日本の重苦しい雰囲気。宗教とか移民とか。
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その名にちなんで(2006年製作の映画)

3.9

インド映画。今までみたインド映画とは違って移民であり、文化の差などに悩む家族を描いた作品。

お父さんが息子に引き継がれるシーンとか印象に残る場面は多々ある。ただ、お兄ちゃんに比べて妹は放任されててな
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下町の太陽(1963年製作の映画)

4.3

生き方の映画。

下町にも太陽は照らすしルルルと流れ星も音がする。

山田洋次の原点みたいな作品。

皆の嘘が印象的。自分を守るための嘘。相手のための嘘。


この高度経済成長の時代にあの真っ直ぐな強
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下女(1960年製作の映画)

4.5

滑稽でだらしない家父長制の描き方。

ポン・ジュノのパラサイトの元だけど、それはほんとに感じられる。カメラの動き、奥行きを感じさせるのも良かった。

観客に投げかけてきたラスト。劇場では笑いが起きる。
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あゝ野麦峠(1979年製作の映画)

3.7

色々詰め込んでる感は否めない。けれども辛い。労災だよねーーー

絞殺魔(1968年製作の映画)

5.0

これはすごい。黒沢清が影響受けたのも納得の作品。

画面の分割、独特な画面構成も不穏な画面も全部いい。

無機質な取調室も服装も、全部良かった。

狂気と常人のI枚さ。日常の中に潜むちょっとした心の闇
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君の顔では泣けない(2025年製作の映画)

4.0

喫茶店での2人の絡み。年代ごとの対比のさせ方。

ファンタジーにするのではなく、とことんリアルに現実を見せる。途中からはほんとに入れ替わっているようにしか見えない。

コーラ飲みたくなりました。

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愛、アムール(2012年製作の映画)

5.0

辛い。辛いけど目を背けちゃだめ。

とにかく登場人物全員がリアルでお互いがお互いを思うがゆえのすれ違いとか、それらを表情で伝える役者陣の演技にとにかく圧倒された。

個人的な話ではあるけど、数年の間に
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TOKYOタクシー(2025年製作の映画)

4.4

蒼井優と倍賞さんはほんとに心揺さぶる演技をされる。

個人タクシーの運転手がこんなにイケメンなはずがないとか、最後のお金のくだりの細かい部分とか色々ツッコミを入れる箇所はある気はするけどそんなこと関係
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枯れ葉(2025年製作の映画)

4.5

古い携帯電話で撮っているからすごい画質は荒い。

トークショーでも言っていたように物語としてはほんとに単純で10~15分くらいで収まるような内容。でもあえて声だけの出演の娘の友人といい、荒い画面といい
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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

4.5

レオス・カラックスの初長編作品。

まさにヌーヴェルヴァーグの再来って書いてあったけどそんな感じ。

黒飛びカットは意図的なのかそうじゃないのか。意味は感じとれなかった!

でもとにかく橋の上でのダン
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

眼球の映画。見るものと見られるもの。この二項対立がちゃんとしてる。

ほとんどセリフはないけど、宇宙空間の空虚さが伝わる。ずっとする鼻息は怖い。

モノリスが一体何なのか、宇宙人はなんなのか、説明は徹
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愚か者の身分(2025年製作の映画)

4.0

最初は評価がいい理由分からなかったけ徐々に物語に入り込んだ。

3人をそれぞれ重点的に描くからこそ、ラストに近づくにつれて感情が色々動く。

綾野剛のパートから物語の確信に近づくけど、車で逃げる場面か
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.1

いかにも岩井俊二って感じ。

でもこの質感で女優を描けてるのはすごい唯一無二な感じする。

蒼井優のお父さんに対する気持ち、お父さんに重ねた行動。全部が切なさを持ってて夢の映像化のよう。

雨の使い方
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タンポポ(1985年製作の映画)

3.9

テーマは欲。所々で挟まる役所広司の濡れ場。他にも食事がテーマの色々な物語。

主軸であるラーメン店再構築の物語に直接的な関係は無いけど、なんだかすごい情報量で圧倒される。

とにかく古今東西色んな食事
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藤本タツキ 17-26 Part-2(2025年製作の映画)

4.5

全部漫画で読んでたけど、やはり命が吹き込まれると印象は変わる。

ルックバックとチェンソーマンの原型もある。

女の子の描き方、兄弟関係の描き方はベタだけど心揺さぶるの得意だと思う。

すごーい変態チ
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藤本タツキ 17-26 Part-1(2025年製作の映画)

4.5

曲者話が多いけど全部好き。タイトルがなんか全部いいよね。

庭には二羽ニワトリがいた。これめちゃ好き。

四季~ユートピアノ(1979年製作の映画)

4.1

夢の島少女よりは好き。

ドキュメンタリーみたいだよね。

色んな人との出会いと別れ。

クラシック音楽の使い方。即興劇だからこそのリアルさと、同じものは撮れない感がいい。
インド人、オペラ歌う夫婦、
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

4.2

出だしから誰の作品か分からずに見続けてたけど相米慎二監督っぽいなーって思ってたらほんとにそうだった。

やっぱり長回しがすごい。でも台風クラブみたいなカオスみのある心情描写ってよりは、ファンタジーに落
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.5

ちょっと寒くなってきたこの時期に夏を感じようと。

久しぶりに、ほとんど覚えてないかなくらいで見たけどやはり好き。

久石譲の音楽は言わずもがな。

日本の夏の表現。おじさんが子供のために優しい嘘と小
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爆弾(2025年製作の映画)

4.1

所々のセリフにハッとさせられる。

色々ん?と思う所はありつつもこの緊迫感が2時間続く感じは久しぶりでした。キャラクターでもそうだったけど、生々しいリアルな描写は抜群に表現されている。

佐藤二朗のシ
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秒速5センチメートル(2025年製作の映画)

4.0

思い出は日常になる。

アニメのあの音楽、山崎まさよしの曲。流れた時は鳥肌が。

森七菜のあの感じの解像度、高いです。

北斗くん。繊細な表情が凄いです。

映像は言わずもがな

ファイナル・デッドブラッド(2025年製作の映画)

4.0

これでいい。
金属こわいーーシリーズ最後なの??( ; ; )それは悲しい

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

強調される環境音。喋っている人に焦点の合わないカメラ。ケイコには聞こえないものを観客は聞く。
街の喧騒とか信号とか、景色の切り取りを見ながら何かを汲み取ろうとするのはケイコと観客が重なる気がする。
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