momokaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1

初めてのウェス・アンダーソン監督作品📽
徹底的な程に左右対称なシーンが多く、色彩もカラフルで美しいお洒落な映画だった。自らも全盛期のグランド・ブダペスト・ホテルに宿泊してみたくなる。

ユーモアでコメ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

昨年公開された『Joker』が話題になった際に、似ているような作品を紹介するというサイトで名前が挙がっていた本作。確かにこちらを鑑賞してから『Joker』を観ていたら近いものを感じていたに違いない。>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.8

あまりSFは観ないタイプの自分でも本作はとても面白かった。90年代にこれだけのクオリティの作品が作られていたのかと思うと凄い。全く色褪せていないので、今観ても充分に楽しめる。

遺伝子で全てが決定され
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

緊急通報指令室という枠組みの中でここまでのストーリーを作り上げることができるのは単純にすごいなと思った。声と音のみで鑑賞者に全ての想像を委ねるというのは新しい試みな気がする。
ラストも思ってもみなかっ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.4

初めてのタイ映画🇹🇭
単なる青春物語でないところが、面白い!!
カンニングがもはやビジネスのように行なわれていく巧みさを緊張感溢れるタッチで描いていた。終始ハラハラドキドキして惹き込まれる。

富に恵
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.7

両親がFBIによる指名手配犯だったら…。
ダニーは物心ついた時にはもう嘘だらけの生活を送らなければならなかったのかと思うと、想像もつかないくらいのつらさを感じる。

自分たちのせいで子供たちを不自由に
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.0

「子供への愛情と知能は全く関係ない」
まさにこの言葉が本作の最たるものであった。

知的障害を抱えていようと、サムの深い愛情はとても尊いもので素晴らしいと感じた。自分の父親がどうしようもない人で愛情を
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デッドマン・ウォーキング(1995年製作の映画)

3.7

尼僧のヘレンと死刑囚のマシューとの関わり合いが主な物語の軸となっている本作。加害者側と被害者側の心情がしっかりと描かれており、死刑制度についても改めて考えさせられた。

加害者側と被害者側の狭間でヘレ
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.0

チェスというと自分の中で勝手に優雅なゲームというイメージがあった。しかしながら、「一生をかけるものにとっては学問だ」という本作中の言葉がまさにチェスの真髄を捉えてると、作品を観終わり感慨に浸った。>>続きを読む

情婦(1957年製作の映画)

4.8

フォロワーさんのレビューを見て、鑑賞を決めたこの作品。予想以上にとっても面白かった。さすが、アガサ・クリスティ原作✍🏻
しかしながら、原作が良くても実写化で大失敗する作品も多々あるので、これはとても良
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.2

エリックとデクスターの強い絆で結ばれた友情が本当に美しい。お互いを想い合い、どんな時でも大切にする。友情のあるべき姿を見せてもらえた。

2人のやり取りにはホッコリしたり、笑ってしまったり、思わず涙し
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.3

まさに時勢を捉えている作品だと思った。
黒人だからという理由のみで死刑囚にされるなんて本当に不条理で胸糞悪い。

不利な状況の中でも、強い信念と希望を持ち、戦い続けるブライアンは死刑囚たちにとってどれ
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

5.0

第二次世界大戦下のドイツというと、どうしてもナチスによるホロコーストに注目しがちだ。しかしながら、本作はドイツ降伏後の戦争捕虜に焦点を当てており、今まで知らなかった現実を目の当たりにしてとても勉強にな>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.0

かなり重厚感があり、目が離せなくなる作品。一度観ただけでは、しっかりと物語を消化しきれていないような気がした。詳しい解説を読んでみたところ、キリスト教的な暗喩がかなり散りばめられているらしい。情けない>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.7

作品を観終わったあとも余韻に浸ってしまい、しばらく涙が止まらなかった。

社会の枠組みや制度からはじかれてしまう人々に上手く焦点を当てていたように思う。
役所の手続きって融通が利かなかったり、時間がか
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レインマン(1988年製作の映画)

4.3

最初は名目上の兄としてしかレイモンドを見ておらず、父親の遺産目的に兄を車に乗せて連れ去ったチャーリー。

しかしながら、2人の間に次第に兄弟としての絆が生まれていく。お風呂場で、レイモンドが決して弟の
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.6

今まで幾度となくタイトル名を耳にしてきた本作。怖かったらと思い観るのをためらってきたが、とても面白かった。作品に惹き込まれて、あっという間に時間が過ぎていった。

知性があり、芯の強い勇敢なクラリス。
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

4.6

陽性者である方も含めACT UPがエイズへの偏見に立ち向かう姿は素晴らしい。愛や生きることへの切望、迫り来る死への恐怖について143分という時間に丁寧に濃密に描かれていた。また、改めて性感性症やエイズ>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.8

