mimuさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.8

国にも法にもひれ伏す事なく、家族を守るため愛を貫いた2人の姿はただただ美しかった。
主演二人の演技も本当に素晴らしくて、絶妙な距離感で見つめ合うラストシーンはたまらなく愛おしい気持ちになった。
シャノ
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人魚姫(2016年製作の映画)

3.5

わかりやすくコンパクトに喜怒哀楽がしっかり盛り込めれてて純粋に楽しめた。
グロい場面も映像美のおかげでさほど不快でなかった。急に歌い踊り出すとことか、インド映画を彷彿させたのは気のせいか否か。笑いのツ
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トッド・ソロンズの子犬物語(2015年製作の映画)

2.8

もうジャンルもなにも飛び越えてぶっ飛んでる。ブラックジョークとはなんぞやを知りたくて観たけど、やっぱりさっぱりむずかしい。。。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

現実なのか妄想なのか、観る側に上手に委ねる感じがすごく是枝監督っぽいな、と。
観終わった後も頭ん中で?マーク駆け回ってたけど、一緒に観た父と帰りの車内でああだこうだ言い合えたのがまた楽しかった。題名の
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.2

名作で傑作!何度観てもこんなにワクワクできる映画ってほんとにすごい。数少ない貴重な一本だと思う。

いやあ〜映画ってほんとにいいものですねえ〜
って言わずにはいられなかった。

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.0

こんなにも清々しいほどくだらなく愛おしいバカ映画は初めて観た。
紛れもない、この作品はポール・ダノとハリーポッターの金字塔だ!
音楽と物語がリンクして展開する感じも好みだった。映画館で観れて幸せ。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.9

非普遍家族、マイクロバス、ロードムービー、好きな要素てんこ盛り!
思想、宗教色強めのリトル・ミス・サンシャインとも言える。
正解のないテーマだから頭空っぽにして観て良いと思う。子供達の演技、音楽、映像
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太陽のめざめ(2015年製作の映画)

3.3

ダラダラ感否めないけど、良作だとは思う。結局子供は親を選べないから恨むこともできないんだよね。最初から最後まで最低だった母親はずっと腹立たしかったけど。子から親への無償の愛に涙。
なんだかすごく「Sh
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.4

お久しぶりのミシェル・ゴンドリー。
シナリオも展開も想定内だったけど、魅入ってしまったのは主役の2人があまりにもキラキラしてたから。ロマ人の件は少々強引な感じもしたけど、伝えたいって気持ちが伝わってき
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フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

3.3

DVDコーナー通る度パッケージと目が合うからもう借りたった!
さほど期待してなかったけど...あれ?けっこう好きな感じ。
欲望に翻弄される人間たちの無様さと対比する様に最期まで誰一人恨まなかった魚
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.5

オチは読めてしまった。
が、いわゆるアウシュビッツの悲惨な画や描写は一切無く、登場人物たちの''記憶''の描写だけで観る側に恐怖心や憎悪を連想させる演出は見事。
被害者と加害者の線引きが困難な時代を生
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.2

素材多過ぎてねらいや切り口は見失ったけど、なんやかんやまんまと2時間半のめり込んでしまったのは、韓国映画のすごいとこ。
タイミング良く、祈祷師 vs 祈祷師になった時点であれれ?って感じてたけど
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ローマ法王になる日まで(2015年製作の映画)

3.5

軽ーい気持ちで観たら、現ローマ法皇ってめっちゃスゴイ人なんや!就任したのも全然最近の話で、無知な自分を恥じました。。
軍事独裁政権下のアルゼンチン、決して暴力に屈する事なく、自身の半生を賭け弱く貧しい
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リチャードの秘密(2012年製作の映画)

2.8

期待し過ぎた。。前半は展開も読めちゃってただただ退屈。後半やっと物語の本質が見えてきて巻き返しつつも、そのまま何も起こらず静かに終わった。 これこそがこの物語の本質やメッセージなんだろうけど、残る物は>>続きを読む

ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.6

お久しぶりのアルモドバル。なんやこのはじまりの様な終わり方! 好きです。笑
最期まで娘が出てこなかったのも良い。女って一生女なんだねって再認識したのと、家政婦の存在感すごいしこわい。

PK(2014年製作の映画)

3.5

こんな重厚なテーマだったとはつゆ知らず。感情移入できるかは別として、無信仰に近い日本人にも理解りやすく、適度な角度でユーモアも交えてちゃんと核心に触れているストーリーは当にインド映画。
しかし、アーミ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

新しい戦争映画。なるほど、ノーランが戦争映画を撮るとこうなるのか!
休む事なく迫りまくる死への恐怖と緊張感を煽る音響と、哀しみを倍増させる映像美はさすがで終始手に汗にぎった...!