独特で不思議な世界観。
オープニングの映像がキュートで可愛い。
また、アメリが仕掛ける優しいプレゼントには思わず笑みが溢れる。八百屋さん?の主人への結構なイタズラにはビックリさせられたけど、爽快ではあ
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

5.0

素晴らしい作品だった。大号泣。

炭鉱に生きることを選択せずに、自らの夢を追い続けることがどれだけ勇気ある行動だったか。そんな彼らの熱い想いが周りの人々にも伝染するように届いていく。

ロケット開発に
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.5

閉塞感が漂う寂れた田舎町。
そんな場所で自らが望むものを考える余裕もない程に、家族というしがらみに囚われながら生きる、ギルバート。

そのような生活を送る中で、ベッキーという女性に出会い、彼の心の中に
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.1

Part2も変わらず面白かった🗣

前作に比べて、コメディ寄りになったと感じるとともに、アダムス一家の奇妙さや面白さが更に加速していた。

新しく一家に加わった赤ちゃんは、身体が不気味な程真っ白で、何
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

4.0

子供向けの作品なのかと思っていたが、全然そんなことはなく、むしろ大人の方が楽しめるのではないかと感じた。

世界観がとても良く、面白かった◎
それぞれが本当に個性豊かで笑ってしまう。

特に、ナイフで
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

オープニングのアニメーションがとっても好き。
これからどんなストーリーが始まるのだろうかってワクワクさせてくれる。思ったよりも明るい作品ではなかったが、これが実話なのかと思うとびっくり。

生き延びる
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.3

コメディとは言われているが、下手なホラー映画よりもある意味恐ろしかった。

『トゥルーマン・ショー』を作り上げた監督やスタッフ、出演者、そして彼らから享受されるものに対して何の疑問も抱かずにいるテレビ
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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

5.0

祝 300本目🎊

大好きなサイモン・ペッグ主演 !!
とっても面白かった、大満足。
ダニーもナイスな相棒だし、終盤に向かって警察官の仲間たちとの結束を深めていく様子も良い。

思っていたよりも、サン
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.9

性別に関係なく様々な人にぜひ観てほしい映画だと感じた。

ラクシュミのように女性たちの健康をいちばんに願い、行動を起こせる人ってなかなかいないと思う。さらに、雇用の機会まで女性たちに与えた彼には本当に
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ターミナル(2004年製作の映画)

4.3

いくら元となる実話があったとは言えども、空港内という限られた場所の中で色とりどりの物語を作り出せることが素晴らしい。

ナボルスキーの真面目で真っ直ぐな優しさがあったからこそ、それがみんなにも伝わって
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.6

盲目の退役軍人と名門校の苦学生という組み合わせが珍しくて面白かった。

スレード中佐はチャーリーに救われ、チャーリーはスレード中佐に救われた。人生、どこで誰と出逢うか分からない。そして、その出逢いが思
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.9

穏やかで温かな愛を丁寧に描いた作品。
不器用ながらも献身的に妻を支えたエヴェレット、そんな彼を心から愛し信頼を寄せていたモリス。2人の心情が静かに流れるように表現されていた。

「命の輝きがひとつのフ
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エイリアン(1979年製作の映画)

3.5

有名な作品なので一度は挑戦してみようと思い鑑賞。

やはりSFやホラーが苦手な私にはあまり性にあわなかった。終始ハラハラドキドキしていて肩の力が入り過ぎていたためか、観終わった後にはどっと疲れが出た…
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

どうなるか分からない展開に釘付けになった。
かなり好みが分かれそうだが、個人的には結構面白かった。

最初は浮気をしていた旦那さんが圧倒的に悪いなと思っていたけれど、奥さんの考え方もあまりにも偏りがあ
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.3

優しさや温もりで心を包み込んでくれるような作品だった。なんかもう男女関係なく全世代の人に一度は観てほしい。

リンコさんの心の美しさがとても眩しかった。でも、彼女のように内面から優しさや美しさが滲み出
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フェイク(1997年製作の映画)

4.2

オープニングの映像が印象的でグッと心を掴まれた。マフィア関連の映画はあまり観たことがなかったけれど、本作はそんな自分でも充分楽しめた。

潜入捜査って本当に肉体的にも精神的にも過酷で心が壊れてしまいそ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

5.0

この作品に関しては何だか感想をダラダラと述べるのも野暮な気がする。うまく表現できないが、心の中でじっくり味わうべきというか…。個人的にとても好みな作品だった。

争いや人間の愚かさを痛烈に批判している
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チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

海外の猟奇殺人事件や連続殺人事件などを扱った特集番組はいろいろ観てきたが、本作のゴードン・ノースコット事件に関しては全く知らなかった。

中盤までは、警察や市長、医者などの権力者たちの言動が胸糞悪すぎ
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