そっか、この脱出
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バトルシップ(2012年製作の映画)

2.9

エイリアンエゲツなあ〜
主役に若干のイラつきを終始感じつつもおじいちゃん軍団登場あたりから徐々に挽回。 なんやかんやラストに出てきた空軍が一番カッコ良いやーん!と、易しくツッコミ入れて終幕。

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

恥ずかしながら初小津安二郎作品。
あの独特な台詞の言い回し、好きだなあ〜。父娘の関係の繊細な部分を淡々と、でも深い部分もきちんと切り取っている。日本映画の素晴らしさを再認識した。
ラストシーンもグッと
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.0

ホームカミングへ向けての復習も兼ねて、と思ったけどきっともう全く別モノなんだろうな。笑 電気怪人はジャンゴの人だったのか。映像美は認めるけど、役者も監督もやっぱり初代シリーズが一番好き。新シリー>>続きを読む

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.0

母が生まれ育ったとある田舎のなんて事ない夏の日々。と、そこへ遊びに来た少年の夏休み。淡々と田舎の毎日が描かれていくのかと思いきや、予想外にドラマ起きまくり!けど、視点はあくまで子供。そのバランスが心地>>続きを読む

リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(2014年製作の映画)

3.5

冒頭2分から泣きっぱなし。小さい子供が奮闘するモノにいたって弱い。
アメリカ目線からしたら確かにそう、なんだろうけど、被爆国に生まれた者としては、やはり実に複雑で、解釈の仕様がない。
ただ間違いないの
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21グラム(2003年製作の映画)

3.0

この監督の作品、実は初めて。そうか「BABEL」の人ね!
特に残ったもの、刺さったものは無い。
何が正しいか正しくないかも解らない。
けど、始めは混乱気味だった時系列が繋がった時は少しだけ壮快感も。
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.9

うん、けっこう好きだ!
なんの接点もない男女が、必然か偶然か出逢い、絶妙に絡んでゆく様が秀逸。
特に宇宙飛行士とおばちゃんの場面はホロリきた。登場人物其々にいろんな背景と人生があるんだろうけど、敢えて
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アントマン(2015年製作の映画)

3.5

何と無くMARVEL が恋しくなって&そういえば観たことなかった!MARVEL シリーズの中ではだいぶコメディ色強めかな?トーマスの件とか予想通りだったけど笑っちゃった。3バカトリオもいい存在感。>>続きを読む

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.7

なんじゃこりゃーっ。SF、ファンタジー、サスペンス、ヒューマン、いろんなジャンルのあいがけ丼。
けど、ほどよい伏線と無駄がない展開で純粋に"物語”を楽しめて面白かった!
びっくりするぐらいオーロラ自体
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ジングル・オール・ザ・ウェイ(1996年製作の映画)

3.8

ドタバタハチャメチャハッピーエンド!
地上波でホームアローンは何千回と観たけど、こちらは放送されたりしてるんかな?最近まで全然知らなかった。

コメディ映画のど真ん中、エンターテイメントってこういう事
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オレンジカウンティ(2002年製作の映画)

3.9

やっと観れたー!んだけど、思ってた内容のと違った...笑 たぶん何かとごっちゃになっとるな。 それはさておき、ザッツ・青春映画なこの一本、展開にムダがなく一人一人のキャラも愛おしく何度も観たくなる良>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.9

完全に竹原ピストル目当てで観たのだけど、もっくん始め子役の2人や他の役者陣もみんな素晴らしかった。
ピストルさんはもう自然過ぎて、ライヴでお目にかかったピストルさんそのものってくらいのハマり役。あの存
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弁護人(2013年製作の映画)

4.0

社会派観るなら韓国映画!ってくらいこの手のジャンルは今んとこハズレなし。
ソン・ガンホの熱演にも心打たれた。
韓国史って知れば知るほど興味深い。
日本から最も近くて最も遠い国ってよく聞くけど、なんとな
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.0

音楽と映像と太賀の演技が素晴らしかった。ものすごく突き刺さったものは無いけど、ふとした時に思い出すんだろうなって場面はいっぱい。
太賀作品初だったけど、笑いも涙も誘う太賀の笑顔って最強だな。

母の残像(2015年製作の映画)

3.5

役者陣の演技に引き込まれた109分。
特に次男役の子のひたすら溢れる哀愁感に終始涙腺やられてしまった。正統派のジェシー アイゼンバーグも新鮮で良かったな。

結局、家族だって違う人間同士の集まり
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ピザ!(2014年製作の映画)

3.3

心で泣いて、笑顔で生きる幼い兄弟に感動。
インドの現在も続いてる貧富の差とかシビアな社会問題を取り上げてるんだけど、子供達の無垢な笑顔がそういうの全部とっぱらっちゃって、なんでもない場面で泣けちゃう。
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.2

初めて観たのはシドニーのちっちゃい映画館で、母国語だからって特等席で偉そうに鑑賞したのを思い出した。けど内容ほとんど忘れてた(笑)
ジブリワールドに光と影があるとしたら、影部門なのかなーやっぱり。しか
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.2

なんてあったかい映画なんだろう。
それも人肌くらいの、ちょうどいい、何とも言えないあったかさ。父娘の関係ってほんと難しんだよねー、っていう感覚を絶妙に繊細に上手に像にしてて。
泣いて笑って、あー映画っ
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

始めから最後まで不気味なジョエルが段々クセになって夢中になってた。
人間に怨みって根深いね。そしてダンナもだいぶ悪い人。